• 検索結果がありません。

資料(第1回〜第4回研修会、第1回フォーラム)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "資料(第1回〜第4回研修会、第1回フォーラム)"

Copied!
214
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

介護の社会化の今

家族介護の限界は「介護地獄」とよばれ、「介護に待ったなし!」の叫び

とともに平成12年(西暦2000年)4月、日本で5番目の社会保険として

介護保険が施行された。

介護保険制度のバックボーンにある思想は「介護の社会化」であった。

平成28年(西暦2016年)、介護保険制度発足から丸16年経た今、

その「介護の社会化」の現実はどうなっているのか? 医療と介護・福祉

の現場から検証してみたい。

また、看取り難民ということばがささやかれる医療の現状と今後および

医療・介護・福祉の連携のありかたを現場視点から議論してみたい。

(講 師) 在宅サポートながさきクリニック

院長 長崎 修二先生

(日 時) 平成28年4月15日(金曜)

午後7時~9時(受付:6 時半)

(会 場) 国立病院機構 小倉医療センター

地域医療研修センター 鴎ホール

小倉南区春ヶ丘10-1

(駐 車 場) 駐車可(駐車料:100円)

(会 費) 500円

(助 成) 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団

※ 参加申込みは、平成28年4月5日迄に FAX で事務局宛にお願いします。

※ 第7回介護塾研修会のグループワーク等関連資料は当日受付でお渡しします。

平成 28 年度

第 1 回北九州在宅医療・介護塾 研修会

参加者名 職種 所属

送付先 北九州在宅医療・介護塾事務局(久保歯科医院内)宛 FAX (093)473-9498

参加申込み書

~ 医療・介護・福祉の連携現場からの検証 ~

(2)

会場設営

受付開始

メーカー挨拶

・佐々木 優様( 明治 ) ・川崎瑞希様(キューピー)

1.開会の挨拶 北九州塾塾長:久保哲郎

2.講演

講演名: 介護の社会化の今

講 師:在宅サポートながさきクリニック

院長 長崎修二先生

3.グループワーク 司会・進行:八田妙子(北九州塾)

・受付、駐車券、商品展示等の机を配置する. ・グループワークが出来るように机を配置する.

テーマ:専門職と多職種連携、

「連携」はだれのためにするのか?

~ 医療・介護・福祉の連携現場からの検証 ~

4.総括 講師:長崎修二先生

・グループワークの発表に対して 5 分程度総括する.

グループワークで意見交換を行った内容について発表

・40 分程度意見交換を行った後、1人 5 分程度で2グループ程度発表する. ・時間をみて質疑応答を 10 分程度受ける.

5.講評:檪 直美(北九州塾)

・講演とグループワークの発表を含めて 5 分程度講評する.

6.認知症支援・介護予防センター開設についての紹介

認知症支援・介護予防センター 中村真理子様

7.NPO法人老いを支える北九州家族の会 入会のお願い

NPO法人老いを支える北九州家族の会 理事長 高田芳信様

平成 28 年度第1回 北九州在宅医療・介護塾研修会

会 場:国立病院機構 小倉医療センター

地域医療研修センター 鴎ホール

総合司会・進行:和田和人(北九州塾)

10.研修会終了後、会場内整理 ⇒ 「お疲れさま挨拶」

17:00

18:00

18:50

18:35

19:55

20:45

18:55

20:35

21:00

21:05

21:15

介護の社会化の今

9.グーループワーク記録用紙の回収確認 八田妙子(北九州塾)

・長崎先生を交えて世話人の皆さん全員と記念写真撮影(メーカーさんに依頼)

8.閉会の挨拶:杉本みぎわ(北九州塾)

~医療・介護・福祉の連携現場からの検証~

(3)

会場設備・会場運営:久保哲郎、小林 繁、讃井一美、林田優子 八田妙子

檪 直美、杉本みぎわ、永富絵美

和田和人、スマイルグループさん、メーカーさん

接待・受付 :山本節子、檪 直美、杉本みぎわ、和田和人

受付・照明・音響

:スマイルグループさん

受付・会計 :讃井一美(会計)、林田優子、

受付・駐車券 :林田優子

司会・進行 :和田和人(総合・統括)

受付・記録 :久保哲郎

GW 記録集 :八田妙子

集合写真撮影 :メーカーさん

担当部署

(4)

職 種 人数 職 種 人数 医師 6 作業療法士 0 歯科医師 5 理学療法士 0 看護師(教員) 6 言語聴覚士 0 看護師 7 施設長・施設管理者 2 助産師 0 生活相談員 1 保健師 1 事務職員 3 歯科衛生士 1 北九州家族の会 4 管理栄養士 7 草の根ネットワーク 5 介護支援専門員 16 一般市民 2 介護支援相談員 0 看護師(大学院生) 1 医療ソーシャルワーカー 1 その他 1 介護福祉士 1 計 70

平成28年度第1回研修会参加者数

(2016.04.15)

(5)

平成28 年度第1回北九州在宅医療・介護塾研修会 平成28年4月20日(水) 介護の社会化の今 医療・介護・福祉の連携現場からの検証 家族介護の限界は「介護地獄」とよばれ、「介護に待ったなし!」の叫びとともに平成12年 (西暦2000年)4月、日本での5番目の社会保険としての介護保険が施行された。 介護保険制度のバックボーンにある思想は「介護の社会化」であった。 平成28年(西暦2016年)、介護保険制度発足から丸16年経た今、その「介護の社会 化」の現実はどうなっているのか?医療と介護・福祉の現場から検証してみたい。 また、看取り難民ということばがささやかれる医療の現状と今後および医療・介護・福祉 の連携のありかたを現場視点から議論してみたい。 ワークショップのテーマ 専門職と多職種連携、「連携」はだれのためにするのか? その視点の模索。

(6)

2017/1/19 1 2016年4月15日 於 国立病院機構小倉医療センター 地域医療研修センター鴎ホール 在宅サポートながさきクリニック 院長 長崎 修二 

介護は介護する人と、介護される人との関係性

介護される人の3区分

1.

新生児 幼児 小児

2.

先天性、中途障害者

3.

要介護高齢者

2

(7)

2017/1/19 2 

介護の社会化の必要性と必然性

高齢社会化 要介護状態の長期化

家族介護の崩壊 核家族化 都市化

家族介護は女性が担っていた

家族(女性家族)介護の社会化

3 

家族からプロへ

介護の専門家

介護福祉士、訪問介護員(ホームヘルパー)、介

護支援専門員(ケアマネ)、訪問看護師、訪問リ

ハスタッフ(PT,OT、ST)、

4

(8)

2017/1/19 3 

場所(在宅)と対象患者

場所の定義、医療機関と老健以外

対象患者、在宅で療養している通院困難な患者

通院困難の定義

 「少なくとも独歩で家族等の助けを借りずに通院が出来る 人」は除外される(平成20年3月28日厚労省) 5 

病棟機能の在宅版である

当直医→24時間対応の往診医師(遠出は出来

ない外国旅行)

深夜勤ナース→24時間対応の訪問看護

ナースコール→24時間対応の携帯電話(携帯

電話は枕元に)

定時病棟巡回→定期巡回・随時対応型訪問介

護看護の新設(平成24年4月)

6

(9)

2017/1/19 4 

人間の死亡率は、100%である(大往生、永

六輔、岩波新書)

しかし、いつ、どこで誰に看取られるのか?

