36.コマンドラインツール
JUDE リファレンスマニュアル 143
例 1. C:\input\hoge.jbiz の業務記述書を Excel ファイルへ出力する。
出力先は C:\output フォルダ。
>call jude-run.bat -xls -f C:\input\hoge.jbiz -k bpn -o c:\output
例 2. C:\input\hoge.jbiz の 2007/07/27 10:30:00 以降に更新された業務記述書を Excel ファ イルへ出力する。出力先は C:\output フォルダ。
>call jude-run.bat -xls -f C:\input\hoge.jbiz -k bpn -o c:\output -d “2007/07/27 10:30:00"
オプション
-xls Excel 出力アクション
-d,--date <refix date> 指定更新日付(以降に更新された文書が出力対象) 例:"2007/07/27 10:30:00"
-f,--file <target file> 出力対象ファイル
-k,--kind <kind> 出力対象文書種類[rcm/bpn/cl/rl/all]
-o,--output <output> 出力先ベースフォルダ
-p,--password <password> ファイルオープン用パスワード 略号 [rcm/bpn/cl/rl/all]
rcm リスクコントロールマトリックス bpn 業務記述書
cl コントロールチェックリスト rl 職務分掌表
all 全て[rcm/bpn/cl/rl]
36.1.3. 画像ファイルへ出力する(image)
プロジェクトファイルに含まれるフローチャートを PNG、EMF、JPEG のいずれかの形式で画像フ ァイルへ出力するには、「image」のアクションを使用します。
出力画像フォーマットを指定しない場合、PNG 形式で出力されます。
例 1. C:\input\hoge.jbiz のフローチャートを JPEG 形式で出力する。
出力先は C:\output フォルダ。
>call jude-run.bat -image -f C:\input\hoge.jbiz -t jpg -o c:\output
例 2. C:\input\hoge.jbiz の 2007/07/27 10:30:00 以降に更新されたフローチャートを JPEG 形式で出力する。出力先は C:\output フォルダ。
>call jude-run.bat -image -f C:\input\hoge.jbiz -t jpg -o c:\output -d “2007/07/27 10:30:00"
オプション
-image 画像出力アクション
-d,--date <refix date> 指定更新日付(以降に更新された文書が出力対象) 例:"2007/07/27 10:30:00"
-f,--file <target file> 出力対象ファイル
36.コマンドラインツール
JUDE リファレンスマニュアル 144
-o,--output <output> 出力先ベースフォルダ
-p,--password <password> ファイルオープン用パスワード -t,--type <image type> 出力画像フォーマット[png/jpg/emf]
略号 [png/jpg/emf]
png PNG
emf 拡張メタファイル jpg JPEG
36.1.4. 一括出力する(all)
プロジェクトファイルに含まれる業務文書(フローチャート、リスクコントロールマトリックス、
コントロールチェックリスト、業務記述書、職務分掌表)を一括出力するためには、「all」のア クションを使用します。これは、xls アクションと image アクションを組み合わせた出力です。
出力画像フォーマットを指定しない場合、PNG 形式で出力されます。
例 1. C:\input\hoge.jbiz の業務文書を C:\output フォルダに出力する。
フローチャートの出力画像フォーマットは JPEG 形式。
>call jude-run.bat -all -f C:\input\hoge.jbiz -t jpg -o C:\output
例 2. C:\input\hoge.jbiz の 2007/07/27 10:30:00 以降に更新された業務文書を C:\output フ ォルダに出力する。
フローチャートの出力画像フォーマットは指定していないため、PNG 形式
>call jude-run.bat -all -f C:\input\hoge.jbiz -o C:\output -d “2007/07/27 10:30:00"
オプション
-all 一括出力アクション
-d,--date <refix date> 指定更新日付(以降に更新された文書が出力対象) 例:"2007/07/27 10:30:00"
-f,--file <target file> 出力対象ファイル -o,--output <output> 出力先ベースフォルダ
-p,--password <password> ファイルオープン用パスワード -t,--type <image type> 出力画像フォーマット[png/jpg/emf]
略号 [png/jpg/emf]
png PNG
emf 拡張メタファイル jpg JPEG
36.1.5. XML ファイルへ出力する(struct)
プロジェクトファイルの構成情報を出力するためには、「struct」のアクションを使用します。
パッケージ、組織、業務、文書等の名称を XML ファイルに出力します。
36.コマンドラインツール
JUDE リファレンスマニュアル 145
例. C:\input\hoge.jbiz の構成情報を C:\output\StructInfo.xml に出力する。
>call jude-run.bat -struct -f C:\input\hoge.jbiz -o C:\output\structInfo.xml オプション
-struct 構成情報出力アクション -f,--file <target file> 出力対象ファイル -o,--output <output file> 出力先ファイル
-p,--password <password> ファイルオープン用パスワード
36.2. ステータス情報出力
コマンドラインツール実行時のステータス情報は表 1 のようになります。
0 が正常終了、その他は異常終了を示しています。
表 1. ステータス情報
終了コード 内容
0 正常終了
1 コマンドの実行に失敗 2 コマンドのオプションが不正
3 指定したプロジェクトファイルが見つからない
4 プロジェクトファイルが不正、またはパスワードが一致しない 5 JRE のバージョンがサポート対象外
取得方法は下記のようになります。jude-run.bat の終了コードを取得します。
例. バッチファイル内でのコマンド実行/ステータス情報取得
call jude-run.bat -xls -f C:\input\hoge.jbiz -k rcm -o c:\output
echo %ERRORLEVEL%
if ERRORLEVEL 0 GOTO ERR0 if ERRORLEVEL 1 GOTO ERR1 if ERRORLEVEL 2 GOTO ERR2 if ERRORLEVEL 3 GOTO ERR3 if ERRORLEVEL 4 GOTO ERR4 if ERRORLEVEL 5 GOTO ERR5
36.コマンドラインツール
JUDE リファレンスマニュアル 146
36.3. 補足事項
36.3.1. ライセンス設定
コマンドラインツールを使用するためには、JUDE/Biz のライセンスキーの設定を事前に済ませ て置く必要があります。コマンドラインツールをご使用になられる前に、JUDE/Biz を起動し、
ライセンス管理ダイアログからライセンスキーの設定を行ってください。
ライセンスキーの設定は、3.3.4 ライセンスキー設定 をご覧下さい。
36.3.2. 出力先フォルダ
Excel ファイル、画像ファイルの出力先は「出力先ベースフォルダ+プロジェクトファイル名」
のフォルダになります。
例. 下記の場合、出力先ベースフォルダが C:\output、プロジェクトファイル名が hoge.jbiz であるため、出力先フォルダは C:\output\hoge になります。
>call jude-run.bat -xls -f C:\input\hoge.jbiz -k bpn -o c:\output