JUDE リファレンスマニュアル 20
8. 構造ツリー
「プロジェクトビュー」の[構造ツリー]から図・表の作成や操作を行います。
8.1. ツリーのノードを開く
パッケージや組織など、子要素を持つものはノードとして表示されます。ノードを展開するには、
ノードをダブルクリックするか、開きたいノードの左にある をクリックします。
8.2. 図・表を開く
[構造ツリー]から図表を開くには次の 3 つの方法があります。
ⅰ)図表を選択して開く方法
開きたい図表(フローチャート、リスクコントロールマトリックス、コントロールチェックリス ト、業務記述書、又は職務分掌表)をダブルクリックするか、ポップアップメニューから[図を 開く](フローチャートの場合)、又は[表を開く](フローチャート以外の場合)をクリックします。
ⅱ)配下の図表を選択して開く方法
① パッケージ、プロジェクトのポップアップメニューから、[配下の図表を開く]を選択します。
② 配下の図表が一覧表示されますので、開きたい図表を選択して、開きます。
ⅲ)配下の全図を開く方法
パッケージ、プロジェクトのポップアップメニューから[配下の全図表を開く]をクリックします。
8.構造ツリー
JUDE リファレンスマニュアル 21
8.3. モデルの作成
① [構造ツリー]上のモデルのポップアップメニューから、作成したいモデルの[追加]メニュー をクリックします。
② 名前を入力して Enter キーを押します。
作成元となるモデル 作成可能なモデル
プロジェクト (*1) パッケージ
組織 業務 パッケージ(*2) パッケージ
組織 業務 組織
組織 業務
IT システム(*3)
*1・・・プロジェクトは、作成する全統制文書の基幹フォルダです。プロジェクトファイルを作 成すると必ず作成され、プロジェクトファイル自身の名前が、プロジェクト名になりま す。組織、パッケージ、業務などの管理に使用します。
*2・・・パッケージは、組織や業務などを管理するための入れ物です。Windows のフォルダにあ たります。組織単位ではなく、「現金」や「売掛」などといった要素を軸に作業を進め る場合、「現金」というパッケージを作成し、その下で業務を分析していく、といった 使い方が可能です。
*3・・・IT システムには、組織が管理する IT システムを登録します。IT システムは、フローチ ャート上で、フロー記号やレーンと関連付けることで、使用の明示が可能です。
8.3.1. 組織の作成
組織は、企業内の統制環境や、業務を司る管轄部署などを明示するために利用します。
フローチャート上で、レーンと関連付けることで、担当部署を明示することができます。
① [構造ツリー]上の[パッケージ]等のポップアップメニュー(右クリック)から、[組織の追加]
8.構造ツリー
JUDE リファレンスマニュアル 22
メニューをクリックします。
② 名前を入力して Enter キーを押します。
8.3.2. 業務の作成
① [構造ツリー]上のポップアップメニュー(右クリック)から、[業務の追加]メニューをクリ ックします。(業務は、[プロジェクト]、[パッケージ]、[組織]の配下に追加できます。)
② 名前を入力して Enter キーを押します。
※業務のプロパティでは、[業務概要]、[関連勘定項目等]、[ロール]を定義します。
⇒ 業務のプロパティ をご覧ください。
8.4. モデルの移動
ツリー上のモデルをドラッグし、移動可能なモデルに対してドロップすることで、モデルを移動 することができます。組織と IT システムは、ツリー上からドラッグしダイアグラムエディタに ドロップすることができます。
移動するモデル 移動先のモデル
パッケージ プロジェクト
パッケージ
組織 プロジェクト
パッケージ IT システム
組織
業務 プロジェクト
パッケージ 組織
8.5. モデルの名前変更
名前を変更したい要素のポップアップメニューから、[名前の変更]をクリックして、名前を変更 します。
8.構造ツリー
JUDE リファレンスマニュアル 23
8.6. 図・表の削除
削除したい図・表のポップアップメニューから、[削除]をクリックします。
8.7. フローチャートの追加
フローチャートを作成します。フローチャートは「業務」の下でのみ作成可能です。1業務につ き1フローチャートが対応します。3 つの方法より作成することができます。