病院や老人ホームなどの施設は約2割(約50

0万人)

自宅等で約8割(約2000万人)

(10)

2017/1/19 5 

病院で8割(2800人/日)

病院外で2割(700人/日)

病院死、在宅死の逆転図

逆転

(11)

2017/1/19

6 

国は政策として、病床は増やさずむしろ削減

の方向である。

(12)

2017/1/19 7 

QOL(quality of life)

1.

生命の質=痛みや苦しみがなく快適であること

2.

生活の質=身辺自立、自己決定、役割実現

3.

人生の質=アイデンティティーの確立と、社会

参加による自己実現

QOD(quality of death)

1.

平穏な死=苦しみのない死

2.

満足な死=家族との安らかな別れ

死亡数の増加に伴い、「病院外」死は増える

傾向にある(2030年問題)

末期がん患者の増加に伴い、在宅緩和ケア

在宅ホスピスのニーズは高まってきている

在宅看取りをするためには訪問看護ステー

ションとの連携は欠かせない

14

(13)

2017/1/19

8 

規則に縛られない自由な生活

家族との自由な団らん

(14)

2017/1/19 9 

在宅医療は患者本人の城である、居宅にお

いてその城に出向いて医療を提供する。

患者はその城の主であり、基本のルールはそ

の城主のものである。

好きなものを食べ、好きな時間に寝て起きる。

煙草を吸うのも本人の自由。

余計な医療の介入をしないほうが長生きする

場合が多いと実感することも在宅医療の現場

では多い。

医療と看護と介護の世界

1.

医療:診療(入院 外来 在宅)

2.

看護:①療養上の世話または②診療の補助

3.

介護: 日常生活の介護と援助

※身体介護 ※生活援助

(15)

2017/1/19 10 ①

在宅 自宅(在宅医療 在宅介護)

通所サービス(デイサービス デイケア)

宿泊系サービス(ショートステイ お泊りデイ)

入所・居住系施設(特養、老健、有料老人

ホーム、軽費老人ホーム、グループホーム)

1.

医療系職種:医師、看護師、准看護師(医療機関

介護施設 訪看)

2.

ヘルパー(訪問介護員 初任者研修終了 主として

在宅)

3.

介護福祉士(国家資格 主として施設介護者)

4.

リハビリ技師、PT、OT、ST(医療機関 在宅訪問)

5.

介護支援専門員(ケアマネ 施設と在宅)

6.

薬剤師(調剤薬局 訪問薬剤指導)

7.

その他

(16)

2017/1/19 11 

医療職と介護職の連携

病院医師、病院連携室(退院支援ナース、MSW)

訪問看護ステーション(強化型ステーション)

居宅ケアマネ

在宅医(地域の診療所)

その他(ヘルパーステーション、調剤薬局、訪問リ

ハビリ、通所系サービス等々)

多職種連携について

医師、看護師、リハ技師、薬剤師、ケアマネ、ヘル

パーなどの、医療と介護に関わるすべての職種

の連携であるが、今次改定において地域ケア会

議やリハビリ会議などが設定された。

その中で、在宅における医師とケアマネの関係は

従来から重視されてきたが、必ずしも良好な連携

とは言えないかも知れない。

(17)

2017/1/19 12 •

社会福祉と税の一体改革(財源確保)

社会保障改革プログラム法(社会保障の給付

抑制と、自己負担増加)

地域包括ケアシステムの推進(医療、介護、

住まい、地域支援の一体化)

医療介護総合確保推進法(一括法)

新総合事業ガイドライン(平成27年度より実施

開始~~)、医師の関与度は下がる(チェック

リストの活用等)

医療、介護、福祉の領域は今後、その領域を

変化させながら融合化と統合化を模索してい

く。

一方で専門分化、特化していく方向性も内包

している。

地域完結という概念と自己決定(PCC)という

概念に収れんしていく。

(18)

2017/1/19 13 

自立=independant=他者に依存しない

自律=autonomy=自己決定、自己選択による

自己管理

小さな親切大きなお世話

大きな親切小さなお世話

いらぬ世話といわれぬように

他人に役立つお節介

介護の社会化は高齢者社会の必然である。

介護の社会化の意味はかなり多義的で多様。

介護の社会化は多職種が専門性を生かして

協働していく中から生まれる。

介護の社会化は地域という概念下に専門・非

専門の協働の中で創生される。

(19)

2017/1/19

(20)

平成28年度

第1回北九州在宅医療・介護塾研修会

総参加人数 :70 名 アンケート回収(提出数/参加者数) :(37 人/70 人) 回収率:52.9% 1.年齢 ① 10 歳代: 0名 ② 20 歳代: 1名 ③ 30 歳代: 6名 ④ 40 歳代: 10名 ⑤ 50 歳代: 7名 ⑥ 60 歳代: 12名 ⑦ 70 歳代以上: 1名 2.性別 ① 男性: 10名 ②女性: 27名 3.職種(主なもの一つ) ①医師: 2名 ②歯科医師: 3名 ③薬剤師: 0名 ④看護師: 8名 ⑤介護支援専門員: 10名 ⑥ 管 理 栄 養 士 : 1 名 ⑦ 保 健 師 : 0 名 ⑧ 言 語 聴 覚 士 : 0 名 ⑨ 歯 科 衛 生 士 : 1 名 ⑩ 相 談 支 援 員 : 1 名 ⑪ 社 会 福 祉 士 : 1 名 ⑫ 事 務 職 : 3 名 ⑬ 介 護 福 祉 士 : 0 名 ⑭訪問介護士: 0名 ⑮作業療法士: 0名 ⑯理学療法士: 0名 ⑰行政関係: 0名 ⑱北九州家族の会: 2名 ⑲草の根ネットワーク: 3名 ⑳学生: 1名 ㉑市民: 0名 ㉒その他: 1名 4.所属 ①病院・診療所: 9名 ②歯科医院: 2名 ③薬局: 0名 ④地域包括支援センター: 0名 ⑤居宅介護支援事業所: 6名 ⑥訪問介護事業所: 0名 ⑦介護老人福祉施設: 0名 ⑧介護老人保険施設: 0名 ⑨グループホーム: 1名 ⑩老人ホーム: 3名 ⑪訪問看護ステーション: 2名 ⑫デイサービス: 0名 ⑬行政: 0名 ⑭団体: 5名 ⑮学校: 4名 ⑯ その他: 5名 5.本日の研修会についてお尋ねします。 ①研修の目的(主旨)や、内容が満足できましたか?(線上に○印を付けてください) ①十分満足: 13名(35.1%) ②満足できた: 15名(40.5%) ③まあまあ満足できた: 8名(21.6%) ④あまり満足できない: 0名(0.0%) ⑤全く満足できない: 0名(0.0%) ⑥記載なし: 1名(2.7%) ①:大変勉強になりました。今後とも宜しくお願いします。(北九州家族の会) ①:多職種でフランクに話せた。(学生) ①:「2025 年問題」=介護難民問題と思っていたが、「看取り難民」の問題でもある、という事実を改めて 認識させられた。(草の根ネットワーク) ①:理由記載なし。(介護支援専門員) ①:良かったから。(看護師) ①:他職種でそれぞれの立場から話を聞くことができた。(看護師) ①:今回は久保先生のお計らいによりグループ討議にも参加させて頂きました。皆様のご意見をお聞き することにより、理解が一層深まりました。(その他) ①:いろんな立場の方との出会いがあり、「理解」がありました。(草の根ネットワーク) ①:理由記載なし。(歯科医師) ①:介護の社会化の背景、概念を分かりやすく学ぶことができた。(看護師) ①:在宅診療、往診は臨時と知りました。(介護支援専門員) ①:連携について語り合えたこと。(北九州家族の会) 十分満足できた 満足できた まあまあ満足できた あまり満足できない 全く満足できない その理由は:

