第6章 附属施設の概要
第4節 教育創造開発機構
機構設立の目的
本機構は,「大学教育・教員養成開発センター」「教育臨床総合センター」「国際交流センター」「地 域連携センター」及び「科学・ものづくり教育推進センター」を統括し,これらの相互の連携を図る ことにより,本学の教育研究機能の創造的かつ開発的な発展に寄与することを目的として設置されて いる。
機構の構成
本機構は,「大学教育・教員養成開発センター」「教育臨床総合センター」「国際交流センター」「地 域連携センター」及び「科学・ものづくり教育推進センター」の5センターから成る。
また,平成 22 年4月より,機構全体の事務運営の合理化と省力化のために,各センター等に点在 していた事務組織・事務室を統合して「教育創造開発機構運営課」が新設された。
機構の活動報告
平成 22 年度においても,教育創造開発機構委員会を開催し,5センターの有機的な連携を目的に 情報の共有を図るとともに,各センターの活動を推進した。
また,同委員会における検討事項については,以下に簡略を記した。なお,毎委員会ごとに,各セ ンターでの活動状況が報告された。
第1回 2010 年6月4日
・各センターの活動報告及び機構全体の業務推進を図るため教育創造開発機構運営課を新設したこ とについて説明があり,各センター長,専担・兼担教員及び事務職員の紹介が行われた。
第2回 2010 年9月8日
・本機構の本学ホームページ掲載にあたり,本学における機構の位置づけが分かり易いレイアウト 等について検討を行ない,トップページに機構のバナーを設置し掲載することとした。
・教育創造開発機構紀要(以下,機構紀要)創刊号への論文投稿者について確認が行われ,機構紀 要の創刊準備を開始した。
第3回 2010 年 10 月 13 日
・平成 22 年度年度計画の実施及び取組状況中間報告において,各センターからの報告の後,自己 評価基準の低い項目について,実施に向けて対応することの確認が行われた。
第4回 2010 年 11 月 10 日
・機構紀要編集委員会において,本機構紀要に投稿された学術論文について,査読指針内規を策定 したこと及び査読者情報が投稿者はもとより外部に漏れないよう配慮することの確認が行われ た。
・平成 23 年度における専担・兼担教員の公募方法等について確認し,公募を開始した。
第5回 2011 年 12 月 15 日
・平成 23 年度における専担・兼担教員を各センター毎に選出し,取扱要領に基づき学長指名され たことについて承認された。
・プロジェクト経費で運営されている小中英語教育支援室の機構参画について,担当者間で協議を 開始したことの報告があった。
・機構紀要編集委員会から査読結果の報告があった後,表紙レイアウト及び投稿者の掲載順の検討 状況について報告が行われた。
第6回 2011 年1月 12 日
・平成 24 年度概算要求に向けた新規要求事項に係る照会並びに平成 22 年度予算執行状況報告及び
第6章 附属施設の概要
年度中の執行計画について報告があった。
第7回 2011 年2月 16 日
・第5回開催の本委員会で協議内容の報告を行った小中英語教育支援室とのその後の検討経緯につ いて報告が行われた。
・平成 22 年度年度計画の実施状況及び進捗状況等自己評価について,評価委員会へ提出する報告 原案の確認が行われた。
・平成 23 年度機構各センターの研究協力員の募集について確認した。
・平成 23 年度機構予算について確認した。
第8回 2011 年3月 10 日
・平成 23 年度からの各センター長の選任結果報告が行われ,平成 23 年度からの体制について確認 があった。
・継続的に協議を続けてきた小中英語教育支援室が,小中英語教育支援部門として大学教育・教員 養成開発センター内に新設されることに伴い,関係規程等の一部改正について審議が行われた。
・平成 23 年度機構紀要への投稿申込みについて確認した。
1 大学教育・教員養成開発センター
センター設立の目的
本センターは,大学教育及び教員養成に関する今日的課題のもとに,理論と実践の融合を具体的に 追究することを通して,本学における教育課程,授業科目,教育内容及び方法その他の教育全般につ いて,全学体制による改善と開発を図り,教養教育及び教科教育を含む教職の専門性に関わる教育研 究を創造的に発展させることを目的として設置されている。
センターの構成
本センターは,教科教育研究部門,教育実習部門,FD・学習支援部門,教員免許更新支援部門,
