下記 7 ⑶④の株式若しくは出資、上記 5
9 税効果相当額の授受
⑴ 改正前の制度の概要
内国法人が他の内国法人から各連結事業年度 の連結所得に対する法人税の負担額として当該 他の内国法人に帰せられる金額として法人税法 第81条の18第 1 項の規定により計算される金額 若しくは地方法人税の負担額として当該他の内 国法人に帰せられる金額として地方法人税法第 15条第 1 項の規定により計算される金額又は附 帯税(利子税を除きます。)の負担額を受け取 る場合には、その受け取る金額は、その内国法 人の各事業年度の所得の金額の計算上、益金の 額に算入しないこととされています(法法26④)。
上記の他の内国法人が上記の内国法人から各 連結事業年度の連結所得に対する法人税の減少 額として当該他の内国法人に帰せられる金額と して法人税法第81条の18第 1 項の規定により計 算される金額若しくは地方法人税の減少額とし て当該他の内国法人に帰せられる金額として地 方法人税法第15条第 1 項の規定により計算され
る金額又は附帯税(利子税を除きます。)の負 担額の減少額を受け取る場合には、その受け取 る金額は、当該他の内国法人の各事業年度の所 得の金額の計算上、益金の額に算入しないこと とされています(法法26⑤)。
内国法人が他の内国法人に各連結事業年度の 連結所得に対する法人税の減少額として当該他 の内国法人に帰せられる金額として法人税法第 81条の18第 1 項の規定により計算される金額若 しくは地方法人税の減少額として当該他の内国 法人に帰せられる金額として地方法人税法第15 条第 1 項の規定により計算される金額又は附帯 税(利子税を除きます。)の負担額の減少額を 支払う場合には、その支払う金額は、その内国 法人の各事業年度の所得の金額の計算上、損金 の額に算入しないこととされています(法法38
③)。
上記の他の内国法人が上記の内国法人に各連 結事業年度の連結所得に対する法人税の負担額 として当該他の内国法人に帰せられる金額とし て法人税法第81条の18第 1 項の規定により計算 される金額若しくは地方法人税の負担額として 当該他の内国法人に帰せられる金額として地方 法人税法第15条第 1 項の規定により計算される 金額又は附帯税(利子税を除きます。)の負担 額を支払う場合には、その支払う金額は、当該 他の内国法人の各事業年度の所得の金額の計算 上、損金の額に算入しないこととされています
(法法38④)。
⑵ 改正の内容
内国法人が他の内国法人から当該他の内国法 人の通算税効果額を受け取る場合には、その受 け取る金額は、その内国法人の各事業年度の所 得の金額の計算上、益金の額に算入しないこと とされました(法法26④)。
(注 1 ) 通算税効果額のうち附帯税の額に係る部 分の金額を受け取る場合にはその受け取る 金額は利益積立金額の期末の増加項目とさ れ(法令 9 一ホ)、通算税効果額のうち附帯
税の額に係る部分の金額以外の金額を受け 取ることとなる場合にはその受け取ること となる金額は利益積立金額の期末の増加項 目とされています(法令 9 一ヘ)。したがっ て、連結納税制度の場合と同様に、本税部 分は「受け取ることとなる」時点すなわち 発生事業年度の増加項目となり、附帯税部 分は「受け取る」時点すなわち確定日の属 する事業年度の増加項目となります。なお、
他の通算法人が修正申告をした場合に通算 税効果額を授受することとしている場合に おけるその授受する金額は、その通算法人 が修正申告をしない場合には、当該他の通 算法人が修正申告をした日の属する事業年 度の利益積立金額の増減とすることも考え られます。
内国法人が他の内国法人にその内国法人の通 算税効果額を支払う場合には、その支払う金額 は、その内国法人の各事業年度の所得の金額の 計算上、損金の額に算入しないこととされまし た(法法38③)。
(注 2 ) 通算税効果額のうち附帯税の額に係る部 分の金額を支払う場合にはその支払う金額 は「留保していない金額」(法令 9 一)とし て利益積立金額の期末の減少項目とされ、