アンケート集計結果

(21)

①:理由記載なし。(看護師) ②:他職場の方々と話しあいできたところが良かったです。(歯科医師) ②:様々な職種の意見が聞けた。(医師) ②:色々な職種の方の意見を聞くことができた。(事務職) ②:医療、介護、メーカーさんと多方面から協議ができた。(事務職) ②:医療職として働いている中で多職種=医療職と思っていたが、介護の場面で地域、家族等も含めて、 多職種という意識を持てました。有意義でした。ありがとうございました。(歯科衛生士) ②:理由記載なし。(看護師) ②:様々な職種の方の意見を聞くことができ勉強になりました。(医療社会福祉士) ②:短時間でありながら、様々な職種の方との意見交換が出来る。(相談支援員) ②:理由記載なし。(医師) ②:理由記載なし。(介護支援専門員) ②:理由記載なし。(草の根ネットワーク) ②:理由記載なし。(介護支援専門員) ②:理由記載なし。(介護支援専門員) ②:連携を考えることが出来た。(事務職) ②:他職種の方々の意見が聞けました。(介護支援専門員) ③:介護と医療の連携について、専門的意見と一般の方との意見を交えて話合う事ができたと思う。(介 護支援専門員) ③:参加することで今の医療に従事している方の思いや問題点などが聞けてよかった。(管理栄養士) ③:いろいろな職種の方と話ができたから。(介護支援専門員) ③:今日の問題は大き過ぎました。(看護師) ③:理由記載なし。(介護支援専門員) ③;グループ内での活発な意見交換ができた。(看護師) ③:国の政策の方向性や管理運営等のお話が興味深かった。(介護支援専門員) ③:もっとお話を聞きたかったです。(看護師) 無:理由記載なし。(歯科医師) ②何か気になったところ(開催時間、場所、内容など) ・小倉駅周辺であると(場所が)良いです。(歯科医師) ・特になし。(北九州家族の会) ・小倉駅周辺が良い。(医師) ・今ぐらいで良いと思う。(事務職) ・場所が分かりにくかった。(事務職) ・胃ろうなどの是非について。(介護支援専門員) ・鴎ホールの入り口が分かりづらかった。(看護師) ・特にないです。(医療社会福祉士) ・時間が短いように感じた。(草の根ネットワーク) ・記録がうまく出来なく、纏めることが出来なかった。(事務職) ・グループワークの時間をもう少し作ってほしい。(介護支援専門員) ・グループワークの時間が短い。今回はお題がちょっと広すぎた。(看護師)

(22)

・地域包括ケアの動きの内容が気になった。(介護支援専門員) ・場所 私の所からは少し遠い。(北九州家族の会) ・特にない(看護師) ③何か印象に残ったところ ・多職種の方々のお話が出来て良かったです。(北九州家族の会) ・皆で人生を生きていること。(事務職) ・P.C.C.(パーセンドケア)。(学生) ・グループワークが実りあるもので良かったです。(草の根ネットワーク) ・皆楽しくディスカッションできていた。(事務職) ・誰のために行うのかを立場を介して考える事ができた。中心に利用者をおいて考えていく事を再確認 することができた。(介護支援専門員) ・カオとカオ、ハラとハラの見える関係。(歯科衛生士) ・家族の負担について。(介護支援専門員) ・医療・介護に携わってない一般の方が入っていたので、違う世界の方と思わずストレートなご意見が 貰えて良かった。(看護師) ・高田会長とのグループワーク。(看護師) ・改めて北九州のパワーを感じた次第です。皆様のディスカッションは大変素晴らしかったです。(その 他) ・ディスカッションが楽しく出来ました。(介護支援専門員) ・誰のための連携か問い続けること。(看護師) ・在宅医療の情報がほしいと思います。(介護支援専門員) ・腹の見える関係(お互いの状況も理解しつつ)。でも、P.C.C.が基本。(看護師) ・病院が減少傾向になっている(団塊の世代は気づいていない人が多いと思う)。(介護支援専門員) ・多職種の方と問題や課題について話し合えたこと。(北九州家族の会) ・グループワークが楽しく皆の熱意を感じた。(看護師) ・皆でフラットな立場で批判されることなく、意見をいいあえる。(看護師) ④今後企画して欲しいテーマや内容 ・地域包括ケアシステムについて(北九州家族の会) ・事前指示書や、アドバンスケアプラン。(学生) ・在宅医療だけでなく、医療全体で介護を考えていくことや、食をテーマにしたもの(事務職) ・私自身、メーカーの人間としてではなく、一個人として大変勉強させて頂きました。今後もお呼び頂け たら幸いに存じます。(その他) ・多職種連携の話合いの時に本人(当事者)の意見を大切にしていければと思います。(歯科医師) ・地域包括ケアは上手くできるの?(看護師) 以上

(23)

平成 28 年度 第1回北九州在宅医療・介護塾研修会 アンケート要約

アンケート回収(37 名(提出数)/70 名(参加者数)) 1.年齢について ・60 歳代(12 名)が最も多く、次に 40 歳代(10 名)だった。 2.性別について ・女性(27 名)の方が男性(10 名)よりも多かった。 3.職業について ・介護支援専門員(10 名)が最も多く、次に看護師(8 名)だった。 4.所属について ・病院・診療所(9 名)が最も多く、次に居宅介護支援事業所(6 名)だった。 5.研修の目的(主旨)や内容等について ①「研修の目的(主旨)や、内容」については、満足できた(15 名)が最も多く、 次に十分満足できた(13 名)、まあまあ満足できた(8 名)、あまり満足できな い、全く満足できない(各 0 名)という結果を得たことで、第8回研修会の目的 (趣旨)や内容について研修会参加者には満足されたようである。 ●十分満足できた: ○「2025 年問題」=介護難民問題と思っていたが、「看取り難民」の 問題でもある、という事実を改めて認識させられた。 ○介護の社会化の背景、概念を分かりやすく学ぶことができた。 〇在宅診療、往診は臨時と知りました。・・・等々 ●満足できた: 〇医療、介護、メーカーさんと多方面から協議ができた。 〇医療職として働いている中で多職種=医療職と思っていたが、介護の 場面で地域、家族等も含めて、多職種という意識を持てました。有意 義でした。ありがとうございました。 〇様々な職種の方の意見を聞くことができ勉強になりた。・・・等々 ●まあまあ満足できた: 〇参加することで今の医療に従事している方の思いや問題点などが聞け てよかった。 〇今日の問題は大き過ぎました。 〇国の政策の方向性や管理運営等のお話が興味深かった。・・・等々 ②「何か気になったところ」については、研修場所は、“小倉駅周辺であると良い” や“場所が解りにくかった。”、“鴎ホールの入り口が分かりづらかった。”等、内 容は、“時間が短いように感じた。”や“記録がうまく出来なく、纏めることが出 来なかった。”、“グループワークの時間をもう少し作ってほしい。”、“グループワ ークの時間をもう少し作ってほしい。”等について要望があった。

