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第4章 被災者の保護・救護のための活動

第4節 給水

本節は、災害による断水のため、現に飲料水及び生活用水を得ることができない者に対する給水 に関する事項について定めるものである。

〔給水活動が必要となった場合の、本節に基づく各防災関係機関の主要な活動〕

< >内は主に担当する班等

○被災者に対する給水の必要性の判断<市町村>

□被災者の状況把握<市町村>

□医療機関、社会福祉施設等の状況把握<市町村>

□通水状況把握<市町村>

□衛生状況の把握<地区災害対策本部保健所班>

○給水の実施<市町村>

□衛生の確認<地区災害対策本部保健所班>

市町村で給水が困難な場合

○所要量、運搬ルート等の情報管理<支援物資部食糧班>

○給水班の派遣<支援物資部食糧班>

○流通在庫による飲料水の供給及びあっせん<支援物資部食糧班>

○自衛隊の派遣要請<市町村、総合調整室庶務班>

○厚生労働省、日本水道協会等への応援要請<総合調整室庶務班>

1 給水の責任体制

給水は、第一に順位としては市町村が行う(災害救助法適用の場合は知事からの委任に基づく。)。

地区災害対策本部は、市町村の活動状況を把握し適切な支援を行うほか、市町村による給水が困 難な場合には速やかに災害対策本部に水の確保及び配送を要請し、直接これを配布する。

また、その他の防災関係機関は、市町村及び県から給水に関する要請があった場合には、積極 的に協力する。

2 給水活動の流れ

(1)被災者に対する給水の必要性の判断

市町村は、以下の情報を収集し、被災者に対する給水の必要性を判断する。なお、飲料水の 衛生状況の把握は、地区災害対策本部保健所班に協力を求める。

イ 被災者の状況

ロ 医療機関、社会福祉施設等の状況 ハ 通水状況

ニ 飲料水の衛生状況

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(2)市町村による給水の実施

市町村は、(1)で給水が必要と判断された場合、次の点に留意して給水活動を行う(県が 実施する場合も同様)。

なお、この節に定める事項のほか必要な給水措置は、市町村地域防災計画の定めるところに よる。

イ 給水場所、給水方法、給水時間等について防災行政無線等を用いてきめ細かく住民に広報 する。

ロ 医療機関、社会福祉施設については、臨時の活動班を編成するなどして、迅速かつ的確な 対応を図る。

ハ 自力で給水を受けることが困難な要配慮者を支援するため、可能な限りボランティアとの 連携を図る。

(3)県における給水の実施

市町村のみでは給水が困難と判断された場合、県は以下の措置をとる。

支援物資部食糧班は、被災地域への応急給水について、総合的な調整及び指導を行う。また、

地区災害対策本部保健所班は、災害所管区域の補給水源の汚染衛生状況の調査を行う。

イ 所要量、運搬ルート等の情報管理

支援物資部食糧班は、給水に関する情報を集約し、飲料水・生活用水の供給計画を作成し、

その進行管理を行うとともに、必要に応じて関係機関に協力を要請し、飲料水・生活用水を 調達する。

なお、情報の集約に当たっては、自衛隊、消防、避難所、ボランティア、運送業者等と連 携して被災者のニーズを迅速に把握するよう努めるとともに、集約した情報は関係機関で共 有する。

ロ 給水等

(イ)給水班の派遣

支援物資部食糧班は給水班を編成し、被災地に派遣する。

(ロ)流通在庫によるボトル水等水入り容器の供給及びあっせん

あらかじめ流通業者と締結した協定等に基づき、支援物資部支援物資班が実施する。

なお、必要に応じて第4章第13節に定める義援物資の受け入れ及び民間団体が行う支 援との調整を図る。

(ハ)自衛隊への派遣要請

自衛隊の派遣が必要な場合、総合調整室庶務班は派遣要請を行う。

(ニ)県内市町村、九州・山口各県、他都道府県への応援要請 「第2章第8節 広域的な応援要請」に準ずる。

(ホ)厚生労働省、日本水道協会、大分県薬剤師会等への応援要請 総合調整室庶務班が行う。

3 給水の方法

(1)飲料水

イ 給水車による給水 ロ ろ水器による給水

ハ ボトル水等水入り容器を運搬して行う給水

(2)生活用水

イ 学校プールその他適当な場所への貯水 ロ 災害時協力井戸による給水

ハ 浄水剤の支給による給水

- 262 - 4 災害救助法に基づく措置

(1)県の措置

福祉保健部地域福祉推進室は、災害救助法が適用された場合、知事の委任に基づき市町村長 が実施する次の範囲内の給水について、必要な措置をとるものとする。

イ 給水の基準

(イ)飲料水を受ける者

災害のため現に飲料水を得ることができない者

(ロ)飲料水の供給方法

① 水道法による水道用水の緊急応援

② ろ水器等による浄水の供給

③ ボトル水等水入り容器の支給

(ハ)飲料水の供給期間

特別の事情のない限り、災害発生の日から 7 日以内の期間とする。

(ニ)飲料水の供給量

最小限度必要な量を供給する。

ロ 給水のための費用

(イ)水の購入費(但し、真にやむを得ない場合に限る)

(ロ)ろ水器その他給水に必要な機械、器具の借上げ費、修繕費及び燃料費

(ハ)浄水用の薬品及び資材費

(ニ)ボトル水の購入費等特に必要と認める費用

(2)市町村の措置

市町村長は、知事の委任に基づく飲料水の供給を実施した場合は、次の帳簿等を備え、必要 な記録を行うとともに、これを保存しなければならない。

イ 救助実施記録日計表 ロ 飲料水の供給簿

ハ 給水用機械器具燃料、ボトル水及び浄水用薬品資材受払簿 ニ 飲料水供給のための支払証拠書類

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