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演習問題

ドキュメント内 , n (ページ 56-59)

F12(x) = (x121)(x21)

(x61)(x41) =x4−x2+ 1 pが素数なら

Fp(x) = xp1

x−1 =xp−1+xp−2+· · ·+ 1 Fpe(x) = xpe1

xpe−11 =xpe−1(p−1)+xpe−1(p−2)+· · ·+ 1 練習問題 7.1 (解答27) Fn(x)の定数項はn= 1の場合以外+1であることを示せ.

練習問題 7.2 (解答28) Fn(x)の第二項(ϕ(n)1次の項)の係数は−µ(n)に等しいことを示せ.

つまり1の原始n乗根の和はµ(n)である.

練習問題 7.3 (解答29) αを1の原始n乗根とすれば αk (k= 0, 1, · · ·, n−1)

がすべてのn 乗根で,そのうち(k, n) = 1なるkに対するものがちょうど原始 n乗根になるこ とを示せ.

練習問題 7.4 (解答30) 次のことを示せ.

(1) 互いに素な二つの整数a, bに対し,1の a乗根とb 乗根をすべての組合せについて掛けて 得られるab 個の積が1のab乗根の全部になる.

(2) 1の 原始a乗根と 原始b 乗根をすべての組合せについて掛けるなら1の 原始ab乗根の全 部が得られる.

(4) mnと互いに素な正の整数とする.このとき,(1 +αm)(1 +α2m)· · ·(1 +α(n−1)m)の値 を求めよ.

演習問題 26 (解答26)[01京大理系]

p を2以上の整数とする.2以上の整数 n に対し,次の条件(イ),(ロ)をみたす複素数の組 (z1, z2, · · ·, zn)の個数を an とする.

(イ) k= 1, 2, · · ·, nに対し,zkp= 1かつ,zk6= 1 (ロ) z1z2· · ·zn= 1

このとき次の問いに答えよ.

(1) a3を求めよ.

(2) an+2anan+1 の一方または両方を用いて表せ.

(3) an を求めよ.

演習問題 27 (解答27)[01京都府立医大]

0でない複素数からなる集合Gは次を満たしているとする.

Gの任意の要素z, wの積zwは再びGの要素である.

(1) ちょうどn個の複素数からなる Gの例をあげよ.

(2) ちょうどn個の複素数からなる Gは (1)の例以外にないことを示せ.

8 フェルマの小定理

8.1 フェルマの小定理

ここではいわゆる「フェルマの小定理」呼ばれる定理の証明とその応用を学ぶ.「フェルマの小定 理」は高校数学の範囲で十分証明できる.それを練習問題にしておいた.その解答は合同式の記号 も使わないでしておいた.「フェルマの小定理」の意味はさらに次節で学ぶ.まず「フェルマの小定 理」とそれを一般的にした「オイラーの定理」を証明しよう.その応用として,「4n+1型の素数が 無限に存在すること」,および循環小数への応用を学ぼう.

定理 23 (オイラーの定理)

mを正整数とし amと互いに素な整数とする.このとき

aϕ(m)1 (mod. m) (32)

が成り立つ.とくに m=p(素数)に対しては, (a, p) = 1のとき

ap−11 (mod. p) (33)

が成り立つ.これをフェルマの定理という.

証明 mを法とする既約類の個数はϕ(m)個ある.その一組を x1, x2, · · ·, xϕ(m)

とする.このとき

ax1, ax2, · · ·, axϕ(m)

もまた一組の既約剰余系である.なぜなら (a, m) = 1より

x≡y (mod. m) ⇐⇒ ax≡ay (mod. m)

であるから xが剰余系ならax も剰余系である.つまりxm を法として合同な整数の集合と すれば,その集合の要素にすべてaを乗じた整数の集合は確かにaxと合同な整数の全体なってお り,axも剰余系である.さらにxmと互いに素ならaxmと互いに素なので,既約剰余系 からは既約剰余系が得られることもわかる.

したがって二つの数の集合

{x1, x2, · · ·, xϕ(m)}{ax1, ax2, · · ·, axϕ(m)} の各要素はmを法として互いに合同なものが一対一に対応している.

その積はmを法として互いに合同である.つまり

x1x2· · ·xϕ(m) ax1ax2· · ·axϕ(m) (mod. m)

aϕ(m)x1x2· · ·xϕ(m) (mod. m) (x1x2· · ·xϕ(m), m) = 1であるから

aϕ(m)1 (mod. m) である.オイラーの定理(32)が示された.

m=pならϕ(p) =p−1であるから,オイラーの定理の特別な場合としてフェルマの定理(33)

が成り立つ. ■ 

例 8.1

ϕ(5) = 4 1341 (mod.5) 1341 = 5×5712 ϕ(5) = 4 1141 (mod.5) 1141 = 5×2928 ϕ(11) = 10 2101 (mod. 11) 2101 = 11×93 ϕ(12) = 5 551 (mod.12) 551 = 12×52 ϕ(60) = 60

µ 11

2

× µ

11 3

¶ µ 11

5

= 16 7161 (mod. 60) 7161 = (71)(7 + 1)

×(72+ 1)(74+ 1)(78+ 1)

上の例で13の場合は4乗して初めて1 (mod.5) となるが,11の場合は2乗した段階ですで に 1 (mod.5) である.

aのべきの中でae1 (mod. m)となる最小のea の法m に関する指数という.

定理 24

aの法mに関する指数をeとする.このとき ak 1 (mod. m)となったとすればkeの 倍数である.特にϕ(m)eの倍数である.逆にいうと法mに関する指数となりうるのはϕ(m) の約数にかぎる.

証明 keで割った商をq,余りを rとする.

1≡ak =aeq+r≡ar (mod. m)

ここで 0<=r <1 であるが,もしr6= 0ならar1 (mod. m)となる正の整数rがあることに なりeの最小性に反する.ゆえに r= 0.つまり keの倍数である. ■ 

練習問題 8.1 (解答31)[奈良女子大改題]

(1) 素数pと1<=r <=p−1なる整数rに対して, 二項係数のについての等式rpCr=pp−1Cr−1

を証明し,pCrpの倍数であることを示せ.

(2) 素数pに対して2ppで割った余りを求めよ.

(3) 自然数nに対してnppで割った余りを推測し,数学的帰納法で証明せよ.

練習問題 8.2 解答32) aの法mに関する指数を eとする.整数ak の指数は e

(k, e) である.

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