(24)

●場所: ○小倉駅周辺であると(場所が)良いです。 ○場所が分かりにくかった。 ○鴎ホールの入り口が分かりづらかった。・・・等々 ●内容など: ○時間が短いように感じた。 ○記録がうまく出来なく、纏めることが出来なかった。 ○グループワークの時間をもう少し作ってほしい。 ○グループワークの時間が短い。今回はお題がちょっと広すぎた。 ・・・等々 ③何か印象に残ったところ ○皆で人生を生きていること。 ○誰のために行うのかを立場を介して考える事ができた。中心に利用者 をおいて考えていく事を再確認することができた。 ○カオとカオ、ハラとハラの見える関係。 ○医療・介護に携わってない一般の方が入っていたので、違う世界の方 と思わずストレートなご意見が貰えて良かった。 ○改めて北九州のパワーを感じた次第です。皆様のディスカッションは 大変素晴らしかったです。・・・等々 ④今後企画して欲しいテーマや内容 ○胃ろうなどの是非について。(介護支援専門員) ○在宅医療だけでなく、医療全体で介護を考えていくことや、食をテー マにしたもの(事務職) 〇事前指示書や、アドバンスケアプラン。(大学生) ○域包括ケアは上手くできるの?(看護師)・・・等々 〈まとめ〉 「平成 28 年度 第1回研修会の目的(主旨)や内容」については、参加者の皆さん は概ね満足されたようです。 しかしながら、「何か気になったところ」の項で“研修会場”については今までの研 修会にも度々要望がだされていましたが、“小倉駅周辺”についてはアシスト21で 「北九州市認知症支援・介護予防センター」が開設されましたので、このセンターを 活用することも良いのではと思っています。会場内の案内については掲示板の数を増 やす等で対応してはいますが、その効果は依然とでてないようです。 “内容”については研修会全体とグループワークの時間について尋ねられています が、開始時間を15分程度早めるなど対応していますが、世話人会で再度検討したい と思っています。 また、「何か印象が残ったところ」については、講師の長崎修二先生は長年在宅医と

(25)

して北九州の地で在宅医療に取り組んでおられ、今回の研修会では長崎先生の豊富 な経験のご紹介を戴きながら、医療・介護・福祉の連携現場から「介護の社会化」に ついて丁寧にお話して頂いたことで、●「2025 年問題」=介護難民問題と思っていた が、「看取り難民」の問題でもある、という事実を改めて認識させられた。●介護の 社会化の背景、概念を分かりやすく学ぶことができた。●在宅診療、往診は臨時と知 りました。等について記載されており、このようなことを踏まえ長崎先生の「在宅医 療・介護」についての考え方が充分に理解出来た研修会となったようです。 そして、「今後企画して欲しいテーマや内容」については、介護支援専門員からは、● 胃ろうなどの是非について学んでみたい。事務職からは、●在宅医療だけでなく、医 療全体で介護を考えていくことや、食をテーマにしたもの。大学生からは、●事前指 示書や、アドバンスケアプランについて。看護師からは、●域包括ケアは上手くでき るの?他、多くのテーマや内容について提案されていますので、今後の研修会にはこ れらの提案内容を組み込ませて戴く事にします。 「公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成による」

(26)
(27)
(28)
(29)
(30)
(31)
(32)
(33)
(34)
(35)
(36)

構成要素 カテゴリー サブカテゴリ- コード 連 携 は 誰 の た め 介 護 に 関 わ る 全ての対象者 介護する人 家族、サポートする専門職、関係するスタッフ、私、自分 介護される人 利用者、患者、私、自分、患者とその家族 介護 連携 の 現状 と課題 専門職の連携 の課題 専門職連携の困難性 ・医療と介護のそれぞれの立場がある ・専門職と地域の人の間に壁がある ・専門職同士の言葉の壁がある ・医療と介護に溝がある ・それぞれの思惑があり連携が難しい ・コミュニケーションが専門職の間でとれていない ・一般の人にはなかなか連携がみえない ・形だけの連携になっている ・医療との連携でFax などで行うがなかなかスムーズに いかない ・各職種が孤立している ・制度上の制限があり連携が難しい ・地域包括ケアは抽象的で連携が分かりにくい ・お互いがどんな職種か知らないことが多い ・連携のシステムがない ・連携するための話し合う余裕も気持ちの余裕もない ・職種によって理解力に差がある 介護される側からみた 専門職への課題 ・患者をみない医療連携になっている ・患者への多職種連携になっていない ・患者の意向が通っていない ・病院のための連携になっている ・問題をいう窓口がない ・専門職がその人の周囲の環境が見えていない ・誰のための連携かみえにくい ケアマネジャーの課題 ・ケアマネと医療者で仲良くない ・ケアマネが医師と連携の必要性を感じていない ・ケアマネがサービスを入れたくても、家族が拒否をする ・ケアマネが医師に壁がある ・ケアマネに時間的余裕がない 在宅介護の困 難性 制度の課題 ・介護保険が十分に使えない場合がある ・介護保険でできないことがある ・制度もいろんなことがつながらないと成立しない ・社会資源が少ない ・フォーマルサービスだけでは成り立たない 地域介護力の低下 ・町内会の仕事は行きづらい ・なかなか地域での一歩が踏み出せない ・自治会はほとんど定年退職後で働き盛りの年齢がいない 平成 28 年度第1回研修会グループワーク内容分析

(37)

在宅介護での限界 ・夫婦で在宅にいたくても医療ケアの必要から施設に入 らざるを得ない ・老老介護では在宅で介護ができない ・在宅でだれがヘルパーや訪問看護を選ぶのか ・自宅での限界 ・在宅療養ではコンビニ弁当になっている ・クリニックと自宅が離れているので、いざという時に頼 めない ・家がゴミ屋敷の状態 ・身内のいない人は誰に相談していいのかわからない ・在宅に戻るためには手をかけてくれる家族が必要 ・介護をする家族は無償である ・本人と家族の意向にずれがある ・家庭での介護力の低下 ・24 時間在宅介護はお金もマンパワーもかかる ・ボランティアだけでは続かない 介護による肯 定感の形成 在宅介護の肯定的側面 ・在宅で人間らしく死にたい ・畳の上で死にたい ・介護をしてよかったのは近所の方の助け ・自宅で亡くなると家族は納得して安らかな場合がある 施設介護の肯定的側面 ・施設では 24 時間その人の生活が見えるのでその人が良 く理解できている ・事業所とのかかわりで選択肢が広がり答えが導きやす くなる ・利用者の満足度は専門職者の満足度につながり質が向 上する 多職種連 携 の 課 題解決 に向 けて 専門職個々で の努力 専門職個々での努力 ・現場の声をあげていく ・関係するスタッフも一人で抱え込まずみんなで考える ・IT を駆使して関係性づくりをする ・専門職も生活者としての意識を持つ ・個々のコミュニケーション力を高める ・認知症をもっと理解する ・それぞれの立場で対応できる方法をまず考える 多職種連携の ための戦略 専門職連携の中心に介 護される人をおく ・本人の意思決定支援のために、顔の見える連携とは何か を一緒に考えていく ・多職種連携については本人を中心にグループワークを して話し合う ・利用者中心で専門職の意見を出し合うことでヒントが 得られる ・本人の心に寄り添って考える ・介護する家族のことをもっと知る ・一人の利用者に対して話し合いの場をつくる

