－10【－
短 時 間 勤 務 に よ 他 の 従 業 員 の 仕 事 量 が 増 え た ケ ス が 全 体
5 3 . 5％ と 半 数 を 上 回る 。 均 等 度 が 低 く フ ァ ミ フ レ 度 の 高 い フ ァ ミ フ レ 先 行 企 業 、
3 .％ と
3分 の 近 く の 職 場 増 え て い る 。 フ ァ ミ フ レ 先 行 企 業 均 等 度 が 低 い の 、 女 性 だ け の 職 場 が 多 く 、 他 の 女 性 従 業 員 に 仕 事 の し わ 寄 せ が い っ た 可 能 性 が あ る 。 し か し 、 男 性 優 先 企 業 に い て 、 他 の 従 業 員 の 仕 事 が 増 え た ケ ス
.％ と 最 も 低 い 。 男 性 優 先 企 業 、 フ ァ ミ フ レ 度 が 低 い 企 業 の 中 、 何 と か 短 時 間 勤 務 制 度 を 利 用 し た の 、 利 用 者 本 人 が 職 場 の 他 の 女 性 に 迷 惑 が か か い よ う 自 分 工 夫 し た の か も し い 。
2 - 5 ． 男 性 の 申 請
か に 男 性 か 利 用 申 請 が あ っ た と の 反 応 を み よ う 。
図 表 省 略 す る が 、 全 体 と し て 解 決 す べ 課 題 あ る が 、 と 言 い が 賛 成 す る が
5 .％ と 最 も 多 い 。 渋 々 が の 賛 成 あ る 。 積 極 的 賛 成 全 体
1 .％ 、 最 も 多 い の 本 格 活 用 企 業 の
9 . 1％あ る 。 均 等 度 も フ ァ ミ フ レ 度 も 高 い 企 業 の 管 理 職 、 割 近 く の 管 理 職 が 、 男 性 も 当 然 と い う 見 識 を 持 つ よ う に っ て て い る 。 最 も 低 い の 男 性 優 先 企 業
1 7 .％ あ る 。
部 下 に （ 男 女 関 わ ず 育 児 休 職 や 育 児 短 時 間 勤 務 の 利 用 者 が い た 経 験 を 持 つ 管 理 職 と そ う い 管 理 職 違 い が あ る だ う か 。 育 児 休 職 の ケ ス 、 ほ と 差 く 、 経 験 の い 管 理 職 の 方 が 積 極 的 賛 成 が や や 高 い く い あ る 。 育 児 短 時 間 勤 務 の ケ ス
、 部 下 を も っ た 経 験 の あ る 管 理 職 の 方 が 積 極 的 賛 成 が
3％イ ン ト 以 上 多 い 。 象 限 別 に み る と 、 フ ァ ミ フ レ 度 の 低 い 均 等 先 行 企 業 や 男 性 優 先 企 業 他 の 象 限 よ 全 体 と し て の 積 極 的 賛 成 少 い が 、 育 児 短 時 間 勤 務 の 部 下 を 持 つ と 積 極 的 賛 成 が 増 え る 。
部 下 あ の 管 理 職 の ほ と が 、 女 性 が 育 児 休 職 を 取 得 し た 場 合 だ が 、 そ の さ い に 職 場 の 生 産 性 が 向 上 し た か 否 か に よ っ て 、 男 性 か の 利 用 申 請 に 対 す る 態 度 が 異 る か も し い 。 育 児 休 職 利 用 者 を 部 下 に も っ た 経 験 の あ る 管 理 職 を と だ し 、 そ の 際 に 生 産 性 向 上 し た か う か と 男 性 の 育 休 取 得 へ の 態 度 の 関 係 を み よ う （ 表
- 3。
表「-」：生産性向上の有無と男性育休の態度
そう思う
ち ともい え い
そう思わ い
積極的に取得に賛成する 」0.「 「「.0 1】.】
解決すべ 課題 あるが、と言い が 賛成する
50.0 55.8 51.9
－10】－
生 産 性 向 上 し た 管 理 職 の 割 が 積 極 的 賛 成 の に 対 し 、 生 産 性 向 上 し た と 思 わ い 管 理 職
1 7 . 7％ の み が 積 極 的 賛 成あ る 。 生 産 性 向 上 し た と 思 わ い 管 理 職 、
1 9 . 1％ が
申 し 出 を 慰 留 、
. 1％ が当 人 の キ ャ リ ア を 考 え て 反 対 、
.％ が 男 性 が 育 休
と る 考 え た こ と が い と 約 割 も が 育 児 ・ 介 護 休 業 法 の 精 神 に 反 し て 、 反 対 の 態 度 を と っ て い る 。
2 - 6 ． 育 児 短 時 間 勤 務 制 度 の 認 知 度
