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年度 第4回北九州在宅医療・介護塾研修会 アンケート要約

調理や⾷材、盛りつけにひとくふうを 空腹が最⾼の味つけ

平成 28 年度 第4回北九州在宅医療・介護塾研修会 アンケート要約

アンケート回収(15名(提出数)/44名(参加者数))

1.年齢について

・50歳代(5名)が最も多く、次に40歳と50歳代(4名)だった。

2.性別について

・女性(10名)の方が男性(5名)よりも多かった。

3.職業について

・管理栄養士(5名)が最も多く、次に介護支援専門員と北九州家族の会(2 名)だった。

4.所属について

・病院・診療所(3名)が最も多く、次に居宅介護支援事業所(2名)だった。

5.研修の目的(主旨)や内容等について

①“研修の目的(主旨)や、内容が満足できましたか?”については、満足できた

(8名)が最も多く、次に十分満足できた(5名)、まあまあ満足できた(2名)、 あまり満足できない、全く満足できない(各0名)ということで、第11回研修会 の目的(趣旨)や内容については、「講演内容が興味深く聞くことができました。

健康寿命! サロンが必要となる。(介護支援専門員)」、「地域活動(特に栄養)

に関してモデル事業のように素晴らしい話が聞けた事。(管理栄養士)」など、概 ね満足されたようである。

●十分満足できた:

○講演内容が興味深く聞くことができました。サロンが必要となる(介 護支援専門員)

○栄養が大事だと分かりました。(北九州家族の会)

〇地域活動(特に栄養)に関してモデル事業のように素晴らしい話が聞 けた事。(管理栄養士)

・・・等々 ●満足できた:

〇介運動健康面で地域ぐるみで食や体操に取り組む姿勢。(作業療法士)

〇栄養がいかに大事か改めて痛感しました。(その他)

〇在宅のサロンのお話が聞けて良かったです。(管理栄養士)

〇知識が豊富な方の話しが聴けた。自分の勉強不足を感じた。(管理栄養 士)

〇専門的で難しい。私自身、勉強が必要だ。本日参加して良かった。問 題が見えた。(北九州家族の会)・・・等々

②何か気になったところについて

〇ここが便利で良いと思います。(一般市民)”という意見があった。

③何か印象に残ったところ

○ミニコンサート。心がほっこりしました。次回も早くきます。(北 九州家族の会)

〇低栄養→エネルギーとタンパク質の不足。30歳より70歳の方がタ ンパク質が必要。(介護支援専門員)

〇実際家族の切実なる悩みや願い事を聞けて、とてもタメニなった。

(歯科医師)

〇個人で分かっているつもりより、皆で情報を共有できる場の必要性痛 感。(作業療法士)

〇「サロン」活動。(管理栄養士)

・・・等々

④今後企画して欲しいテーマや内容

〇認知症の初期集中支援チーム、見えてきた課題と今後の他職種連携に ついて。(介護支援専門員)

〇訪問看護師さんの話しをまた聞いてみたい。(歯科医師)

・・・等々

⑤相談したいこと、尋ねたいことについて(分野は問いません)

〇記載なし。

〈まとめ〉

「平成28年度 第4回北九州在宅医療・介護塾 研修会の目的(主旨)や内容」につ いては、参加者の皆さんは概ね満足されたようです。

しかしながら、「何か気になったところ」の項で“開催時間や研修会場”については 今までの研修会で何度か小倉駅周辺に研修会場を変えてはどうかという要望がだされ ましたので、前回の研修会場は小倉駅近くに換えたところ、駐車料金が割高だったと いうことで、今までの会場で良い。」という意見があり、そのため、今回の研修会会場 を今までの会場に戻したところ、「ここが便利で良い。」という回答がありました。

そのため、今後は基本的には、小倉医療センター 鴎ホールに研修会会場にしたい と思います。

また、「何か印象が残ったところ」については、●・ミニコンサート。心がほっこり しました。次回も早くきます。(北九州家族の会)、●低栄養→エネルギーとタンパ ク質の不足。30歳より70歳の方がタンパク質が必要。(介護支援専門員)、

●実際家族の切実なる悩みや願い事を聞けて、とてもタメニなった。(歯科医師)、

●個人で分かっているつもりより、皆で情報を共有できる場の必要性痛感。(作業療 法士)、●「サロン」活動。(管理栄養士)、等が記載されており、高齢者に対して 栄養管理の必要性が理解出来た研修会となったようです。

そして、「今後企画して欲しいテーマや内容」については、●認知症の初期集中支援 チーム、見えてきた課題と今後の他職種連携について。(介護支援専門員)、●訪問

看護師さんの話しをまた聞いてみたい。(歯科医師)、等の要望がだされていました ので、今後の研修会テーマとして検討させて戴く事にします。

「公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成による」

平成28年度 第4回北九州在宅医療・介護塾 研修会グループワークテーマ

「地域栄養サポート」の推進にあたって ~栄養士の役目について~

課題 : 何時までも美味しく食べられることを考えよう。

課題の”何時までも美味しく食べられる”ことについては、“市民センターが実施して いる行事をどのようにして知ることができるのか。行政の仕組み作りが必要。”(Aグル ープ)、”高齢者が何時までも食べることができるために、管理栄養士、調理師、ケアマ ネ、歯科医、薬局、他の専門職種やボランティアによる、地域の中で繋ぎ手が必要。”

