日本語環境において、 UNIX 版 JobCenter (SJIS) と Windows 版 JobCenter 、 または UNIX 版 JobCenter (SJIS)と UNIX 版 JobCenter (EUC)の JobCenter ネットワーク構成を構築 する場合、文字コード変換の設定が必要になります。
必要な文字コード変換が行われないと、標準出力や標準エラー出力の文字化けが生じ たり、変数継承が正しく行われない場合がありますので注意してください。
なお、英語環境、中国語環境においては、文字コード変換を設定する必要はありませ ん。
9.1 文字コード変換の設定の必要性を判断する 9.2 文字コード変換を設定する
9.1 文字コード変換の設定の必要性を判断する
表 9-1の表を元に文字コード変換の設定の必要性を判断します。
表 9-1 JobCenterネットワーク構成の組み合わせと文字コード変換の設定の必要性 構成の組み合わせ 文字コード変換の設定の必要性 UNIX版JobCenter (EUC) ― UNIX版JobCenter (EUC) 設定は不要。
UNIX版JobCenter (SJIS) ― UNIX版JobCenter (SJIS) 設定は不要。
UNIX版JobCenter (EUC) ― UNIX版JobCenter (SJIS) SJISでセットアップしたUNIX版JobCenter 側にcodecnv.cnfの設定が必要。
設 定 方 法 に つ い て は 、 「9.2.1 UNIX版 JobCenterの文字コード変換を設定する」を 参照してください。
Windows 版 JobCenter
(非UNICODE)
― Windows 版 JobCenter
(非UNICODE)
設定は不要。(ただし両者が同じ言語環境で セットアップされた場合に限る)
Windows 版 JobCenter
(非UNICODE、日本語 でセットアップ)
― UNIX版JobCenter (EUC) 設定は不要。
Windows 側のデフォルトの設定で正常に
コード変換される。
Windows 版 JobCenter
(非UNICODE、日本語 でセットアップ
― UNIX版JobCenter (SJIS) Windows版JobCenter側で設定が必要。
設定方法については、「9.2.2 Windows版 JobCenterの文字コード変換を設定する」を 参照してください
上記の設定要否はMG とSVの「役割」により必要性が決まるものではありません。あくまで も言語環境の異なるJobCenterを混在利用する場合の組み合わせとして判断するようご注意く ださい。
英語や中国語、日本語でそれぞれセットアップしたJobCenterを混在使用する場合は、相互に 自動的に文字コート変換する設定や機能はありません。その場合は 2バイト文字を含まない名 前を使って定義する、ジョブスクリプトに 2バイト文字を含まないようにする等、英語のみを 利用してシステムを構築するようにしてください。
UNICODEの場合、システム内のJobCenterはすべて言語環境をUNICODEに統一する必要が ありますので、文字コードを変換する設定はありません。
9.2 文字コード変換を設定する
UNIX版JobCenterとWindows版JobCenterで設定方法が異なります。
JobCenter CL/Win(GUI画面)からではなく、nmapmgrコマンドからマシン登録を行った場合は、
NQS TYPEの設定が正しいかをあわせて確認する必要があります。
• nmapmgrコマンドでJobCenterのNQS TYPEを確認する
# nmapmgr
NMAPMGR:> show state <ホスト名>
詳細については「JobCenter コマンドリファレンス 3.12 nmapmgr ネットワークの構成管理」を参照 してください。
9.2.1 UNIX版JobCenterの文字コード変換を設定する 9.2.2 Windows版JobCenterの文字コード変換を設定する
9.2.1 UNIX 版 JobCenter の文字コード変換を設定する
UNIX版JobCenterの文字コード変換(EUC←→SJIS)を設定するには、nssetupでSJISを指定してセッ トアップした方のUNIX版JobCenterについて次の設定ファイルを作成し、相手のリモートのホスト名 を記述します。なお、次にJobCenterを再起動するまで設定内容は反映されませんのでご注意ください。
/usr/lib/nqs/codecnv.cnf
ホスト名の記述は、空白、TABもしくは改行コードで区切って複数設定できます。なお、codecnv.cnf に設定するホスト名は、nmapmgrに登録されているマシンのプリンシパルな名前を利用してください。
例えば、
・MG(HP-UX):nssetup時にSJISでセットアップ
・SV(Linux):nssetup時にEUCでセットアップ
の状況では、MG側マシンの上記パスにcodecnv.cnfを作成し、その中にSVマシンのプリンシパル名 を記述することになります。それによりSV上でEUCコードで出力された単位ジョブ実行結果がMG側 に戻される際に、自動的にSJISに変換されてトラッカの出力結果やエラー出力結果に表示されます。
ただしMGからSVに単位ジョブをリモート投入する際の環境変数LANGについては、MG側の値が そのままSVに引き継がれますので、単位ジョブスクリプトの先頭でLANGを設定し直す必要がありま す。詳細については「14.1.4 MGとSVとのLANGが異なる場合の注意事項」を参照してください。
なおプリンシパルな名前は、nmapmgrのサブコマンドのget name <mid>で得られる名前です。詳細 については「JobCenter コマンドリファレンス 3.12 nmapmgr ネットワークの構成管理」を参照してく ださい。
変換の必要のないホストに対する記述が設定ファイル内に存在した場合、転送したスクリプト ファイル、および戻される結果ファイルの内容が不正になる場合があります。設定後は、正し く日本語情報が標準出力画面に表示されるか確認してください。
9.2.2 Windows 版 JobCenter の文字コード変換を設定する
Windows版JobCenterの文字コード変換の設定は次のとおりです。
① 管理者アカウントでWindowsにログオンし、Windowsの[スタート]-[プログラム]-[JobCenter]
-[SV]-[サーバの環境設定]を選択して、サーバの環境設定を起動します。
② 左ペインのプロパティをクリックし、右ペインの総合設定をダブルクリックして、総合設定のプ ロパティダイアログを表示します。
図 9-1 総合設定のプロパティダイアログ画面例
③[言語関連]部分の「UNIXマネージャと通信時、コード変換を行わない」にチェックを入れます。
「OK」または、[適用]ボタンをクリックします
R12.6以降のWindows版JobCenterは、UNIXサーバへ実行結果を送信する際は上記③ のチェックボックスの設定に関わらず改行コードをCR+LFからLFのみに変換して実行結 果を送信します。