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- 238 - 2 主な機関の救急医療活動

機関名 発災 (緊急対策) 72 時間 (応急対策)

○災害医療対策本部(DMAT調整本部、必要に応じてDM AT・SCU本部等)の設置

○医療情報の収集及び提供

○大分DMAT及び医療救護班への出動要請

○災 害医 療コ ーデ ィネ ー ター及 び災 害薬 事コ ーデ ィ ネー ターの災害医療対策本部(DMAT調整本部、必要に応 じてDMAT・SCU本部等)への出動要請

○医薬品・医療資器材等の確保

○県外のDMAT及び医療救護班の出動要請 ○県外の医療機関に負傷者等の受入要請 ○広域医療搬送のためのSCUの設置

○医療情報の収集及び提供

○医療機関の被災状況等の現地確認

○被災地内における医療救護活動の調整

市町村

○医療救護所の設置

○地域の医療提供体制の確保

○医療救護班の受入・調整

○医薬品・医療資器材等の確保 日本赤十字社

大分県支部 ○医療救護活動の実施

災害拠点病院 ○重症患者等の受入・地域医療搬送 大分 DMAT

指定病院

○被災地でのDMAT活動

○災害医療対策本部での活動 大分県医師会 ○医療救護活動の実施 大分県看護協会 ○災害看護活動の実施 大分県薬剤師会 ○医療救護活動の実施

3 医療情報の収集及び提供

(1)医療情報の収集

福祉保健医療部医療活動支援班及び地区災害対策本部保健所班は、総合調整室情報収集班及 び地区災害対策本部庶務班と連携し、また、おおいた医療情報ほっとネット(広域災害・救急 医療情報システム:EMIS)を活用して、救急医療活動に必要な医療情報を収集する。保健所及 び地区災害対策本部保健所班は、EMIS への医療情報未入力の病院に対し入力を要請するととも に、必要に応じて電話又は訪問確認等を行い代行入力する。

収集する情報は、おおむね次のとおりである。

イ 医療機関の被災状況(電気、水道、医療ガスの確保状況)及び稼働状況(手術の可否、人 工透析が必要な患者の受入の可否、現在受け入れている重症・中等症患者数等)

ロ 医療機関から転送が必要な入院患者数

ハ 透析患者等難病患者が受診可能な医療機関の稼働状況 ニ 負傷者の発生状況

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ホ 被災地及び近隣地域における医療機関の状況(手術、透析等の診療情報及び受入可能患者 数等)

へ 近隣県における受入可能医療機関 ト 道路交通状況

チ 医療救護活動に必要な医師、歯科医師、薬剤師、保健師、看護師等の保健医療活動従事者 の数及び不足数

リ 不足する医薬品・医療資器材等の種類・量及び調達可能量

ヌ 医療救護班、医薬品等医療資器材、負傷者を搬送する緊急車両及びヘリコプター等の確保 状況

ル 市町村が開設する臨時救護所及び避難所の所在地及び収容人数等の規模

(2)医療情報の提供

福祉保健医療部医療活動支援班は、(1)で収集した情報を整理し、総合調整室情報収集班 及び地区災害対策本部庶務班を通じて、市町村、消防機関、日本赤十字社大分県支部、大分県 医師会等医療関係団体、医療機関、消防機関、県民、難病患者等へ情報提供する。

なお、おおいた医療情報ほっとネット(広域災害・救急医療情報システム:EMIS)を活用し て収集する情報については、医療機関に情報の随時更新を要請し、災害活動中の関係機関に対 しインターネット上で継続的に情報提供する。

4 救急医療活動の実施

(1)災害医療対策本部の設置

福祉保健部は、県庁内に災害医療対策本部(DMAT調整本部、必要に応じてDMAT・S CU本部等)を設置し、収集した医療情報を活用し、医療救護活動の調整等を行う。

(2)医療救護所の設置

イ 市町村は、管内の医療機関では負傷者を受け入れできない場合、避難所内あるいは避難所 の近くに医療救護所を設置する。

ロ 市町村は、地域の医師会、歯科医師会、薬剤師会等に対して協力を求め、医療提供体制の 確保に努める。

(3)災害派遣医療チーム(DMAT)、医療救護班、災害支援ナース及び薬剤師班の派遣 イ 福祉保健医療部医療活動支援班は、市町村から要請があったとき又は医療救護活動上効果

的であると判断したときは、大分DMAT指定病院に大分DMATの派遣を要請する。大分 DMATは、被災地での現場活動、病院支援、広域医療搬送の支援等を行う。

ロ 福祉保健医療部医療活動支援班は、市町村から要請があったとき又は医療救護活動上効果 的であると判断したとき、日本赤十字社大分県支部及び大分県医師会に対し医療救護班の派 遣を、大分県看護協会に対し災害支援ナースの派遣を、大分県薬剤師会に対し薬剤師班の派 遣を要請する。