(Bグループ)“口腔環境を整え、食べたいと思う気持ちを大切にすることが必要。”(C グループ)、“運動、食べる、人間としての生き方等を教えてくれるコミュニティのある 場所に、1人暮らし、2人暮らしの高齢者を誘うことが必要。”(Dグループ)、“五感で 美味しく感じる食事を提供することが必要で、高齢の方に極端な食事制限は果たして必 要なのか?”(Eグループ)、“用事がないと出かけない、必要でないと近所付き合いを しない、運動や栄養などテレビなどで知識を得てもいかされていない等、栄養領域だけ でなく様々な問題に対して解決することが必要”(Fグループ)、“健康を維持するため には、ケアマネ、栄養士、栄養補助食品メーカー、訪問歯科医師などの他、多職種で

“食事をどうするのか”について考える必要があり、サロンを積極的利用することが必 要”(Gグループ)などの発言があった。

「美味しく食べる」ことは、栄養を摂るだけではなく、生活の中でも感動や情動に関 わり、QOLを考えるうえで大変重要な要因になると考えられている。

ところで、在宅療養者のQOLを阻害する要因としては、摂食嚥下障害、低栄養、便 秘、下痢、褥瘡、脱水、糖尿病や心臓病 などがあり、これらの全てが口腔機能や栄養と 密接な関わりがあり、エンディングを迎える迄の間、「食べたいものを、食べたい時に、

食べたい人と、しっかり噛んで、美味しく食べる」こと、このことが実現できれば本当 に素晴らしいことだと思っている。

今回の研修では、市民センターで実施しているサロン活動で、80歳、90歳の高齢 者に対して3年前と比較して体脂肪率や運動量等が低下せずに維持できていたという非 常に素晴らしい結果を得え、栄養と運動をサロン活動で取り入れることの意義について 理解させられた。

そのため、歯科医師・歯科衛生士が行う口腔ケア(器質的ケア・機能的ケア)と管理 栄養士が行う栄養ケアに運動ケアと組み合わせることが介護予防から終末期に至るまで 生活機能を維持するうえで非常に重要な取り組みになるといえ、この実現に向けてはご 本人・介護家族と専門職種や行政、地域が助け合い、連携・協働によって積極的に進め ていく必要性があると考える。

「公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成による」

第1回 北九州在宅医療・介護塾フォーラム

「排泄ケアを考える 2017 フォーラム」

~トイレでの自立排泄に向けて~

排泄障害は、加齢に伴って生じる老年症候群として考えられ、そのため特に後期高齢者 において排尿障害や排便障害がみられるようになり、尿失禁や便失禁によって、ご本人は 羞恥心にさいなまれ、自己嫌悪に陥ったり、自律の喪失等によって、やがて、閉じこもり や引きこもりとなり、その結果として、生きる意欲やQOLの喪失に繋がることが考えら れます。そのため、北九州在宅医療・介護塾では、高齢療養者の残存能力に応じて介護家 族や専門職が自立排泄を支えるために、「排泄ケアを考える 2017フォーラム」を開催す ることにしました。

高齢者がその人らしく生きるために、「トイレに行って排泄する」ことの維持・回復のた めに今回のフォーラムで考えたいと思っています。

日時:平成29年3月4日(土曜)、受付:13時~、開始:13時半、終了:16時半 会場:小倉歯科医師会館 2F 大会議室 北九州市小倉北区大手町11-6 共催:NPO法人老いを支える北九州家族の会

助成:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団

後援:福岡県立大学、にのさかクリニック、在宅サポートながさきクリニック、

在宅型有料老人ホーム四季の郷小倉、(株)クリ二コ、北九州地域ケア交流会、

九州・山口介護研究会、認知症・草の根ネットワーク、株式会社クローバー 暮らしの保健室 in 若松 ALU建築システム研究所、テーナー

会費:500円

司会:和田和人(北九州塾)

コーディネーター:檪 直美(北九州塾)

1.基調講演:40分

演題:排泄ケアを考える ~介護家族や専門職種に望むこと~

講師:NPO法人いのちにやさしいまちづくり ぽぽぽねっと 理事長 榊原千秋さん 2.シンポジウム:1時間20分(各15分)

テーマ:トイレでの自立排泄に向けて 介護家族の思いと各専門職種の実践活動より

①演題:介護家族の声を聴く ~排泄ケアで困ったこと、良かったこと~

講師:NPO法人老いを支える北九州家族の会 門司支部 大路順子さん

②演題:排泄ケアに対する在宅医の役割 ~排泄ケアで考慮していること~

講師:在宅サポート ながさきクリニック 院長 長崎修二さん

③演題:排泄ケアに対する看護師の役割 ~看護師の実践から~

講師:社会福祉法人本城会 もみじ苑 看護師 真鍋哲子さん

④演題:排泄ケアに対する理学療法士の役割 ~理学療法士の実践から~

講師:学校法人国際学園 九州医療スポーツ専門学校 理学療法学科 永野 忍さん

⑤演題:排泄ケアに対する機能食品について ~腸を整える腸内フローラとは~

講師:(株)クリ二コ 管理栄養士 舛宗芳美さん 3.ディスカッション:15分程度