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演題:排泄ケアで困ったこと、良かったこと 家族の会 大路 順子

私は母に認知症の初期から末期までの17年間笑顔で母と接してきました。特に排せつ ケアは母の自尊心や羞恥心を傷つけないように配慮しました。

失禁が目立つようになってからは、失禁用下着で対応していましたが、誇り高い母の気持 ちを傷つけずに紙おむつに移行したいと思っていました。

失敗したときは、「大丈夫よ~私もね、時々しかぶるときがあるんよ。失敗しても大丈夫 なパンツをはいているんよ。今度そのパンツにしようね。」と言って、ユーモアで対応し ていました。すると母は素直に「そうして。」と言ってくれた時、私はヤッター!と思い ました。

常日頃から私は母に対して、「ありがとうね」「たすかるわ~」などのプラスの言葉と一 緒にボディタッチも欠かさずしていました。

寝たきりになった今でも声掛けとスキンシップは元気なころと同じです。

演題:排泄ケアに対する在宅医・施設医の役割 在宅医 長崎 修二

排便・排尿は人間の尊厳・自尊心にかかわる重大なことがらである。

新生児期は当然排泄、排尿は親に依存しており成長とともに遅くとも小学生低学年までに は夜尿もしなくなりほぼ完全に自律的に自立する。とともに排泄に関しては強い羞恥心と 自尊心が生まれる。

若年者であっても脊髄損傷などで四肢機能や膀胱直腸機能に障害がおこると、排泄機能 が低下する。また、加齢によっても諸種の医学的原因で排泄機能が低下し、他者の排泄ケア の支援を要するようになる。介護施設や在宅においてこのような患者が存在した場合にど のような対応が必要になるか、経験に基づき考察し、報告をする。

2017/2/26

1

「排泄ケアを考える 2017フォーラム」

~トイレでの自立排泄に向けて~

~介護家族の思いと、各専門職の実践活動より~

平成29年3月4日

在宅サポートながさきクリニック 院長 長崎修二

排泄ケアに対する在宅医・施設医の経験と役割

平成29年3月4日

在宅サポートながさきクリニック 院長 長崎修二

排泄ケアで考慮していること

在宅の経験から…

0歳から100歳まで、がん緩和ケアから看取りまでの幅広 い役割の在宅医の立場から考える。

施設の経験から…

看取りも行う特別養護老人ホームの配置医師としての 経験から考える。

2017/2/26

2

ふつう、排泄はどこでする?

ふつうのトイレ(洋式・和式)でする。

ふつうのトイレで排泄ができなくなったら、

どこでする?

介護設備があるトイレで する。

ポータブルトイレでする。

リハパンやおむつのなか でする。

2017/2/26

3

なぜふつうのトイレでは排泄ができない の?

歩けないから

座れないから

寝たきりだから

おもらしするから。

なぜ歩けないの?寝たきりなの?

脳卒中で麻痺があるから。

OR

骨が脆くなり、筋力が弱り、関節の動きも悪くなって いるから。(フレイル、サルコペニア)

2017/2/26

4

なぜおもらしするの?

排泄のコントロールをする機能が衰えているから。

尿失禁の種類

1. 腹圧性尿失禁

2. 切迫性尿失禁

3. 機能性尿失禁

4. 溢流性尿失禁

排便の異状

便秘、下痢、便失禁

排泄のコントロールは誰がどのようにする の?

排泄は自立的・自律的に行えるのが理想。もしそれが できなくなったら、なんらかの支援が必要。

排泄に関する相談を受ける人・受けられる場所。

(例えば…

薬局、薬剤師、看護師、栄養士、リハビリ技師、医師な ど。

医師は総合的に把握して薬剤の処方ができる唯一の 職業であるが、多職種との連携や情報収集なしには 正しく排泄のコントロールの支援はできない。

2017/2/26

5

排泄ケアと排泄コントロールは同じなの?違 うの?

