EUR_RANGE_OF_FIRSTANDLASTPAGES_ON_MULTIFORM_BY_RESETPAGENUMBER で定義します。
8.3 特定の行のデータを編集する
EUR
では,繰り返されたデータの特定の行を編集したい場合に特殊編集レベルを設定します。ここでは,特殊編集レベルを設定すると有効な帳票,および特殊編集レベルの設定手順について説明しま す。
8.3.1 特殊編集レベルとは
特殊編集レベルとは,繰り返されたデータの特定の行を集計行と同じように編集したい場合に付ける分類 用のレベルです。
通常の繰り返し設定では,実アイテムの設定内容が繰り返されたすべてのデータに適用されます。特殊編 集レベルを設定すると,同じレベルを設定したデータごとに文字装飾などの設定が適用されます。
特殊編集レベルは,次のようなデータが含まれる帳票を作成する場合に設定すると便利です。
• 読み込んだデータに集計データが含まれる場合
• データ内に帳票のタイトルや注意事項などの長文が含まれる場合
• 特定の行の位置をずらすなど,行ごとのレイアウト全体を変えたい場合 特殊編集レベルを設定した帳票の例を,次に示します。
図
8-9 特殊編集レベルを設定した帳票の例
参考
数値がマイナスの項目だけ赤字にするなど,条件を満たす特定の列だけを編集したい場合は,条件付きアイテ ムを作成します。条件付きアイテムについては「8.2 アイテムの表示条件を設定する」を参照してください。
8.3.2 特殊編集レベルの設定手順
ここでは,特殊編集レベルの設定手順を説明します。
(1) データファイルの準備
特殊編集レベルを設定する場合は,準備するデータファイルに特殊編集レベルを記述した列を追加してお いてください。
項目のまとまりごとに,同じレベルを設定していきます。特殊編集レベルには,1~
99
の整数を指定でき ます。なお,特殊編集レベルを設定しない場合は,省略するか,または「0」もしくは空白を指定してください。
(2) フィールド定義の変更
データを
EUR 帳票作成機能で読み込んで,特殊編集レベルを定義します。
1.
マッピングデータウィンドウにデータを読み込むデータの読み込み方法については,「3.2.1 CSV形式および
DAT
形式のデータの読み込み」を参照し てください。データを読み込むと,マッピングデータウィンドウには次のように表示されます。
2.
フィールド定義を変更するフィールドの種別を「特殊編集レベル」に変更します。フィールドの種別を変更する方法については,
「
3.3.2
フィールド定義の変更手順」を参照してください。フィールドの種別を変更すると,マッピングデータウィンドウには次のように「(レベル:
nn
)」と表 示されます。(3) 特殊編集レベルを設定したデータの編集
特殊編集レベルを設定したデータを貼り付け,集計行編集モードで次のように編集します。
1.
データを貼り付けるマッピングデータウィンドウから
1
行目のデータを貼り付けます。データが空欄になっている項目は,アイテムの赤い枠だけが表示されます。
2.
貼り付けたデータを繰り返す繰り返したいデータを選択して,繰り返し定義を設定します。
1
行目のデータが空欄になっている項目も,繰り返しによって,2行目以降のデータが表示されます。3.
集計行編集モードに切り替える特殊編集レベルを設定した行は,集計行編集モードで編集できます。[集計]-[集計行の編集]を選 択すると,特殊編集レベルを設定した行が反転表示されます。
4.
編集したいレベルのアイテムを選択する編集したいレベルのアイテムを選択して,編集します。例えば,ベル
1
の行を選択すると,集計行編集 モードのバーに「レベル:1」と表示され,レベル1
の行だけが編集できるようになります。5.
アイテムを編集する選択したレベルのアイテムを編集します。設定したレベルごとにアイテムを編集できます。
それぞれのレベルの編集が終了したら,集計行編集モードのバーの[終了]ボタンをクリックして,集 計行編集モードを終了します。