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システムの構築・運用時に使用するファイ ルとコマンド

ドキュメント内 仮想化システム構築・運用ガイド (ページ 102-107)

4   システム構築・運用の概要

4.1  システムの構築・運用時に使用するファイ ルとコマンド

ここでは,仮想化システムを構築・運用する際に使用するファイルとコマンドについて 説明します。

4.1.1 システムの構築・運用時に使用するファイル

ここでは,仮想化システムの構築および運用で使用するファイルのうち,主なファイル について説明します。

(1) 仮想サーバマネージャのファイル

●machine_info.xml(管理対象マシン情報ファイル)

仮想サーバマネージャが運用・管理する管理対象マシンの情報を指定するファイルで す。machine_info.xmlは,vmx_set_machine_infoコマンドを使用して仮想サーバマ ネージャに登録します。

machine_info.xmlでは,テンプレートファイルが提供されていますので,テンプレー トファイルをコピーして利用してください。テンプレートファイルの格納場所を次に 示します。

Windowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ

>¥manager¥vmx¥templates¥machine_info.xml

Linuxの場合

/opt/Cosminexus/manager/vmx/templates/machine_info.xml

machine_info.xmlについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リ ファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

●rasetup.properties(Component Container管理者設定用プロパティファイル)

Component Container管理者のユーザとグループ,およびManagement Server管理 グループを設定するファイルです。この定義ファイルは,Linuxの場合だけ有効にな ります。

rasetup.propertiesでは,テンプレートファイルが提供されていますので,テンプ レートファイルをコピーして利用してください。テンプレートファイルの格納場所を 次に示します。

Linuxの場合

/opt/Cosminexus/manager/vmx/templates/rasetup.properties

●rule.properties(管理ユニット運用ルール)

管理ユニットの運用ルールを指定するファイルです。管理ユニットで使用する管理対 象マシンや,仮想サーバで動作するOSやネットワークの設定,障害監視の使用有無 などを設定します。rule.propertiesは,管理ユニット作成時に使用します。

4. システム構築・運用の概要

89 rule.propertiesでは,テンプレートファイルが提供されていますので,テンプレート ファイルをコピーして利用してください。テンプレートファイルの格納場所を次に示 します。

Windowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ

>¥manager¥vmx¥templates¥rule.properties

Linuxの場合

/opt/Cosminexus/manager/vmx/templates/rule.properties

rule.propertiesについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リ ファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

●version.properties(インタフェースバージョン定義ファイル)

アプリケーションサーバ情報ディレクトリに登録する各ファイルのバージョン情報を 設定するファイルです。

version.propertiesでは,テンプレートファイルが提供されていますので,テンプ レートファイルをコピーして利用してください。テンプレートファイルの格納場所を 次に示します。

Windowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ

>¥manager¥vmx¥templates¥version.properties

Linuxの場合

/opt/Cosminexus/manager/vmx/templates/version.properties

●virtualserver.properties(仮想サーバ構築用プロパティファイル)

仮想サーバのOSやネットワークを自動セットアップするための情報を設定するファ イルです。

virtualserver.propertiesでは,テンプレートファイルが提供されていますので,テン プレートファイルをコピーして利用してください。テンプレートファイルの格納場所 を次に示します。

Windowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ

>¥manager¥vmx¥templates¥virtualserver.properties

Linuxの場合

/opt/Cosminexus/manager/vmx/templates/virtualserver.properties

virtualserver.propertiesについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーション サーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

●vmx.properties(仮想サーバマネージャプロパティファイル)

仮想サーバマネージャのプロパティを指定するファイルです。仮想サーバマネージャ のログの出力先や,VMware vCenter Serverとの接続の設定などを設定します。

vmx.propertiesでは,テンプレートファイルが提供されていますので,テンプレート

ファイルをコピーして利用してください。テンプレートファイルの格納場所を次に示

4. システム構築・運用の概要

90

します。

Windowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ

>¥manager¥vmx¥templates¥vmx.properties

Linuxの場合

/opt/Cosminexus/manager/vmx/templates/vmx.properties

vmx.propertiesについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リ ファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

