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第4章 計画の基本的考え方

第2節 基本方針

第3章の課題を受けて、解決対策に向けて具体的に提供するサービスや事業に ついて基本方針を示します。

高齢者の生きがいづくりとサポート体制の充実

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(1)高齢者自身によるサポート体制

(2)認知症高齢者支援対策の充実

(3)介護負担の軽減

(4)在宅サービスの充実

今後高齢者の増加に伴い、単身高齢者や高齢者世帯の増加が懸念され ますが、元気なうちから健康づくりや健康診査を受診して健康意識を高 めたり、公民館活動やスポーツ等地域の活動に参加するなど、元気高齢 者を養成します。

高齢者自身が高齢者を支えるシステムとして定着をしてきている「ボ ランティアバンクおたすけ隊」のように、高齢者の培ってきた経験や知 識を地域活動等に生かし、高齢者自身が社会の一員として役割を担うこ とを推進します。

認知症になっても住み慣れた地域での生活が継続されるためには、周 囲の理解が必要になります。認知症サポーター養成講座等をとおして、

認知症に関する知識の普及を行い、また認知症高齢者の権利を擁護する ため、成年後見制度等を周知します。また、市民後見人の養成など、制 度の充実・強化に取り組みます。

住み慣れた地域で安心して在宅生活を続けるために、高齢者の介護を する方のサポート体制が必要となります。介護者同士の交流などによ り、心身のリフレッシュを図り、家族介護用品の支給等により、経済的 負担の軽減を図ります。

在宅生活を継続するためには介護保険サービスだけではなく、様々な 生活支援が必要となります。高齢者が生活している地域によっても必要 なサービスは異なるため、地域のニーズを考慮し、社会福祉協議会や自 治会、民生委員、在宅福祉員等と連携を取りながら推進します。

健康づくりと介護予防の充実

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(1)地域支援事業

(2)介護予防事業の充実

(3)地域包括支援センターの機能強化

高齢者が要介護状態等となることを予防するとともに、要介護状態等 になった場合でも、できる限り住み慣れた地域で健康に生活できるよう 地域包括支援センターが中心となり、要介護状態への移行を防ぐ介護予 防事業や、総合相談や権利擁護、ケアマネジャーへのサポートを行う包 括的支援事業を推進します。また、今後地域ニーズを把握し日常生活支 援総合事業の実施についても検討していきます。

要介護認定者になることを防ぐためには、健康で自立した生活を送っ ている高齢者(一次予防事業対象者)や要介護状態等になるおそれの高 い高齢者(二次予防事業対象者)を対象に、心身の機能や生活機能の低 下の予防または悪化の防止のために必要な介護予防事業を推進します。

地域包括支援センターは、高齢者の介護予防の取り組みや在宅生活全 般にわたり適切なサービスが切れ目なく提供されるように、包括的・継 続的な支援を行います。今後も高齢者の増加が見込まれる中で、要介護 認定者の増加を防ぐためには介護予防の充実が重要となる一方、介護予 防の実施機関である地域包括支援センターの機能の強化も必要となり ます。そのため、高齢者相談支援センターの協力を得るなど、地域の高 齢者の実情の把握に努め、より一層の機能強化を図ります。また、医療 機関等の関係機関、ケアマネジャー等との連携強化も同様に努めます。

要介護者支援の充実

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(1)要介護認定者の重度化予防

(2)サービス基盤の整備

(3)介護給付の適正化

(4)市民への情報提供の充実

要支援・要介護の状態になっても、地域で健康に生活していくために は、日常生活の活発化に資する介護保険サービス等の利用を促進し、重 度化の防止、さらには非該当への改善を目指し、生活機能の向上を図り ます。

要介護者等が可能な限り住み慣れた地域で、施設、在宅を問わず本人 が選択した環境で生活が続けられることが必要です。小規模多機能型居 宅介護をはじめ、日常生活圏域ごとに整備計画を定め、必要なサービス が提供できるよう努めます。

介護給付の適正化は、介護給付を必要とする受給者を適切に認定した 上で、受給者が真に必要とするサービスを、事業者がルールに従って適 切に提供するよう促すことです。

介護給付の適正化を図ることで、不適切な給付を削減する一方、利用 者に対する適切な介護サービスを確保することにより、介護保険制度の 信頼感を高めるとともに、介護給付費や介護保険料の増大を抑制するこ とを通じて、持続可能な介護保険制度の構築に努めます。

