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交通規制

ドキュメント内 応急活動計画 (ページ 38-41)

第4章 緊急輸送計画

第5節 交通規制

災害時における交通の確保は、避難救出、負傷者の搬送、緊急物資の輸送等救援救護活動を円滑 に実施するためには極めて重要となることから、交通の確保に必要な交通情報の収集・伝達及び交 通規制その他の必要事項について定める。

第1項 道路交通規制(道路管理者・生活安全課)

1 交通規制の内容

災害発生直後における交通混乱を最小限に食い止め、被災者の安全な避難と緊急通行車両の 通行(緊急輸送路)を確保することを重点に、次の交通規制を実施する。

(1) 規制の実施区分

被災地域の人口集中地域を対象に、第一次規制、第二次規制の区分を設け、路線の規制を 行うとともに、必要に応じて地域指定して、規制を実施する。

第 一 次 規 制

災害発生直後における交通混乱を最小限に食い止めるため以下の措置を講じる。

(ア) 被災地域方向へ向かう車両の通行禁止等の交通規制を実施し、流入交通を抑制する。

(イ) 避難車両の通行路を確保し、被災地域からの流出交通の整理・誘導を実施する。

(ウ) 救出、救助、消火、医療救護活動等の緊急通行車両の通行を確保し、交通の整理・誘導を 実施する。

第 二 次 規 制

(ア) 緊急交通路を指定し、緊急通行車両の通行を確保する。

(イ) 一般車両の流入、通過交通の抑制を図る交通規制を実施する。

(ウ) 被災地域市民の生活道路の確保のための交通規制を実施する。

(2) 規制の実施種別

実施者 規制種別 規制理由等 規制対象 根拠法令

公 安 委 員 会 通行の禁止 又 は 制 限

県内又は隣接県、近接県に災害が発生し又は 発生しようとする場合において、災害応急対策 を的確かつ円滑に行うため必要があるとき

緊 急 通 行 車両以外の 車 両

災対法 第 76 条

第1項 県内の道路に、災害による道路の損壊等危険

な状態が発生した場合において、その危険を防 止し、その他交通の安全と円滑化を図るために 必要があるとき

歩 行 者 車 両 等

道路交通法 第4条 第1項

警 察 署 長 同 上

上記の場合において、他の警察署の所管区域 に及ばないもので、期間が1か月を超えないも のについて実施するとき

同 上

道路交通法 第5条 第1項

警 察 官 同 上

災害発生時等において交通の危険を防止する ため、緊急措置として、必要があると認めたと き

同 上

道路交通法 第6条 第4項

道 路 管 理 者 同 上 道路の破損、決壊その他の事由により、交通

が危険であると認めるとき 同 上

道路法 第 46 条

第1項

第4章 緊急輸送計画 382 (3) 道路管理者は、放置車両や立ち往生車両等が発生した場合には、緊急通行車両の通行を確

保するため緊急の必要があるときは、運転者等に対し車両の移動等の命令を行うものとする。

運転者がいない場合等においては、道路管理者は、自ら車両の移動等を行うものとする。

(災対法第 76 条の6)

(4) 国土交通大臣は、道路管理者である県及び市に対し、知事は、道路管理者である市に対し、

必要に応じて、ネットワークとして緊急通行車両の通行ルートを確保するために広域的な見 地から指示を行うものとする。(災対法第 76 条の 7)

