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技術的取りまとめの実施体制と想定するレポート構成と成果反映

ドキュメント内 (ページ 57-60)

使用済燃料の直接処分に関する当面の研究開発及び技術的取りまとめが事業化段階前の取組で

あることから,本取組を国の基盤研究開発として進める。研究開発の実施については,JAEAを中心と

して,直接処分に関する資源エネルギー庁調査等事業の実施者のみならず国の基盤研究開発関係 機関等との協働によって進められる。特に第2次取りまとめ(レビュー版)以降の段階では,上記の2つ の事業シナリオ(単独処分,HLW及びTRU廃棄物との併置処分)のいずれにおいても,これまで先行 的に取り組まれてきたHLW及びTRU廃棄物の地層処分に関する研究開発の成果の取り込みが欠か せない。

このような今後の技術的取りまとめにおける技術的知見等の集約の必要性を踏まえ,研究開発の 取組とは別に,調整会議の下に次のような役割を担う「取りまとめタスクフォース」(仮称)を設置して,

取りまとめを着実に実施できる体制を構築する。

○直接処分研究成果の技術的取りまとめという実務を遂行。

○技術的取りまとめを構成/支援する国の基盤研究開発における,個別要素課題の進捗や成果 の管理を実施。

・ 成果達成レベルや課題の過不足を,取りまとめ作業(成果取り込み作業)のなかで分野横断的 に評価。

・ 評価結果は,個別研究開発及び技術開発の現場にフィードバック(あるいは新規課題としての 取組を提案)。

上記のような役割を担うタスクフォースのもとでの技術的取りまとめを通して,国の基盤研究開発の 進捗や成果の一元管理,レビューを実現する(個別課題の成果の体系化・統合化,技術的取りまとめ をとおして国の基盤研究開発の進捗・成果管理を実現)。

(2) 想定する技術的取りまとめのレポート構成と成果反映

上記の実施方針や計画に基づく技術的取りまとめに当たっては,6.2 節で整理した直接処分に特徴

的な現象を考慮して実施する研究開発計画に対する成果に加え,並行して実施している HLW やTRU

廃棄物の地層処分に関する研究開発(第5章)で得られた研究開発成果も積極的に活用する。表6.5

-1に,現段階で想定する技術的取りまとめのレポート構成(基本構成案)とそれぞれの構成要素に対

応する記述部分に反映すべき成果を見込む直接処分に関する研究開発計画の細目・課題及び本全

体計画における分野・分類を示す。同表の構成案は現段階での想定であり,平成 11 年の地層処分研

究開発第2次取りまとめ(総論レポート)を参考に設定したものであるが,研究開発の進捗等にも併せて

適宜見直し,詳細化を図ることとする。

表6.5-1 技術的取りまとめのレポート構成(基本構成案)と反映すべき研究開発成果との対応

包括的技術報告書の基本構成案 使用済燃料の直接処分研究開発計画 HLW・TRU廃棄物の地層処分研究開発計画

研究開発課題 分野/分類

1 序論

1.1 報告書の位置づけ 1.2 報告書の目的 1.3 報告書の構成 1.4 報告書における検討の範囲 2 使用済燃料対策の考え方と進め方

2.1 わが国における原子力利用と放射性廃棄物の発生 2.2 使用済燃料の特徴

2.3 使用済燃料のインベントリ

3 使用済燃料の直接処分の概念と安全確保の考え方 3.1 直接処分の概念

3.2 安全確保の考え方 4 わが国の地質環境

4.1 地層処分にとって重要な地質環境条件 ・地質環境調査評価技術/地質環境特性評価技術

4.2 わが国における地質環境の長期安定性 ・地質環境調査評価技術/地質環境の長期安定性評価技術

4.3 わが国における地質環境の特性 5 処分場の工学技術

5.1 人工バリアおよび処分施設(地上・地下)の基本概念 ・設計技術開発

・設計支援システム開発

・使用済燃料の特徴を考慮した人工バリア概念の設定

・人工バリア概念設定に資するデータの整備及び評価手法開発

5.2 処分施設(地上・地下)の設計 ・設計技術開発 ・地質環境調査評価技術/深地層における工学技術

・設計支援システム開発 ・処分場の工学技術/処分場の設計・施工技術

5.3 人工バリアの設計 ・使用済燃料の特徴を考慮した人工バリア概念の設定

5.4 人工バリア埋設後の健全性評価 ・オーバーパックの長期耐食性評価に資するデータの整備

5.5 処分場の建設,操業,閉鎖 ・設計支援システム開発 ・地質環境調査評価技術/深地層における工学技術

・設計技術開発 ・処分場の工学技術/処分場の設計・施工技術

5.6 回収可能性 ・直接処分に関する方策の検討 ・処分場の工学技術/処分場の設計・施工技術

・設計支援システム開発

・設計技術開発 6 直接処分システムの安全評価

6.1 安全評価の進め方

6.2 直接処分システムの構成と特徴 ・使用済燃料の特徴を考慮した人工バリア概念の設定

・処分場周辺における臨界可能性評価

6.3 安全評価のシナリオ ・シナリオの開発 ・地質環境調査評価技術/地質環境の長期安定性評価技術

・性能評価技術/評価手法 or システム統合 6.4 解析ケース(シナリオ,モデル、データ)の設定 ・地質環境条件の設定 ・性能評価技術/評価手法 or システム統合

・現象理解・モデル開発 ・性能評価技術/モデル化技術 or システムの理解と表現

・データ整備・データベース開発 ・性能評価技術/データベース開発

・直接処分総合性能評価手法開発 ・TRU廃棄物処分技術/性能評価 6.5 バリア性能の検討

6.6 システムの安全性の検討

6.7 安全評価の信頼性に関する検討 ・直接処分総合性能評価手法開発 ・性能評価技術/評価手法 or システム統合

・直接処分に係る技術・知識・情報・データ等の知識ベース化

7 まとめ

・処分場の工学技術/長期健全性評価技術

・直接処分総合性能評価手法開発 ・性能評価技術/評価手法 or システム統合 研究開発成果の包括的技術報告書への反映

・使用済燃料発生量評価

・使用済燃料インベントリ評価

・直接処分に関する方策の検討

・地質環境条件の設定

・処分場の工学技術/処分場の設計・施工技術

7.技術的取組及び成果等の社会との共有に向けた取組

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