∞ の
3 籠者意新 6 7 8 9
図
42 1学
級集団の分布図3学
期精神
2級rASDの
子 どもは、1学
期は分布表の左下に位置 していたが、2学
期に学級集団の状態 が良く全体が上位へ移動す るにつれて右上に向上 している。しか し、3学
期は規範意識は変わ らな いが他者意識が下が り戻つている。療育手帳B2の
子 どもは、2学
期には規範意識が向上す るが 3 学期は1学
期に戻つている。 自開症の子 どもは、1,2学 期通 してあま り変わらず3学
期欠席。学級 集団の状態は、学期 を追 うごとに良 くなつているが、3学
期の調査時期に学級の問題が発生 しており、配慮 を要す る子 どもを含め学級集団全体が下位 に下がつている。
0
◎01234
▲
5 4 3
経極 導緊
0
◎ 0 1 250
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
籠 極尋 寝
自開症 スペ ク トラム
0‐
∞ ◎ ③ ◎
◎
◎
012345
他者意識
図
43 q学
級集団の分布図1学
期◎
◎
◎
◎
◎
∞
◎
◎
◎
③ ◎ ◎
│ (D
∞◎ a
i O
の あ ◎
│
◎◎ 9
8 7 6 1: 5 最 4 3 2
1
0
◎
Φ
◎
◎
籠楢遷累 ・
0
図
44
9 8 7 6 5 4 3 2
1
0
◎
◎
◎
◎
◎
0123456
他 者意識
図
45 1学
級集団の分布図3学
期◎
51
この学級集団は、
2人
の 自開症スペ ク トラムの診断 されている子 どもが在籍 している。1学
期 は全体的に下位 に子 どもたちが多かつた。2学
期に2つ
の山ができていることか ら察するとい ろいろな問題が起 きていたことが察せ られ る。3学
期は指導者の粘 り強い指導があ り、全体的に 上位へ移動 し、集団か ら離れている子 どもは見当た らない。こ うした学級集団の状態か ら、特別 支援 を要す る子 どもたちも3学
期には上位へ と移動 している。以上 ことか ら
2つ
の学級集団だけではあるが、障害の種類 によ り程度の差は見 られ るが、いずれ も学級集団に影響 を受けていることが分かる。多 くの子 どもたちが上位へ移動すれば配慮を要す る子 どもも上位へ移動 し、下位へ移動すれば下位へ移動 している。特に、q学
級集団に在籍 している自閉症スペ ク トラムの子 どもは、
2学
期は下位にいて3学
期には上位へ位置 し本来持てる能力 を発揮 し、友だちか らも多 く認められている。配慮を要す る子 どもたちの中には、学習や行動に関す ることや、身体、精神、発達に関す ること な ど、様 々な事情を抱えている子 どもがいる。こうした子 どもたちは常に不安の中にいて、良くも 悪 くも周 りの人的・物的な環境か ら影響 を受け生活を している。特に、配慮 を要する子 どもたちは 人一倍不安の中にいて、強 く影響を受けなが ら生活 している。すなわち、整った学級集団の中では 整 った生活 とな り、備 えている能力が最大限に発揮 され、荒れた学級集団の中では荒れた生活 とな り、その特性が認められる機会を失い、学級集団の中で排除 され ることにもな りやすい。そ うした 意味か ら、こうした不安 を強 く感 じやすい子 どもたちの分布図の位置を常に点検 してお くことは、
学級集団の状態を把握する指標であるのではないだろ うか。
第
2節
指導者の分析1
指導者の意識 と調査結果 との関連指導者の効果的な指導が学級集団の状態を良くしている。効果的な指導 とは、指導者の課題意 識が指導方法を通 して、子 どもたちの中に指導が しっか りと入 り課題が解消されてい くことで ある。指導者の指導が どのくらい効果的に行われているか、学級集団毎に調べた。指導者用のア ンケー トの調査項 目
1か
ら指導者の課題意識 を調べ、指導者が意識 されている項 目と各学級集 団の項 目の状態 とを比較 して調べていくように した。(1)分
析方法①
指導効果の判断基準の設定
