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業務を実行する環境で使用するネットワークおよび機 器の設定

ドキュメント内 仮想化システム構築・運用ガイド (ページ 147-154)

6   システム構築

6.1  業務を実行する環境の準備

6.1.2  業務を実行する環境で使用するネットワークおよび機 器の設定

業務のサイジングによって,仮想サーバとリソースの構成が決定したら,仮想サーバで 使用するネットワークの設定と,機器の設定をします。ここでは,ネットワークおよび 機器を設定する手順について説明します。

システム構成パターンと必要な作業項目を次の表に示します。

表6-5 システム構成パターンと必要な作業項目(業務を実行する環境で使用するネット ワークおよび機器の設定)

業務B 毎日6:0020:00に稼働 hv1

hv2

管理対象マシンごとに1 台配置(予備なし)

業務C 毎日22:002:00に稼働 hv3

hv4

hv5

hv6

業務D 毎日22:002:00に稼働 hv1

hv2

業務の名称 業務の運用 使用する管理対象マ シン

仮想サーバの配置

業務A 月曜日から土曜日までは,24 時間稼働

日曜日は,再起動と必要に応 じてメンテナンスを実施

hv1

hv4

管理対象マシンごとに1 台配置(ただし,管理対象 マシンhv41台は予備)

業務B 業務C

業務D hv2

hv4

業務E

業務F hv3

hv4

作業項目 システム構成パターンによる作業の要否 パターン

1 パターン

2 パターン

3 パターン

4

業務用データストア用のストレージの準備 ×

業務の名称 業務の運用 使用する管理対象マ シン

仮想サーバの配置

6. システム構築

134

(凡例)

○:必要な作業です。

×:不要な作業です。

ネットワークおよび機器の設定手順を次に示します。

(1) 業務用データストア用のストレージの準備

ストレージ装置から業務用データストアに使用するストレージ(LUN)を割り当てます。

詳細については,ストレージ装置のドキュメントを参照してください。

(2) 業務用データストアの作成

VMware vSphere ClientからVMware vCenter Serverに接続して,「(1) 業務用データ ストア用のストレージの準備」で作成したストレージ(LUN)に業務用データストアを 作成します。この作業は,管理対象マシンおよび仮想サーバイメージ管理ホストのハイ パーバイザのうち,どれか1台に対して実施します。

業務用データストアの名称を「datastore1」とします。ほかのハイパーバイザでは作成 したデータストアを認識させます。詳細については,VMwareのドキュメントを参照し てください。

(3) ローカルディスク上のデータストアの名称の設定

VMware vSphere ClientからVMware vCenter Serverに接続して,管理対象マシンお よび仮想サーバイメージ管理ホストのハイパーバイザが保持するローカルディスク上の データストアの名称を設定します。ハイパーバイザのローカルディスクを使用する場合 に必要な設定です。ホストごとのデータストアの名称の設定例を次の表に示します。

表6-6 ホストごとのデータストアの名称の設定例

業務用データストアの作成 ×

ローカルディスク上のデータストアの名称の設定 × × ×

業務ごとの情報の決定

DNSサーバへの仮想サーバの登録 ×

Microsoft Sysprepツールのインストール

データベースの構成

負荷分散機の構成 × × ×

ホストの種類 設定するデータストア名称

仮想サーバイメージ管理ホスト datastore0

作業項目 システム構成パターンによる作業の要否 パターン

1 パターン

2 パターン

3 パターン

4

6. システム構築

135

(4) 業務ごとの情報の決定

業務ごとに次の情報を決定します。

管理ユニット名

仮想サーバのゲストOS

仮想サーバに付与される業務LANおよび管理LANのIPアドレスの範囲

仮想サーバに付与されるIPアドレスの範囲は,次の式を満たすように指定します。ま た,将来スケールアウトしてIPアドレスが必要になることを考慮して,IPアドレス の範囲は多めに見積もって指定してください。

