EUR_RANGE_OF_FIRSTANDLASTPAGES_ON_MULTIFORM_BY_RESETPAGENUMBER で定義します。
8.1 文字列や数値を置き換えて表示する
データウィンドウから貼り付けたデータを置き換えて表示できます。繰り返し定義を設定したデータに置 き換え表を使用することで,繰り返し対象のすべてのデータを置き換えられます。
従来,数値やコードで示していたデータに置き換え表を使用することで,既存のデータファイルやデータ ベースのデータを変更することなく,よりわかりやすい帳票を定義できます。置き換えが指定できるデー タは,文字列データと数値データです。
アイテムの置き換えの手順を次に示します。
1.
マッピングデータまたはユーザ定義データを帳票ウィンドウに貼り付け,帳票を定義するアイテムの置き換えをする場合も帳票の定義方法は同じです。ただし,置き換える文字列が長い場合
は,アイテム枠をあらかじめ大きめに設定してください。アイテム枠が小さいと,置き換えた文字列が 正しく表示されません。
データを貼り付ける方法については,「4.3 データウィンドウからデータを貼り付ける」を参照してく ださい。
2.
置き換え表ファイルを作成する置き換え表ファイルは,置き換え元のデータと置き換える文字列との関連づけを記述した
CSV
形式 ファイルです。置き換え表ファイルの作成方法は,「8.1.1
置き換え表ファイルを作成する」を参照し てください。3.
置き換え表管理情報ファイルを作成する置き換え表管理情報ファイルとは,置き換え表ファイルの名称と格納先を示したファイルです。置き換 え表管理情報ファイルの作成方法は,「
8.1.2
置き換え表管理情報ファイルを作成する」を参照してく ださい。4.
置き換え表を登録する置き換え表管理情報ファイルを読み込むことで,EURに置き換え表が登録できます。置き換え表の登 録方法は,「
8.1.3
置き換え表を登録する」を参照してください。5.
置き換えるアイテムを指定する置き換えるアイテムは,帳票ウィンドウで指定します。置き換えるアイテムの指定方法は,「8.1.4 置 き換えるアイテムを指定する」を参照してください。
8.1.1 置き換え表ファイルを作成する
置き換え表ファイルは,アイテムのデータを置き換えて出力する場合に,1フィールドごとの置き換え対 象のデータと,置き換えて出力するデータを定義したファイルです。
置き換え表ファイルは,CSV形式データ(*.csv)で作成します。
( 1 ) 置き換え表ファイルの形式
キーデータ,置き換えデータ▼
キーデータ,置き換えデータ▼
:
(凡例)
▼:改行コードを示します。
キーデータ
置き換えの対象とする文字列を指定します。指定できる文字列長は,256文字までです。同一のキー データが指定された場合,最初に記述したキーデータが有効となり,2番目以降の記述は無視されま す。
文字列に,空白,コンマ(,)を使用している場合は,その文字を引用符(")で囲んで指定してくだ さい。引用符(
"
)を使用している場合は,引用符("
)を続けて二つ指定してください。置き換えデータ
置き換えて出力する文字列を指定します。指定できる文字列長は,256文字までです。
文字列に,空白,コンマ(,)を使用している場合は,その文字を引用符(")で囲んで指定してくだ さい。引用符(")を使用している場合は,引用符(")を続けて二つ指定してください。
空データの置き換えもできます。空データは次のように指定します。
• 空データを文字列に置き換える場合
,"
置き換え空データ1"
または"","
置き換え空データ2"
• 文字列を空データに置き換える場合
"
キーデータ1",
または"
キーデータ2",""
図
8-1 置き換え表ファイルの表示例
(2) 置き換え表ファイルの保存場所
置き換え表ファイルは,EUR 帳票作成機能の[オプション]ダイアログ-[ファイル]タブで設定された フォルダに格納してください。ほかの場所に格納すると,置き換え表を設定した帳票ファイルを開いたと きにエラーになります。
8.1.2 置き換え表管理情報ファイルを作成する
置き換え表管理情報ファイルは,置き換え表ファイルのファイル名と,置き換え表を指定する場合に必要 なファイルの表示名(置き換え表名)との対応を定義したファイルです。
置き換え表管理情報ファイルは,CSV形式データ(*.csv)で作成します。
