日 時 主な出来事 対象 号機
発出された
原災法第10条通報・第15条報告 プレス発表 発出できた可能性がある原災法第15条報告
第三者検証委員会 合同検証委員会
3/11 14:46 東北地方太平洋沖
地震発生 ― ― ― ― ―
15:37頃~ 全交流電源喪失 ― ― ― ― ―
15:42判断
16:00通報 ―
1号機 2号機 3号機 4号機 5号機
【原災法第10条通報】
「全交流電源喪失」
(H23.4.24に対象号機を1/2/3号機に訂正) ― ― ―
16:36判断
16:45通報 ―
1号機
【原災法第15条報告】
水位監視不可、注水状況不明のため、「非常用炉心 冷却装置注水不能」
―
【検証結果報告書 P44】
「原子炉冷却機能喪失」
「直流電源喪失(全喪失)」
「中央制御室等使用不能」
同左
2号機 同上 【検証結果報告書 P45】
「直流電源喪失(全喪失)」 同左
16:54公表 ― ― ―
福島第一1~3 号機、原災法第 10 条第 1 項の規定に基づく特定事象
(全交流電源喪失)が発生したと 15時42分に判断、官庁等に通報
― ―
16:45判断
16:55※通報 ―
1号機
【原災法第15条報告】
水位監視回復のため、「非常用炉心冷却装置注水
不能」解除 ― ― ―
2号機 水位監視不可、注水状況不明のため、「非常用炉心 冷却装置注水不能」
17:07判断
17:12※通報 ― 1号機
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条3報 水位監視不可、注水状況不明のため、「非常用炉心 冷却装置注水不能」
― ― ―
17:40公表 ― ― ―
福島第一1号機及び2号機、原子 炉水位が確認出来ず注水状況が不 明なため、原災法第15条特定事象
(非常用炉心冷却装置注水不能)
が発生したと16時36分に判断、
官庁等に通報。その後、福島第一1 号機は水位監視が回復したことか ら、一旦特定事象を解除するも、17 時07分再度適用
― ―
19:03
原子力緊急事態宣 言発令(福島第一原 子力発電所で起き た事象について)
― ― ― ― ―
21:23
半径3km圏内の避 難 、 半 径 3km~
10km 圏内の屋内 退避を指示
― ― ― ― ―
3/12 0:49※判断
0:55通報 ― 1号機
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条10報
1号機のD/W圧力が600kPaを超えている可能
性があるため、詳細を確認中(設計上の最高使用 圧力:427kPa)「格納容器圧力異常上昇」
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条10報
⇒原子炉格納容器内の圧力が設計上の最高使用圧 力に達したことから、「圧力抑制室機能喪失」
添付5-3 日 時 主な出来事 対象
号機
発出された
原災法第10条通報・第15条報告 プレス発表 発出できた可能性がある原災法第15条報告
第三者検証委員会 合同検証委員会
3/12 1:35公表 ― ― ―
福島第一1号機、15条通報(格納 容器圧力異常上昇)発生を0:49判 断
― ―
5:44 半径10km 圏内の
避難指示 ― ― ― ― ―
14:30判断
15:18通報 ― 1号機 ― ― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条23報 D/W圧力が低下していることを確認、「放射性物 質の放出」と判断
⇒排気筒モニタでの測定は出来ていないものの、
耐圧強化ベントに伴い放射性物質が放出された ことから、「放射性物質通常経路異常放出」
15:36 1 号機原子炉建屋
で水素爆発発生 ― ― ― ― ―
16:17※判断
16:27通報 ― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条24報 MP-4付近で500μSv/h以上を計測したため、「敷 地境界放射線量異常上昇」
―
【検証結果報告書 P49】
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条24報 15時40分頃に1号機付近で発煙が上がってい ることを確認
⇒「火災爆発等による放射性物質異常放出」
同左
17:20公表 ― ― ― 15条通報(15:29敷地境界放射線
量異常上昇)発生を16:17判断 ― ―
18:25 半径20km 圏内の
避難指示 ― ― ― ― ―
3/13 5:30※通報 ― 3号機 ― ― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条27報 3号機は原子炉内に注水していたHPCIが停止
⇒すべての非常用炉心冷却装置による原子炉への 注水が出来ないことから、「非常用炉心冷却装置 注水不能」
5:30公表 ― ― ―
福島第一原子力発電所時報(5時30 分)
3号機高圧注水系停止、注水手 段を検討中。ベント操作開始 予定
― ―
5:10判断
5:58※通報 ― 3号機
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条28報 HPCIが停止、RCICも起動できないため、「原子 炉冷却機能喪失」と判断
― ― ―
6:20公表 ― ― ― 15条通報(3号機非常用炉心冷却
装置注入不能)発生を5:10判断 ― ―
8:23測定 8:56判断 9:01通報