愛知教育大学史資料部門の5部門からなる。また,公募により部門ごとに委嘱された研究協力員の協 力の下,全学的な課題について対応している。
センターの活動報告 (1)教科教育研究部門
年間9回の研究会を開催した。参加者は,1回平均 14 名程度であった。第5回研究会では,
佐藤洋一前理事から「教科学」についての話題提供をしていただき,その後,議論した。教育実 践総合センター「教科教育研究分野」の活動を引き継ぎ,「SCOPE Ⅲ」創刊号を「小学校学習指 導要領完全実施で思うこと」というテーマで編集し,県内の全ての公立学校に配布した。また,
小学校用教科書について,全教科・全学年・全教科書会社の平成 23 年度版を2部ずつ整備した。
大学・附属学校共同研究領域では,研究成果をまとめた報告書を作成した。
(2)教育実習部門
平成 21 年度後期に大幅改訂を行った『教育実習の手引』の一部修正を行った。10 月 15 日(金)
に,島根県で開催された日本教育大学協会の教育実習研究部門の研究集会に研究員1名が参加し,
全国的な情報と資料の収集に努めた。
日本教育大学協会の平成 21 年度研究助成を受けて取り組まれた「教育実習における Web サイ トを活用した学習支援システム構築への試み」(同協会研究年報第 29 集掲載)の調査結果から明
らかになった課題(学生たちは教育実習の前後において学習指導案作成に最も苦慮しているとい う実態)を文部科学省の特別経費概算要求に際して資料提供したところ,平成 23 年度プロジェ クト「学習指導案データベース化を軸とする教育実習支援システムの構築」として採択された。
これまでの教育実習部門としての研究成果を生かしながら,プロジェクトの充実に向けた協力を 進めている。
(3)FD・学習支援部門
平成 22 年7月より学生・職員参加型のボランティア FD 組織(通称「あいこね」,部門担当教 員全員が参加)の活動が始まり,8月 28 日,29 日に立命館大学で行なわれた「学生 FD サミット」
に研究協力員1人と学生及び教員のボランティアが参加した。さらに 12 月9日に立命館大学の 木野茂教授を迎えて,学生・職員参加型の FD 集会「学生の声を聴く FD とは」を実施した。また,
大学院 FD(2/16)及び全学 FD「成績評価と GPA − その信頼性と有効活用」(3/10)の企画・
開催に協力した。
初年次教育では,試行実施状況の交流を含めた担当者の FD 会議を行ない,7月 28 日には,
初年次教育に関する FD を学生参加型として実施した。また,新カリキュラムで新設予定の初年 次教育科目の内容についての検討を進めつつ,次年度の試行継続に向けての提案と各教育単位の 初年次教育担当教員の選出依頼を行ない,基礎科目以外に,専門科目やガイダンスなどの授業外 での初年次教育の取組も含めての各教育単位での実施予定を確認した。
学習支援としては,TIPS の編纂を続けるとともに,e ポートフォリオを実稼働させ,教務課 と協働しつつ利用説明会,利用方法パンフレットの作成・周知など,利用促進に向けた取組を行っ ている。
また,継続的に実施している学生による授業改善アンケートの集計結果及び教員による自己評 価書については,随時,本学ホームページで公表し,教員の資質向上に寄与している。
(4)教員免許更新支援部門
平成 21 年度,22 年度の実施結果を踏まえて,平成 23 年度の講習開設へ向けての対応・改善を,
担当課である教育創造開発機構運営課との協働で進めている。事後評価(アンケート)に関しては,
文部科学省作成の共通様式にあわせて,平成 22 年度より本学独自の項目を設定し,受講者の意 見をより幅広く収集できるよう努めた。これらの結果については,講習開設の改善のための資料 としてのみならず,受講者が講習を選択する際の指針のひとつとして,本学ホームページ等での 情報提供を行うことを検討している。
なお,第4章第1節「5教員免許状更新講習」の項に,平成 22 年度の実績等を掲載している ので,そちらも参照されたい。
(5)愛知教育大学史資料部門
平成 22 年度より,全国大学史資料協議会に入会し,大学史の研究並びに大学文書の収集・整理・
公開の実際について最先端の知見を取り入れる体制を整えた。また,附属図書館内にある当部門 室内に大型書棚を設置し,作業しやすい環境を確保した。
具体的な業務としては,学内で廃棄予定の文書を整理し,保存すべきものを指定する作業に従 事したほか,全国の各大学アーカイブズから送付される多数の資料を整理した。