無 量 寿 経
』 解 釈 と 各 七 日 に お け る 相 違
次に
、『 逆修 説 法
』二
・ 四
・六 七 日 に説 か れ る『 観 経
』解 釈 を 明ら か に する た め に
、各 七 日 の説 示 を 比較 検 討 して い き たい
4
。7
『 逆 修 説法
』 に お け る
『 観 経
』 解 釈 は 二 七 日 に 最 も 詳 細 に説 か れて い る
。 二 七 日 の は じ め に、 震 旦 人 師釈 経
、 有 大 意
、 釈 名
、 入 文 解 釈 三 意
。 今 且 可 略 之。 但 取要 釈 之 者
、 今 此 観 無 量 寿 経 有二 意
。 初明 修 定 散二 善 而 往生
、 次 明称 名 号 而 往生
。
48
と あ り
、 経 典解 釈 と し て 大 意
・ 釈 名
・ 入 文 解 釈 の 三 意 が あ る もの の
、 こ こ で は こ れ を 省 略 す る と し た うえ で
、『 観 経
』 に は 二 つ の 意 が あ る とし
、 定 散 二 善 を 修 し て 往 生 す る こ と と、 名 号を 称 え て往 生 す るこ と を あげ て い る。 以 下
、『 観 経
』の 解 釈 が始 ま り
、定 散 二 善と 念 仏 行 に つ い て 説か れ る
。 二 七 日 に は 阿 弥 陀 仏 功 徳 讃 嘆 が な い が
、定 善 十 三 観 の 解 釈 を も っ て 仏 功徳 讃 嘆 の代 わ り とし て い ると み て とれ る
4
。9
こ れ に 対 して
、 四 七 日 と 六 七 日 に も
『 観 経
』 の 解 釈 が あ る もの の
、 そ の 内 容 は 二 七 日 に 比 べ る と 限 定的 で あ り
、 四 七 日 に は 三 福 に つ い て
、 六 七 日 に は念 仏 行 に つ い て 説 か れ る の み で あ る
。 した が っ て
、 本 節 で は 三 福 に 関 す る 二 七 日 と 四 七 日の 説 示
、 及 び 念 仏 に 関 す る 二 七日 と 六 七日 の 説 示を 比 較 検討 す る
。
第 一 項 三 福 につ い て
『観 経
』 にお い て 十六 観 法 が説 か れ る前 に
、
欲
レン
生
ン ト 二彼
ノ
国
ニ 一者
ハ
当
レ修
ス 二三 福
ヲ 一。 一 者ニ
孝
二養 父シ
母
ニ 一奉
二事
シ
師 長
ニ 一慈 心
ニ シ
不テ レ
殺
サ
修
ス 二十 善 業
ヲ 一。 二
ニ
者 受
二持
シ
三 帰
ヲ 一具
二足 衆シ
戒
ヲ 一不
レ犯
セ 二威 儀
ヲ 一。 三
ニ
者 発
シ 二菩 提 心
ヲ 一深 信ク シ 二因 果
ヲ 一読
二誦
シ
大乗
ヲ 一勧
二進
ス
行 者
一ヲ
。
5 0
と あり
、 阿 弥陀 仏 の 国土 に 往 生す る こ とを 願 う もの が 修 すべ き 善 行と し て 三福 が 説 かれ る
。 そ れは 世 福
・戒 福
・ 行福 に 整 理さ れ そ れぞ れ
、
123
世 福
=
①孝 養 父 母・
② 奉 事師 長
・
③慈 心 不 殺・
④ 修 十 善業 戒 福
=
⑤受 持 三 帰・
⑥ 具 足衆 戒
・
⑦不 犯 威 儀 行 福
=
⑧発 菩 提 心・
⑨ 深 信因 果
・
⑩読 誦 大 乗・
⑪ 勧 進 行者 と なり
、 合 わせ て 十 一項 目 で ある
。『 逆修 説 法