(38)

多職種連携のための意 識改革 ・それぞれの専門職が知識を生かして、お互いを尊重する ・それぞれの専門職が目標に向って意見を出すことが重 要 ・目標があってゴールは何かを多職種でしっかり把握す る ・総合理解ができるように多職種間でコミュニケーショ ンを図る ・顔の見える連携とは何かを考えていく ・お互いの職種を知る 多職種連携のためのツ ールの開発 ・ケアマネや医療系、福祉系といった人たちをコーディネ イトする立場の人が必要である ・情報分散する ・IT を活用した情報共有システムをつくる ・連携のシステムがあれば専門職が孤立しなくていい 地域力の向上と 活用 地域力の向上 ・地域に関わってもらうには行政の力が必要 ・専門家だけでなく地域の力も合わせていく ・地域の力を上げるためには多職種が連携していく ・地域包括ケアは昔の互助のような状態に戻そうとして いる 地域力を組み込んだシ ステム ・地域包括ケアシステムの制度を利用する ・インフォーマル支援がもっと必要 ・予防としての地域の取組が必要 ・ボランティアが自宅に入ってほしくない人のことも考 えた開かれた地域の在り方

(39)

平成 28 年度第1回研修会グループワークテーマ 介護の社会化の今 ~医療・介護・福祉の連携現場からの検証~ 課題 : 専門職と多職種連携、“連携”はだれのためにするのか? 課題については、“本人や家族のため(何が必要かということを考える)。専門職種の ため(退院時に医療から介護へスムーズに移行するために、専門職として動きやすいよ うに)。”(Aグループ)、“顔と顔⇒腹と腹が見える関係が大切。”(Bグループ)、“利用 者・患者様のために、サポートしている家族のために、一人で抱え込まずに関係してい るケアスタッフ同士みるために。”(Cグループ) 、“地域連携をどう捉えるか? 利用 者さん、ご家族は血が通った生活者であり、医師であれ、ケアマネ、NSも人であり、 生活者である。生活者同士ということから考えると「地域再生を目指すこと」にな る。”(Dグループ)、“患者を診ていない医療になっているので、根本的に患者さんへ の多職種連携になっていない。”(Eグループ)、“職種によっては理解力に差がある。 総合理解ができるようにコミュニケーション(連携)を図ることが大事で、連携をうま く図るためにはパーソナリティーが問題となる。”(Fグループ)、“介護を受ける側、 介護をする側、それぞれの立場があるので、それぞれが出来るだけのことをしていくの が連携の本来の姿と思う。”(Gグループ)、等の発言があった。 介護支援専門員(ケアマネージャー)の勤務実態に関する三菱総合研究所の報告書によ ると、病院勤務の主治医と対話をする際に苦労する点として、「主治医と話しあう機会が ない」(68.8%)、「連携のために必要となる時間や労力が大きい」(56.5%)、「コミュニケ ーションに苦手意識を感じる」(56.4%)といった回答(複数回答可、回答数 1868 人)が 上位を占めており、こうした状況を考えれば、専門職種相互間の信頼関係を醸成するた めには、他の職種を知るための「顔が見える場づくり」は必要であるといえる。 このような背景の基、国が目指す「地域包括ケア(integrate care)」は、医療、介 護、福祉系の職種や領域を越えて一人の患者や利用者の生活を支援するために、その医 療・介護ニーズに対して各専門職によるバラバラな方法を統合することを「目的」とし ており、多職種が互いに相談し易い「顔が見える場づくり」については、その目的を達 成するための「手段」に過ぎないという考えもある。(丘山 源、医薬経済社) 従って、“連携”は誰のためにするのか?という問に対しては、グループワークでは、 「利用者(家族も含めて)のため」、「専門職種のため」、或いは「地域づくりのため」 等、様々な意見がでていたが、「地域包括ケア」の本来の目的から考えると「“連携”は 利用者(家族も含めて)のためにする。」のであって、「各職種の業務負担を軽くする。」 ことは手段であって主目的ではないと考えた方が妥当ではないだろうか。

(40)

利用者(家族も含めて)の病態の変化に伴って生活への意向は常に変化しており、こ の変化に伴って連携を組み立てることが、利用者(家族を含めて)本位の“連携”が 実現すると考える。

(41)

医療・介護・福祉の多職種から捉える「介護連携」の在り方と課題

(その

2)

―北九州在宅医療・介護塾研修会でのグループワークより―

○櫟直美

1)2)

,久保哲郎

2)3)

,杉本みぎわ

1)2)

,原田和昭

2)3

),小林繁

2)

,長江紀子

2)4)

1)福岡県立大学看護学部 2)北九州在宅医療・介護塾 3)福岡県歯科保険医協会、4)福岡県栄養士会北九州支部

8回目の北九州在宅医療・介護塾研修会では、医療・介護・福祉資源を有効に活用していく多職種連携でのケアの方向性について

家族介護者とともに専門職者が自由に語り合い、その思いを引き出すことを目的とした。そのために、前半は在宅介護に不可欠な在宅

医の講義を受けて知識提供をいただく。後半は家族介護者を含めたグループワークにより、それぞれの立場から思いを語り合い、顔と

顔の見える関係を築いていくことで他者の思いを知り、専門職の連携の在り方への検討につなげていくことを目的とした。

1.対象;北九州在宅医療・介護塾研修会に参加した保健・医療・福祉の専門職と関係者、家族介護者

70名。

2.実施日;平成

28年4月15日。

3.方法;前半

1時間を在宅医からの講義。後半1時間で家族介護者を含めた多職種からなる5~6人のグループで、「専門職と多職種

連携、“連携”はだれのためにするのか?」について自由に語り合い、結果はグループで各々記録にまとめた。

4.分析方法;