排泄の自立的・自律的コントロールができていれば、他 人の排泄ケアは基本的には不要である。

しかし、排泄コントロールをすることと、排泄のケアを することはイコールではない。排泄のコントロールを ベースとしながらも、個人の特性に合わせ、個人の尊 厳を尊重したケアをしなければならない。

排泄コントロールのグッズ

長くて優 しい指

2017/2/26

6

ある特養ホームの事例

~排便コントロールの仕方のルール~

排便困難な人に対して…

1. ベースに塩類下剤、または大腸刺激下剤、またはそ の両方を使う。

2. 排便が3日なかったらビサコジル坐剤を使う。

3. それでも排便がなかったら、5日目に浣腸をし、摘便 をする。

以上が基本的なやりかたのルールとしている。しかし、

個人差も大きいので、適宜いくつかのバリエーションを 設けている。

在宅医療の事例

排泄コントロールが困難な人がいたら、まず手段としての 段階的方法を考える。

1. 1段階 : 塩類下剤を使用。これはベースにすることが多 い。

2. 2段階 : 大腸刺激下剤を使う。(錠剤の場合と細かい調 節が可能な水薬の場合がある。)

3. 3段階 : 肛門と直腸を刺激する座薬を使う

4. 4段階 : グリセリン浣腸をする。

5. 5段階 : 摘便をする。

以上の手段を訪問看護師さんがいつでも使えるように、適宜 その人の居宅にて準備しておく。

2017/2/26

7

在宅医療の事例(でも実際は…)

このように1段階→・→・→・→5段階と進むが、個人差 も大きく適宜使い分ける。

4~5日おきの浣腸・摘便のみで有効な例もある。

排泄は個人の尊厳に大きく関わる事例なの で、そのことに十分配慮する。

人は生まれてすぐは食べることも排泄することも、全 て母親等に頼ってしか生きていけない。

成長するにしたがって排泄は自立していき、自尊心と 羞恥心を伴うようになる。

中途で障害を得たり、また加齢に伴ってADLが低下す るにしたがって、食事や排泄に他人のケアが必要に なってくる。

一旦獲得した自尊心や羞恥心、尊厳が大きく損なわ れると人は感じる。

このことに関して介護者は十分な考慮と配慮をしな ければならない。

2017/2/26

8

介護する家族の負担を軽減する配慮をする。

排泄ケアは家族にとっても大きな負担である。介護職 による家族への適切な指導と支援が重要である。

排泄ケアをする介護者の専門職としての誇り

排泄ケアは、ともするときつい・きたない仕事の典型 と思われがちであり、若い介護職の人たちが離職し ていく大きな原因とされることがある。

人は誰でも生まれてすぐと、やがて死んでいく際に は他人のケアを受ける運命にある。

このことにきちんと思いを致せるような専門介護職 への教育と、適切な処遇が必要なゆえんである。

2017/2/26

9

ご清聴ありがとうございました!

演題:排泄ケアに対する看護師の役割 看護師 真鍋 哲子

看護師は、ご利用者のその人らしさを大切に、生活背景・排泄の機能や仕組みを専門的 に理解し、介護(ケア)や医療(治療)につなぐ、トータルサポート役であると考える。

高齢者の排尿に関しての悩みは、尿失禁・頻尿・認知症での排尿障害が多く、排便の悩み は便秘が多い。家族の介護負担の軽減は、まず排泄ケアから。多職種協同しお互い顔の見 える関係、医療・介護サービスを上手に活用できるよう支援することが求められる。

2017/2/26

1

排泄ケアに対する 看護師の役割

高齢者施設 看護師 真鍋 哲子

看護師の役割

看護師はトータルサポート役

その人らしさを大切に、ご利用者の生活背景を把握し、排泄の機能や

仕組みを専門的に理解し、介護(ケア)や医療(治療)につなぐことが必要!!

・医療・介護サービスを上手に活用する 必要な時は病院にかかる。

介護負担軽減のため、介護サービスの利用を検討(レスパイトサービス)

・福祉用具や介護用品を上手に選び活用する。

※介護者を取り巻く人々が精神的にポジィティブに支える

見える化

2017/2/26

2

排泄のしくみについて

尿意や便意を感じる トイレまで行く 下着を下ろす 便器に座る

排尿・排便する

おしりを拭いて水を流す 下着を上げる

手を洗う 部屋に帰る

排泄に必要な一連の動作 どこに問題がある?

どこを支援すればいい?

正常な排泄に必要な条件

①尿や便を作るメカニズムが正常であること

②尿や便をしっかり溜めて、しっかり出すための臓器や脳が正常であること

③連続した排泄の動作を行なうための運動機能が正常であること

膀胱炎・結石 ガン・腎盂腎炎等 神経性頻尿(認知症)

過活動性膀胱 前立腺肥大

膀胱炎等

腹圧性尿失禁 切迫性尿失禁 溢流性尿失禁 機能性尿失禁

◎排尿の悩み・トラブルで多いのは?

尿失禁や頻尿(回数が多い)など、排尿で不安や負担を抱える高齢者が多い。

状態によっては、専門家(泌尿器)の受診も必要。原因を知ってケアすることが大切。

尿失禁 頻尿

血尿