育 児 短 時 間 勤 務 制 度
1の フ ァ ミ フ レ 制 度 に 対 す る 管 理 職 の 認 知 度 を 算 出 し た 。 企 業 に 制 度 が あ っ て 管 理 職 も 制 度 が あ る と 回 答 し て い る 場 合 と 制 度 が く 管 理 職 が い と 回 答 し て い る 場 合 を 足 し 合 わ せ た ケ ス を 全 体 割 っ た も の を 認 知 度 と し た 。 企 業 が 当 該 制 度 に つ い て 無 回 答 の 場 合 、 管 理 職 が う 回 答 し て い よ う と 認 知 さ て い も の と し た 。
結 果 を ４ つ の 象 限 別 に み た の が 、 表
-あ る 。3 節 の 一 般 社 員 に つ い て も 計 算 し 掲 載 し て い る 。 総 計 の 認 知 度 、 象 限 分 析 を し た サ ン プ ル に 基 く も の 、 全 サ ン プ ル の 結 果 と 異 る 。 と い う の 、 指 標 化 の 際 に 、 均 等 、 フ ァ ミ フ レ の 各 項 目 無 回 答 の 企 業 を 除 外 し て い る の 、 サ ン プ ル 数 が 減 少 す る 。
表「-4：ファミフレ制度の認知度（管理職、一般社員
本格活用 均等先行
ファミフレ先 行
男性優先 本格活用 均等先行
ファミフレ先 行
男性優先
第Ⅰ象限 第 象限 第Ⅱ象限 第 象限 第Ⅰ象限 第 象限 第Ⅱ象限 第 象限
均等高ﾌｧﾐﾌﾚ 高
均等高ﾌｧﾐﾌﾚ 低
均等低ﾌｧﾐﾌﾚ 高
均等低ﾌｧﾐﾌﾚ 低
均等高ﾌｧﾐﾌﾚ 高
均等高ﾌｧﾐﾌﾚ 低
均等低ﾌｧﾐﾌﾚ 高
均等低ﾌｧﾐﾌﾚ 低
a. 短時間勤務制度 58.9財 48.8財 【0.「財 45.5財 4」.4財 5【.】財 45.0財 54.【財 4「.1財 」9.】財
け. フレックスタイム制度 【【.「財 【【.0財 】0.9財 【4.9財 54.】財 【「.0財 【4.」財 【【.4財 【「.0財 50.8財
げ. 始業・終業時刻の繰上 ・繰下 4【.9財 4】.「財 45.】財 44.】財 」】.9財 40.【財 4」.4財 」【.8財 」9.」財 」「.」財
こ. 所定外労働をさせ い制度 」4.】財 44.「財 41.】財 」9.「財 」「.1財 「8.】財 」「.9財 」5.1財 」0.4財 「5.0財
ご. 事業所内託児施設の運営 8【.5財 88.4財 88.「財 81.】財 】0.」財 85.】財 85.9財 8】.【財 8「.5財 【8.4財
さ. 子育て費用の援助措置 】0.5財 】8.「財 】5.9財 】5.9財 【1.4財 【9.1財 】「.【財 】1.】財 】「.【財 5】.4財
ざ. 職場への復帰支援 4】.【財 45.【財 4「.「財 4「.0財 」【.【財 40.5財 」【.1財 」【.0財 」4.4財 「9.】財
し. 配偶者出産休暇制度 59.4財 49.1財 【5.8財 48.「財 45.0財 5」.「財 」8.9財 54.」財 41.0財 」】.【財
じ. 子供の看護休暇 51.4財 5」.】財 50.8財 4「.1財 」9.9財 49.1財 4」.5財 50.9財 」8.【財 」【.1財
す. 転勤免除 55.】財 【」.9財 【」.4財 【0.」財 49.」財 4】.0財 5「.「財 4】.5財 50.」財 」9.【財
ず. 育児退職再雇用制度 5」.8財 【「.0財 【【.【財 【「.1財 49.5財 49.0財 49.」財 5」.9財 51.0財 40.【財
せ. 在宅勤務制度 】8.4財 】】.8財 80.5財 】4.【財 【」.【財 】「.】財 】4.1財 】「.】財 【9.【財 5】.9財
計
注 管理職「959名、一般社員5】55名の結果 ある。有効回答 そ 」「99名、【5「9名 あるが、指標化のと に、各項目 無回答の企業を除外してあるの 、サンプル数が 減少している。
管理職 一般社員
計
結 果 を み る と 、 ま ず 全 体 と し て 、 事 業 所 内 託 児 施 設 や 在 宅 勤 務 制 度 認 知 度 が 高 く 割 を 超 え る が 、 所 定 外 労 働 を さ せ い 制 度 や 始 業 ・ 終 業 時 刻 の 繰 上 ・ 繰 下 に つ い て 低 く
3分 の
1程 度 の 認 知 度 あ る （ 第 １ 部 の 分 析 や 川 口
7と 結 果 が 異 る の 、 認 知 度 の 定 義 の 違 い あ る 。