10グループの記録をもとに、質的帰納的に分析を行い、共同研究者により妥当性の検討を行った。

5.倫理的配慮;個人が特定されないよう、また不利益を被らないことを保障し、公表についても十分に倫理的配慮を行った。

医師・

歯科医師

18%

看護師・

保健師

23%

介護支援

専門員

23%

コメディカル

13%

家族・住民

14%

その他

9%

参加者

66名。内訳;医師・歯科医師12名、看護師・保健師15

名、介護支援専門員

15名、コメディカル9名、家族・住民9名、

その他

6名であった(図1)。

1.参加者の内訳

カテゴリー サブカテゴリ-

コード

専門職連携の困

難性

・医療と介護のそれぞれの立場がある

・専門職と地域の人の間に壁がある

・専門職同士の言葉の壁がある

・医療と介護に溝がある

・それぞれの思惑があり連携が難しい

・コミュニケーションが専門職の間でとれていない

・一般の人にはなかなか連携がみえない

・形だけの連携になっている

・医療との連携で

Faxなどで行うがなかなかスムーズにいか

ない

・各職種が孤立している

・制度上の制限があり連携が難しい

・地域包括ケアは抽象的で連携が分かりにくい

・お互いがどんな職種か知らないことが多い

・連携のシステムがない

・連携するための話し合う余裕も気持ちの余裕もない

・職種によって理解力に差がある

介護される側から

みた専門職への

課題

・患者をみない医療連携になっている

・患者への多職種連携になっていない

・患者の意向が通っていない

・病院のための連携になっている

・問題をいう窓口がない

・専門職がその人の周囲の環境が見えていない

・誰のための連携かみえにくい

ケアマネジャーの

課題

・ケアマネと医療者で仲良くない

・ケアマネが医師と連携の必要性を感じていない

・ケアマネがサービスを入れたくても、家族が拒否をする

・ケアマネが医師に壁がある

・ケアマネに時間的余裕がない

制度の課題

・介護保険が十分に使えない場合がある

・介護保険でできないことがある

・制度もいろんなことがつながらないと成立しない

・社会資源が少ない

・フォーマルサービスだけでは成り立たない

地域介護力の

低下

・町内会の仕事は行きづらい

・なかなか地域での一歩が踏み出せない

・自治会はほとんど定年退職後で働き盛りの年齢がい

ない

在宅介護での

限界

・夫婦で在宅にいたくても医療ケアの必要から施設に

入らざるを得ない

・老老介護では在宅で介護ができない

・在宅でだれがヘルパーや訪問看護を選ぶのか

・自宅での限界

・在宅療養ではコンビニ弁当になっている

・クリニックと自宅が離れているので、いざという時

に頼めない

・家がゴミ屋敷の状態

・身内のいない人は誰に相談していいのかわからない

・在宅に戻るためには手をかけてくれる家族が必要

・介護をする家族は無償である

・本人と家族の意向にずれがある

・家庭での介護力の低下

24時間在宅介護はお金もマンパワーもかかる

・ボランティアだけでは続かない

在宅介護の肯定

的側面

・在宅で人間らしく死にたい

・畳の上で死にたい

・介護をしてよかったのは近所の方の助け

・自宅で亡くなると家族は納得して安らかな場合が

ある

施設介護の肯定

的側面

・施設では生活が見えるのでその人が良く理解できて

いる

・事業所とのかかわりで選択肢が広がり答えが導きや

すくなる

・利用者の満足度は専門職者の満足度につながり質が

向上する

専門職個々での

努力

・現場の声をあげていく

・関係するスタッフも一人で抱え込まずみんなで考え

ITを駆使して関係性づくりをする

・専門職も生活者としての意識を持つ

・個々のコミュニケーション力を高める

・認知症をもっと理解する

・それぞれの立場で対応できる方法をまず考える

専門職連携の中

心に介護される

人をおく

・本人の意思決定支援のために、顔の見える連携とは

何かを一緒に考えていく

・多職種連携については本人を中心にワークをして話

し合う

・利用者中心で専門職の意見を出し合うことでヒント

が得られる

・本人の心に寄り添って考える

・介護する家族のことをもっと知る

・一人の利用者に対して話し合いの場をつくる

多職種連携のた

めの意識改革

・それぞれの専門職が知識を生かして、お互いを尊重する

・それぞれの専門職が目標に向って意見を出すことが重要

・目標があってゴールは何かを多職種でしっかり把握する

・総合理解ができるように多職種間でコミュニケーションを

図る

・顔の見える連携とは何かを考えていく

・お互いの職種を知る

多職種連携のた

めのツールの開発

・ケアマネや医療系、福祉系といった人たちをコーディネイト

する立場の人が必要である

・情報分散する

ITを活用した情報共有システムをつくる

・連携のシステムがあれば専門職が孤立しなくていい

地域力の向上

・地域に関わってもらうには行政の力が必要

・専門家だけでなく地域の力も合わせていく

・地域の力を上げるためには多職種が連携していく

・地域包括ケアは昔の互助のような状態に戻そうとしている

地域力を組み込ん

だシステム

・地域包括ケアシステムの制度を利用する

・インフォーマル支援がもっと必要

・予防としての地域の取組が必要

・ボランティアが自宅に入ってほしくない人のことも考えた開

かれた地域の在り方

【結果1】

【考察】

1.“介護を取り巻く連携”についての分析結果

【結果

2】

【目的】

【方法】

研修会開催まで

のプロセス

1.企画;介護塾世

話人会で協議、内

容と講師の決定。

2.広報;ポスター

やチラシの作成

①世話人会の構

成員各々の専門

職関連機関へお

知らせする。

②老いを支える北

九州家族の会で

の広報誌に掲載

し、家族に呼びか

け多くの参加を。

3.研修会準備;

役割分担を行い、

家族や専門職の

インフォーマルな

集いの場を工夫。

4.評価;記録に

残し、内容の振返

りを行う。

1.介護連携の現状と課題

顔と顔の

見える関

係づくり

専門職

個々の努力;お互いを理解し

尊重し合い、どの職種にも通じ

るコミュニケーション力の向上

意識改革;職種が違っても目

標やゴールが同じであること。

地域

地域力を向上させていくため

の、インフォーマルな地域の取

組を確立することで孤立を予

防する。また専門職であると同

時に住民であり、その知識や

技を地域力に生かす。

本人と家族

連携の中心に介護され

る本人と家族をおく

連携のための戦略

・専門職と家族や地

域とをつなぐツール

の開発

専門職連携の困難性として、制度の問題やお互いの職種の理解不足や

知識の偏りがある。また、介護される側からみた専門職への課題として

患者や家族の意向が通っていない、患者をみない医療連携になっている。

さらに、ケアマネジャーは介護ケアにおいて要となるが、医療連携を困難

と感じている者が多く、医師への壁がある。時間的余裕がない等が要因と

なっている。

在宅介護の困難性として、制度の課題や地域介護力が低下したため

周囲の理解、協力が得られないことが要因となっている。そのため在宅

介護での限界を感じ、老老夫婦や独居老人の場合は諦めている。

介護による肯定感の形成では、家族介護者が介護を継続するには介護の

負の側面だけでなく、介護の肯定的側面を形成していくことが重要であるが

本人と家族だけでは、それは難しい。また施設介護であっても介護職のや

り甲斐や満足感の形成につなげることが必要である。

2.多職種連携の課題解決に向けて

行政の関与と制度が必要

(助成:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団)

(42)
(43)
(44)