指導者の意識 した項 目と、実際に学級集団で調査 した項 目とを比較す るとき、指導効果の 有無を判断す るための共通 した基準が必要である。一つの基準 として、以下の基準を設定 し て効果の有無が判断できないを調べ ることに した。
・
状態度篠:目毎に
A,B,Cの
該当者合計数を調査人数で除 した割合)が50%以
下の項 目 に対 して指導効果が見 られない。・
状態度が
60%以
上の項 目に対 しては、一様指導効果が見 られ る。・
上記以外の状態度が
60未
満〜51以
上の項 目に対 しては、10項
目の うち高い項 目か ら上位半数以上に入 る項 目は指導効果が見 られ る。指導者の意識 した項 目の中で上記の基準が当てはまるとき指導効果が見 られ ると捉 えた。
そこで、各学級集団において学期毎に
10項
目の状態度 を表 に した。その表の中に、・
指導者の強 く意識 した
3つ
の項 目に○を記 した。・
さらに、上記基準に入つている項 目には○を◎に変えて記 した。(表 55〜63)
②
指導効果の指標化
指導効果が見 られた項 目が一年間を通 してい くつあるかを調べ、指導効果の指標化に した。
○
計算方法
一回の調査毎に、指導者が強 く意識 している項 目は
3つ
ずつ選択 されている。一年間で 3 回の調査 を行つているので、指導者一人に対 して合計9つ
の項 目が選択 されている。9つ
の 項 目に対す る指導効果が見 られ る項 目数の割合 を算出 したものが、指導効果の指標化であ る。例 えば、ある学級集団で、
9つ
の項 目の うち一年を通 して6の
指導効果が見 られた項 目が あつた とす ると、6÷
9=0.66
とな り指導の効果 として
66%
と指標化。③ グラフ化
折れ線 グラフで項 目ごとの状態の高低 を捉 えると同時に、指導者 の意識 した項 目と指導効 果の様子が分かるように した。 (図 46〜5の
52
表
55 h学
級集 団にお け る指導者意識 と項 目毎 の状態度 学 期 項 目1基本的生活
項 目2健 康体力
項 目3自 主 自律
項 目4責 任感
項 目5創 意 工夫
項 目6思 いや り
項 目7自 然愛護
項 目8勤 労奉仕
項 目9公 正公 平
項 目 10
公共心
■
■ 36 36 50 59◎ 36
450
27 41 45 68◎2 55 36 55 68
410
68◎ 59 72 68 68◎3 45 36
550
77 55 59◎ 59 72550
68(0/。H
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 9
8
7
6
5
4 3
2
1
③
④
⑤
⑥
⑦
――‐1学 期
‑2学
期……‐3学 期
図
46 h学
級集団における指導者意識 と項 目毎の状態度折れ線 グラフh学
級集団では、1学
期は指導者の意識 している項 目と基準の状態に入る項 目とが一致 しているの は2つ
ある。いずれ も規範意識に関す る項 目であ り、指導方法に関 して も「キッチ リ最後まで」「学 級のルール」と規範意識に関す る方法 と一致 している。2学
期 も2つ
が入つているが、その うちの1 つが他者意識の項 目であ り、指導方法 も「話 し合い」を強 く指導 されている。ただ、項 目5のよ うに 一致 していないものもある。3学
期は1つ一致 している。他者意識に関す る項 目で指導方法 として「尊重 した対応」が強 く一致 している。卒業を前に仲間づ くりに強い指導があつた と思われ、全体的に 高 くなつていることか ら指導に効果が表れている。指導者が意識 した
9つ
の意識の うち効果が表れ ているのは5つ
であ り、指導の効果 としては56%で
ある。指導方法 。
01学
期 「キッチ リ最後まで」「学級のルール」「つい 口出 し」2学
期 「話 し合い」「キッチ リ最後まで」「学級のルール」3学
期 「キッチ リ最後まで」「学級のルール」「尊重 した対応」態度
⑨ ⑩
② ③
①
0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 7 6 5 4 3 2 1
⑨ ⑩
⑦ ③
③ ⑤
① ②
図 47
‑1学
期――・2学期
