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生活救護に関する計画

第4章 応急対策活動

第1節 生活救護に関する計画

第2 応急給水

実施担当 上下水道経営部、上下水道事業部

《基本的な考え方》

市は、関係機関の協力を得て、給水施設の破損又は飲料水の汚染等のため飲料 に適した水を得ることができない人に対して、飲料水を供給する。

《応急対策の流れ》

《対策の体系》

《対策の展開》

1 応急給水体制の確立

(1)災害発生直後の情報収集

上下水道事業部は、次の情報を集約・整理して、被害の範囲・規模を把握 し応急給水対策をたてる。

ア 浄水場等の状況を確認し、貯水量の把握を行う。

イ 給水区域の断水状況の情報収集・把握を行う。

(2)応援要請

ア 市域で震度5弱以上が観測され、市独自ですべての応急体制を整えること が困難な場合は、大阪広域水道企業団と市町村が協力して設置する「大阪広 域水道震災対策中央本部」又は「ブロック本部」に支援を要請する。

一方、給水活動に対する他の水道事業者等からの応援の申し出があった場 合は、調整の上受入れる。

イ 自衛隊の応援が必要な場合は、市長は知事に要求する。

1 応急給水体制の確立 2 応急給水の実施 応 急 給 水

車両輸送による応急給水 拠 点 給 水 飲料水の確保 応急給水の実施 応援の要請

給水需要の情報収集 要員、車両等の手配 第2章第1節第1

地震情報等収集・伝達

第4章 応急対策活動 第1節 生活救護に関する計画

(3)飲料水の確保

大規模災害が発生した場合は、直ちに水道施設の異常を調査し、応急給水 用の水を確保する。

また、府域で震度5弱以上が観測され、水道施設からの応急給水が不能に なった場合には、「大阪広域水道震災対策中央本部」及び「ブロック本部」

と緊密な連絡をとり、給水の確保に努める。

2 応急給水の実施

(1)応急給水の目標

災害発生直後の給水の量は、住民1人あたり1日3リットルを目標とし、

応急復旧の進捗にあわせて順次給水量を増加していく。

(2)応急給水拠点の設定 ア 応急給水拠点の設定

① 給水は原則として応急給水拠点からの拠点給水方式で行う。

② 応急給水拠点は、原則として浄水場及び配水場に設け、状況に応じて被 災地等に応急給水所を開設する。

イ 応急給水所の周知・広報

応急給水所を開設したときは、上下水道経営部は住民への広報を行うとと もに、設定した地域及びその周辺に「応急給水所」の掲示物を表示する。ま た、必要に応じて市長公室に住民への広報を依頼し周知を図る。

(3)応急給水の方法

ア 応急給水所への搬送

飲料水等の応急給水所への搬送は、給水車や給水ポリタンク等により、応 急給水拠点となる浄水場及び配水場から運搬し、給水を行う。

イ 応急給水所での給水

応急給水所での給水は、住民が自ら持参した容器をもって行う。なお、極 端に容器が不足する地域については、市が備蓄する飲料水用袋等を使用する。

ウ 耐震性貯水槽からの応急給水

耐震性貯水槽の設置場所も状況によって応急給水所とし、給水を実施する。

エ 仮設給水栓の設置による応急給水

断水地域の状況や水道施設の復旧状況によって、消火栓や応急仮配管によ り仮設給水栓を設置し、応急給水を実施する。

オ 飲料水の水質検査及び消毒

給水にあたっては、水質管理はもとより、使用する器具等すべて衛生的に 処理する。

カ ボトル水の供給

(4)医療機関・福祉施設等への給水

医療救護活動を行うために設置する拠点応急救護所等や後方医療機関とな る病院、診療所及び人工透析医療施設並びに介護老人福祉施設等の福祉施設

への給水を優先的に行う。

第3 食料供給

実施担当 危機管理室、総務部、健康福祉部、子ども未来部、教育委員会

《基本的な考え方》

市は、関係機関の協力を得て、指定避難所に避難した人等に対して、必要な食 料を供給する。

《応急対策の流れ》

《対策の体系》

《対策の展開》

1 食料供給の方針

(1)対象者

ア 指定避難所に避難した人

イ 在宅等での避難者で、ほかに食料を得る手段のない人 ウ 旅行者、市内通過者等でほかに食料を得る手段のない人

(2)供給の方針

ア 食料は、なるべく調理に手間がかからないものを供給する。また、必要に 応じて高齢者用食や粉ミルクの供給を行う。

食料の調達等 備蓄食料の輸送 避難所での食料配布 食料の支援要請 要員、車両等の確保

食料需要の情報収集 物資集積所の開設 必要食料の把握

炊出し委託 調達食料の輸送 避難所での炊出し 第2章第1節第1

地震情報等収集・伝達

1 食料供給の方針

2 食料の調達方法・内容・輸送 3 食料の配布

4 炊出しの実施 食 料 供 給

第4章 応急対策活動 第1節 生活救護に関する計画

イ 食料の配布は、原則として指定避難所で実施し、自主防災組織、ボランテ ィア及び避難者等の協力を得るとともに、関係部と密接な連携を図りながら 実施する。

ウ 災害発生の当日は、原則として市が備蓄している食料(アルファ化米等)