高齢者人口の急速な増加に伴い地域で暮らす認知症高齢者の人口も増加す

ることが予想され、そのため今後の認知症支援を推進するためには、「認知症に

なっても安心して生活できる優しい社会を早期に構築する」ことが求められます。

この実現には、介護家族や医療や介護に携わっている専門職種を含め市民が

認知症についての正しい知識をもち、認知症者に対する対応や支援が必要とな

ることはいうまでもなく、今回は在宅で療養している認知症者を取り巻く課題とその

対応や支援策について研修を行います。

(主 催) 北九州在宅医療・介護塾

(後 援) NPO法人老いを支える北九州家族の会

認知症・草の根ネットワーク

(講 師) NPO 法人老いを支える北九州家族の会

理事長 高田 芳信 様

認知症・草の根ネットワーク

理事・事務局 田代 久美枝様

(日 時) 平成28年7月21日(木曜)

午後7時~ (受付:6 時半)

(会 場) 国立病院機構 小倉医療センター

地域医療研修センター 鴎ホール

小倉南区春ヶ丘10-1

(駐 車 場) 駐車可(駐車料:100円)

(当日会費) 500円

(助 成)

公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団

※ 参加申込みは、平成28年7月10日迄に FAX で事務局宛にお願いします。

※ 第8回介護塾研修会のグループワーク等関連資料は当日受付でお渡しします。

認知症を理解し、支援するために

~認知症の人と家族が安心して暮らせる街づくりとは~

平成 28 年度 第2回北九州在宅医療・介護塾 研修会

参加者名 職種 所属

送付先 北九州在宅医療・介護塾事務局(久保歯科医院内)宛 FAX (093)473-9498

参加申込み書

(45)

保健福祉局地域福祉部 認知症対策・介護予防センター

地域活動コーディネーター 中村 真理子様

会場設営

受付開始

メーカー挨拶

・佐々木 優様( 明治 ) ・舛宗芳美様(クリ二コ) ・後藤 英二様(ALSOK)

1.開会の挨拶 北九州塾 塾長:久保 哲郎

講演名: 認知症を理解し,支援するために

講 師:NPO法人老いを支える北九州家族の会

理事長 高田 芳信 様

認知症・草の根ネットワーク

理事・事務局 田代 久美枝様

3.グループワーク 司会・進行:八田 妙子(北九州塾)

・受付、駐車券、商品展示等の机を配置する. ・グループワークが出来るように机を配置する.

テーマ:認知症の方とその家族の暮らしで

①大切にしたいこと、②必要と思うこと(案)

~ 認知症の人と家族が安心して暮らせる街づくりとは ~

5.市の認知症支援策について紹介

・グループワークの発表に対して市の支援策について 15 分程度紹介する.

4.グループワーク 発表

・40 分程度意見交換を行った後,1人 5 分程度で2グループ程度発表する. ・講演とグループワーク発表、市の支援策に対して纏めた内容とする.

平成 28 年度 第2回北九州在宅医療・介護塾研修会

会 場:国立病院機構 小倉医療センター

地域医療研修センター 鴎ホール

総合司会・進行:和田 和人(北九州塾)

9.研修会終了後、会場内整理 ⇒ 「お疲れさま挨拶」

17:00

18:00

18:50

18:35

19:55

20:45

18:55

20:35

21:05

21:10

21:15

認知症を理解し、支援するため

認知症の人と家族が安心して暮らせる街づくりとは

8.グーループワーク記録用紙の回収確認 八田 妙子(北九州塾)

・講師を交えて世話人の皆さん全員と記念写真撮影(メーカーさんに依頼).

7.閉会の挨拶:杉本 みぎわ(北九州塾)

2.講演

6.まとめ:檪 直美(北九州塾)

(46)

会場設備・会場運営:久保哲郎、小林 繁、讃井一美、林田優子 八田妙子

檪 直美、杉本みぎわ、永富絵美

和田和人、スマイルグループさん、メーカーさん

接待・受付 :山本節子、檪 直美、杉本みぎわ、和田和人

受付・照明・音響

:スマイルグループさん

受付・会計 :讃井一美(会計)、林田優子、

受付・駐車券 :林田優子

司会・進行 :和田和人(総合・統括)

受付・記録 :原田和昭

GW 記録集 :八田妙子

集合写真撮影 :メーカーさん

担当部署

(47)

職 種 人数 職 種 人数 医師 1 作業療法士 1 歯科医師 10 理学療法士 0 看護師(教員) 6 言語聴覚士 0 看護師 3 施設長・施設管理者 1 助産師 0 生活相談員 0 保健師 1 事務職員 0 歯科衛生士 1 北九州家族の会 10 管理栄養士 4 草の根ネットワーク 6 介護支援専門員 4 一般市民 3 介護支援相談員 0 看護師(大学院生) 5 医療ソーシャルワーカー 1 その他 0 介護福祉士 1 計 58

平成28年度第2回研修会参加者数

(2016.07.21)

(48)

- 1 - 2016年7月21日(木)午後7時~ 国立病院機構 小倉医療センター 地域医療研修センター 鴎ホールで NPO 法人 老いを支える北九州家族の会 理事長 高田 芳信

認知症の妻を看て

18 年をふりかえる

妻 五月 昭和8年6月25日生まれ 初老期痴呆症と鑑定は平成元年 2月 55歳 九州大学付属病院で ほんの少し前頭 葉が萎縮している

検査入院前の状況

●昭和62年(1987年) 妻54歳の9月頃より 夜間に妻へ不審な電話がはいった。男 性から今からそちらに伺います。電話番号を変えて対応。 ●この年の6月に私の母が亡くなり、その時、いただいたご仏前の会計などを家内が経理は 堪能でしたので頼んだがなぜか面倒がって、私にしてくれという。 ●翌年、昭和63年(1988年)になって、妻は腰や背の骨が痛くなって1月の終わりに小 倉市立病院で診てもらい、入院をすすめられた。決断できず、大手町病院、産業医科大学で も診てもらい、結果として小倉市立病院に入院。診断は変形性腰痛症でした。2ヶ月で退院。 ●退院後、様子がおかしくなる。風呂の火を消すのを忘れる。勤め先から他人のものを間違 えて持ち帰る。今日が何日か幾度も聞く。 ●食事が今までと違う。味噌汁が甘かったり辛かったり安定しない。魚を焼くと焦がしたり、 まだよく焼けてなかったり、安定しない。 ●9 月7日、新飯塚駅前の精神科クリニックに行く。脳波の検査、同年代の方の脳波と比較、 仕事の負担が重過ぎるのではと言われた。 ●10 月10日、甥の結婚式、京都であり参加した。妻の手提げかばんがなくなった。土産 もののお金は払ったが品物をもらうのを忘れたという。 ●晩秋の肌寒い頃、妻の務め先の理事長がお会いしたいとの電話あり。会計窓口で「今お金 もらっただろうか」と気になり、帰りに夜勤者との引継ぎも2、3分で終わっていたのが、 7,8分もかかる。何かにつけ、「もの忘れがひどい」今の業務でよいか、医師にみせてほ しいという。

検査入院して

●12 月1日 九大病院に。12月9日に検査入院。この月の中頃、CTの検査。 ●病院は①痴呆症②仮性痴呆症(うつ病)の二つの場合を予想して対応していく。 ●②の場合は職場、家庭で心身疲れた時になる。病院でゆっくりするのがよい。入院して様 子をみましょうと、担任の先生から言われる。