2 被災現場措置 (1) 現場措置

災対法に基づいて、警察官、自衛官、消防吏員は、通行の禁止又は制限に係る区域又は区 間において、次の措置を行うことができる。

区 分 項 目 内 容 根拠条文

警 察 官

応 急 対 策 の 障 害 と な る 車 両 及 び 物 件 の 移 動 等 の 措 置 命 令

車両その他の物件が、緊急通行車両の通行の妨害と なることにより、災害応急対策に著しい支障が生じる おそれがあると認めるときは、その管理者等に対し、

道路外への移動等の必要な措置をとることを命じるこ とができる。

災対法 第 76 条の3

第1項 命 令 措 置 を と ら な

い と き 又 は 命 令 の 相 手 方 が 現 場 に い ない場合の措置

上記措置を命じられた者が措置をとらないとき又は 命令の相手方が現場にいないときは、自らその措置を 行うことができる。

災対法 第 76 条の3

第2項 移 動 措 置 に 係 る 車

両 そ の 他 の 物 件 の 破損行為

上記措置をとるため止むを得ない限度において、車 両その他の物件を破損することができる。

この場合通常生じるべき損失の補償を行うことにな る。

災対法 第 76 条の3

第2項

自 衛 官 消 防 吏 員

警 察 官 が そ の 現 場 に い な い 場 合 の 措 置

それぞれの緊急通行車両の通行を確保するため、上 記警察官の権限を行使することができる。

災対法 第 76 条の3 第3項、第4項

命 令 、 措 置 を 行 っ た 場 合 の 管 轄 警 察 署長への通知

ア 命令に係る通知

命令を実施した場所を管轄する警察署長に直接又 は管轄する県警察本部交通部交通規制課を経由して 行うものとする。

イ 措置に係る通知

措置をとった都度、措置を行った場所を管轄する 警察署長に直接又は管轄する県警察本部交通部交通 規制課を経由して行うものとする。

(ア) 措置を行った場合、措置に係る物件の占有者、

所有者又は管理者の住所又は氏名を知ることがで きないときは、その理由及び措置に係る物件の詳 細な状況を通知書に記載するものとする。

(イ) 破損行為を行った場合は、原則として、破損前 後の写真を撮影するとともに、損害見積りを添付 の上、通知の際送付するものとする。

災対法 第 76 条の3

第6項

383 第4章 緊急輸送計画 (2) 車両運転者の義務

項 目 内 容 根拠条文

移動措置の義務 通行禁止等が行われたときは、速やかに、車両を指定区域の道 路外に、また、指定道路の区域外に移動しなければならない。

災対法 第 76 条の2 第1項、第2項 移 動 困 難 な 場 合

の退避義務

移動困難な場合は、できる限り道路左側に添う等、緊急通行車 両 の 通 行 の 妨 害 と な ら な い よ う な 方 法 で 駐 車 し な け れ ば な ら な い。

災対法 第 76 条の2 第1項、第2項 移 動 等 の 命 令 に

対する受忍義務 警察官の移動又は駐車命令に従わなければならない。

災対法 第 76 条の2

第4項

第2項 海上交通規制

海上における災害の拡大防止及び船舶による被害の発生防止等を図るため、市は、海上保安 署と連絡を密にするとともに、情報の収集、航行規制等について必要な事項を定める。

第3項 緊急通行車両の対象

緊急通行車両により輸送する対象は、被災状況及び災害応急対策の進捗状況に応じておおむね 以下のとおりとするが、輸送活動に当たっては、①人命の安全②被害の拡大防止③災害応急対策 の円滑な実施に配慮して行う。

1 対象車両 (1) 第1段階

ア 救助・救急活動、医療活動の従事者、医薬品、透析用水等人命救助に要する人員、物資 イ 消防・水防活動等災害の拡大防止のための人員、物資

ウ 政府災害対策要員、地方公共団体災害対策要員、情報通信、電力、ガス、水道施設保安 要員等初動の応急対策に必要な要員・物資等

エ 後方医療機関へ搬送する負傷者等

オ 緊急輸送に必要な輸送施設、輸送拠点の応急復旧、交通規制等に必要な人員及び物資 カ 災害応急対策用車両

(2) 第2段階

ア 上記(1)の続行

イ 食料、水等生命の維持に必要な物資 ウ 傷病者及び被災者の被災地以外への輸送 エ 輸送施設の応急復旧等に必要な人員及び物資 オ 応急復旧対策用車両

(3) 第3段階

ア 上記(2)の続行

イ 災害復旧に必要な人員及び物資 ウ 生活必需品

2 緊急通行車両確認証明書等の交付

緊急通行車両確認証明書の発行は公安委員会(警察本部及び警察署)又は県(物品管理班)

において行い、緊急通行車両の標章及び証明書を交付する。

第4章 緊急輸送計画 384

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