図−4(5) 震度分布
南海トラフ巨大地震(陸側ケース)
図−5 液状化危険度分布(PL 値)
南海トラフ巨大地震(ケース1) 安芸灘〜伊予灘〜豊後水道の地震
讃岐山脈南縁−石鎚山脈北縁東部の地震 石鎚山脈北縁西部−伊予灘の地震
安芸灘断層群(主部)の地震
安芸灘断層群(広島湾−岩国沖断層帯)の地震浸水深 5.0m以上
4.0m以上 5.0m未満 3.0m以上 4.0m未満 2.0m以上 3.0m未満 1.0m以上 2.0m未満 0.3m以上 1.0m未満 0.01m以上 0.3m未満
図−6 津波による最大水深分布図(構造物が機能しない場合)
【参考】
■中国地域の活断層の長期評価結果について
文部科学省地震調査研究推進本部は、中国地域に分布し、M6.8 以上の地震を引き起こす可能性の ある活断層を総合的に評価し、「中国地域の活断層の長期評価(第一版)」として平成 28 年7月1日に 公表した。
この地域評価では、広島県の活断層について、これまで評価対象とされていなかった「長者ヶ原−
芳井断層」、「宇津戸断層」、「安田断層」、「筒賀断層」及び「黒瀬断層」の5つの活断層が新たに評価 対象として加えられた。
なお、地震調査研究推進本部では、この地域評価の結果を踏まえ、平成 29 年2月 21 日に「長者ヶ 原−芳井断層」及び「筒賀断層」を主要活断層帯に選定している。
新たに評価対象とされた活断層の長期評価結果の概要は、次のとおりである。(既に、地震被害想定調 査で想定地震とした「長者ヶ原−芳井断層」は除く。
(1) 宇津戸断層 区 分 内 容
位 置 府中市から世羅郡世羅町、尾道 市にかけて分布
長 さ 約 12km 地震の規模 M6.7 程度
最大震度 震度6強(予測震度分布より)
平均活動間隔 不明 今後 30 年以内 の発生確率 不明
(2) 安田断層 区 分 内 容 位 置 三次市に分布 長 さ 約5km 地震の規模 M6.0 程度
最大震度 震度6弱(予測震度分布より)
平均活動間隔 不明 今後 30 年以内 の発生確率 不明
予測震度分布(簡便法計算結果)
予測震度分布(簡便法計算結果)
平均活動間隔 不明 今 後 30 年 以
内
の発生確率
不明
(4) 黒瀬断層 区 分 内 容
位 置 東広島市に分布 長 さ 約5km
地震の規模 M6.0 程度
最 大 震 度 震度7(予測震度分布より)
平均活動間隔 不明 今後 30 年以内 の発生確率 不明
(注)予測震度分布(簡便法計算結果 平成 28 年 12 月地震調査研究推進本部作成)について
・予測震度分布(簡便法)は、強い揺れになる地域の広がりの目安を示したものであり、実際は予測 よりも大きな揺れになる場合がある。
・地震の規模の評価結果がM6.8 未満の断層の場合、地震調査研究推進本部では、地震規模の下限M6.
