第5章 企業倒産とステークホール ダーの変化
第1節 役員の変遷
第5章 企業倒産とステークホール
→武富士 社長 社長
→インボイス
2005.7.
取締喪 取締役
中山愈 創業者 覚せい剤
社長 社長
容疑で逮捕)
取締役 取締役 取締役 取締役
中山豊 創立者
副社長 副社長 社長 副社長
平和地所住宅販 専務 伊藤筆和
売→ 取締役
専務 住友銀行→ダイ
取締役
中井秀夫 ア建設→古久根
(管理本部 建設→
長)
専務
ヤシカ→京セラ 取締役
丹羽正雄
り一シング→ (管理本部
長)
富士銀行→鉱研 常務
野崎英 工業→目本S I
取締役 C→
住友商事→パシ
常務 常務 常務
平山威英 フィックマネジ
取締役 取締役 取締役
メント→
常務 常務
?→1999年当社 取締役 取締役
味田博紀 取締役
入社 (管理本部 (管理本部
長) 長)
常務 常務 常務
橋本尚也 大京→当社 取締役 取締役
取締役 取締役 取締役
大和銀行→イン 常務 9月取締役
吉田雅浩 取締役
ボイス 取締役 社長就任
取締役
岡部明夫 檜不動産→ 取締役
(社長室長)
鳴海武憲 栗本建設→ 取締役 取締役
竹中工務店→黒
梅林良行 取締役 取締役 取締役
川紀章→
松下電送→イン
高添 俊幸 取締役
ボイス 竹中工務店→ド
木村英樹 取締役
バイ政庁→
図表5.2の通り、問題は取締役と同様に監査役も辞任および選任の頻度が激しいことに
ある。
図表5.2役員の変遷
前職 2004年3月 2005年3月 2006年3月 200ブ年3月 2008年3月
東京銀行→ダイ
武内茂和 常勤監査役 常勤監査役 常勤監査役
ア建設→
魚谷増男 警視庁→全目警 監査役 監査役 監査役 監査役,
警視庁→東京都
荒井昭 監査役 監査役 監査役 監査役
副出納長→
余田幹男 国税庁→税理士 監査役 監査役 監査役
シェル石油→公
大友巖 認会計士→中央 監査役 監査役
青山
第一誰券→ソニ
松暗正次 一生命→インボ 監査役 監査役
イス
国際証券→メリ ルリンチ→プル
木原和彦 デンシャルFA 監査役
証券→インボイ ス
人事の動きの激しい企業ではモラルが低下する可能性があり不正リスクが高いとされる。
なぜなら、不正には3要素があって、①不正をしても自己正当化できること、②発見リス クが低いと思われること、③動機があることとあって、このような会社では①と②の温床 になりやすいからである。
不正リスクが高いということは必ずしも不正があったということではないが、これでは 監査法人もやたら監査の手間がかかって経済的に合わなくなる。取締役や監査役が入れ替 わってばかりでは誰に聞けば本当のことが分かるのかを調査しなければならないが、それ
すら手間暇が掛かるのである。
図表5.3は、監査法人の推移である。2009年3月期からは監査法人が太陽ASGからア ヴァンティアに変更となり、その変更先に代表社員の公認会計士も移籍している。
図表5.3監査法人の変遷
2008年6月 2008年9月 2006年3月 2007年3月 2008年3月
四半期 四半期
アヴァンティ 監査法人 太陽AS G 太陽A S G 太陽A S G アヴァンティア
ア
山田茂善 山田茂善 石川昌司 小笠原直
代表社員 高木勇 木村直人 木村直人
小笠原直 小笠原直 小笠原直 入澤雄太 入澤雄太
意見 無限定意見 無限定意見 無限定意見 無限定意見 意見不表明 継続性の
記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載あり
疑義
最も下の行「継続性の疑義」は、決算期から12か月間を倒産せずにやってゆけるかどう かというゴーイング・コンサーン(GC)疑義がある場合には、監査法人もその点を吟味し なければならない。
第2節 従業員と株主の状況
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図表5.4は従業員の状況である。連結売上高が2004年3月期から400億円、528億円、627 億円、603億円、329億円と続くような高収益企業でありながら、平均勤続年数が3年前後
と高い退社率である。3年は、通常の人材アウトソーシング会社より短い。
図表5.4従業員の状況 2004年
3月
2005年
3月
2006年
3月
2007年
3月
2008年
3月
連結 従業員数(名) 200 302 319 255 270
本社のみ
従業員数(名) 162 215 220 208 222
平均年齢(歳) 31.3 31.2 31.6 32.5 33.6
平均勤続年数(年) 2.6 2.8 2.7 3.2 3.5
平均年間給与(千円) 5,242 5,241 5,374 5,401 5,791
曳
図表5.5の株主をも移動が激しいし、不動産と言う長期資金を提供するような金融機関と は考えにくい。
図表5.5株主の状況
上位10位までの大株主
2006年3月 2007年3月 2008年3月
所有株式
(株)
%
所有株式
(株)
%
所有株式
(株)
%
インボイスパートナーズ(合同) 1,048,737 50.22
9
1,048,737 50.22
ベア スターンズ クリアリン グ(常任代理人:シティバンク
銀行)
143,902 6.89
ベア スターンズ&C o.(常任 代理人、シティバンクN.A.