』二 七 日 と四 七 日 には こ の 十一 項 目 に関 す る 解 釈 が あ る が、 全 て 同 程 度 の 説 明 と は な っ て い な い
。 大 き な 特徴 と し て は 二 七 日 で は
⑩ 読 誦 大 乗 の 説 示分 量 が 多 く
、 四 七 日 で は
① 孝 養 父 母 の 説 示 分 量 が多 い
。 以 下
、 そ れ ぞ れ に つ い て詳 し く みて い き たい
。
① 孝 養父 母
【 二七 日
】 二七 日 で は、
一
ニ
孝ハ
養 父 母 者ト
、有
リ 二世 間 孝ノ
養
一、 有
リ 二出 世
ノ
孝養
一。 世間
ノ
孝 養ト
者
、俗 書 云ニ
。立
テ レ身
ヲ
行
レ道
、 揚
二名
ヲ
後 世
ニ 一、 以 顕
ハ 二父 母
ヲ 一孝 終ノ リ
也
ト
申
シ
、テ
於
レ世
ニ
有
二名 誉
一、 而 以
テ 下
好
キ
者 哉是
ハ
某 子カ ソ
被ト ル ヲ レ云
ハ 上、 為
二孝 養
ノ
極
一ト
也
。出 世孝 養
ト
者、 勧
二テ
父母
ヲ 一入
ル 二菩 提
ノ
道
一ニ
、是
レ
真 実 孝ノ
養 也
。5 1
と あ る
。 ま ず孝 養 に は 世 間 の 孝 養 と 出 世 の 孝 養 の 二 つ あ る こ とを 述 べ
、 世 間 の 孝 養 と は 地 位 を 確 立 し 父母 の 名 を 顕 揚 す る こ と で あ り
、 出 世 の 孝 養 と は 親を 勧 め て 悟 り を 求 め る 道 に 入 らせ る こ とで あ っ て、 こ れ こそ が 真 実の 孝 養 であ る と 説 かれ る
。 これ を ま とめ る と
、
A
. 二 種の 孝 養 B
. 世 間の 孝 養 の説 明 B
‐ 1. 地 位 を確 立 し 名を 顕 揚 する こ と
(立 身 行 道
)
C
. 出 世の 孝 養 の説 明
C
‐ 1. 父 母 を菩 提 の 道に 導 く こと
( 真 実の 孝 養
) と なる
。
【 四七 日
】 四七 日 で は、
孝 養 父 母 者ト
、 可
レシ
有ル 二世 間 出 世 二ノ
孝 養
一。 世 間ノ
孝
ト
養 者、 俗 家 所ノ レ言 孝 経 等 説ニ ル
是 也
。 身 体 髮膚
ハ
受
タ リ 二于 父 母ニ 一、 不
ル ヲ 二敢
テ
毀 傷
一孝
ノ
始 也
。( 中略
) 立
テ レ身
ヲ
行
トハ
道 者
、 随
二己
カ
家
一ニ
各学
ナ ヒ
、行
テ 下可
キ 二学
ヒ
習
一フ
之 道
ヲ 上、 揚
レ名
ヲ
開
レテ
徳ヲ
仕
ヘ 二身 朝ヲ
廷
ニ 一、 施
シテ 二
誉
ヲ
四 海ニ 一、 被レ テ レ云
ハ 二是
ハ
其ノ
人 之 子ソ ト 一、 顕
ハ ス ヲ 二父 母 名ヲ モ 一、 申
ス 二孝 養 終ノ ト ハ 一也
。孝 経
ニ ハ
挙
タ リ 二五 等
ノ
孝 養
ヲ 一。 則 天 子
、 諸 候 卿
、 大 夫
、 士
、 庶 人 也
。 有
リ 二水 荈 孝 養
一。 是
ハ
採
リ レ薪 結ヲ ヒ レ水
ヲ
、 捻
ミ レ菜
ヲ
拾ヒ テ レ菓
ヲ
、 朝暮
ニ
養
フ 二父 母
一ヲ
孝養 也
。 又 有
二リ
顏色
ノ
孝 養
一。 是
レ
守
二テ
父 母
ノ
顏
一ヲ
、 随テ 二其
ノ
趣
ニ 一何
事モ
不
ル レ違
ハ レ心 也ニ
。 孔 子 曰。 色 難
シ
。ト
是
レ
皆世 間
ノ
孝 養 也。
5 2
と あ り
、 や はり 孝 養 に 世 間 と 出 世 の 二 種 が あ る こ と が 述 べ ら れ、 続 い て 世 間 の 孝 養 の 説 明 と し て