複数の帳票出力や複数様式での帳票出力をする場合は,共通の置き換え表管理情報ファイルが使用されま す。
(1) 置き換え表管理情報ファイルの形式
置き換え表名,置き換え表ファイル名▼
置き換え表名,置き換え表ファイル名▼
:
(凡例)
▼:改行コードを示します。
置き換え表名
置き換え表ファイルを区別するために付けた名称を指定します。指定できる置き換え表名の数は,50 個までです。同一の置き換え表名が指定された場合,最初に記述した置き換え表名が有効となり,2 番目以降の記述は無視されます。
置き換え表名に,空白,コンマ(,)を使用している場合は,その文字を引用符(")で囲んで指定し てください。引用符(
"
)を使用している場合は,引用符("
)を続けて二つ指定してください。置き換え表ファイル名
置き換え表名に対応する置き換え表ファイル名を指定します。フルパス,相対パスは指定できません。
ファイル名は,256文字までです。
図
8-2 置き換え表管理情報ファイルの表示例
(2) 置き換え表管理情報ファイルの保存場所
置き換え表管理情報ファイルは,EUR 帳票作成機能の[オプション]ダイアログ-[ファイル]タブで設 定されたフォルダに格納してください。ほかの場所に格納すると,置き換え表を設定した帳票ファイルを 開いたときにエラーになります。
8.1.3 置き換え表を登録する
置き換え表管理情報ファイルを読み込み,置き換え表を
EUR
に登録します。置き換え表管理情報ファイ ルとは,置き換え表の名称と格納先を示したファイルです。置き換え表管理情報ファイルの作成については,「8.1.2 置き換え表管理情報ファイルを作成する」を参 照してください。
(1) 置き換えデータを登録する
1.
[レポートのプロパティ]ダイアログを表示する[ファイル]-[プロパティ]を選択します。[レポートのプロパティ]ダイアログが表示されます。
2.
[置き換え表]タブを選択する3.
置き換え表管理情報ファイルを指定する[置き換え表管理情報ファイル名称]テキストボックスに置き換え表管理情報ファイルの格納先を指定 します。[...]ボタンをクリックすると,[置き換え表管理情報ファイルの指定]ダイアログが開きま す。
4.
[OK]ボタンをクリックする置き換え表管理情報ファイルが読み込まれ,置き換え表が
EUR
に登録されます。[OK]ボタンをク リックすると,置き換え表管理情報ファイルの内容を確認します。内容に誤りがある場合は,メッセー ジが表示されます。!
注意事項置き換え表管理情報ファイルを読み込んだあと,置き換え表ファイルを変更した場合は,置き換え表管理情報 ファイルをもう一度読み込んでください。置き換え表管理情報ファイルの読み込みをしないと,置き換え表 ファイルの内容が帳票に正しく反映されません。
8.1.4 置き換えるアイテムを指定する
登録した置き換え表に合わせて,アイテムを置き換えられます。置き換えるアイテムは,帳票ウィンドウ で指定します。
置き換えるアイテムを指定する前に,置き換え表を登録しておく必要あります。置き換え表の登録につい ては,「8.1.3 置き換え表を登録する」を参照してください。
通常行の場合,データウィンドウから貼り付けた文字アイテムおよび数値アイテムを置き換えられます。
集計行の場合,文字アイテムは置き換えられますが,数値アイテムは置き換えられません。
(1) 置き換えるアイテムを指定する
1.
置き換えるアイテムを選択するツールボックスの
ボタンを選択して選択モードにします。置き換えるアイテムを選択します。
アイテムが重ねて配置されている場合,ツールボックスの[文字]チェックボックスをオンにすると便 利です。
2.
[アイテムのプロパティ]ダイアログを表示する[編集]-[アイテムのプロパティ]を選択するか,またはショートカットキーの[アイテムのプロパ ティ]を選択します。
3.
[置き換え表]タブを選択する4.
置き換え表を使用するかどうかを選択する[置き換えする]チェックボックスにチェックを入れます。置き換え表を登録していない場合は,[置き 換えする]チェックボックスは不活性になります。置き換え表の登録については,「8.1.3 置き換え表 を登録する」を参照してください。
5.
置き換え表を指定する[置き換え表]リストボックスで,置き換え表の名称を指定します。
6.
[OK]ボタンをクリックする帳票ウィンドウに戻り,アイテムが置き換えられます。