定義3.6.1T(s)=α (s)を正則単位速度曲線α(s)の接ベクトルとする.
αの曲率をκ(s)=「1α (s)1=llT (8)1と定義する.κ(s)≠0のとき,
N(s)一瑠はαの単位主法ベクトルを表すものとする・また,B(・)一 T(s)×N(s)はαの単位従法ベクトルを表すものとする. □
T(8)・T(s)=llT(s)I12=1より,微分するとTt(8)・T(s)+T(s)・T (s)=0 となり,T(s)・T (s)=0である.ゆえにT(s)⊥T (s)で, T (s)は法ベク
トルである.また,ilB(s)I12=「IT(s)×N(s)l12は外積の性質より,
llB(s)112 一 11T(s)112HN(s)II2 一 (T(s) ・ Ai (s))2 一 1
よって,llB(s)Il=1である.外積の1生質より,B(s)⊥T(s), B(s)⊥1VF(8)
であることも分かる.
命題3.6.2α(s)を正則単位速度曲線とする.B(s)が定ベクトルであるた めの必要十分条件は,α(8)は平面上にあることである.
証明 α(s)が平面上にあるとする.T(s)もN(s)もその平面上にある.よっ て,B(s)は定ベクトルである,
B(s)は定ベクトルq,Ilqll=1とする.関数!(8)=(α(s)一α(0))・B(s)
を考え,その導関数をとると,
[lil = a (s) ・ B(s) + ((M(s) 一 cM(o)) ・ B (s)
= of(s) ・ B(s) = T(s) ・ B(s) = O.
したがって,!(s)=c(c:定数)で,c=!(0)=0より!(8)≡0である.
x=α(s)とおくと,
(x 一 dv(O)) ・ q = O.
よって,α(5)がqに垂直な平面にある. □ R3の中の一般的な単位速度曲線に対し, B(8)⊥T(8), B(s)⊥N(s)
となる.11B(s)「1ニ1であるので, B(8)・B (s)=0よりB(s)⊥B (s)で ある.B(s)・T(s)=0から,
O = B (s) ・ T(s) + B(s) ・ T (s) = B (s) ・ T(s) + B(s) ・ K(s)N(s)
= B (s) ・ T(s).
よって,B (s)⊥T(s)である.したがって, B (s)はN(s)の方向にある.
この事実を用いて次を定義する.
第3章 平面曲線と空間曲線の曲率 41
定義3.6.3B (8)=一7(5)N(s)と表される。7(s)をsでのαのねじれ率と
いう. □
例3.6.4(1)円:α(s)=(r・cos(g),rsin(農),0)とする.接ベクトルはT(s)=
(一sin(募),cos(葺),0)で, T (s)=(一( ) cos(葺),一(})sin(葺),0)となる.だ
から・・(・Hα (・)li−llT 剛⇒である・したがって・N(s)一需一
(一cos(g),一 sin(農),0)となる. B(8)を計算すると,
B(s) == T(s) × N(s) = Oei + Oe2 + le3
より,B (s)=0,τ(s)=0で,α(8)は平面的である.
(2)螺線:α(s)=(αcos(7毒),αsin(訴),bPt)とする.ω=7毒 と表すことにする.そのとき,
T(s) = (一aw sin ws, aav cos cvs, cvb).
導関数をとると,
T (s) = (一aw2 cos ws, 一aw2 sin avs, O).
よって,κ(s)=αω2である.したがって,N(s)=(一cosω5,一sinωs,0)
一rtx t■¥F・ 1」二.べ ノァ k rl.P斗 Y , 1人〔IJA 、/ 1 /5〆了(人
B(s) = (bcu sin ws, 一bca cos ws, aw)
によって与えられる.したがって,
B (s) = (bw2 cos ws, bw2 sin evs, O)
で,7(s)=bω2となる.
定義3.6.5正則単位速度曲線α(s)において,
{K(s),7(s),T(s),N(s),B(s)}
をセレーフレネの組織と呼ぶ.正規直交基底{T(s),N(s),B(s)}を動標 構または曲線に沿った動三面体と呼ぶ, □ 定理3.6.6 (セレーフレネの公式)α(8)をκ(8)≠0の正則単位速度曲線
とすると,
T is) =K(s)N(s), N (s) =一K(s)T(s)+T(s)B(s), B (s) == 一7(s)N(s)
第3章 平面曲線と空間曲線の曲率 42
証明 曲率とねじれ率の定義により,T (s)=κ(s)N(s), B (8)=一ア(s)N(s)
である.{w1,w2,w3}をR3の任意の正規直交基底とするなら, R3の任
意のベクトルvは
V = (V ・ Wl)Wl + (V ・ W2)W2 + (V ・ W3)W3
を満たす.動標構にこの事実を適用すると,
N (s) = (T(s) ・ N (s))T(s) + (N(s) ・ Ai (s))N(s) + (B(s) ・ N (s))B(s)
となる.N(s)・T(s)=0より, N (s)・:T(8)+N(s)・T (s)=0である.し たがって,
N (s) ・ T(s) + N(s) ・ (K(s)N(s)) = O
となり,N (8)・T(s)=一κ(8)が従う.また, N(s)・B(s)=0より, N (s)・
B(s)+N(s)B (8);0である.したがって,
N (s) ・ B(s) 一 7(s)N(s) ・ N(s) 一 O
となり,N (s)・B(s)=7(s)が従う.よって,1V (s)=一κ(8)T(s)+T(s)B(s)
である.
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と表せる.
D
定理3.6.7κ,7:(α,b)→R3(k>0)を連続関数とする.そのとき,弧 長によってパラメータ付けられた曲線α:(α,b)→R3で,曲率とねじ れ率がκと7となるものが存在する.さらに,そのような任意の曲線は,
ある剛体運動の差だけ異なる.すなわち,石が任意のそのような曲線と
すると,弧長を保存する線形写像A:R3→R3とベクトルv∈R3で
可3)==、A・α(s)+vとなるものが存在する.
証明 行列値をもつ関数
9(・)一。聾)零1)紛一圃
第3章 平面曲線と空間曲線の曲率 43 を考える.V1=T, V2=N, V3=Bがあると,セレーフレネ公式は微分 方程式
ヨ ・1Σ・・ゴ・ゴ ゴ=1 言い換えると