そ し て 象 限 別 の 結 果 を み る と 、 意 外 こ と に 本 格 活 用 企 業 に け る 管 理 職 の 認 知 度 が 高 く い 。 均 等 先 行 フ ァ ミ フ レ 先 行 企 業 の 管 理 職 相 対 的 に 高 い 。 男 性 優 先 企 業 の 管 理 職 、 ほ と の 制 度 最 も 低 い 。
本 格 活 用 企 業 の 管 理 職 （ そ し て 一 般 社 員 も の 認 知 度 が そ ほ 高 く い 理 由 と し て
考 え る の 、 い く 制 度 が 充 実 し 、 企 業 が 考 え る 実 態 が 進 い て も 、 管 理 職 や 一 般 社
－108－
員 企 業 が 考 え る ほ 、 企 業 の 制 度 の 存 在 認 知 し て い い と い う こ と あ る 。 表
- 1の 結 果 と あ わ せ て 解 釈 を す 、 制 度 の い 企 業 も 実 態 が 進 い る の 、 制 度 が あ る と 違 い す る 管 理 職 、 一 般 社 員 が 多 い の か も し い 。 制 度 の あ る 企 業 の み の 認 知 度 の 定 義 に し て い い た め あ る 。
2 - 7 ． 管 理 職 本 人 の 経 験 、 利 用 者 の 部 下 を も っ た 経 験 と 認 識
管 理 職 本 人 が 育 児 休 業 や 育 児 短 時 間 勤 務 の 利 用 経 験 が あ る と 、 均 等 や フ ァ ミ フ レ に 関 す る 企 業 の 認 識 が 変 わ る あ う か 。 あ る い そ の 制 度 を 利 用 し た 部 下 を も っ た 経 験 が あ る と 変 わ る あ う か 。 表
- 5結 果 を み る と 、 一 つ の 項 目 を 除 （ セ ク ハ ラ 対 応 策 に 関 す る 育 児 休 業 利 用 管 理 職 、 す べ て 、 自 身 が 利 用 経 験 あ る い 利 用 し た 部 下 を も っ た 経 験 の あ る 管 理 職 、 そ う い 管 理 職 よ も 自 分 の 企 業 が 均 等 、 フ ァ ミ フ レ が 進 い る と 認 識 し て い る 。
と く に 育 児 休 業 利 用 の 経 験 の あ る 管 理 職 、 自 分 の 企 業 女 性 を 積 極 的 に 活 用 ・ 登 用 し て い る 男 女 に か か わ く 人 材 を 育 成 し て い る と 思 っ て い る 。 ま た 育 児 短 時 間 勤 務 の 利 用 者 を 部 下 に も っ た 管 理 職 、 自 分 の 企 業 が フ ァ ミ リ フ レ ン ド リ だ と 感 て い る
（ 表
- 5の
5行 目 以 下 の 項 目 。
管理職計
育児休業本人 利用経験あ
育児休業利用 部下あ
育児短時間本 人利用経験あ
育児短時間利 用部下あ
女性を積極的に活用・登用している 」.4「 」.95 」.【9 」.【「 」.】」
男女にかかわ く人材を育成している 」.5】 」.9】 」.80 」.8】 」.85
女性にも定型的 仕事 く、創造性の高い仕事を
させている
」.45 」.80 」.【9 」.】0 」.84
セクハラやい め 、従業員が被害を けた場合の 対応策を周知している
」.】1 」.【4 」.84 」.8【 」.90
自社の育児休業制度 の仕事と家庭の両立支援を従 業員に周知している
」.5「 」.】「 」.8】 」.】】 」.95
結婚・出産後も職場を辞めること く働くよう求めて いる
」.49 」.89 」.8」 」.【8 」.8」
男性にも育児休業を積極的に取得するように勧めてい る
「.」】 「.40 「.45 「.】1 「.5【
会社 上司や同僚に、従業員の家庭責任に対して理解 するよう求めている
「.85 「.9」 「.98 「.98 」.01
会社 上司や同僚に、育児に係る休業や短時間勤務に 対して協力するよう求めている
「.98 」.1」 」.「8 」.「】 」.51
育児休業がと やすい環境にある 」.「」 」.】5 」.】「 」.【1 」.】【
仕事と家庭を両立するための短時間勤務等がと やす い環境にある
「.】4 」.05 」.01 」.」5 」.」8
会社内に仕事と家庭を両立している良 モデル（女 性 がいる
」.「【 」.【「 」.【8 」.5「 」.】【
会社内に男性の育児参加の良 モデル。男性週がいる 「.0」 「.1」 「.08 「.」8 「.15