ⅰ)新規に作成する方法
[構造ツリー]で、フローチャートを作成したい業務のポップアップメニュー(右クリック)から [フローチャートの追加]- [新規に作成する]メニューをクリックします。
※フローの方向は、フローチャート作成前に、[ツール]-[システムプロパティ]-[作図]-[縦方 向に作図する(未選択の場合は横方向)-[フローチャート]]から選択しておいてください。
デフォルトは縦(下方向)です。
⇒ システムプロパティ-作図 をご覧ください。
ⅱ)テンプレートから作成する方法
フローチャートを、フローテンプレートから作成します。
① [構造ツリー]で、テンプレートを読込みたい業務のポップアップメニューを開きます。
② [フローチャートの追加] - [テンプレートから作成する]をクリックします。
⇒ フローテンプレートの作成は、図の編集-フローテンプレート をご覧ください。
ⅲ)Excel ファイルのリスクコントロールマトリックスから作成する方法
Excel ファイルのリスクコントロールマトリックスを読込み、フローチャートを作成します。
① [構造ツリー]で、テンプレートを読込みたい業務のポップアップメニューを開きます。
② [フローチャートの追加] - [Excel ファイルのリスクコントロールマトリックスから作成 する]をクリックします。
※JUDE/Biz で出力した Excel ファイルをベースに編集してください。
※読み込む Excel ファイルのフォーマットは、リスクコントロールやリスクコントロールマト リックスの項目で設定されている項目と一致している必要があります。
⇒リスクコントロールマトリックスの作成は、リスクコントロールマトリックスの生成 をご 覧ください。
8.8. リストコントロールマトリックス(RCM)の作成
リストコントロールマトリックス(RCM)を作成します。1業務につき1RCM が対応し、選択した
8.構造ツリー
JUDE リファレンスマニュアル 24
業務の下に生成されます。
① [構造ツリー]で、RCM を作成したい業務のポップアップメニューから、[リストコントロール マトリックスの作成]をクリックします。
⇒ 詳しくは、リスクコントロールマトリックス(RCM) をご覧ください。
8.9. リスクコントロールマトリックス(RCM)を Excel へ出力 リスクコントロールマトリックスを Excel へ出力します。
① [構造ツリー]で、出力したいリスクコントロールマトリックスのポップアップメニューから [リスクコントロールマトリックスを Excel へ出力]を選択します。
② 保存ダイアログにてファイル名を指定します。指定したフォルダに Excel へ出力されたリス クコントロールマトリックスが保存されます。
⇒ 詳しくは、リスクコントロールマトリックス(RCM)を Excel へ出力 をご覧ください。
8.10. 編集用のリスクコントロールマトリックス(RCM)Excel ファイルへ出力 編集用のリスクコントロールマトリックスを Excel へ出力します。
① [構造ツリー]で、出力したいリスクコントロールマトリックスのポップアップメニューから [編集用のリスクコントロールマトリックス Excel ファイルを出力]を選択します。
② 保存ダイアログにてファイル名を指定します。指定したフォルダに Excel へ出力されたリス クコントロールマトリックスが保存されます。
⇒ 詳しくは、リスクコントロールマトリックス(RCM)を Excel へ出力 をご覧ください。
8.11.編集用のリスクコントロールマトリックス(RCM)Excel ファイルから更新
編集したリスクコントロールマトリックスを読込み、リスクコントロールマトリックスを更新し ます。
① [構造ツリー]で、更新するリスクコントロールマトリックスのポップアップメニューから[編 集用のリスクコントロールマトリックス Excel ファイルから更新]を選択します。
② 開くダイアログにてファイル名を指定します。
③ 編集内容に応じて、リスクコントロールマトリックスが更新されます。
⇒ 詳しくは、リスクコントロールマトリックス(RCM)を Excel へ出力 をご覧ください。
8.12. コントロールチェックリストの作成
