EUR_RANGE_OF_FIRSTANDLASTPAGES_ON_MULTIFORM_BY_RESETPAGENUMBER で定義します。
5.1 表の作成手順
表の大きさが変化する帳票(可変形式)か変化しない帳票(固定形式)かによって,表の作成手順が異な ります。
●可変形式の帳票
可変形式とは,帳票の罫線の数が表中のデータ量(レコード数)によって自動的に変更される帳票のこ とです。この場合は,繰り返しの対象となる
1
レコード分のデータに罫線を設定し,データとともに罫 線も繰り返し対象として定義します。●固定形式の帳票
固定形式とは,帳票の罫線の数が固定の帳票のことです。この場合は,帳票の罫線をすべてユーザが指 定し,データだけを繰り返し対象として定義します。
5.1.1 可変形式の帳票を定義する場合
可変形式の表を作成する方法を次に示します。
(1) データを貼り付ける
表の見出しになるデータは,フィールド名(マッピングデータウィンドウの
1
行目に表示されている見出 し)を貼り付けます。表のデータは,マッピングデータウィンドウの
1
レコード目のデータを貼り付けます。マッピングデータ ウィンドウの1
レコード目から,必要なデータを選択したまま,帳票ウィンドウへドラッグして任意の位 置で離します。この操作を繰り返して,必要なデータを貼り付けます。データの貼り付けについては,「4.3 データウィンドウからデータを貼り付ける」を参照してください。
データを貼り付けたとき,枠だけが表示されてデータが表示されなかったり,「
*
」で表示されたりするこ とがあります。マウス操作で枠の大きさを大きくするか,またはフォントのサイズを小さくしてください。(2) 罫線を引く
繰り返しのひな型となる表を,線アイテムで作成します。見出しの行と
1
レコード分のデータを囲むよう に罫線を引きます。罫線の引き方については,「4.2
アイテムを配置する」を参照してください。(3) 表データの繰り返し
表データの繰り返しを設定する方法を次に示します。
1.
繰り返したいデータ部分のアイテムの範囲を選択する選択するアイテムに線アイテムが含まれる場合は,グリッドを表示したり,表示倍率を拡大したりして おくと,選択しやすくなります。
2.
[繰り返し]-[繰り返し定義]を選択する3.
[繰り返し]-[縦位置]から[設定]を選択する帳票ウィンドウのマウスポインタが に変わります。
4.
選択したアイテムの範囲をクリックする ラバーバンドが表示されます。5.
繰り返しの位置を設定するラバーバンドをドラッグして,自由に繰り返しの位置を設定できます。
設定されている用紙の向きや操作
1
で貼り付けたデータの数にもよりますが,[繰り返し]-[横位置]を 選択し,縦位置を決めたときと同じように,ラバーバンドで繰り返しの位置を設定すると,続きのデータ が表示されます。( 4 ) 見出しの繰り返し
横方向の繰り返しで作成された表には見出しが付いていないので,見出しの繰り返しを定義します。見出 しの繰り返しを設定する方法を次に示します。
1.
見出しとして繰り返したいデータ部分のアイテムの範囲を選択する2.
[繰り返し]-[見出し指定]を選択する帳票ウィンドウのマウスポインタが に変わります。
3.
選択したアイテムの範囲をクリックする ラバーバンドが表示されます。4.
ラバーバンドをドラッグして,見出しの位置を設定するこのとき,見出しの下辺が表データの上辺と重なるような位置を指定するときれいに配置できます。
( 5 ) 表を見やすくする
表を整えるために,次の設定ができます。
改ブロック/改ページ
表は,指定したフィールドの同じ値を持つデータごとにブロックで分けたり,ページで分けたりでき ます。ブロックで分けることを「改ブロック」といい,ページで分けることを「改ページ」といいま す。
まとめ表示
重複したデータが幾つも並んでいる場合,一つだけ表示するようにするには,まとめ表示を設定しま す。
5.1.2 固定形式の帳票を定義する場合
固定形式の表を作成する方法を次に示します。
(1)
と(2)
は逆に操作してもかまいません。(3)
または(4)
を定義したとき,データによっては,データのない表セルができます。まとめ表示をしたときは,罫線もデータと連動して非表示になります。
(1) データの貼り付け
表の見出しになるデータ,および表のデータの貼り付けは,可変形式の表を作成する場合と同じです。
( 2 ) 罫線を引く
1
ページ内に表示する表を線アイテムで作成します。( 3 ) 「繰り返し」を定義する
「繰り返し」は,表のデータ,表の見出しの順に定義します。繰り返しの操作は,可変形式の表を作成する 場合と同じです。ただし,貼り付けたデータだけを「繰り返し」の対象にします。そのため,線アイテム を選択しないように,ツールボックスの「線(罫線アイテム選択)」をオフにしておきます。
(4) 表を見やすくする
改ブロック,改ページ,およびまとめ表示も,可変形式の表を作成する場合と同じように操作できます。