IPアドレスの数>管理ユニットで使用する仮想サーバの最大数+2 注※

管理ユニット作成時や更新時に,仮想サーバマネージャによって作成される仮想 アプリケーションサーバイメージ用に,最大二つ(管理ユニットのバージョンご とに一つずつ)のIPアドレスが使用されます。

作業用のIPアドレス

このIPアドレスは,マスタ仮想サーバの構築時に使用します。

負荷分散機に付与する業務LANのIPアドレス パターン3の場合に必要な情報です。

システム構成パターンごとに,業務で決定する情報の例を示します。

● パターン1の場合

パターン1の業務ごとに決定する情報の例を次の表に示します。

表6-7 パターン1(テスト環境のオンデマンド提供)の業務ごとに決定する情報の例 管理対象マシンhv1 datastore1

管理対象マシンhv2 datastore2 管理対象マシンhv3 datastore3 管理対象マシンhv4 datastore4

業務の 名称

管理ユ ニット名

仮想サーバのゲス OS

仮想サーバに付 与される業務 LANIPアドレ

スの範囲

仮想サーバに付 与される管理 LANIPアドレ

スの範囲

作業用のIP ドレス

業務

(テスト 環境)A

unit_a Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition

192.168.1.101 192.168.1.120

192.168.2.101 192.168.2.120

192.168.2.31

ホストの種類 設定するデータストア名称

6. システム構築

136

● パターン2の場合

パターン2の業務ごとに決定する情報の例を次の表に示します。

表6-8 パターン2(実行環境の持続的運用)の業務ごとに決定する情報の例

● パターン3の場合

パターン3の業務ごとに決定する情報の例を次の表に示します。

表6-9 パターン3(実行環境のスケールアウト)の業務ごとに決定する情報の例

また,パターン3では,負荷分散機に関する情報も業務ごとに決定します。業務ごとに 業務

(テスト 環境)

B

unit_b Red Hat Enterprise Linux 5(x86)

192.168.1.121 192.168.1.130

192.168.2.121 192.168.2.130

192.168.2.32

業務の 名称

管理ユ ニット名

仮想サーバのゲス OS

仮想サーバに付 与される業務 LANIPアドレ

スの範囲

仮想サーバに付 与される管理 LANIPアドレ

スの範囲

作業用のIP ドレス

業務A unit_a Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition

192.168.1.101 192.168.1.120

192.168.2.101 192.168.2.120

192.168.2.31

業務B unit_b Red Hat Enterprise Linux 5(x86)

192.168.1.121 192.168.1.130

192.168.2.121 192.168.2.130

192.168.2.32

業務の 名称

管理ユ ニット名

仮想サーバのゲス OS

仮想サーバに付 与される業務 LANIPアドレ

スの範囲

仮想サーバに付 与される管理 LANIPアドレ

スの範囲

作業用のIP ドレス

業務A unit_a Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition

192.168.1.101 192.168.1.120

192.168.2.101 192.168.2.120

192.168.2.31

業務B unit_b Red Hat Enterprise Linux 5(x86)

192.168.1.121 192.168.1.130

192.168.2.121 192.168.2.130

192.168.2.32

業務C unit_c Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition

192.168.1.131 192.168.1.140

192.168.2.131 192.168.2.140

192.168.2.33

業務D unit_d Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition

192.168.1.141 192.168.1.150

192.168.2.141 192.168.2.150

192.168.2.34 業務の

名称

管理ユ ニット名

仮想サーバのゲス OS

仮想サーバに付 与される業務 LANIPアドレ

スの範囲

仮想サーバに付 与される管理 LANIPアドレ

スの範囲

作業用のIP ドレス

6. システム構築

137 決定する負荷分散機に関する情報の例を次の表に示します。

表6-10 パターン3(実行環境のスケールアウト)の業務ごとに決定する負荷分散機に 関する情報の例

注※1

負荷分散機で提供しているサーバスイッチング機能の一つです。cookieスイッチング機能を使 用すると,クライアントからのリクエストパケット内のcookie情報に基づいて,同じサーバに セッションをリダイレクトします。