通算税効果額のうち附帯税の額に係る部分 の金額以外の金額を支払うこととなる場合 にはその支払うこととなる金額は利益積立 金額の期末の減少項目とされています(法 令 9 一カ)。したがって、連結納税制度の場 合と同様に、本税部分は「支払うこととな る」時点すなわち発生事業年度の減少項目 となり、附帯税部分は確定日の属する事業 年度の減少項目となります。
通算税効果額とは、法人税法第64条の 5 第 1 項又は第64条の 7 の規定その他通算法人(通算 法人であった内国法人を含みます。以下同じで す。)のみに適用される規定を適用することに より減少する法人税及び地方法人税の額に相当 する金額として通算法人と他の通算法人との間
で授受される金額をいいます(法法26④)。
(注 3 ) 外国税額控除には、通算法人であった事 業年度の税額控除額の過不足額相当額をそ の後の事業年度の法人税の額から控除し、
又はその額に加算する措置があります(法 法69⑰⑱)。この措置を適用する判明時点で は通算法人でなくなっている場合がありま すが、この加減算分に対応する税効果額も 授受されることがあり得ます。このような 規定を対象とするため、「通算法人(通算法 人であった内国法人を含む。)のみに適用さ れる規定」とされているものです。
グループ通算制度は、個々の通算法人を納税 義務者として、個々の通算法人が所得金額を計 算し法人税を納付する制度であることなどから、
グループ全体の法人税及びそれを配分するため の個別帰属額の計算は不要となります。また、
「グループ通算制度により減少する法人税相当 額」を計算する規定は、法令上必要がないこと から規定されていません。
他方で、通算法人は、グループ通算制度を利 用することにより、他の通算法人の欠損金を自 身の所得金額から控除することとなります。こ れにより、その通算法人の税負担は減少する一 方で、他の通算法人の欠損金が減少し、将来の 税負担額が増加することとなります。このこと から、グループ通算制度により減少する法人税 相当額について、連結納税制度と同様に、通算 法人間において金銭等の授受が行われることが 想定されます。
以上のことから、通算法人間で「損益通算等 により減少する法人税相当額」として授受した 金額(通算税効果額)は、現行制度において連 結法人間で授受される個別帰属額と同様に法人 税に相当する金額であることから、益金不算 入・損金不算入とされているものです。
10 会社更生等による債務免除等があった 場合の欠損金の損金算入
⑴ 改正前の制度の概要
① 会社更生による債務免除等があった場合の 欠損金の損金算入
内国法人について更生手続開始の決定があ った場合において、その内国法人が一定の債 権につき債務の免除を受けたこと等の事実に 該当するときは、その該当することとなった 事業年度前の各事業年度において生じた一定 の欠損金額のうち次の金額の合計額に達する までの金額は、損金の額に算入することとさ れています(法法59①)。
イ その更生手続開始の決定があった時にお いてその内国法人に対し一定の債権を有す る者(その内国法人との間に連結完全支配 関係がある連結法人を除きます。)からそ の債権につき債務の免除等を受けた場合に おけるその債務の免除を受けた金額(その 債務の消滅に係る利益の額を含みます。)
ロ その更生手続開始の決定があったことに 伴いその内国法人の役員等(役員若しくは 株主等である者又はこれらであった者をい い、その内国法人との間に連結完全支配関 係がある連結法人を除きます。)から金銭 その他の資産の増よを受けた場合における その贈与を受けた金銭の額及び金銭以外の 資産の価額
ハ 会社更生法等の規定に従って資産の評価 換えをした場合における評価益の額として 益金の額に算入される金額(評価損の額が ある場合には、評価損の額として損金の額 に算入される金額を控除した金額)
② 民事再生による債務免除等があった場合の 欠損金の損金算入
内国法人について再生手続開始の決定があ ったこと等の事実が生じた場合において、そ の内国法人が一定の債権につき債務の免除を 受けたこと等の事実に該当するときは、その