を供給する。

エ 避難者の状況を踏まえて必要食料の数量を把握する。

オ 組織体制等が整ってきた段階において、炊出しの実施を検討する。

カ 食中毒の防止等の衛生面に十分配慮する。

2 食料の調達方法・内容・輸送

(1)調達方法 ア 備蓄食料

備蓄倉庫より指定避難所等へ輸送し、供給する。

イ 調達食料

総務部は、災害応急用食料を北河内農業協同組合との協定による流通備蓄 のほか、次の方法で市内の小売業者等から調達するものとし、必要量が確保 できないときは、本部事務局を通じて府及び近隣市町に対し応援を要請する。

他の市町村、農林水産省、近畿農政局(大阪地域センター)に応援要請し た場合は、府に報告する。

① 市内の大規模小売店舗等の流通業者に手配の上、必要な食料を調達する。

(加工品を原則とする。)

② 流通状況に応じ、その他の卸売業者、小売販売業者からも必要な食料を 調達する。

③ 市内で十分な調達ができない場合は、他の地方公共団体に対して支援を 要請する。

(2)食料の内容

被災者に供給する食料は以下に示すものとするが、季節等の状況を考慮し て臨機に必要な食料を定めて確保する。

確保の方法 食 料 の 内 容

備蓄食料 アルファ化米、ドライフーズ、高齢者用食、粉ミルク 調達食料 精米・即席メン等の主食、肉や魚・野菜等の副食等

(3)輸送

ア 備蓄食料は、総務部及び教育委員会が各指定避難所等へ輸送する。

イ 調達食料は、調達した業者により指定避難所へ直接輸送することを原則と する。これによりがたい場合は物資集積所に受入れ、避難者数に応じた配分 を行い、各指定避難所等へ輸送する。

ウ 上記によりがたい場合は、状況に応じて総務部が運送業者に委託して行う。

3 食料の配布

各指定避難所に届けられた食料は、自主防災組織、ボランティア、避難者、地 域各種団体等の協力を得て配布する。なお、この場合、在宅の被災者への食料配 布についても考慮する。

4 炊出しの実施

(1)炊出しの実施時期

災害の状況や活動体制等を本部事務局と調整して、地域住民やボランティ ア等の協力も得て教育委員会が炊出しを実施する。

(2)炊出しの場所

炊出し場所は、原則として学校給食共同調理場及び小学校の調理場(学校 給食再開まで)とする。ただし、災害の状況に応じて保育所等の公共施設の ほか、指定避難所の近くの適当な施設も利用する。また、業者にも委託して 行う。

(3)炊出し用燃料の調達

ガス供給設備が被害を受け使用することが困難な場合、本部事務局を通じ 大阪府LPガス協会北大阪支部にガス器具等及び燃料の供給を要請して調達 する。

(4)食品の衛生管理

炊出しにあたっては、常に食品の衛生だけでなく、使用水の安全確認、調 理用具や施設についても消毒を行うなど衛生管理に十分注意する。

第4 生活必需品の供給

実施担当 危機管理室、総務部、子ども未来部、教育委員会

《基本的な考え方》

市は、関係機関の協力を得て、指定避難所に避難した人等に対して、必要な生 活必需品を供給する。

第4章 応急対策活動 第1節 生活救護に関する計画

《応急対策の流れ》

《対策の体系》

《対策の展開》

1 生活必需品供給の方針

(1)対象者

ア 指定避難所に避難した人

イ 災害により生活必需品を喪失し、日常生活を営むことが困難な人

(2)供給の方針

物資の配布については、被災世帯数、人員等を確実に把握した上で品目、

数量等を明らかにし、被災者間に不公平が生じないよう適切に実施する。

2 生活必需品の調達方法・内容・輸送

(1)調達方法 ア 備蓄品

備蓄している毛布等を備蓄倉庫から指定避難所へ輸送して供給する。

イ 調達品

災害発生後に必要な生活必需品を調達する場合は、総務部が市内の大規模 小売店舗等の流通業者に協力を要請する。また、流通状況に応じ、その他の 卸売及び小売販売業者にも協力を要請する。ただし、調達が困難な場合又は さらに不足する場合は、本部事務局を通じて府及び近隣市町に対し応援を要 請する。他の市町村、日本赤十字社大阪府支部に応援要請した場合は、府に 報告する。

1 生活必需品供給の方針

2 生活必需品の調達方法・内容・輸送 3 生活必需品の配布

生活必需品の供給

物資の調達等 備蓄品の輸送 指 定 避 難 所 で の 物資の配布 物資の支援要請 要員・車両等の確保

物資需要の情報収集 物資集積所の開設 必要物資の把握

調達品の輸送 第2章第1節第1

地震情報等収集・伝達