注※2

負荷分散機で複数の実サーバを管理するための仮想的なサーバです。負荷分散機では,クライ アントから仮想サーバにアクセスされたトラフィックを,実サーバに自動分配します。

● パターン4の場合

パターン4の業務ごとに決定する情報の例を次の表に示します。

表6-11 パターン4(小規模部門サーバの集約)の業務ごとに決定する情報の例 業務の

名称

負荷分散機の 名称

cookieスイッチング 機能1の使用可否

(cookieの名称)

負荷分散機の仮 想サーバ2

名称

負荷分散機に 付与する業務 LANIP

ドレス

負荷分散機の 仮想サーバ2

httpポート 番号

業務A MyBIGIPv9 使用する

(CMX_SERVER_I D)

www.example1.

com

192.168.1.51 80

業務B MyBIGIPv9 使用する

(CMX_SERVER_I D)

www.example2.

com

192.168.1.52 80

業務C MyBIGIPv9 使用する

(CMX_SERVER_I D)

www.example3.

com

192.168.1.53 80

業務D MyBIGIPv9 使用する

(CMX_SERVER_I D)

www.example4.

com

192.168.1.54 80

業務の名

管理ユニッ ト名

仮想サーバのゲストOS 仮想サーバに付与され LANIPアドレス

の範囲

作業用のIPアドレ

業務A unit_a Windows Server 2003 R2

Enterprise Edition 192.168.1.101 192.168.1.120

192.168.1.31

業務B unit_b Red Hat Enterprise Linux 5(x86)

192.168.1.121 192.168.1.130

192.168.1.32

業務C unit_c Windows Server 2003 R2

Enterprise Edition 192.168.1.131 192.168.1.140

192.168.1.33

業務D unit_d Windows Server 2003 R2

Enterprise Edition 192.168.1.141 192.168.1.150

192.168.1.34

6. システム構築

138

(5) DNS サーバへの仮想サーバの登録

DNSサーバに仮想サーバのホスト名を登録します。仮想サーバのホスト名は,「(4) 業 務ごとの情報の決定」で決定した管理LANのIPアドレスで指定します。

参考

仮想サーバのホスト名は,仮想サーバ名と同じです。仮想サーバ名は,仮想サーバマネー ジャによって次の形式で自動的に生成されます。

VMX<管理LANIPアドレス>

管理LANIPアドレスは,xxx.xxx.xxx.xxxのドット(.)を除いて設定されます。例え ば,管理LANIPアドレスが192.168.2.101の場合,仮想サーバ名と仮想サーバのホスト 名は,「VMX192168002101」となります。

(6) Microsoft Sysprep ツールのインストール

どれかの業務で,仮想サーバのゲストOSにWindows Server 2003,Windows Server 2003 R2を使用する場合は,Microsoft Sysprepツールを入手して,VMware vCenter Serverに対して,Microsoft Sysprepツールをインストールします。

インストール方法については,VMwareのドキュメントを参照してください。

(7) データベースの構成

データベースを構成し,接続用のアカウントを作成します。また,接続情報を入手しま す。ここでは,Oracleを構成します。

各データベース製品のインストール方法については,データベースのマニュアルを参照 してください。また,各データベースで必要な設定については,マニュアル

「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」のデータベースを使 用するための設定,またはデータベース(XDM/RD E2・SQL Server)の設定に関する 説明を参照してください。

(8) 負荷分散機の構成

負荷分散機を構成し,接続するアカウントを作成します。ここでは,BIG-IP v9を構成 します。

業務E unit_e Windows Server 2003 R2

Enterprise Edition 192.168.1.151 192.168.1.160

192.168.1.35

業務F unit_f Windows Server 2003 R2

Enterprise Edition 192.168.1.161 192.168.1.170

192.168.1.36 業務の名

管理ユニッ ト名

仮想サーバのゲストOS 仮想サーバに付与され LANIPアドレス

の範囲

作業用のIPアドレ

ドキュメント内 仮想化システム構築・運用ガイド (ページ 147-154)