医療救護班、災害支援ナース及び薬剤師班は互いに連携し、被災地内での現場活動や医療 救護所及び避難所等において医療救護活動を行う。

ハ 福祉保健医療部医療活動支援班は、大分DMAT指定病院に対し、予め登録した超急性 期の医療救護活動を統括する災害医療コーディネーターの、また、大分県薬剤師会に対し、

予め登録した災害薬事コーディネーターの、県庁(災害医療対策本部(DMAT調整本部、

必要に応じてDMAT・SCU本部等))への派遣を要請する。

(4)医薬品・医療資器材等の供給

イ 市町村は、避難所及び医療救護所で必要な医薬品・医療資器材等を、最寄りの販売業者等 から調達する。

ロ 福祉保健医療部医療活動支援班は、市町村又は医療機関から、医薬品・医療資器材等につ いて調達の要請を受けた場合もしくは県が必要と判断した場合、備蓄している緊急医薬品等

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医療セットを供給するとともに、大分県薬剤師会に対し、災害用備蓄医薬品の供給を要請す る。また、医薬品卸売業者と連携し、流通在庫の有効活用を図る。

ハ 医薬品・医療資器材等の搬送・保管・分類には、多くの人員を必要とし、また、専門的知 識が必要となる場合もあることから、福祉保健医療部医療活動支援班は薬剤師会、医薬品卸 業協会、医療機器協会の協力を得て医薬品・医療資器材等の供給を実施する。

(5)被災地内における救急医療活動の調整

イ 被災地内の市町村は、大分DMAT、医療救護班及び災害支援ナースの受け入れ及び医療 救護活動を実施するために必要な調整を行う。

ロ 地区災害対策本部保健所班は、管内市町村毎の医療救護活動の実施について必要な連絡調 整を行う。必要に応じ、市町村災害対策本部に職員を派遣し、災害対応状況及び医療救護 活動のニーズを把握する。

(6)広域的な緊急救急医療活動の調整 イ 県外のDMAT及び医療救護班の派遣

福祉保健医療部医療活動支援班は、県独自では十分な医療救護活動が実施できないと判断 した場合、他県及び厚生労働省に対しDMATの派遣を要請するとともに、九州・山口各県 に対し「災害時相互応援協定」に基づく医療救護班の派遣を要請する。

また、県内外及び県内被災地間におけるDMAT等の受け入れ及び医療救護活動を実施す るために必要な調整を行う。

ロ 福祉保健医療部医療活動支援班は、県内において医薬品・医療資器材等を調達できない場 合、九州・山口各県及び厚生労働省の協力を得て調達する。

ハ 福祉保健医療部医療活動支援班は、県内において重症患者等を受け入れる医療機関が不足 する場合、九州・山口各県や厚生労働省に対し受け入れを要請する。

5 地域医療搬送及び広域医療搬送

(1)地域医療搬送(被災地で対応困難な重症患者等を県内の他地域に搬送する活動)

イ 災害現場から救出された重症な負傷者又は医療機関から転送が必要な重症入院患者等は、

被災地内の災害拠点病院に優先的に搬送し、同病院を地域医療搬送の拠点とする。

ロ 搬送は、原則として、被災地内及び応援消防機関の救急車両等及び防災ヘリコプター等の 航空機により行う。

ハ 福祉保健医療部医療活動支援班は、救急車両又はヘリコプター等が不足する場合は、他県 又は自衛隊に協力要請し、確保する(総合調整室庶務班経由「第2章第10節自衛隊の災害 派遣体制の確立」「第2章第16節 交通確保・輸送対策」参照)。

ニ 福祉保健医療部医療活動支援班及び市町村は、消防機関が災害拠点病院の近隣に選定する ヘリコプター離発着場で、円滑な搬送が実施できるよう支援する。

(2)広域医療搬送(被災地で対応困難な重症患者を県外に搬送する活動)

イ 福祉保健医療部医療活動支援班は、広域医療搬送を実施するため、予め選定した候補地へ の広域搬送拠点臨時医療施設(Staging Care Unit:SCU)の設置を要請する。

ロ 被災地内の医療機関では対応困難な広域医療搬送基準に該当する重症患者等は、国と連携 を図りながら、救急車両又はヘリコプター等によりSCUに搬送する。

ハ 福祉保健医療部医療活動支援班は、国と連携を図りながら、他県又は自衛隊に協力要請し、

SCUから県外に搬送するために必要なヘリコプター等の航空機を確保する(総合調整室庶務 班経由「第2章第10節自衛隊の災害派遣体制の確立」「第2章第16節 交通確保・輸送 対策」参照)。

ニ 消防機関、大分DMAT、日本赤十字社大分県支部、医師会、空港等の関係者は、SCUの 運営について、県に協力するものとする。