――‐3学 期
j学
級集団における指導者意識と項目毎の状態度折れ線グラフ
表学56 学級 集 団 にお け る指 導者 意 識 と項 目毎 の 期 項 目的生活1基本 項 目2健
康体力
項 目3自 主 自律
項 目4責任 感
項 目5創 意工夫
項 目6思 いや り
項 目7自 然愛護
項 目8勤 労奉仕
項 目9公 正公平
項 目 10
公共心
38 31
310
56◎ 19 53◎ 50 00■■ 34 50 2 52 74320
65◎ 45 65◎ 55 55 52 483 52 68 39
550 450
65◎ 55 58 42 6153
j学級集 団では、昨年度 の良 くない学級集 団の状態 を引 き継 いでい る様子 が折れ線 グラフの凸凹や 全体的に状態が低 い様子か ら察す ることがで きる。
1学
期 は、意識 と状態 が一致 してい る項 目が2つ
あ り規範 。他者意識 が一つずつ一致 している。指導方法 も 「キ ッチ リ最後まで」「尊重 した態度」 と 規範 。他者 が一つずつ見 られ意識 と方法 が一致 してい る。2学
期 も同 じ2つ
の項 目が一致 している。自治的 な活動 を指導 しよ うとす るが、指示待 ちの子 どもた ちが多 く、その様 子が項 目
3の
不一致 に現 れ ている。3学
期 は意識 と状態 が一致 してい るのは1つであるが、1学
期 よ り全体的に向上 してい る ものの2学
期 よ り下が つてい る項 目もあ る。指導者 が意識 した9つ
の意識 の うち効果が表れている のは5つ
であ り、指導の効果 としては56%で
あ るが、子 どもたちが落ち着いて くるに従 い、課題 に 対す る意識 が薄 らいでい るよ うに推測す る。指導方法・・
1学
期 「キ ッチ リ最後 まで」「じつ と待つ」「尊重 した対応 」2学
期 「個別指導 にな りがち」3学
期 「キ ッチ リ最後 まで」「学級 のルール」表
57 1学
級集 団にお ける指導者意識 と項 目毎の状態度‑1学
期‑2学
期図
48 1学
級 集 団 にお け る指 導者 意 識 と項 目毎 の状 態度 折れ線 グ ラフ1学級集団では、
1学
期 は意識 と状態 が一致 してい る様子が2つ
見 られ、指導が入 つている と思わ れ る。他者・規範意識 が一つずつ見 られ る。2学
期 は意識 と状態が3つ
すべて一致 してい ることか ら 効果 的 な指導 が入 つてい る と思われ る。指導方法 も 「話 し合 い」を強 く行 い他者意識 を高め、規範意 識 の方 法 も多 く取 り入れてい る。 状態が向上 してい る様子が折れ線 グラフか らも察す ることができ る。指導 に効果が表れている。3学
期 は調査未 回収。指導者 が意識 した6つ
の意識 の うち効果が表れ てい るのは5つ
であ り効果は83%で
あ り、指導方法 も意識 と一致 してい る。指導方法・ ・
1学
期 「先生がル ール」「個別指導が 中心」「上 下関係 で指導」「つい 口を出す」2学
期 「話 し合 い」、「個別指導が中心」「つい 口を出す」表
58 m学
級集 団にお ける指導者意識 と項 目毎の状態度0
0
0
0
0
0
0
0
0 8
7 6
5
4
3
2
1
⑨ ⑩
⑦ ③
⑤ 学 期 項 目 1基 本
的生活
項 目2健 康体力
項 目3自 主 自律
4 感 目 任 項
責 項 目5創 意工夫
項 目6思 いや り
項 目7自 然愛護
項 目8勤 労奉仕
項 目9公 正公 平
項 目 10
公共心
1 56 56 56◎ 72 44
440
56 56◎ 34 632 72 69 72(D 78◎ 59 69◎ 59 75 50 72 90
学
期 項 目1基 本的生活 項 目2健 康体力
項 目 3自 主 自律
項 目4責 任感
項 目5創 意 工夫
項 目6思 いや り
項 目7自 然愛護
項 目8勤 労奉仕
項 目9公 正公 平
項 目 10
公 共 心
1
430
57370 430
23 40 40 43 47 572 39 48 52◎ 70◎ 30 72◎ 45 66 33 61
54