第2章 研究活動
第2節 研究成果の公表と活用
(本学における学会の開催/講座間の共同研究/学内講演会及びシンポジウム/研究雑誌の発行など)
生活科教育講座
1 本学における学会の開催
(1)平成 13 年4月より,日本生活科・総合的学習教育学会の事務局を本講座が担当し,平成 22 年 度も年次大会(京都大会)の開催に尽力した。
2 講座間の共同研究
(1)大学・附属学校共同研究会における研究
生活科・総合的学習教育分科会において,本講座の野田敦敬を中心にして,附属名古屋小学校 教員,附属岡崎小学校教員,附属高等学校教員などと共に8月5日に研究会を開催し,生活科教育 の在り方について研究を深めた。また,附属名古屋小学校,附属岡崎小学校及び附属幼稚園に講座 の教員が出向き,授業や保育を参観すると共に,それをもとに協議した。
(2)他講座学生の卒業研究指導への協力
野田敦敬:自然系理科教育領域の学生5名の指導 中野真志:人文社会系哲学専修の学生4名の指導 3 学内講演会及びシンポジウム等
2月 12 日(土)には,修論発表会の前に,「生活科・総合的学習Q&A」というテーマで,県内 の教員の生活科・総合的学習の指導での日頃の悩みを共有し合い,解決策を検討する研修会を大学 院生を含め約 40 名の参加で開催した。
4 研究雑誌の発行
他大学教員,本講座教員,大学院生,県内小学校教師など 16 本の論文等を掲載した本講座研究 紀要『生活科・総合的学習研究』第9号を発行し,全国及び県内の研究者と小学校教師に配布した。
障害児教育講座
1 本学における学会の開催
2010 年 12 月 10 日・11 日の2日間に渡り開催された日本リハビリテイション心理学会(於:名 古屋国際会議場)の事務局を本講座の教員が担当した。
学会当日は,国内外を含めて 200 名の参加者が集い,研究発表や学術シンポジウムの会場で論議 が交わされた。学術シンポジウムでは,東京大学先端科学センターの熊谷晋一郎氏と九州大学高等 教育センターの長野剛氏を招聘し,「現象としての肢体不自由」というテーマで,本領域の基礎研 究及び障がい者支援の今後に関する有益な提言がなされた。また,2日目のプログラムでは,臨床 動作法の初学者向けのワークショップも開催され,大変盛況な2日間の学会であった。
2 講座間の共同研究
講座内の教員が,日本語教育講座の教員を中心としたプロジェクト「外国人児童生徒支援プロジェ クト」に参画し,調査研究,発達障害のある外国人児童生徒の教育支援,報告書等の作成にあたっ ている。
3 学内講演会及びシンポジウム
本講座の教員が,「愛知教育大学LD研究会」,「愛知・特別支援教育フォーラム」を開催している。
また,本講座教員が,「日本国際聾教育学会」,「日本聴覚障害教育実践学会」の事務局を担当し,
年2回,学会を開催し,学外関係者との連携を取りながら地域貢献している。
4 研究雑誌の発行
本講座教員の個人研究,共同研究等を「障害者教育・福祉学研究」において報告している。
第2章 研究活動
5 その他(社会連携・他機関交流等)
愛知県・名古屋市の特別支援学校,小中学校,高校等で,研究プロジェクト委員,研修会講師,
教育相談等を担当している。また,障害者団体の役員等を務め,地域の障害者福祉に貢献している。
幼児教育講座
1 本学における学会の開催 特になし
2 講座間の共同研究
・ 附属幼稚園の研究協議会において,共同研究者として講座全員で参加して,分科会の充実を図っ た。
・ 『愛知教育大学 大学・附属学校共同研究会 報告書』において,附属幼稚園の分科会での話 し合い・討議の内容をまとめ報告した。
・ 附属幼稚園の研究紀要に論文を寄稿した。
3 学内講演会及びシンポジウム
テーマ 「外国人乳幼児の教育・保育における課題」
開催日 2010 年 12 月 10 日(金)13:30 〜 16:00 場 所 第二共通棟 421 教室
講 師 太田美鈴氏(安城市立さくら保育園主任保育士)
藤井弓子氏(名古屋市立五条保育園保育士)
岡田安代氏(元本学教授 外国人児童生徒支援リソースルームオドバイザー)
参加人数 約 200 人 4 研究雑誌の発行
上記3の「外国人乳幼児の教育・保育における課題」の報告書を作成した。
5 その他(社会連携,他機関交流等)
・ 教員免許状更新講習の講師として,講座の教員全員が携わった。
・ 高校への出前授業に参加した。
・ 愛知県内の多くの市町村(自治体)において,幼児教育に関する研修の講師や委員を務めた。
・ 愛知県内の幼稚園,保育所,施設,学校に学生とともに訪問させていただき,実践を観察・記 録したり,論文として整理したりした。
・ 保育士養成協議会のセミナー・研修会(全国及び中部地区)や日本保育学会などの学会への積 極的な参加をした。
養護教育講座
1 本学における学会の開催 講座が主催したものはない。
2 講座間の共同研究
講座間では個人レベルでの共同研究は継続しているが,講座全体での共同研究で 2010 年度に発 表したものはない。
3 学内講演会及びシンポジウム 講座が主催したものはない。
4 研究雑誌の発行
1996 年度より「卒業研究論文集」を発行しているが,2009 年度より,印刷をやめて CD-R での 記録とし,2010 年3月に第 14 巻を,2011 年3月に第 15 巻を発行した。
5 その他(社会連携・他機関交流等)
2010 年8月に,養護教諭専修免許取得のための免許法認定公開講座を2講座開講した。これは養 護教育講座として,毎年交代で,複数の担当者を決めて,社会貢献の一環として実施しているもの である。また,同年8月に実施された本学主催の教員免許状更新講習では,ほぼ全員の教員が参加 して,養護教諭向けの選択領域3コマ分等を担当した。
