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システム構成

ドキュメント内 仮想化システム構築・運用ガイド (ページ 59-62)

3   システム構成パターンの選 択

3.1  システム構成パターンと選択の指針

3.2.1  システム構成

パターン1でのシステム構成を次の図に示します。

3. システム構成パターンの選択

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図3-1 パターン1(テスト環境のオンデマンド提供)でのシステム構成

このシステム構成の場合,次の条件を満たす必要があります。

● 使用するハードウェア

マシンごとに使用するハードウェアを次の表に示します。

3. システム構成パターンの選択

47 表3-4 マシンごとに使用するハードウェア(パターン1の場合)

● システム構成の前提条件

システム構成の前提条件を次に示します。

仮想サーバ運用管理ホスト,ハイパーバイザ管理ホスト,JP1運用管理ホスト,およ びマスタ仮想サーバは,ラックマウントサーバ上に異なる仮想マシンとして構築され ます。

管理対象マシンの仮想サーバは,サーバブレード上に構築されます。

運用用物理マシン兼仮想サーバイメージ管理ホストは,現用系と予備系のコールドス タンバイ構成とします。通常は現用系だけが動作し,障害時に予備系が動作します。

現用系と予備系で使用する運用用物理マシン兼仮想サーバイメージ管理ホストのイ メージは,ディスクアレイ装置の同一のディスク領域である共有ディスク(運用用 データストア)に格納され,ハイパーバイザによって参照されます。

仮想サーバのイメージは,ディスクアレイ装置の同一のディスク領域である共有ディ スク(業務用データストア)に格納され,ハイパーバイザによって参照されます。

利用者であるアプリケーション開発者は,アプリケーションのデプロイ,アプリケー ションサーバの定義などを運用管理ポータルを使用して実施します。

● ネットワーク構成の前提条件

ネットワークは,業務用のサーバを配置したLAN(業務LAN)と,管理用のサーバを

配置したLAN(管理LAN)に分けた構成とします。業務LANと管理LANのそれぞれ

にIPアドレスが割り当てられます。なお,利用者であるアプリケーション開発者は,管 理LANと業務LANの両方にアクセスできます。

マシンごとのネットワークの設定情報を次の表に示します。

表3-5 マシンごとのネットワークの設定情報(パターン1の場合)

マシンの種類 使用するハードウェア

運用用物理マシン兼仮想サーバイ メージ管理ホスト

ラックマウントサーバ(HA8000シリーズなど)

管理対象マシン サーバブレード(BS320標準サーバブレードなど)

ストレージ装置 ディスクアレイ装置(BR1600など)

マシンの種類 ネットワークの設定情報

操作端末 物理NICを一つ使用し,管理LANに割り当てます。

運用用物理マシン兼仮想サー バイメージ管理ホスト

管理LANの物理NICを一つ使用します。

仮想サーバ運用管理ホスト,ハイパーバイザ管理ホスト,およびJP1 運用管理ホストは,それぞれ仮想NICを一つ使用し,管理LANに割 り当てます。

マスタ仮想サーバは,仮想NICを二つ使用します。一方の仮想NIC は管理LANに割り当て,もう一方の仮想NICは物理NICを割り当 てないものとします。

3. システム構成パターンの選択

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