8 を用いて評価し、予測震度分布を作成している。
予測震度分布(簡便法計算結果)
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第8節 減災目標
1 方針
大規模地震はいつでもどこでも起こりうる状況であり、効果的な対策を着実に推進し て被害の軽減を図るため、実効性のある減災目標を定める。
2 減災目標
地震の発生により想定される死者・負傷者、経済被害を減少させる。
3 具体目標
対 策 項 目 具 体 目 標 関 連 計 画 目 標 年 度 小 ・ 中 学 校 の 耐 震 化 小 ・ 中 学 校 耐 震 化 率 1 0 0 % 市 総 合 計 画 平 成 3 3 年 度 住 宅 の 耐 震 化 住 宅 耐 震 化 率 7 1 % 市 耐 震 改 修
促 進 計 画 平 成 3 2 年 度 自 主 防 災 組 織 の 拡 充 自 主 防 災 組 織 結 成 率 8 0 % 市 総 合 計 画 平 成 3 3 年 度 防 災 セ ン タ ー 来 館 者
数 増 防 災 セ ン タ ー 来 館 者 数 2 , 5 0 0 人 市 総 合 計 画 平 成 3 3 年 度 耐 震 基 準 を 満 た す
消 防 庁 舎 数 消 防 庁 舎 数 7 箇 所 ( す べ て の 庁 舎 ) 市 総 合 計 画 平 成 3 3 年 度
4 目標達成のための施策体系
具体目標のほか、被害軽減に資する対策目標について、定性的目標を定めて体系化 し、総合的に被害軽減対策を推進する。
(1)人的被害軽減関係施策
ア 揺れによって発生する死者・負傷者数の軽減
(ア)住宅等建築物の耐震化
具 体 目 標 ( 定 量 的 目 標 ) 定 性 的 目 標 小 ・ 中 学 校 の 耐 震 化 ( 耐 震 化 率 1 0 0 % )
住 宅 の 耐 震 化 ( 耐 震 化 率 7 1 % )
○ 公 共 建 築 物 の 耐 震 化
○ 住 宅 の 耐 震 診 断 推 進
○ 住 宅 の 耐 震 改 修 推 進
(イ)火災対策
具 体 目 標 ( 定 量 的 目 標 ) 定 性 的 目 標
○ 自 主 防 災 組 織 の 拡 充 ( 組 織 率 8 0 % )
○ 防 災 セ ン タ ー 来 館 者 数 増 ( 2 , 5 0 0 人 )
○ 耐 震 基 準 を 満 た す 消 防 庁 舎 数 ( 7 箇 所 )
○ 消 防 力 の 充 実 ・ 強 化
○ 消 防 団 の 充 実 ・ 強 化
○ 避 難 行 動 要 支 援 者 の 支 援 対 策 推 進
○ 防 災 教 育 の 推 進
○ 地 域 に お け る 防 災 訓 練 等 の 実 施
○ 緊 急 地 震 速 報 等 の 活 用
○ エ フ エ ム お の み ち の 放 送 エ リ ア 拡 充
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○ 防 災 セ ン タ ー 来 館 者 数 増 ( 2 , 5 0 0 人 ) ○ 防 災 教 育 の 推 進
○ 地 域 に お け る 防 災 訓 練 等 の 実 施
○ 緊 急 地 震 速 報 等 の 活 用
○ エ フ エ ム お の み ち の 放 送 エ リ ア 拡 充 イ 津波によって発生する被害の軽減
具 体 目 標 ( 定 量 的 目 標 ) 定 性 的 目 標
自 主 防 災 組 織 の 拡 充 ( 組 織 率 8 0 % )
○ 総 合 防 災 マ ッ プ の 整 備 ・ 促 進 等
○ 海 抜 表 示 板 の 整 備
○ 津 波 防 災 訓 練 の 実 施 ウ その他重症者救命のための施策
(ア)救助・救急医療体制の整備
具 体 目 標 ( 定 量 的 目 標 ) 定 性 的 目 標
耐 震 基 準 を 満 た す 消 防 庁 舎 数 ( 7 箇 所 )
○ 迅 速 ・ 的 確 な 救 出 救 助 活 動 の 実 施
○ 救 助 ・ 救 急 医 療 体 制 の 整 備
○ 広 域 的 な 連 携 の 強 化
(イ)市の防災体制の充実
具 体 目 標 ( 定 量 的 目 標 ) 定 性 的 目 標 ― ○ 災 害 対 策 体 制 の 強 化
○ 実 践 的 な 防 災 訓 練 の 実 施
(2)経済被害軽減施策
建物の倒壊等による資産への被害額軽減
具 体 目 標 ( 定 量 的 目 標 ) 定 性 的 目 標
○ 小 ・ 中 学 校 の 耐 震 化 ( 耐 震 化 率 1 0 0 % )
○ 住 宅 の 耐 震 化 ( 耐 震 化 率 7 1 % )
○ 公 共 建 築 物 の 耐 震 化
○ 住 宅 の 耐 震 診 断 推 進
○ 住 宅 の 耐 震 改 修 推 進
(3)発災時の対応と復興に向けた準備 発災時の対応とくらしの復興
具 体 目 標 ( 定 量 的 目 標 ) 定 性 的 目 標
自主防災組織の拡充(組織率80%)
○ 食 料 ・ 生 活 必 需 品 等 の 確 保
○ 被 災 者 の 住 宅 確 保
○ 生 活 ・ 健 康 相 談 へ の 対 応
○ 被 災 者 へ の 対 応
○ 災 害 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 へ の 支 援 5 目標達成のための施策推進等
各防災機関は施策に沿って、地震被害軽減のための対策を主体的に推進するととも に、市は、必要に応じて施策の見直しを行う。