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石炭の物流・商流

ドキュメント内 平成26年度石油産業体制等調査研究 (ページ 78-81)

3. LP ガス市場の現状

4.1 石炭の商品先物取引所への上場に向けた課題

4.1.3 石炭の物流・商流

2011年度、2012年度および2013年度の数値を参考とした現状の石炭の物流・商流図 4.1-1を次ページに示す。

現状の石炭の物流をみると、海外からの輸入が、約1億8,000万トンで、その内、一般 炭は約1億1,500万トン、原料炭が約6,500万トンである。国内炭は、一般炭が僅か120 万トンである。輸入一般炭約1億1,500万トンの内、約7,000万トンは、電力会社・卸電 力会社が商社経由で輸入している、残り約4,500万トンは、石炭取扱業社・石炭商社が電

72 約1.2百万t

輸出:170百万~185百万t

 輸入:約4,500万t     輸入:約6,500万t

需要:

図4.1ー1 石炭の物流・商流図

(2011年度、2012年度、2013年度の数値を参考とした概数)

輸入:約7,000万t

一般炭 原料炭

国内炭 輸入炭 輸入炭

電力会社 鉄鋼会社

卸電力会社等 セメント会社 紙パルプ

会社 石炭取扱業者・石炭商社 商社

産炭国

商社(電力の子会社も)

コールセンター

8,300t 約700万t 約500万t 約6,500t

その他

約2,000万t

(輸入代行:電力会社契約

+諸掛・手数料での販売。

一部自社開発輸入分も含 む。)

(輸入代行:鉄鋼会社契 約+諸掛・手数料で販 売)

・鉄鋼会社が長期契約・

数量固定で、山元と相対 で四半期毎に1年分を固 定価格で、石炭価格イン デックスを参考に値決 め。

・スポット契約は余りな い。

・長期契約は電力会社によ る山元との代表交渉で、四 半期毎に1年分を固定価格 で値決め。

・価格インデックスリンク市 況連動型による変動価格で 値決め。

・海外子会社による価格イ ンデックス利用による値決 め。

・電力会社が山元と4 月に決める価格を参 考に出資山元と年間 価格交渉。

・出資開発山元と石 炭価格インデックスを 参考に値決め。

(輸入代行含む。

契約価格+諸掛)

(+コールセンター経費で販売)

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力会社の代行輸入も含めて輸入しているが、代行輸入の場合は、電力会社等に直接納入す る。またコールセンター経由で、セメント会社や、紙パルプ会社にも納入している。

一般炭の需要を見ると、電力会社・卸電力会社・独立系発電事業者(IPP:Independent Power Producer)等が約8,300万トンで、大手商社や電力子会社経由で購入、それに石炭取 扱業社・石炭商社からも購入しているほか、一部コールセンター経由の購入もある。基本 的には自社の専用バースに石炭運搬船(外航船)を着けて、直接荷揚げする。

セメント会社の一般炭購入量は約700万トンで、商社経由やコールセンターからの購入で ある。石炭運搬船(外航船)のサイズによって、自社バースで直接荷揚げするか、コール センターで分割し、内航船で搬入荷揚げする。紙パルプ会社の一般炭購入量は、約500万ト ンで、主にコールセンターからの購入である。その他の需要は約2,000万トンで、繊維会社、

化学会社や一般工場などで、主にコールセンターからの購入である。

原料炭の需要量約6,500万トンは、全て商社経由で、ほとんどは石炭運搬船(外航船)を 鉄鋼会社の専用バースに着岸させて荷揚げするが、一部はコールセンター経由の搬入もあ る。

現状の石炭の商流をみると、輸入一般炭約1億1,500万トンの約6割に相当する約7,000万 トンは、電力会社・卸電力会社が購入しており、その値決めは基本的に次のような2つの 方法で行われている。

1つは、産炭国の山元と長期契約で、数量を決定し、四半期毎に1年分を、マーケット情 勢を見ながら固定価格で決める。もう1つの方法は、石炭価格インデックス(グローバル・

コール)による市況連動型(インデックス・リンク型)のスクリーントレードで、変動価 格で決めている。ただ、この長期固定契約と市況連動型契約の割合は電力会社によって異 なる。また、独自に海外子会社による価格インデックス・リンクで契約しているところも ある。最近の石炭価格が安値傾向を受け、市況連動型にシフトしていく傾向がある。

輸入一般炭約1億1,500万トンの残り約4割に相当する約4,500万トンは、石炭取扱業社・

石炭商社が代行輸入も含めて輸入している。その石炭価格の値決めは、次の2つで、電力 会社が4月に産炭国の山元と決める価格(4月リファランス)を参考に、出資している山元 と価格交渉するケースと石炭価格インデックスを参考に開発出資している山元と値決めす るケースである。

商社は、電力会社、卸電力会社、独立系発電事業者等の輸入代行業務の下、基本的に電 力会社が決めた価格に自社の諸掛、手数料を加えての販売となる。一部、自社開発輸入分 もある。石炭取扱業社・石炭商社も輸入代行業務は、商社と同様であるが、それ以外は、

自社の決定価格に諸掛を加えての販売となる。セメント会社、紙パルプ会社、その他(繊 維、化学など)には、コールセンター経由の販売が中心となり、コールセンターの諸掛が 加えられての販売となる。

需要量約6,500万トンの原料炭に関しては、鉄鋼会社が長期契約ベースで、数量を固定し、

産炭国の山元と四半期毎に1年分を固定価格で、石炭価格インデックス(グローバル・コー

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ルなど)を参考に値決めをしている。スポット契約は多くない。商社は、輸入代行業務の 下、基本的に鉄鋼会社が決めた価格に自社の諸掛、手数料を加えての販売となる。一部、

コールセンター経由での販売は、コールセンターの諸掛が加えられる。

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