●vmxclient.properties(仮想サーバマネージャのクライアント共通設定プロパティファ イル)

仮想化システムで使用するコマンドの共通引数のデフォルト値を指定するファイルで す。

vmxclient.propertiesでは,テンプレートファイルが提供されていますので,テンプ レートファイルをコピーして利用してください。テンプレートファイルの格納場所を 次に示します。

Windowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ

>¥manager¥vmx¥templates¥vmxclient.properties

Linuxの場合

/opt/Cosminexus/manager/vmx/templates/vmxclient.properties

vmxclient.propertiesについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

●vmxlog.conf(仮想サーバのアプリケーションサーバログ収集対象設定ファイル)

仮想サーバ上のアプリケーションサーバのログとして収集するファイルを指定する ファイルです。

vmxlog.confの格納場所を次に示します。

Windowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥config¥vmxlog.conf

Linuxの場合

/opt/Cosminexus/manager/config/vmxlog.conf

(2) そのほかのファイル

●mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)

Management Serverのプロパティを指定するファイルです。仮想サーバマネージャ

として動作するための設定をします。

mserver.propertiesの格納場所を次に示します。

Windowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ

>¥manager¥config¥mserver.properties

4. システム構築・運用の概要

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Linuxの場合

/opt/Cosminexus/manager/config/mserver.properties

mserver.propertiesについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

●簡易構築定義ファイル

仮想サーバに構築するアプリケーションサーバの設定や仮想サーバで使用する機能を 定義するファイルです。

簡易構築定義ファイルでは,テンプレートファイルが提供されていますので,テンプ レートファイルをコピーして利用してください。テンプレートファイルの格納場所を 次に示します。

Windowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ

>¥manager¥vmx¥templates¥WebFront.xml

UNIXの場合

/opt/Cosminexus/manager/vmx/templates/WebFront.xml

簡易構築定義ファイルについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサー バ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

4.1.2 システムの構築・運用時に使用するコマンド

仮想化システムの構築・運用時には,コマンドを使用します。仮想化システムで使用す るコマンドは,仮想サーバ運用管理ホスト上で実行します。ここでは,仮想化システム で使用する主なコマンドについて説明します。

仮想化システムで使用する主なコマンドを次の表に示します。

表4-1 仮想化システムで使用する主なコマンド

コマンド名 概要 実行するタ

イミング

vmx_create_unit マスタ仮想サーバ,アプリケーション情報ディレクトリ,

管理ユニット運用ルールおよび仮想サーバ起動時ユーザス クリプトファイルから,仮想サーバマネージャ上に管理ユ ニットを作成します。

構築時

vmx_deploy_unit 作成した管理ユニットから,管理ユニットで使用する管理

対象マシンのインスタンスプールに,仮想サーバをデプロ イし,停止状態で保持します。

構築時

運用時

vmx_export_rule 管理ユニット運用ルールをエクスポートします。 運用時

vmx_list_unit_version 管理ユニットのバージョン情報を一覧表示します。 運用時

vmx_list_virtualserver_st

atus 仮想サーバの稼働状況を一覧表示します。 運用時

vmx_rolling_update 管理ユニットの変更を仮想サーバにローリングアップデー

トします。

運用時

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コマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファ レンス コマンド編」の仮想化システムで使用するコマンドに関する説明を参照してくだ さい。

vmx_scalein_unit 管理対象マシン上の仮想サーバを停止します。 運用時

vmx_scaleout_unit 管理対象マシン上に新たに一つの仮想サーバを起動しま

す。

運用時

vmx_set_machine_info 管理対象マシン情報ファイルを仮想サーバマネージャに登

録します。

構築時

vmx_set_unit_currentver

sion 管理ユニットのカレントバージョンを設定します。 運用時

vmx_start_unit デプロイ済みの仮想サーバを管理対象マシンに構築して,

起動します。

運用時

vmx_stop_unit 管理ユニットに属する仮想サーバを一括停止します。 運用時

vmx_update_unit 管理ユニットの変更を仮想サーバに反映します。 運用時

コマンド名 概要 実行するタ

イミング

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