第8章 緊急輸送計画
第6節 臨時ヘリポート設定計画
大規模災害が発生した場合、救急患者の移送、緊急物資の輸送等にヘリコプターの活用が見込まれる。
このため、災害時のヘリコプターの離発着場(臨時ヘリポート)の設定について、必要な事項を定める。
【市町・県(防災危機管理課)・自衛隊(第17普通科連隊)】
第1項 臨時ヘリポートの設定
1 臨時ヘリポートの確保(1) 市町は災害時の対応に備え、地域内に1箇所以上の臨時ヘリポート予定地を確保するものとする。
(2) 県は、大規模災害時の物資輸送等に対応するため、市町が確保した予定地のうちから、広域市町圏 域に1箇所の広域臨時ヘリポートを選定する。
資料編[8-9]……災害時におけるヘリコプター離着陸場の予定地 2 臨時ヘリポートの選定
(1) 消防防災ヘリコプターの臨時ヘリポート予定地については、市町長が県(防災危機管理課)と協議 し、定める。
(2) 自衛隊のヘリコプターの臨時ヘリポート予定地については、市町長が県経由(防災危機管理課)に より、陸上自衛隊第17普通科連隊(第13飛行隊)と協議し、現地調査の上、定める。
3 臨時ヘリポートの選定条件
臨時ヘリポートの選定条件としては、おおむね次の要件を満たすものであること。
具 体 的 事 項 備 考
1 着陸帯は、平坦な場所で展圧さ コンクリート又はアスファルトで舗装されていることが望ま れていること。 しいが、堅固な場所であれば土又は芝地でも着陸可能である。
2 着陸帯の地表面には、小石、砂 風圧による巻き上げ防止、あるいはエンジン等に異物が混入 又はかれ草等の異物が存在しない するのを防ぐため、着陸帯の清掃、接地面が土の場合は散水等
こと。 をしておく。
3 着陸帯の周囲に高い建造物、密 生した樹木及び高圧線等がないこ と。
4 ヘリコプターの進入路及び離脱 進入離脱の最低条件
が容易に実施できる場所であるこ ・ 消防防災ヘリコプターについては、着陸地点中心から半径
と。 約33m以内は平坦で、障害物がないこと。
・ 自衛隊のヘリコプターについては、着陸地点中心から半径 約50m以内は平坦で、障害物がないこと。
・ 着陸地点中心から半径約100m以内は高さ12m以上の 障害物がないこと。
・ 着陸地点中心から半径約150m以内は高さ20m以上の 障害物がないこと。
5 天候による影響の少ない場所で 山岳地に設定する場合は、できるだけ乱気流(風)の影響が あること。 少なく、雲等に覆われない場所を選定する必要がある。
第2項 臨時へリポート設置作業
1 ヘリポートの表示ヘリコプターによる救援を要請した者は、ヘリコプターの着陸地点に次の標識を掲げるものとする。
(1) ヘリポートの標識
進入方向
幅0.3m以上
幅0.45m ・
以上 半径2m以上
3m
・ 以上 33m以上
(自衛隊のヘリコプターの 場合は、50m以上)
2m以上
進入方向 33m以上
(自衛隊のヘリコプターの場合は、50m以上)
H は航空法に基づく表示
(2) 標示方法
表 示 場 所 の 区 分 具 体 的 事 項
石灰(その他白い粉末)等で、規定どおり標識図を表示する。
地 面 の 堅 い 所
(注) ヘリコプターが着陸する場合、風圧が強いので、吹き飛ばされ易いもの(布類等)は使用しない。
周囲が雪の場合は、色彩ペイント等を使って標識図を表示する。
積 雪 の あ る 所
(注) 原則として雪の積もっている所への着陸は困難である。このため、ヘリコプターが着陸するのに必要な最低面積(33m×33m)の雪を 取り除き周囲を踏み固める。(自衛隊のヘリコプターの場合は、50m×50m)
ポール等に紅白(紅白がない場合は識別し易い色)の吹流しを掲揚する。
風 向 認 識 の 表 示
(注) ポール等(3m以上)の位置は、ヘリポートの地点に建てる。この場合、離発着の障害とならない地点を選定する。
第3項 臨時ヘリポートの整備
市町及び県は、災害時のヘリコプターの活用に対応できるよう、臨時ヘリポートの確保整備に努めるも のとする。