、 父 母か ら 授 か っ た 身 体 を 傷 つ け な い こ と が 孝 の 始 ま りで あ り
、 立 身 出 世 し て 父 母
124
の 名 を 顕 揚 する こ と が 孝 の 終 わ り で あ る と す る
。ま た その 他 の 世 間 の 孝 養 と し て
、『 孝 経
』 に 説 か れ る五 等 の 孝 養
、 一 日 中 父 母 を 養 う 荈水 の 孝 養
、 父 母 の 表 情 を 見 極め て 父 母 に 随 う 顔 色の 孝 養 があ げ ら れる
。 次 に、 次
ニ
出 世ノ
孝 養
ト
者、 流 転 三界 中
、 恩 愛不 能 断
、 棄恩 入
二無 為
一、 真 実 報恩 者 申
、 不レ 継
カ 二父
道ノ ヲ モ 一、 不
レ随
二母
ノ
心
ニ モ 一、 不
レ運
二ハ
水 荈 之 志
ヲ モ 一、 不
ス シ テ レ守
ラ 二顏 色
ノ
之 趣
ヲ モ 一、 而 或
ハ
交
二リ
山 林
ニ モ 一、 或
ハ
住
シ 二テ
蘭 若
ニ モ 一、 修
二行
ス ル
仏 道ヲ 一者
、当
時ノ
思 者 似
レト モ 二不
レ知
レ恩
ヲ
忘
タ ルニ 上レ
徳
ヲ
、暫 棄ク 二有 漏
ノ
恩徳
ヲ 一、 終
ニ
求
二ル
無 為
ノ
報 謝ヲ 一也
。是
ヲ
申
二ス
真 実
ノ
孝 養ト ハ 一也
。 故
ニ
心 地観 経 云ニ ハ ク
。若 人シ
欲
ハ レヽ
報ン ハ 二父 母 恩ノ ヲ 一、
代テ 二於 父 母
一ニ
発ス 二誓 願
ヲ 一、 入
テ 二阿 蘭 若 菩 提場
ニ 一、 晝 夜ニ
常
ニ
修ヘ シ 二於 妙 道
一ヲ
。 云 々
。
53
と あ り
、 出 世の 孝 養 の 説 明 と し て
、 父 母 へ の 恩 愛 や 世 間 の 孝 養を 捨 て て 仏 道 修 行 す る こ と こ そ、 一 見 恩知 ら ず のよ う に みえ る が
、真 実 の 孝養 で あ る と説 く
。 その 後
、 又 出 世
ニモ
可
レ 二有
レ立 身
ヲ
行フ レ
道 義ヲ 一。 智 行 内 積ニ リ
、名 徳 外
ニ
顕テ
、被
ル レ云
ハ 二三 蔵 法師 禅 師 律 師
ナ ン ト 一、 即 其
ノ
意 也
。 或 被ハ レ レ
云
二羅 什 三 蔵 玄 弉 三 蔵
ト モ 一、 被
レ
云
二南 岳 大 師 天 台 大 師
ト モ 一、 即 是 也
。 又 出世
ノ
孝 養
ハ
、 必 可
レト
棄
ツ 二父 母
ヲ 一云 事
モ
不
ス レ
候
ハ
也。 即 律
ノ
中
ニ
有
二リ
生 縁 奉 事ノ 一法
。謂
ク
父 貧ノ カ ラン
者 置
キ 二寺 内ノ ニ 一養
レ
之
、ヲ
母
ノ
貧 者置
テ 二寺
ノ
外
一ニ
養
ト 云 ヘリ レ
之
。 云 々
。彼
モ
此 随モ テ 二人
ノ
意楽
ニ 一、
レ可 依
二時
ノ
宜
一ニ
也
。 梵 網経
ニ モ
説ケ リ 下孝
二順
ス ル
父ヲ
母 師
一僧 名
ト 上戒 矣
。5 4
と あ り
、 出 世の 孝 養 に も 世 間 の 孝 養 と 同 様 に
「 立 身 行 道
」 が ある と さ れ
、 ま た 必 ず し も 父 母 を 捨 て な けれ ば な ら な い と い う こ と で は な い と 補 足 さ れ る
。最 後 に
、 父 母 の 因 縁 に よ っ て 悟り を 得 た須 跋 陀 の物 語
5
が5
あ げ られ る
。 これ を 整 理す れ ば
、 A
. 二 種の 孝 養 B
