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物理層測定( 36.214 )

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UTRA FDD CPICHの受信信号コード・パワー

受信信号コード・パワー(RSCP)は、UMTSから継承されたUTRA CDMA信号全体内の1つ のコード・チャネルの絶対パワーの指標です。このため、UTRA FDD CPICHのRSCPは、共 通パイロット・インジケータ・チャネル(CPICH)の指標であり、LTEとUMTSの相互運用に使 用されます。LTEのRSRPと基本的な機能は同じで、LTE inter-RATアイドル状態と inter-RAT接続状態で使用されます。

UTRA FDDキャリアの受信信号強度インジケータ

UTRA FDDの受信信号強度インジケータ(RSSI)もUMTSから継承されています。レシー バのパルス整形フィルタにより定義された帯域幅内のレシーバで発生した熱雑音やノイズ を含む全受信パワーの指標です。RSRQの一部として定義されているE-UTRAキャリアの RSSIと等価なUTRAの測定です。

UTRA RDD CPICHのEC/N0

UMTSから継承されたこの最後の測定は、チャネル内のCPICHとパワー密度の比です。

受信ダイバーシティがUEで使用されていない場合は、CPICH EC/N0はCPICH RSCPを RSSIで除算したものと同じです。大きな雑音のないUMTSセルの代表値は約−10 dBで、

CPICHがセルの全パワーより10 dB低く設定されていたことを示しています。UTRA FDD CPICHのEC/N0は、LTE inter-RATアイドル状態と接続状態で使用されます。

GSMキャリアのRSSI

LTEをGPRSやE-GPRS(EDGE)などのGSMベースのシステムと相互運用するには、GSM バージョンのRSSIを測定する必要があります。GSM RSSIはブロードキャスト制御チャネル

(BCCH)で測定されます。LTE inter-RATアイドル状態と接続状態で使用されます。

UTRA TDDキャリアのRSSI

この測定は、UTRA TDDシステムとの相互運用を目的として使用されます。他のRSSI測定 と同じ基本機能が実行されます。LTE inter-RATアイドル状態と接続状態で使用されます。

UTRA TDD P-CCPCHのRSCP

この測定は、RSRPと等価なUTRA TDDの測定です。プライマリ共通制御物理チャネル

(P-CCPCH)のコード・パワーの指標で、LTE inter-RATアイドル状態と接続状態で使用さ れます。

cdma2000 1xRTTのパイロット強度

この測定はcdma2000ベースのテクノロジー向けの等価RSRPです。これらのテクノ ロジーはすべて、1xと呼ばれる1.2288 Mcpsのチップ・レートをベースにした同じ無線 伝送テクノロジー(RTT)の帯域幅を共有します。3xRTTなどのマルチキャリア・バージョ

ンのcdma2000は標準化されましたが、マルチキャリア測定は定義されていません。

cdma2000パイロットは、Walshコード0で、通常は全ダウンリンク・パワーから約−7 dBで 搬送されます。

cdma2000高レート・パケット・データ・パイロット強度

1xEV-DO Releases 0、A、Bなどの高レート・パケット・データ(HRPD)システムは、音声対 応のcdma2000に対して定義されているコード・ドメイン・パイロット信号を使用しません。

cdma2000 HRPDパイロットは、タイム・ドメインで定義され、フレームの9.375 %に存在し

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3.5.2 eNB物理層測定

eNBの物理層測定の数はUEの物理層測定の数より少なくなります。これは主に、基地局は 固定なので、LTE以外のシステムを測定する必要がないからです。

ダウンリンクのRS Txパワー

最初のeNB測定は、これまで説明したUE測定とは2つの点で異なります。1つは、別のエン ティティからの伝送ではなく、eNB伝送そのものを表します。もう1つは、測定と言うより、

伝送パワーを反映したeNBにより作成されるレポートです。レポートは正確である必要があ り、ベースバンド(パワーが定義されている場合)から送信チェーンを通ってアンテナ・コネク タまでの間の損失を考慮する必要があります。

受信干渉パワー

アップリンクの受信干渉パワーは、セル内の伝送がスケジューリングされていないRB内の 干渉パワーと熱雑音の指標です。−117 dBm〜−96 dBmの干渉が測定された場合は、

絶対確度は±4 dBでなければなりません。この指標は、同じ周波数の複数の隣接セルによ る狭帯域の同一チャネル干渉を特定するために使用されます。

熱雑音パワー

アップリンクの熱雑音パワー測定は、広帯域バージョンの受信干渉パワー測定であり、同じ 時刻に同じ条件でオプションとして測定されます。(N0*W)で定義され、N0は白色ノイズ・

パワー・スペクトラム密度で、Wは伝送帯域幅です。

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