第 3 章 台湾のコミュニティ施設における平面計画
3.2.5. 機能別空間面積の割合
室数、施設の築後年数、施設面積によって施設空間の割 合が異なる可能性があるため、ここでは本研究の定義に沿い、
施設における各室を機能によって分類を行い、その面積を集 計し、施設面積に対する割合を算出した。
全 26 施設の活動空間の割合を見ると、平均して施設面積 の 7 割弱を占めており、そのうちの 22 施設では、活動空間 の面積が施設面積の半分以上を占めており、ほとんどの施設 は台南市の基準注 3-1)をクリアした。
図 3.5 に室数から見た機能別施設面積の割合を示す。活動 空間以外の付属空間を見ると、管理型、利用型、連結型など の 3 種類の空間ではばらつきのある傾向が見られた。
図 3. 5 室数から見た機能別施設面積の割合
注 3.1 台南市の里と社区におけるコミュ ニティセンターの利用状況に関する評価 方法によると、活動空間合計の面積は 50%以上の施設面積を占めることが決め
られている。
0% 20%
活動空間 管理空間(他施設空間を含む)
管理型サービス空間 利用型サービス空間 連結型サービス空間
40% 60% 80% 100%
78 55 88
87 69
71 56 74 48 69
80 63 84 82
63 82 33 62 69
56 80 60
49 31 75 1室
2室
3室 以 上
56
No.1 No.3 No.6 No.9 No.12 No.18 No.19 No.23 No.2 No.4 No.5 No.7 No.8 No.11 No.15 No.16 No.20 No.21 No.22 No.24 No.10 No.13 No.14 No.17 No.25 No.26 24
7 13 13 12 10 15
13 6 10
8 27
18 25
10 24
21 10
5 32
22 18 33 凡例
施設内 の室数
施設 番号
築後 年数 36 26 22 18 16 10 10 3 27 25 24 20 19 16 12 11 7 6 5 3 17 15 12 11 3 3
0 200 400 600 800 1000 1200 1400
施設面積(㎡)
図 3. 6 築後年数から見た機能別施設面積の割合
図 3. 7 施設面積から見た機能別施設面積の割合
図 3.6 に築後年数から見た機能別施設面積の割合を示し、
図 3.7 に施設面積から見た機能別施設面積の割合を示す。サ ービス空間の管理型、利用型、連結型などの 3 種類の空間
ではばらつきのある傾向が見られた。
0% 20% 40% 60% 80% 100%
78
55 88
87 69 71
56 74 48 69 80
63
84 82 63 82 33 62
69
56 80 60
49 31 75
56
No.1 No.3
No.6 No.9 No.12
No.18 No.19 No.23
No.2 No.4
No.5
No.7 No.8 No.11 No.15 No.16 No.20
No.21
No.22 No.24 No.10 No.13
No.14 No.17 No.25 No.26 24
7
13 13 12
10 15
13
6 10
8 27
18 25
10
24 21
10 5
32 22
18 33
施設 番号
築後 年数 36 26
22 18 16
10 10 3
27 25
24
20 19 16 12 11 7
6
5 3 17 15
12 11 3 3
0 200 400 600 800 1000 1200 1400
活動空間 管理空間(他施設空間を含む)
管理型サービス空間 利用型サービス空間 連結型サービス空間 凡例
施設面積(㎡)
0% 20%
活動空間 管理空間(他施設空間を含む)
管理型サービス空間 利用型サービス空間 連結型サービス空間
40% 60% 80% 100%
78
55
88 87
69 71 56 74 48 69 80 63 84 82 63 82
33 62 69 56
80
60 49 31 75
56
No.1 No.3
No.6
No.9
No.12
No.18 No.19
No.23 No.2 No.4 No.5 No.7 No.8
No.11
No.15 No.16
No.20 No.21 No.22 No.24 No.10
No.13 No.14
No.17
No.25 No.26 24
7
13 13
12 10 15
13 6 10
8
27 18
25 10 24
21 10
5 32
22
18 33 凡例
施設 番号
築後 年数 36 26
22
18
16
10 10
3 27 25 24 20 19
16
12 11
7 6 5 3 17
15 12
11
3 3
0 200 400 600 800 1000 1200 1400
施設面積(㎡)
また、管理型サービス空間と利用型のサービス空間は 4 施設以外のほとんどの施設では整備されているが、どちらの 機能とも、施設面積の 6%しか占めていない極めて小さい結 果であった。さらに、コミュニティセンター内の経路、動線 に関わっている連結型サービス空間の平均値は、施設面積の 14%であり、更に 3 施設では設置されていなかった。
このことより、連結型サービス空間が少ないことがコミ ュニティセンター内の各活動空間の配置方法に影響する可 能性がある。たとえば、2 階にある活動空間にアクセスする ために 1 階の活動空間を経由したり、活動空間から利用型 サービス空間までの経路がほかの活動空間を経由したりす るといったように、他の活動空間でのコミュニティ活動に影 響する恐れがあることが想定される。
各活動空間の作られ方 3.3.
コミュニティ施設において最も重要な空間はコミュニテ ィ活動の場である活動空間であり、室内活動空間の作られ方 による使いやすさに関連していると考え、以下、活動空間の 面積およびしつらえを分析する。
3.3.1. 活動空間の面積
全施設の活動空間の面積を図 3.6 に示す。全活動空間の 57 室の室面積を見ると、平均値は 162 ㎡であった。1 階に ある活動空間は 27 室であり、室面積の平均値は 208 ㎡であ った。一方で、2 階以上にある活動空間は 30 室で、室面積 の平均値は 121 ㎡であることがわかった。また、各施設に おいて最も大きな活動空間は全て 1 階に配置されている。
これにより、1 階にある活動空間の方が、2 階以上にあるも のよりアクセスしやすく、ほとんどはホール、集会室としての 利用を想定して計画されていた。
図 3. 8 活動空間の面積
50 100 150 200 250 300 350
1F-1 1F-12F-11F-1 1F-12F-11F-12F-11F-1 1F-12F-11F-12F-11F-1 1F-12F-1 2F-21F-12F-11F-1 1F-12F-1 2F-2 ( ㎡ )
面 積
室番号
施設番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
1F-12F-1 2F-2 2F-3 2F-4 2F-5 14
1F-12F-11F-12F-11F-12F-1 2F-21F-1 1F-1 1F-12F-11F-12F-11F-12F-11F-1 1F-12F-11F-12F-1 2F-2 3F-11F-1 1F-22F-1 2F-2 2F-3 2F-4
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
室番号 施設番号
50 100 150 200 250 300 350
( ㎡ ) 面 積
1 階にある活動室 2 階にある活動室 3 階にある活動室
凡例