. 世 間の 孝 養 の説 明
B
‐ 1. 父 母 から 授 か っ た身 体 を 傷つ け な いよ う に する こ と
B
‐ 2. 地 位 を確 立 し 名 を顕 揚 す るこ と
( 立身 行 道
)
B
‐ 3. そ の 他の 世 間 の孝 養 C
. 出 世の 孝 養 の説 明
C
‐ 1. 父 母 を退 け 悟 りを 求 め る道 に 入 るこ と
( 真 実の 孝 養
) C
‐ 2. 出 世 の孝 養 の 補足 C
‐2
‐ 1
.地 位 を 確立 し 名 を顕 揚 す るこ と
( 立身 行 道
) C
‐2
‐ 2
.必 ず し も父 母 を 退け る 必 要は な い こ と C
‐2
‐ 3
.須 跋 陀 の物 語 と まと め る こと が で きる
。 両 者 の 説 示を 比 較 す る と
、 ま ず 孝 養 に 世 間 と 出 世 の 二 種 の 孝養 が あ る こ と を 述 べ る A の 説 示 は 共 通 して い る
。 続 く 世 間 の 孝 養 の 説 明 で
、 二 七 日 で は
、立 身 行 道 が 孝 養 の 極 み で あ る と 述 べ る のみ で あ る が
、 四 七 日 で は 父 母 か ら 授 か っ た 身 体 を傷 つ け な い こ と が 孝 養 の 始 ま り で あ り
、立 身 行 道 が 孝 養 の 終 わ り で あ る と し
、 さ ら に 世 間の 孝 養 に つ い て も 説 か れ て い る
。 四 七 日は 二 七 日 よ り 詳 し い 説 示 と な っ て い る が
、 内 容 は矛 盾 す る も の で は な く
、 説
125
示 分量 の 少 ない 二 七 日の 補 足 であ る と みて と れ る。 一 方
、 出世 の 孝 養 の 説 明 に お い て
、 二 七 日 で は 父 母 に 菩 提の 道 を 勧 め る こ と を 真 実 の 孝 養 と し て い たの に 対 し
、 四 七 日 で は 世 間 か ら 離 れ て 父 母 を 退 け仏 道 修 行 す る こ と を 真 実 の 孝 養 で あ る と説 い て お り
、 相 違 が み ら れ る
。 た だ し
、 四 七 日 では そ の 後 に
、 出 世 の 孝 養 に も 立 身 行 道 があ る こ と を 述 べ
、 必 ず し も 親 を 捨 て る 必 要 は な いと 説 き
、 さ ら に 須 跋 陀 の 因 縁 譚 を 引 用 して
、 親 子 の 縁 に よ っ て 教 化 の 道 に 入 る こ と を 奨 励し て い る
。 こ れ は 明 ら か に 子 で あ る 遵 西の 勧 め に よ っ て 浄 土 門 に 帰 依 し た 外記 禅 門へ 向 け た 説 示 で あ る と み て と れ る
。 そ して
、 こ のC
‐ 2
‐3 の 内 容は 二 七 日と 共 通 して い る
。つ ま り
、『 観 経
』を 全 体 的に 説 い た 二 七 日 に おい て は 説 法 の 時 間 が 限 ら れ て お り
、 詳 し く 踏 み 込ん だ 内 容 が 説 け な い と 判 断 し た 法 然 は
、父 母 を 勧 め て 菩 提 の 道 に 入 る こ と
、 す な わ ち 外 記禅 門 を 逆 修 法 会 へ と 導 い た 遵 西の 行 い こそ が 出 世の 孝 養 であ っ て 真実 の 孝 養で あ る と、 こ の 場で 説 く べき 最 低 限の
