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仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイ ルの作成

ドキュメント内 仮想化システム構築・運用ガイド (ページ 181-184)

6   システム構築

6.5  仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイ ルの作成

6. システム構築

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6.5 仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイ

6. システム構築

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無限ループになる処理

仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルの起動時には,次の環境変数が渡されま す。

VMX_VIRTUALID(仮想サーバ名)

VMX_STATUS(現在の仮想サーバの状態)

現在の仮想サーバの状態には,SETUP(仮想サーバのデプロイ中)または STARTING(仮想サーバの起動中)が設定されます。

仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルを実行できるユーザは,Windowsの場合 はローカルシステムアカウント,Linuxの場合はスーパーユーザになります。

6.5.1 仮想サーバ起動時に JP1/IM のサービスを開始するた

めの設定

ここでは,仮想サーバ起動時にJP1/IMのサービスを開始するために,仮想サーバ起動 時ユーザスクリプトファイルに設定する内容について説明します。

仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルには,次のコマンドを実行するように設定 します。各コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照して ください。なお,仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルは,仮想サーバ起動中

(環境変数VMX_STATUSの値が「STARTING」の場合)に,コマンドの処理が実施さ れるように作成してください。

JP1/Baseのサービスを起動するコマンド(jbs_start.model)

JP1イベントを発行するコマンド(jevsendd -i <イベントID> -d <JP1/IM - Manager

(JP1運用管理ホスト)のホスト名>)

仮想サーバが起動されたことをJP1イベントで通知します。<イベントID>には任意 のIDを設定します。

ログファイルトラップを起動するコマンド(jevlogstart)

コマンドの引数には,マスタ仮想サーバの構築時に指定したログファイルトラップ動 作定義ファイルを指定します。

6.5.2 仮想サーバ起動時に JP1/PFM のサービスを開始する

ための設定

ここでは,仮想サーバ起動時にJP1/PFMのサービスを開始するために,仮想サーバ起動 時ユーザスクリプトファイルに設定する内容について説明します。

仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルには,次のコマンドを実行するように設定 します。各コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リ ファレンス」を参照してください。なお,仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイル は,仮想サーバ起動中(環境変数VMX_STATUSの値が「STARTING」の場合)に,コ マンドの処理が実施されるように作成してください。

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JP1/PFMのサービスを停止するコマンド(jpcspm stop)

監視ホスト名をhostmodeコマンドで取得する方法に設定するコマンド(jpcconf host hostmode)

JP1/PFM - Agentで監視するインスタンス情報を設定するコマンド(jpcconf inst setup)

監視方式がマルチインスタンスエージェントの場合に設定します。インスタンス情報 の設定については,マニュアル「JP1/Performance Management - Agent Option for uCosminexus Application Server」を参照してください。

JP1/PFMのサービスを起動するコマンド(jpcspm start)

6.5.3 システムの運用に必要な処理をするための設定

システムに固有の運用をするために,各仮想サーバ上で処理をする必要がある場合は,

仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルにその処理を設定できます。例えば,管理 LANに複数のサブネットを使用する場合に,ルーティングの設定が必要であれば,管理 ユニットのデプロイ時に実行されるように設定できます。

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