学校教育講座
1 本学における学会の開催
学会の開催はなかったが,教育学分野では,中部教育学会に理事及び幹事を選出し,学会運営の 責任を担っている。
2 講座間の共同研究
本講座の教員が教育創造開発機構の専担教員や兼担教員として,大学教育開発に取り組んでいる。
3 学内講演会及びシンポジウム 特になし。
4 研究雑誌の発行 特になし。
5 社会連携
・ 2010 年7月から8月にかけて社会教育主事講習を担当した。
主任講師:大村 惠,副主任講師:荒井文昭
・ 2010 年度,本学には県内外合わせて 71 校の高校から模擬授業の依頼があったが,そのうち以 下の5校(6件)に本講座の教員が対応した。
愛知県立刈谷北高校(2件),愛知県立豊田北高校,愛知県立熱田高校,
三重県立四日市西高校,私立南山高校男子部。
教育臨床学講座
1 本学における学会の開催 平成 22 年度は開催していない。
2 講座間の共同研究
学校教育臨床専攻の運営は本講座を中心としながら,学校教育講座,保健環境センター,障害児 教育講座等,講座間の協力のもとでなされている。そのために同専攻の活動,特に教育臨床基礎実 習Ⅰ・Ⅱ及び教育臨床実習Ⅰ・Ⅱにおいて行われる事例研究は,実習という形態をとりながらそれ ぞれの講座の教員の出席のもとに共同研究という形になっている。その成果は毎年発行される「心 理教育相談室紀要」として結実している。
3 学内講演会及びシンポジウム
本学を卒業,修了した臨床心理士並びに,本講座が中心となる学校教育臨床専攻の修了生,在校 生を対象とした,「第 13 回 愛知教育大学 心理臨床の集い」を開催した。コメンテーターとして,
長谷川啓三氏(東北大学大学院教授)を招いた。開催及び運営に本講座,専攻の関係する教員がそ の任に当たった。参加者は 103 名であった。
4 研究雑誌の発行
教育臨床総合センターの発足に伴い,教育臨床研究部門の「心理教育相談室紀要(教育臨床学研 究)」と,発達支援研究部門の「治療教育研究」を統合し,新たに「教育臨床総合センター紀要」
を創刊した。
教職実践講座
1 教員養成評価機構による認証評価結果(2011 年 3 月 29 日公表)
第2章 研究活動
2010 年 11 月 18 日・19 日の両日,教員養成評価機構評価員5名及び同評価委員会委員1名によ る本学教職大学院の訪問調査が行われ,教職大学院関係者及び教員との面談,授業視察及び学習環 境の状況調査,教育委員会関係者及び連携協力校校長との面談,学生及び修了生との面談並びに関 連資料の閲覧等の結果,「教職大学院評価基準に適合している」と認定された。
2 本学における学会・研究会・協議会等の開催
設置目的に合わせた県市教育委員会・総合教育センター・連携協力校等の諸先生方,指導主事,
校長先生方との「愛知教育大学 教職大学院運営協議会(議長は研究科長・学長)」を年2回開催,
また,学生の実践研究を広く公開し意見を伺う機会として「修了報告会」「中間発表会」等の実践 研究報告会や意見交換会を適宜行った。
3 授業公開,FD活動,講座間の共同研究
平成 20 年度の設置以降,毎年,年間4日の授業公開日(入試説明会を同時開催)を設け,全学 はもとより広く一般に授業内容を公開し,見学者に授業アンケートを実施するとともに,教員間の 研修としてFD活動に努めている。また,学部の「6年一貫教員養成コース」学生への授業(3〜
4年生)や教育実習・実践指導等を通じて,学部と大学院接続のための共同授業研究等を具体的に 進めている。
4 研究報告書の発行
二期入学学生の2年間の学びの記録・履歴と考察(ポートフォリオ,課題実践研究等)を紀要・
論文形式に集約した『修了報告論集 第2輯』(2011 年3月)を刊行した。
5 研究・教育成果の還元,修了生への支援体制等
基礎・応用領域の修了学生による県市・地域での成果還元(研究授業提案や研修会講師),全国 的な学会参加や発表,日本教育大学協会でのポスター発表,「同 年報」への掲載等,研究実践成 果を報告してきている。また,修了生への継続的な支援体制も少しずつ整えることで,教職大学院 での学びが教育現場に効果的に生かされるよう取組を行っている。
6 社会連携,他機関交流等
本講座は,研究科設置の目的に沿って常に愛知県・名古屋市教育委員会,愛知県総合教育センター,
各地域の学校現場と連携し,継続的に教育活動を推進している。愛知県総合教育センターでの研修 講師,基礎・応用領域の学生が実習を行っている県内の「連携協力校」へ各教員が複数回出向いて の授業・学級・学校経営の指導助言,高校への模擬授業(授業公開,入試説明会等数回),公開講 座開催(複数)等の他,各教員が日常の活動として連携協力校,市町教育委員会等の様々な取組に 協力している。
国語教育講座
1 本学における学会の開催
平成 22 年度における開催はない。
2 講座間の共同研究
国語教育講座,社会科教育講座,地域社会システム講座に属する教員有志によって,日本文化研 究の研究誌を発行している。
3 学内講演会及びシンポジウム 国語書道専攻学術講演会 開催日 平成 22 年 12 月3日 演 題 ニホンゴって面白い!
講 師 横浜国立大学 金澤裕之教授
要 旨 「〜なそう」「〜なさそう」の本来の使い分けと,今日的使用の実態との相違に着目し,
そこに見出される「誤用」発生のしくみを整理・分析することなどを事例として,言