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第2章 カナダ・日本における建築物総合環境性能評価システムと

2.4 環境製品宣言(EPD)と建築物総合環境性能評価システム

2.4.1 環境製品宣言(EPD)

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3.設備システムの高効率化

省エネルギー基準に規定される各設備システムの一次エネルギー消費量で評価す る場合に適用する。BEI値は(Building Energy Index)平成25年省エネルギー基準 における設備システム全体の一次エネルギー消費量の計算結果を準用した統合的な 指針であり,基準となる設備システムの一次エネルギー消費量に対し,設計した設 備システムにおける一次エネルギー消費量の消費割合を表すものである。

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製造工程または付帯サービス活動に関する情報

商品の内容物に関する情報

材料及びエネルギーの流れに関するインベントリーデータの情報

潜在的環境影響に関する情報

付帯サービス,保守,リサイクルに関する情報

認証手続に関する情報

国際標準化機構(ISO)は,市場主導の継続的な環境改善の可能性を喚起すること を目的に,環境表示に関する国際規格として「環境ラベル及び宣言(Environmental labels and declarations)」シリーズを発行している。「環境ラベル及び宣言」に は3つのタイプがあり,それぞれの定義や要求事項が定められている(表2.4-1)。

環境製品宣言(EPD)は,国際標準化機構(ISO)が定める環境宣言タイプIIIの認 証プログラムとして世界的にも先駆的な存在で,1998年から現在に至るまで,電 気・電子機器,化学,食品,建材等,幅広い産業で第三者認証機関による審査登録 がなされている。ノルウェーでは2002年にノルウェーEPD基金が,ドイツでは2007年 にGerman Institute for Construction and the Environment (IBU)が,カナダでも 2011年にFPInnovationsがこの任についている。環境製品宣言(EPD)は,LEEDv4の 評価法に取り入られた影響もあり,カナダの環境ラベルとして浸透してきている。

以下に,日本における主な環境ラベルをまとめる。

エコリーフ(文献 11)

製品の原料,製造,流通,使用,廃棄・リサイクルの全段階を通じた環境負荷 を定量的に評価し,その環境負荷を消費者に伝えるための環境ラベル。ISO の環境 ラベルのタイプⅢ*1 に分類される。環境製品宣言(EPD)同様に,LCA の考え方に 基づくもので,製品の誕生から消滅までに消費した全エネルギーを算定し,CO2 量 換算して環境負荷を評価をする。経済産業省所管の社団法人産業環境管理協会(J EMAI)が認定作業を行っており,2002 年より運営されている。登録されている製 品は,一般消費者が利用するもの(電化製品等)は少なく,光学機器メーカーを 中心とした OA 機器に多く認定されている。

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エコマーク(文献 11)

環境保全に役立ち,環境への負荷が少ない商品のための目印である。消費者が,

暮らしと環境との関係について考えたり,環境に配慮された商品を選ぶための目 安として役立てられることを目的としている。ISO の環境ラベルのタイプⅠ*2 に 分類される。環境省所管の財団法人日本環境協会によって 1989 年に制定された。

省エネラベル(文献 11)

家電製品の省エネ性能について,同種製品内での相対的性能を多段階評価を付 した表示ラベル。ISO の環境ラベルのタイプⅡ*3 に分類される。経済産業省資源 エネルギー庁所管の財団法人省エネルギーセンター(ECCJ)が運営しており,200 0 年 8 月に JIS 規格として導入された。された

表 2.4-1 国際標準化機構(ISO)によって規格化されている「環境ラベル及び宣言」

ISO における該当規格

(採択年)及び名称 特徴 内容

ISO14020:1998 環境ラベル及び宣言

― 一般原則

指導原則

ISO14020 番台の他の規格(タイプⅠ、Ⅱ、Ⅲ)

とともに使用することを要求

認証・登録のためには使用できない

備考:ISO14020:1998 を JIS Q 14020 として 1999 年に 制定。ISO14020:1998 は 2000 年に軽微な改訂。

ISO14024:1999 環境ラベル及び宣言

― タイプⅠ環境ラベル 表示 ―原則及び手続き

第三者認 証による 環境ラベ

第三者実施機関によって運営

製品分類と判定基準を実施機関が決める

事業者の申請に応じて審査して、マークの使用を 認可

備考:日本では JIS Q 14024 として 2000 年に制定

ISO14021:1999 環境ラベル及び宣言

― 自己宣言による環境 主張 ―

(タイプⅡ環境ラベル 表示)

事業者等 の自己宣 言による 環境主張

自社基準への適合性を評価し、製品の環境改善を 市場に対して主張する

製品やサービスの宣伝広告にも適用される

第三者による判断は入らない

製造業者、輸入業者、流通業者、小売業者、その 他環境主張から利益を得るすての人が行える 備考:日本では JIS Q 14021 として 2000 年に制定。

ISO14021 は、2011 年 12 月に追補採択(ISO 14021:1999/Amd.1:2011)

ISO14025:2006 環境ラベル及び宣言

-タイプⅢ環境宣言-

原則及び手順

製品のラ イフサイ クルにお ける環境 負荷の定 量的デー タの表示

合格・不合格の判断はしない

定量的データのみ表示

判断は購買者に任される

備考:日本では JIS Q 14025 として 2008 年に制定。

出典:(文献 11)

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