結婚・出産後も職場を辞めること く働ける会社だと 思う
」.58 」.】【 」.9【 」.81 」.9】
Ｎ 」「99 151 1」0「 111 5【8
注 表「-1 企業とのマッチング・デ タ、本表 管理職デ タを使用しているの サンプル数や結果 異 る。
表「-5：女性の活用（均等、ファミフレ に関する認識スコア（管理職
－109－
育 児 休 業 や 育 児 短 時 間 勤 務 の 利 用 経 験 の ほ か に 、 様 々 フ ァ ミ フ レ 制 度 の 利 用 経 験 の 有 無 を 管 理 職 に 尋 て い る 。 そ の 制 度 の 利 用 経 験 者 の 認 識 を み る と （ 図 表 省 略 、 ほ と の 制 度 利 用 者 が ほ と の 均 等 、 フ ァ ミ フ レ 項 目 、 自 分 の 企 業 が 進 い る と 感 て い る 。 と く に 子 育 て 中 の 在 宅 勤 務 制 度 （ た だ し サ ン プ ル
3名 と 少 い 、 育 児 等 退 職 し た 者 に 対 す る 優 先 的 再 雇 用 制 度 、 転 勤 免 除 （ 地 域 限 定 社 員 制 度 、 子 供 の 看 護 休 暇 の 利 用 者 大 い 。 ま た 事 業 所 内 託 児 施 設 利 用 や 子 育 て 費 用 利 用 者 、 均 等 が 進 、 育 児 休 業 が と や す い と 思 っ て い る 。
３ ． 一 般 社 員 と ４ つ の 象 限 3 - 1 ． 一 般 社 員 の 認 識
各 象 限 に い る 一 般 社 員 が 自 分 の 企 業 に つ い て 、 均 等 施 策 や フ ァ ミ フ レ 施 策 を 実 際 に の よ う に 見 て い る か を 、 さ の 表
- 1（1頁 み よ う 。 結 果 、 本 報 告 書 の 論 文 あ る 川 口
7
の 結 果 と 同 、 ほ ぼ 企 業 ＞ 管 理 職 ＞ 一 般 社 員 の 順 に 低 く る 。
ほ と の 項 目 に い て 、 一 般 社 員 調 査 の 結 果 、 企 業 調 査 よ も 管 理 職 調 査 よ も 低 い こ と が わ か る 。 た だ 一 つ 、 育 児 休 業 が と や す い 環 境 に あ る の み 、 や や 一 般 社 員 の ほ う が 管 理 職 よ 認 識 ス コ ア が 高 い 。 社 員 と 企 業 と の 差 が 大 い の 、 管 理 職 調 査 と 同 、
会 社 上 司 や 同 僚 に 、 育 児 に 係 る 休 業 や 短 時 間 勤 務 に 対 し て 協 力 す る よ う 求 め て い る 自 社 の 育 児 休 業 制 度 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 を 従 業 員 に 周 知 し て い る 男 女 に か か わ く 人 材 を 育 成 し て い る 差 が 大 い 。 社 員 と 管 理 職 差 が 相 対 的 に 大 い の 、
セ ク ハ ラ や い め 、 従 業 員 が 被 害 を け た 場 合 の 対 応 策 を 周 知 し て い る あ る 。 た だ し 、 こ も 企 業 と 一 般 社 員 の 差 の ほ う が 大 い 。
表 に い が そ う 思 う 割 合 、 た と え 女 性 を 積 極 的 に 活 用 、 登 用 し て い る
、 企 業 調 査 よ そ
9割 だ が 、 本 格 活 用 均 等 先 行 企 業 の 社 員 あ
5 3％ と割 に 満 た い 。
こ の よ う に 一 般 社 員 が 均 等 、 フ ァ ミ フ レ を 実 感 し て い る 水 準 低 い が 、 象 限 別 に み る と 、
1の 項 目 ほ と の 項 目 に い て 、 本 格 活 用 企 業 に い て そ う 思 う が 最 も 多 く 、
男 性 優 先 企 業 に い て そ う 思 わ い が 最 も 多 い （ た と え 図
3 - 1参 照 。
1「.1財 「4.」財
10.「財 1】.0財
11.】財 「4.1財
】.9財 1「.4財
図」-1：象限別一般社員の認識
ファミフレ度
均 等 度 女性を積極的に活用・登用し
ている（そう思う
結婚・出産後も職場を辞める こと く働くよう求めている
（そう思う
ドキュメント内
調査シリーズNo37 全文 調査シリーズ No37 仕事と家庭の両立支援にかかわる調査｜労働政策研究・研修機構（JILPT）
(ページ 114-118)