東京支店(→シティバンク銀行))
39,468 3.91 49,968 2.39 59,475 2.84
目本証券金融 86,536 8.58 6,185 0.3 15,694 O.75
松井証券 13,357 O.64
長田雄次(東京都港区) 10,821 0.52
津田隆弘(大阪府八尾市) 8,425 0.84 8,425 O.4 7,802 0.37
前田建設工業 7,799 0.77 7,799 0.37 7,799 0.37
バンクオブNY GCM、クライ アントアカウント JPRDISG FEAC(常任代理人:三菱東京UFJ
銀行)
29,720 2.94 7,406 O.35
佐藤 英武(東京都中野区) 6,000 0.29
ライブドア証券(→ライブドア) 84,122 8.34 118,320 5.67 UBS AG ロンドン、IPBクライa
ント アカウント (常任代理 人:シティバンクNA東京支店)
35,936 3.56 56,782 2.72
森本友則(東京都世田谷区) 13,350 O.64
福島洋介(神奈川県横浜市磯子
区)
7,025 0.34
バークレイズバンク PLC 5,879 0.28
バーグレイズキャピタル セキ ュリティーズ、S B L P Bアカ ウント (常任代理人:スタンダ
一ドチャータード銀行)
E F C投資事業組合 71,320 7.07
ステート ストリート バンク
&トラストCo.(常任代理人:み 12,128 1.20 ずほコーポレート銀行)
シービーロンドン ビーシー ロンバーダ
5,695 O.56 エ プレモンテセ(常任代理
人:シティバンクNA東京支店)
.計 381,149 37.79 1,322,470 63.33 1,320,993 63.24
第3節 借入金の状況
個別財務諸表から図表5.6の借入金一覧表を作成した。借入先が大きく移動している。
図表5.6借入先の状況(百万内)
相手先 2007年3月 2008年3,月
短期 長期 合計 短期
長期 1年以内
長期 合計
インボイス 5542 543 4,359 10,444
S F不動産クレジット 3,300 3,300 6,305・ 6,305 ノンバンク
関西アーバン銀行 350 350, 350 2,850 3,200 銀行
新生プロパティファイナンス 1,110 1,110 2,087 530 2,617 ノンバンク
みずほ銀行 1,170 500 1,670 50 1,300 570 1,920 銀行
目本抵当証券 441
8
441, 667 1,250 1,917 ノンバンク
東日本銀行 2,020 2,020 1,020 780, 1,800, 銀行
ダイヤモンドアセットファイナン
ス
1,102 1,102 1,636 1,636 ノンバンク
ファーストクレジット 1,200 1,200 1,200, 1,200, ノンバンク
三菱UF Jリース 1,200, 1,200, ノンバンク
商工組合中央金庫 405 405 1,042 1,042, 銀行
横浜銀行 700 326, 1,026, 銀行
オリツクス 1,00Q 1,000 1,000 1,,000 ノンバンク
三菱東京UF J銀行 720 720, 銀行
ダイナシティコミュニケーション・
ズ
600 600, 講 懸ii灘
総 鱒灘鎌
三洋電機クレジット 576 576, 576 576 ノンバンク
東京海上目動火災保険 570 570 保険
近畿大阪銀行 370, 370, 銀行
紀陽銀行 300 300, 300 300, 銀行
りそな銀行 280, 280, 280 280, 銀行
みなと銀行 200 200, 銀行
目新火災海上保険 180 180, 保険
東銀リース 130 130, ノンバンク
芙蓉総合リース 110 110, ノンバンク
京葉銀行 5,002 5,002 銀行
横浜銀行 700 700, 銀行
(有〉DYNホテル計画(2007.9.解
散)
160 160,
嚢懸 懸
合計 7,221 7,233, 14,454, 12,114 8,566, 8,224, 28,904
(出典:有価証券報告書に筆者加筆)