第 4 章 ファイバの障害点を調べる
4.5 波形を解析する
4.5.1 波形を解析する (波形解析)
測定機能設定画面で [自動解析を有効にする] をチェックした場合,平均化測定 して波形が得られると,波形解析画面が表示されます。
または以下のいずれかの操作をします。
・ 測定条件設定画面で (波形解析) を押す
・ 波形表示画面で, (波形解析) を押す 注:
測定中,または波形が存在しないときは (波形解析) を押しても,波形 解析画面が表示されません。
波形解析画面に波形の解析結果が表示されます。
注:
トレース分析の結果は,ファイバ上のすべてのイベントを完全にはカバーし ていない可能性があります。OTDRのトレースを見ることを強く推奨します。
①
②
⑤
⑥
⑦
③
④
図4.5.1-1 波形解析画面
① ファイバ模式図
障害判定が完了すると,イベントテーブルに表示されているすべてのイベント が表示されます。また,ファイバ遠端を除いて,選択したイベント位置がファイ バの模式図上に△アイコンで表示されます。
ファイバの遠端/断線位置は,◎アイコンで表示されます。遠端,およびレン
4-30
口元位置 :選択したイベントの位置
:ファイバの遠端
ファイバ遠端位置 図4.5.1-2 ファイバ模式図
② 結果表示エリア
解析結果が表示されます。
イベント数:検出したイベント数 遠端/断線までの距離
全ファイバ損失
伝送損失: 全ファイバ損失を終端または障害点までの距離で除算した値 波長
ファイバの遠端が検出されなかった場合は,全ファイバ損失,および伝送損 失に,***が表示されます。
③ イベントテーブル
波形解析が完了すると,ファイバのイベント情報が表示されます。設定したし きい値以上の接続点,ファイバの遠端/断線が表形式で表示されます。
でイベントを選択し, を押すと障害原因がイベント詳細に 表示されます。
図4.5.1-3 イベント詳細
で [はい] を選択し, を押すと イベント詳細が閉じます。
でオートズームを選択し, を押すと選択したイベントのオートズーム の波形表示が表示されます。
イベントテーブルに表示される情報は以下のとおりです。
・ No: ファイバ模式図の左端から数えた障害点のイベント番号が 表示されます。
・ 距離: 本器の口元からイベントまでの距離が表示されます。
・ タイプ: イベントの種別を表示します。反射,非反射,グループ,遠 端,レンジ外,スプリッタがあります。イベントによって以下の いずれかのアイコンが表示されます。
4.5 波形を解析する
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フ ァ イ バ の 障害点を 調べ る
表4.5.1-1 イベント種別表
アイコン 種別名 説明
反射 コネクタ接続点などのフレネル反射です。
非反射
融着点などであり,反射ではありません。
損失がマイナスの場合は,右上がりのアイコンが表 示されます。
グループ 複数のイベントが重なりあい,分離して解析できな い場合にグループイベントとして表示されます。
遠端 ファイバの遠端/断線です。
?
レンジ外ダイナミックレンジ外か距離レンジ外です。
・ ダイナミックレンジ外
光ファイバケーブルの遠端/断線を検出する前 に波形がノイズに到達した場合はダイナミックレ ンジ外となります。
・ 距離レンジ外
光ファイバケーブルの遠端/断線を検出する前 に波形の終わりに到達した場合は距離レンジ外 となります。
スプリッタ ファイバの分岐による損失です。
Macro Bend
指定されたしきい値を超える場合は,"マクロベンド
"イベントとして報告されます。イベントの損失量に Mのマークが表示されます。
・ 損失: イベントの損失量が表示されます。イベントがファイバの遠端/
断線の場合は,[遠端] が表示されます。
・ 反射: 反射イベントの反射減衰量が表示されます。非反射イベントの 場合は***が表示されます。正しく測定されなかったときは,
反射イベントの数値にSまたは>のマークが表示されます。
S:
反射イベントのレベルが飽和して,正しく測定できません。
>:
デッドゾーンに対して表示分解能が大きく設定されているた め,反射点のレベルを正しく測定できません。
注:
イベントが接近しているなどの理由で測定値が求められない場合
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④ (測定条件設定)
(測定条件設定) を押すと測定条件設定画面が表示されます。
⑤ (解析しきい値)
(解析しきい値) を押すと解析しきい値画面が表示されます。
⑥ (良否判定しきい値)
(良否判定しきい値) を押すと良否判定しきい値画面が表示されます。
⑦ (波形表示)
(波形表示) を押すと波形表示画面が表示されます。
このとき,カーソルAは0 の位置に,カーソルBはイベントテーブルで選択さ れているイベントの位置に置かれます。解析方法がイベントのときは,選択し たイベントの位置にイベント用のカーソルが置かれます。
注:
波形表示画面から波形解析画面を表示させ,イベントテーブルで選択 されているイベントを変更せずに,再度波形表示画面を表示させた場 合は,カーソルA,カーソルBの位置とグラフの表示範囲は変更されま せん。
4.5 波形を解析する