「 孝 養 父 母
」 の 説明 を す る に 留 ま っ た
。 こ れ に 対 し て 三 福 を 中 心 的に 説 い た 四 七 日 で は
、 十 分 に 説 法 を 尽 くす こ と が で き た た め
、 二 七 日 の 説 示 を 補 足 し
、 自ら の 考 え る
「 孝 養 父 母
」 の 意 を丁 寧 に 説明 し て いる
。よ って
、出 世の 孝 養 の説 明 は 四七 日 を 真意 と み る べき で あ るが
、 二 七 日 の 内 容も 決 し て 矛 盾 す る も の で は な く 四 七 日 の 説 示 に 取り 込 ま れ る も の と 考 え ら れ る
。 こ の よう に
、「 孝 養 父 母
」 に 関 す る 二 七 日 と 四 七 日 の 説 示の 相 違は
、( 3
) 内 容 の 補 足 に よ る相 違 と みる こ と がで き る
。
② 奉 事師 長
【 二七 日
】 二七 日 で は、 次
ニ
奉 事師 長 者ト
、云
テ 二父 母 七ハ
生
、師 僧 累ハ
劫
ト 一、 而 師 恩ハ
勝
二ル
父母
ノ
恩
ニ 一モ
也。 然者 雪 山 童 子 之ノ
聞
シ 二半 偈
一ヲ
、投
レテ
身 而 報シ 二羅 刹
ノ
恩
一ヲ
、常 啼 菩薩
ノ
之求
シ 二般 若
ヲ 一割
レテ
身
ヲ 二供 養
シ
曇キ
無 竭 菩薩
ニ 一。
5 6
と あ り
、 父 母の 恩 が 七 生 続 く の に 対 し
、 師 の 恩 は 永 遠 に 続 く とす る
。 こ れ は
、 道 宣
『 浄 心 戒 観法
』 に
「 父 母 七生 師 僧 累 劫
。義 深 恩 重
」
5 7
と説 か れ る 部 分を 参 照 し て い ると 考 え ら れ る
。そ し て
、雪 山 童 子と 常 啼 菩薩 の 物 語を 引 用 して 師 恩 の 勝れ た る こと を 示 して い る
。
【 四七 日
】 四七 日 で は、
奉事 師 長 者
、 此
ニ
又有
二世 間 師ノ 一、 有
二出 世
ノ
師
一。 世 間 師 者ト
、 教
ヘ 二仁 義 礼 智 信 等
ヲ モ 一、 乃 至 随
二テ
道々
ニ 一、 記 伝
、明 経
、医 道
、陰 陽 道 等、 教
フ 二ル
此等
ヲ 一之 師 也
。於
レテ
之 孝ニ
順 給 仕
ス
事ル
、如
ス ル 二父 母
一ノ
也。
世リ 二有 三
一尊
。謂 父
、師
、君 也
。云
下ル
在ル 二人 中
ニ 一仕
ヘ レ之 如
ス ヘ シ ト 上レ一
ノ
、 是 也
。 出世
ノ
師
ト
者
、 教
フ ル 乙可
キ 下出
テ 二生 死
ヲ 一趣
中菩 提
上之 道
ヲ 甲師 也
。 或
ハ
訓
二ヘ
聖 道 之 得 道ヲ 一、 或
ハ
教
二ル
浄土 之 往 生
ヲ 一モ
也
。 各 随
テ レ宗 教
ヘ タラ ン 二天 台 真 言 三 論法 相 等
ヲ 一モ
師 也
。如
ク レ
是 教タ ル 二出 離 生死 成 仏 解脱 之 道
一ヲ
師 僧之 恩
、ハ
勝
タ リ 二父 母 恩ニ モ 一。 故 道ニ
宣 律 師 云
ヘ 二リ
父 母 七ハ
生
、 師 僧 累ハ
劫
、 愚 者 無ト 上レ知
コト
矣
。 有
リヤ 二沙 弥道 衍
ト 云
者
ノ 一、 奉
二事
シ テ
師 僧
ニ 一遂
タ ル 二往 生
一ヲ
人 也
。 仏 外ノ ハ
至
マ テ 二大 羅 漢
ニ 一、 受
タ 二ル
具 足 戒
ヲ 一僧
ヲ ハ
不
レル
使
ハ レ
之
ヲ