コントロールチェックリストを作成します。1業務につき1コントロールチェックリストが対応 し、選択した業務の下に生成されます。
① [構造ツリー]で、コントロールチェックリストを作成したい業務のポップアップメニューか
8.構造ツリー
JUDE リファレンスマニュアル 25
ら、[コントロールチェックリストの作成]をクリックします。
⇒ 詳しくは、コントロールチェックリスト をご覧ください。
8.13.コントロールチェックリストを Excel へ出力 コントロールチェックリストを Excel へ出力します。
① [構造ツリー]で、出力したいコントロールチェックリストのポップアップメニューから[コン トロールチェックリストを Excel へ出力]を選択します。
② 保存ダイアログにてファイル名を指定します。指定したフォルダに Excel へ出力されたコン トロールチェックリストが保存されます。
⇒ 詳しくは、コントロールチェックリスト をご覧ください。
8.14. 業務記述書の作成
業務フローの詳細を文書で表現した業務記述書を作成します。1業務につき1業務記述書が対応 し、選択した業務の下に生成されます。
① [構造ツリー]で業務記述書を作成したい業務のポップアップメニューから、[業務記述書の作 成]をクリックします。⇒ 詳しくは、業務記述書 をご覧ください。
8.15.業務記述書を Excel へ出力 業務記述書を Excel へ出力します。
① [構造ツリー]で、出力したい業務記述書のポップアップメニューから[業務記述書を Excel へ出力]を選択します。
② 保存ダイアログにてファイル名を指定します。指定したフォルダに Excel へ出力された業務 記述書が保存されます。⇒ 詳しくは、業務記述書 をご覧ください。
8.16. 職務分掌表の作成
業務に定義されているロールの一覧を表示した職務分掌表を作成します。1業務につき1職務分 掌表が対応し、選択した業務の下に生成されます。
① [構造ツリー]で、職務分掌表を作成したい業務のポップアップメニューから、[職務分掌表の 作成]をクリックします。⇒ 詳しくは、職務分掌表 をご覧ください。
8.17.職務分掌表を Excel へ出力 職務分掌表を Excel へ出力します。
① [構造ツリー]で、出力したい職務分掌表のポップアップメニューから[職務分掌表を Excel へ出力]を選択します。
8.構造ツリー
JUDE リファレンスマニュアル 26
② 保存ダイアログにてファイル名を指定します。指定したフォルダに Excel へ出力された職務 分掌表が保存されます。⇒ 詳しくは、職務分掌表 をご覧ください。
8.18.業務文書をまとめて Excel へ出力
選択した業務の持つ文書群をまとめて Excel へ出力します。フローチャートは画像形式、他の文 書は Excel 形式で出力されます。
この文書群に含める図、表の種類は、システムプロパティで設定が可能です。
⇒ システムプロパティ - まとめて印刷、出力 をご覧ください。
① [構造ツリー]で、文書をまとめて出力したい業務のポップアップメニューから[業務文書をま とめて Excel へ出力]を選択します。
② 保存ダイアログにてファイル名を指定します。指定したフォルダにまとめて Excel へ出力さ れた文書群が保存されます。
8.19. 業務文書をまとめて印刷プレビュー
業務を選択して、その業務の持つ文書群をまとめて印刷プレビューします。
この文書群に含める図、表の種類は、システムプロパティで設定が可能です。
⇒ システムプロパティ - まとめて印刷、出力 をご覧ください。
[構造ツリー]で、文書をまとめて印刷プレビューしたい業務のポップアップメニューから[業務 文書をまとめて印刷プレビュー]を選択します。
8.20.業務文書をまとめて印刷
選択した業務の持つ文書群をまとめて印刷します。
この文書群に含める図、表の種類は、システムプロパティで設定が可能です。
⇒ システムプロパティ - まとめて印刷、出力 をご覧ください。
[構造ツリー]で、文書をまとめて出力したい業務のポップアップメニューから[業務文書をま とめて印刷]を選択します。
8.21. 処理順序の編集
フローチャートや文書に表記される処理の順序を並べ替えや、業務記述書への表示 ON/OFF を設 定します。
⇒ 詳しくは、処理順序の編集 をご覧ください。