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資産の変動要因別(運用リターン、資金流入)の推移(フロー)

ドキュメント内 EY (ページ 38-41)

4 家計金融資産の概観

4.2 資産の変動要因別(運用リターン、資金流入)の推移(フロー)

図表4.1.11  世帯主年齢別の金融資産(カナダ)

(資料)Statistics Canada, "Survey of Financial Security"

(注)取引項目の分類については文末【付録】を参照。

図表4.2.1  家計金融資産(累積指数)

(資料)FRB, "Financial Accounts of the United States"、ONS, "National Accounts, The Blue Book 2016"、OECD,

"National Accounts"、Statistics Canada, "National Economic Accounts, Financial and wealth"、日本銀行『資金 循環統計』

(注)運用リターン要因は家計金融資産(ストック)の変動からフロー要因を除いたものと定義した。2000年を1.0 と基準にそれぞれ累積した指数である。

図表4.2.2  家計金融資産の変化(前年差)

(資料)FRB, "Financial Accounts of the United States"、ONS, "National Accounts, The Blue Book 2016"、OECD,

"National Accounts"、Statistics Canada, "National Economic Accounts, Financial and wealth"、日本銀行『資金 循環統計』

(注)運用リターン要因は家計金融資産(ストック)の変動からフロー要因を除いたものと定義した。

-0.5 0 0.5 1 1.5 2 2.5

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

運用リターン要因 フロー要因 金融資産

-0.5 0 0.5 1 1.5 2 2.5

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

(2000年=1.0) <日本>

-0.5 0 0.5 1 1.5 2 2.5

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

(2000年=1.0) <米国>

-0.5 0 0.5 1 1.5 2 2.5

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

<カナダ>

(2000年=1.0)

-0.5 0 0.5 1 1.5 2 2.5

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

<イギリス>

(2000年=1.0)

-0.5 0 0.5 1 1.5 2 2.5

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

<ドイツ>

(2000年=1.0)

-0.5 0 0.5 1 1.5 2 2.5

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

<フランス>

(2000年=1.0)

-10 -5 0 5 10

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

運用リターン要因 フロー要因 前年差

-10 -5 0 5 10

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

(兆ドル) <米国>

-400 -200 0 200 400 600 800 1000

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

<イギリス>

(10億ポンド)

-400 -200 0 200 400

1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

<フランス>

(10億ユーロ)

-400 -300 -200 -1000 100 200 300 400

1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015

<ドイツ>

(10億ユーロ)

-200 -1000 100 200 300 400 500 600

1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015

<カナダ>

(10億ドル)

-150 -100 -50 0 50 100

1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015

(兆円) <日本>

  運用リターンに大きな影響を及ぼす株式相場や金利の状況をみると、株価の低迷や低金 利によって、日本国内では運用リターンの確保が難しい環境にあったことがわかる(図表

4.2.3)。また、ドイツでも、ITバブル崩壊後からリーマンショックにかけて株価の戻り

が弱かった上、リーマンショック後になると、ECB(欧州中央銀行)の金融緩和の中でド イツ金利は一段と低下したことで、運用リターンを上げにくい環境にあったといえる。

それに対して、米国やカナダでは株価が上昇トレンドを持っていたり、米国やカナダ、

イギリスでは金利が比較的高かったりしたことで、相対的に運用リターンを上げやすい環 境だった。

こうしたことを踏まえると、運用リターンの増加を通じて家計金融資産の蓄積を促す制 度を検討する上では、制度面から誘因をもたらすことはもちろんのこと、その制度の導入 時期の金融市場の環境を考慮することも重要だと考えられる。

図表4.2.3  金融市場(左:株式相場、右:10年債利回り)

(資料)日経Value Search

4.2.2 資金流入

日本の家計金融資産のストックが伸び悩んだ二つ目の理由として、株式や投資信託の積 み増しが十分に行われてこなかったことがあげられる。それに対して、イギリスやドイツ、

フランスなど欧州では、相対的にフローの積み増しが家計金融資産ストックの増加に貢献 している。

このように、海外では年金制度を入口にして投資への間口を広げてきた政策なども、金 融市場への資金流入を後押しして、結果として家計金融資産ストックを増加させてきたと 考えられる。

0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 4.5

1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015

日本 米国

イギリス ドイツ フランス カナダ

(1995年1月=1.0)

-2 0 2 4 6 8 10

1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015

日本 米国

イギリス ドイツ フランス カナダ

(%)

ドキュメント内 EY (ページ 38-41)