(49)

- 2 - ●平成元年(1989)年正月に雲仙へ旅行。大浴場でいつも時間をかけてお湯にはいる妻が 先に上がって、浴場の前で私を待っていた。 ●担任の先生より1月4日、①痴呆症であること ②進行を緩慢にすることはできる。③奥 さんはご主人といる時に心が軽くなるようだ。これからは常時一緒に生活していくように考 えてほしい。④あとレントゲン検査が残っている。⑤環境が変われば例えば他の入院患者の 部屋に行くと混乱するようだ。 ●レントゲン検査はラジオアイソトープを造影剤にしての検査でおよそ2時間かかり、スト レッチャーに載せられて出てきた妻は私の顔をみて安心したのか涙を浮かべていた。 ●担当の先生から脳シンチ血流検査、CT検査、その他の検査もすべて一致して前頭葉の萎 縮を認め、痴呆症の診断の正しさを証明していること。しかし、萎縮に比例してぼけが進行 するということではなく、安定した精神状態であれば20年でも生きることができるし、ゆ るやかな進行ですすむことは可能と話された。

退院後

●退院して通院、九大へ 病院へ行くというと落ち着きがなくなる。JRの駅で待っている がすぐ、出口へ行こうとする。電車に乗って座らせたら、おしっこに立とうとする。病院に 着いても、すぐ外に出ようとする。パンも弁当も食べようとしない。行方不明などあり。 平成2年~平成3年 ●道を歩いていて妻が「あれは栄子じゃない?」と自分の妹の名を言う。全然似ていないの ですが、また、別人を見て言う。 ●スーパーで全然知らない人に声をかけ、「あなたは野田さんではないですか」と聞き、相 手より変な顔をされた。 ●京都にいる姉(二女)が妻の状況を私に電話で聞いてきた時に妻と電話を替わった。中間市 の姉(長女)のところに京都の姉(二女)がきている、すぐ行こうと言い出した。 ●中間の姉から親戚の葬儀が明日ある、妻に一緒に行こうと電話がはいると、すぐ行かない と、電車に乗り遅れる、自分が取り残されるとの不安からいらいらしだす。電話の内容を正 確に理解できない。誤解する。でも、この段階では挨拶などはできる、それなりの受け答え もする。 ●見当識も混乱、電車に乗ってもすぐ次の駅の名前がわからず、ここはどこと聞いた。筑豊 線にある駅の名を鹿児島本線にあると思ったりする。上り、くだりの区別がつかず、ホーム に電車が着くとそれに乗ろうとし、乗らないといらいらする。 ●道路を歩いて信号が赤信号、青信号区別なく歩こうとする。 危ないと手をひっぱるともう一つの手で頭をたたかれた。 ●夜一人でトイレに立つのが怖いと言い出し、ついていかなければならなくなった。 ●朝起きて服を着るのがうまくできなくなった。病院の検査で数字の3桁を逆から言うのが できなくなった。今どこと戦争をしているのかの質問にイラクと答えた。5 品目並べて、そ れを隠し、いくつ覚えているかのテストでは2品目。 ●京都の姉が中間にいる、みんな寄ることになっていると言いだす。私が否定すると、一人

(50)

- 3 - で家を出て行こうとしたり、クスリを飲んでいないので、飲まそうとすると、飲んだといい はって、それを否定すると、家を出ていこうとする。それで、中間の姉に電話し、京都から 誰も来てないよと妻に直接言ってもらったが、それでも行くといい、争いになったことも。 ●私が買い物に行く前に、郵便局に寄っていくことを妻に言っていた。私が忘れて買い物の コースに行こうとしたら妻から郵便局に行くのではなかったかと指摘されたことがある。 ●まだ、この頃は二、三日前に病院行きのことを言っておくと、当日は覚えていた。 ●妻は大体ご飯をよく食べ、おかずはあまり食べないたちですが、この頃はおかずを食べて ご飯を食べなくなりました。 ●風呂からあがる時、妻がどうしたらいいのだろうとパンツを私に見せるので、見ると大便 が付いていました。これが失禁のはしりでした。 ●服は点検せんとよく間違え、スカートの前後、靴下は片方だけ履いていたり、時には両方 履いていない時もある。 ●家の近くのパーマに連れていっても、おうむけにすると腰が痛いといって、洗髪ができな かった。(務め先でのなじみのパーマ屋に連れて行くと安心して洗髪できた) ●平成3年(1991年)の10月に検査で住所と名前を書くように言われ、名前 は書けたが、住所はと聞かれ、北九州市と書き、区は勤めていた区を書いた。 12+5= と言われるとソロバンがないとできないと答えた。先生は記憶力が相当減退して いますねと言われた。 ●自分の家いいながら今から家に帰るという。平成4年(1992年)の状態 ●クスリを本人に渡して、目を離すとポケットにしまいこんでしまう。一つひとつ確認する ことが必要になった。 ●病院での脳波検査ではゆるい波が出ており、3年前の検査では正常であったから機能の低 下は明らか。 ●別の日に、CT検査を受けようとしますが、横になろうとせず、先生までお呼びして検査 を受けるようすすめてもらいましたが、あくまで拒否するので、先生も無理しないがいいで しょうと検査をやめた。 ●風呂に入っても髪を洗わず、洗わせず、悩みでした。不潔になって、ふけが出だし、薬局 でカロヤンを買い、ふりかけり、摺り込んだりした。パーマ屋に行こうとせず、帽子を被せ て外出した。 ●耳が遠くなったのか、そばを通る人が話しているのを聞いて、私が話しているように思い 違いをよくするようになった。 ●病院で長谷川式のアメリカ版の検査を受けた。30点中6点だった。先生は重度の障害、 少しずつ進行しており、介護が大変ですねと言われた。 ●この頃の悩みは第一に失便です。おしっこはもらさないのですが、大便をもらします。便 所に一人で入った時、後の処置がわからず、下着を汚してしまいます。朝食前後によく失敗 します。朝食に席につかず、私の髪がばらばらだとか、文句じみたことを言う時は、サイン のようです。 ●第2 は夜がおしっこと大便が気になるのか、早い時は3時半、遅くても4時半頃より起き

参照

関連したドキュメント

平成3

委 員:重症心身障害児の実数は、なかなか統計が取れないという特徴があり ます。理由として、出生後

出場者名  :  学校栄養職員 樋口宮子、調理員 柿崎由利子 エネルギー 685  kcal    マグネシウム 118  mg    ビタミンB 2  0.54  mg たんぱく質 26.0  g    鉄 3.0  mg     

第7回 第8回 第9回 第10回

出典:第40回 広域系統整備委員会 資料1 出典:第50回 広域系統整備委員会 資料1.

第1回 平成27年6月11日 第2回 平成28年4月26日 第3回 平成28年6月24日 第4回 平成28年8月29日

第6回赤潮( Skeletonema costatum 、 Mesodinium rubrum 第7回赤潮( Cryptomonadaceae ) 第7回赤潮(Cryptomonadaceae). 第8回赤潮( Thalassiosira

[r]