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条33報 MP-4付近で500μSv/h以上を計測したため、「敷 地境界放射線量異常上昇」
― ― ―
(D/W)
9:10測定
(S/C)
9:15測定 9:20通報
― 3号機 ― ― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条34報 D/W圧力:637kPa、S/C圧力:590kPa
⇒原子炉格納容器内の圧力が設計上の最高使用圧 力に達したことから、「格納容器圧力異常上 昇」、「圧力抑制室機能喪失」
添付5-4 日 時 主な出来事 対象
号機
発出された
原災法第10条通報・第15条報告 プレス発表 発出できた可能性がある原災法第15条報告
第三者検証委員会 合同検証委員会
3/13 9:36通報 ― 3号機 ― ― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条35報 D/Wベント操作により、9時20分頃よりD/W 圧力が低下傾向にあることを確認
⇒排気筒モニタでの測定は出来ていないものの、
耐圧強化ベントに伴い放射性物質が放出された ことから、「放射性物質通常経路異常放出」
9:40公表 ― ― ― 15条通報(敷地境界放射線量異常
上昇)発生を8:56判断 ― ―
13:50測定 14:15判断 14:23通報
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条38報 MP-4付近で500μSv/h以上を計測したため、「敷 地境界放射線量異常上昇」
― ― ―
15:10公表 ― ― ― 15条通報(敷地境界放射線量異常
上昇)発生を14:15判断 ― ―
3/14
2:20測定 3:50判断 4:24通報
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条44報 正門付近で500μSv/h以上を計測したため、「敷地 境界放射線量異常上昇」
― ― ―
5:00公表 ― ― ― 15条通報(敷地境界放射線量異常
上昇)発生を3:50、4:15判断 ― ―
5:03通報 ― 3号機 ― ―
【検証結果報告書 P19-25】
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条45報 CAMSで測定を実施した結果、1.4×102Sv/h
(D/W)であり、炉心損傷割合は約30%と推定
される。
⇒CAMS測定値と炉心溶融判定図から「炉心溶 融」
同左
2:40測定 4:15判断 5:37通報
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条46報 MP-2付近で500μSv/h以上を計測したため、「敷 地境界放射線量異常上昇」
― ― ―
4:00測定
8:00※通報 ― ― ― ―
【検証結果報告書 P54】
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条47報 4時00分にMP-2付近で820μSv/hを計測
⇒500μSv/h以上を計測したため、「敷地境界放射 線量異常上昇」
同左
7:18通報 ― 1号機 ― ―
【検証結果報告書 P19-25】
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条48報 1号機CAMSの測定を実施した結果、
1.64×102Sv/h(D/W)であり、その値から評価し たところ、炉心損傷割合は約55%と推定した。
⇒CAMS測定値と炉心溶融判定図から「炉心溶 融」
同左
6:10測定 7:44判断 7:53通報
― 3号機
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条50報 D/W 圧 力 が 460kPaabs と 最 高 使 用 圧 力
(427kPag)を超えており、「格納容器圧力異常上 昇」に該当
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条50報
⇒原子炉格納容器内の圧力が設計上の最高使用圧 力に達したことから、「圧力抑制室機能喪失」
9:12測定 9:27判断 9:34通報
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条51報 MP3付近で500μSv/h以上を計測したため、「敷 地境界放射線量異常上昇」
― ― ―
添付5-5 日 時 主な出来事 対象
号機
発出された
原災法第10条通報・第15条報告 プレス発表 発出できた可能性がある原災法第15条報告
第三者検証委員会 合同検証委員会
3/14 10:30公表 ― ― ―
6:50 現在、原子炉格納容器圧力が 530 キロパスカルまで上昇したこ とから、15条通報(福島第一3号 機格納容器圧力異常上昇)発生を 7:44判断
― ―
11:01 3 号機原子炉建屋
で水素爆発発生 ― ― ― ― ―
11:21通報 ― ― ― ―
【検証結果報告書 P56】
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条54報 11時00頃に3号機で爆発らしき事象が発生 し、白煙があがった模様。(TV映像にて確認)
⇒「火災爆発等による放射性物質異常放出」
同左
11:47通報 ― 3号機
