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第 3 章   台湾のコミュニティ施設における平面計画

3.1.2.   用語定義

本章における重要な語彙の定義と理由は、以下に示す通 りである。 

(1). 直列配置 

2 つ以上の活動空間がある場合において、各活動空間 の間が連結型サービス空間を通らずに繋がっている 配置関係のことを指す。 

 

(2). 並列配置 

2 つ以上の活動空間がある場合において各活動空間 の間が連結型サービス空間を通して繋がっている配 置関係のことを指す。 

   

  図 3. 1  フロア間の配置方法 

 

  図 3. 2  活動空間どうしの配置方法 

   

1 階 2 階

連結型サービス空間 活動空間

1 階 2 階

活動空間

並列配置 直列配置

活動 連結型 空間 サービス

空間

連結型 サービス

空間 活動

空間

活動

空間 活動

空間

活動 空間

活動 空間

並列配置 直列配置

活動 連結型 空間 サービス

空間

連結型 サービス

空間 活動

空間

活動

空間 活動

空間

直列・並列配置 1 室

 

(3). 利用動線の連続性 

本章では、桜井文献 3-1)の分析方法を参考にしたが、活 動空間の使い勝手を考慮して、活動空間へのアクセ スに対し、他の活動空間を通過しなければならない ものを、利用動線の連続性がないものとしている。

また、他の活動空間を通らずに目的の活動空間に到 達できるものを利用動線の連続性があるとした。 

   

コミュニティ施設の施設概要  3.2.

3.2.1. 台湾における施設内廊下に関する規則 

 

台湾の関連法である「建築技術規則-建築設計施工編」内 の第 92 条には、施設内廊下幅の規定が決められている。以 下の表に示す。本論文の調査対象である活動中心は「3.その 他の用途」に対応する。 

 

3. 1 施設廊下幅に関する規定 

   

第92条2項: 

集会施設では、その座席エリアの両側及び後ろに繋がっ ている通路を設置する必要があり、加えて直通階段(直接に 地上に出られる出入り口がある階(避難層と呼ばれる)にア クセスできるもの)に繋げることが決められている。しかし ながら、避難層の座席エリアのある部分の面積は 300 ㎡以 下及び避難層上のフロアの座席エリアのある部分の面積合 計が 150 ㎡以下の場合、加えて防火構造である者は適用し なくても良い。 

   

廊下の配置 建物の用途

1.教育施設として使われている場合 2.医療施設として使われている場合

3.その他の用途

部屋と

隣接する場合 その他

1フロア内に

部屋の床面積の合計≧200 ㎡ 1フロア内に

部屋の床面積の合計 <200 ㎡

2.4m 以上 1.8m 以上 1.6m 以上 1.2m 以上 1.6m 以上 1.2m 以上

1.2m 以上

第93条: 

一、避難層以外の各フロアは1つ以上の直通階段を設置 しなければならない。 

二、フロアにある居室内の最も奥の場所から階段前まで の距離の規定について、集会施設は 30m 以下とする。 

 

第94条: 

避難層の階段前から出入り口までの距離は93条と同様 にする。(30m 以下と規定された場合、避難層の階段前か ら出入り口までは 30m以下とする。) 

 

台湾において活動中心は、集会施設用途に該当しており、

固定式の座席エリアがないため、廊下をつけることが必要 ではないと考えられる。しかし、居室内から直通階段まで の最長距離は 30m 以下とする規定が存在している。