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保障勘定 一{三嘆]

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(注) 一一一一は金銭(保険料・保険金一・賠償金・てん補金)の流れを示す。

(出所) 大蔵省曝険第二課監修「自賠責保険のすべて』その他により作成a.

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第3節 労働災害補償保険・自動車損害賠    償責任保険の補償にみる示唆

 労災保険の充実したところは、国が保険者 となり、その事務は、政府が直接おこなって いて、そして、労働者の負傷・疾病・障害又 は死亡に対して迅速かつ公正な保護をするた め保険給付をおこなっているところである。

 労災保険事業は、労働基準法との一体的運 営の必要から労働省の所管とされ、原則とし て労働基準局の所掌とされていて、労働保険 に関する事務は、原則として所轄都道府県労 働基準局長がおこなうこととされている。

 また、死亡した労働者の遺族に対して、喪 失状態が継続する限りは、年金を支給して補 償している。しかもこの年金は、賃金・物価 の上昇にスライドさせて、その配偶者が死亡 又は、再婚するまで給付される。

 これだけのことを補償できるのは、国が労

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働基準法に基づいて事務を行なっていること

と、財政的裏付けつまり1兆5, 000億円

の運用資金を各業種から保険料として徴収し ているからできることである。

 自賠責においては、自賠法に基づいて、自 動車人身事故被害者の経済的救済のための強 制保険制度である。被害者が加害者の故意・

過失を立証することは容易でないため、立証 責任を加害者側に転換して、自動車事故被害 者の救済の徹底を図ったものである。しかも 条件付きの実質無過失責任である。

 この保険は強制保険で、10096付保を実

施しているが、ひき逃げ事故や無保険車の場 合は、損害賠償を受けることができない。そ こで、政府が「保障金」として墳補する「保 障事業」 (自動車損害賠償事業)を実施して

いる。

 また、運輸省が、自動車保険料率算定会調 査事務所で、損害査定業務を統一的におこな

い事務の効率化と損害査定の公平が図られて

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いる。 (全国72ヵ所 

1992年現在)自

賠責保険連は、損害保険会社全社が契約の引 き受けと業務運営を行なっているが、一般の 保険と異なり、被害老保護を目的とした強制 保険であるため、損害保険会社はこの保険:に より損失をこうむることも、利益をあげるこ ともない、 「ノーロス・ノープロッフィト」

を原則としている。いわゆる営利の介入を認 めないこととしている。このため政府再保険 制度と損保全社の自賠責保険プールにより危 険の分散と平準化をはかっている。

 この自賠責は、民間の保険会社が契約の引 き受けと業務運営を行なっているが、労災ほ どではないにしても、国(運輸省)が、事務 の効率化や損害査定を行なっている。しかも 財政規模は、 ユ兆3, 000億円と労災とほ ぼ同額の資金をもっている。

 こうしてみると、この2つの制度には、国 のバックアップがあり、しかも大きな資金を 持っているという共通点がある。やはり、十

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分な補償をするには、国の管理下に事務をと りまとめ、しかも大きな資金力が、必要であ

る。

 その点学校事故の補償は、日本体育・学校 健康センターが中心となって行なっているの である。たしかに文部省の指導の下にはある が、特殊法人として事務を行なっている。人

件費・事務費として、国から50億円の補助

はあるものの、共済金として全国の学校設置 者・保護者からの掛け金づまり運用できる資

金は170億円程度とたしかに労災や自賠責

に比べれば、事故がはるかに少ないといえ、

これだけでは十分な補償はできない。

 しかし、労災にしても自賠責にしても人身 事故に対する補償金は、国の資金を使ってい ない。労災は、事業主の掛け金・自賠責は、

自動車保有者の保険掛け金を当てている。た だ国は、日本体育・学校健康センターと同様 に、事務費のみは補助している。

 このことから考えて、補償金を国から全額

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日本体育・学校健康センターに、支出される ことは考えにくい。

 やはり、補償金は学校設置者・保護者から の掛け金によるしかないのである。そうなる と十分な補償をしょうとすれば、必然的に掛 け金の引き上げをしなければならない。

 しかし、掛け金は日本体育・学校健康セン ターの安全部が文部省に申請し許可をもらう ようになっている。しかし文部省学校健康教 育面・安全係は、できるだけ掛け金をあげた

くないという考えである。その根拠として、

義務教育の場合、国が学校にいかせているの で保護者には、できるだけ負担させたくない ということである。とはいうものの、労災保 険の場合死亡した労働者の遺族に対して、喪 失状態が継続する限りには、年金を支給して 補償し、しかも賃金・物価の上昇にスライド させて給付されていることである。それは無 理としても死亡見舞い金の倍額とされること

、また障害がある場台その障害状態が続くか

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