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条56報 50 報で設計上の最高使用圧力を超えたのは誤っ た内容でした(460kPaabsのため超えていない)
― ― ―
13:25判断
13:38通報 ― 2号機
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条59報 RCIC機能喪失の可能性があるため、「原子炉冷却
機能喪失」と判断 ― ― ―
16:30公表 ― ― ― 15条通報(福島第一2号機原子炉
冷却機能喪失)発生を13:25判断 ― ―
21:37測定 22:23判断 22:35通報
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条66報 発電所正門付近で 500μSv/h 以上を計測したた め、「敷地境界放射線量異常上昇」(15条明記)
― ― ―
21:35測定
23:13通報 ― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条67報 15条66報で報告した500μSv/h超えについて、
(誤)21時37分3170μSv/hではなく、(正)21 時35分760μSv/hに訂正
― ― ―
23:35公表 ― ― ―
福島第一原子力発電所時報(23時 30分)
過去発生した15条通報のうち、
「敷地境界放射線量異常上昇」
についてまとめるとともに、同 事象が生じた場合、お知らせす る旨を告知
3月14日午前9時27分に 判断(MP3付近)
3月14日午後9時37分に 判断(発電所正門付近)
― ―
22:50判断
23:39通報 ― 2号機
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条68報 D/W 圧力(540kPaabs)が設計最高使用圧力
(427kPag)を超えたことから、「格納容器圧力異 常上昇」と判断。今後、D/Wベントを実施。
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条68報
⇒原子炉格納容器内の圧力が設計上の最高使用圧 力に達したことから、「圧力抑制室機能喪失」
3/15 0:03発話 ― 2号機 ― ―
【検証結果報告書 P19-25】【テレビ会議】
1F技術班から以下の報告:
CAMSによる炉心損傷割合が5%となった。こ
れまで5%以下ということで、ほとんどゼロに近
いところだったが、ちょっと上がっている。
⇒CAMS測定値と炉心溶融判定図から「炉心溶 融」
同左
添付5-6 日 時 主な出来事 対象
号機
発出された
原災法第10条通報・第15条報告 プレス発表 発出できた可能性がある原災法第15条報告
第三者検証委員会 合同検証委員会
3/15 6:14頃 4 号機原子炉建屋
で水素爆発発生 ― ― ― ― ―
6:50測定 6:51判断 7:00通報
― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条72報 発電所正門付近で 500μSv/h 以上を計測したた め、「敷地境界放射線量異常上昇」(15条明記)
― ― ―
― ―
2号機 3号機 4号機
― ― ―
【福島原子力事故調査委員会(東電事故調)
最終報告書 別紙2 P83参照】
3月15日の6:14頃に衝撃音と振動が発生した。
その後、2号機圧力抑制室の圧力指示値がダウン スケールしていることを運転員が確認した。圧 力抑制室が損傷した可能性が考えられるため、
発電所対策本部の発電班から、1/2号中央制御 室、3/4号中央制御室の運転員に対して、一旦退 避の連絡があり、中央制御室から免震重要棟へ 移動した。
⇒中央制御室からすべての運転員が退去したこと から、「中央制御室等使用不能」
8:11判断
8:36通報 ― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条74報 4号機原子炉建屋に損傷が確認され、また、正門 付近の放射線量が500μSv/hを超えているため、
15条報告事象と判断(火災爆発等による放射性物 質異常放出)(15条明記)
―
【検証結果報告書 P58-59】
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条74報 8時20分に発電所正門付近で807μSv/hを計測
⇒500μSv/h以上を計測したため、「敷地境界放射 線量異常上昇」
同左
9:00測定 ― ― ― ―
【検証結果報告書 P58-62】
9時頃に発電所正門付近で11930μSv/hを計測
⇒500μSv/h以上を計測したため、「敷地境界放射 線量異常上昇」
同左
11:00
半 径 20km 以 上 30km 圏内の屋内 退避指示
― ― ― ― ―
14:25公表 ― ― ―
福島第一原子力発電所時報(13時 00分)
15条通報(敷地境界放射線量異 常上昇)について
データ更新
3月15日午前6時51分に 判断(発電所正門付近)
3月15日午前8時11分に 判断(発電所正門付近)
― ―
16:17※判断
16:22通報 ― ―
【異常事態連絡様式(第2報以降)】第15条80報 発電所正門付近で 500μSv/h 以上を計測したた め、「敷地境界放射線量異常上昇」(15条明記)
― ― ―
17:30公表 ― ― ―
福島第一原子力発電所時報(17時 00分)
15条通報(敷地境界放射線量異 常上昇)について
データ更新
3月15日午後4時17分に 判断(発電所正門付近)
― ―