県が行う介護サービス情報の公表制度の周知徹底や、市が作成する介 護サービスマップなどの配布を行い、利用者が必要なサービスの利用及 びサービス提供事業者の選択ができるよう努めます。

第3節 地域包括ケアシステムの構築に向けて

高齢化が進展し、認知症高齢者やひとり暮らし高齢者の増加が見込まれる中で、

介護を必要とする高齢者ができる限り住み慣れた地域で自立して生活を送れるよ う、介護サービス、訪問診療や訪問看護などの医療的なケア、見守り・配食・緊急 時対応といった生活支援サービス、住まいの確保、要介護状態とならないための予 防の取り組みを含めた多様なサービスを包括して提供する「地域包括ケアシステ ム」の構築が求められています。

この地域包括ケアシステムを実現するために、第5期期間中は日常生活圏域ごと の実状調査を行い地域のニーズを把握し、第6期において具体的な計画作成を行う ための課題整理を行うとともに、既存のサービスの充実や新たに創設されるサービ スの整備検討などに取り組んでいきます。

(1)地域包括ケアの5つの視点による取り組み

① 医療との連携強化

・秩父地域1市4町で推進する「ちちぶ定住自立圏」医療分野に設置された

「ちちぶ医療協議会」と連携した在宅医療の推進(口腔機能向上に向けた施 策など予防医療の充実、リハビリテーション医療の充実等)

・高齢者になる前から「かかりつけ医」を持ち、健康増進・病気の早期発見に 取り組み、医療との関係づくりを推進

・往診や訪問看護等の充実

② 介護サービスの充実強化

・地域密着型老人福祉施設の施設整備による介護サービスの充実

・認知症対応型通所介護・小規模多機能型居宅介護のサービス増設による在宅 認知症支援の充実

・住み慣れた地域での日常生活を可能とする居宅サービスの充実

③ 予防の推進

・できる限り要介護状態とならないための予防の取組や自立支援型の介護の推 進

④ 見守り、配食、買い物など、多様な生活支援サービスの確保や権利擁護など

・ひとり暮らし、高齢夫婦のみ世帯の増加、認知症の増加を踏まえた、地域の 実情に沿った様々な生活支援サービスの推進

・認知症高齢者やひとり暮らし高齢者の増加に伴い、成年後見制度の必要性が 高まり、需要の増大が見込まれ、弁護士などの専門職が後見人の役割を担う だけでなく、市民を含めた後見人の支援体制を構築するため、市民後見人を 確保できる体制の整備を推進

⑤ 高齢期になっても住み続けることのできる高齢者住まいの整備

・介護保険制度を活用した個人住宅のバリアフリー化の推進

・入居系施設の整備の推進

(2)新たに創設されるサービス

第5期計画の策定にあたり、高齢化が進み要介護認定者の重度化が予想され る課題に対し、高齢者が住み慣れた地域で安心した生活を継続するためのサー ビスとして、新たに「24時間対応の定期巡回・随時対応型訪問介護看護」と

「複合型サービス」・「介護予防・日常生活支援総合事業」が創設されました。

これらの新サービスについては、先進自治体、モデル自治体等の情報収集に 努め、市民ニーズの調査やケアマネジャー、サービス提供事業者などから、利 用意向等の把握を行い、また、大滝地域等の山間部の地域性を踏まえ、整備を 検討していきます。

① 24時間対応の定期巡回・随時対応型訪問介護看護の創設イメージ

重度者を始めとした要介護高齢者の在宅生活を支えるため、日中・夜間を 通じて訪問介護と訪問看護が密接に連携しながら、定期巡回と随時の対応を 行うものです。

② 複合型サービスの創設イメージ

小規模多機能型居宅介護と訪問看護など、それぞれ別々の事業所から受け ていたサービスを1つの事業所から提供されることで、サービス間の調整が 行いやすく、医療ニーズの高い要介護者への支援が可能になるサービスです。

③ 介護予防・日常生活支援総合事業の創設イメージ

市町村の判断により、要支援者・二次予防事業対象者向けの介護予防・日 常生活支援のためのサービスを総合的に実施できる制度となります。市町 村・地域包括支援センターが、利用者の状態像や意向に応じて予防給付で対 応するのか、新たな総合サービスを利用するのかを判断し、利用者の状態像 にあわせ、見守り・配食等も含めて、生活を支えるための総合的で多様なサ ービスを提供することが可能になります。