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土石流関係

ドキュメント内 松山市地域防災計画 (ページ 36-41)

第8節 土砂災害予防計画

2 土石流関係

(1)土石流危険渓流

土石流危険渓流は、県が「土石流危険渓流及び土石流危険区域調査要領」(平成 11 年 4月建設省)に基づき調査を実施し、以下の基準により、抽出した渓流である。

抽出基準

ア 谷型の地形をしており、渓床勾配が3度(約1/20)以上の渓流 イ 土石流又は土砂流の履歴がある渓流

ウ 地形・地質上、土石流の発生のおそれがあると予想される渓流

(2)土石流危険渓流の分類

土石流危険渓流は、「土石流危険渓流Ⅰ」、「土石流危険渓流Ⅱ」及び「土石流危険渓流

Ⅲ」に分類される。

第2章第8節 土砂災害予防計画

ア 「土石流危険渓流Ⅰ」

保全人家5戸以上、又は、保全人家5戸未満であっても官公署、学校、病院、駅、発 電所等のある場所に流入する渓流

イ 「土石流危険渓流Ⅱ」

保全人家戸数が1戸以上5戸未満の場所に流入する渓流

ウ 「土石流危険渓流Ⅲ」

現在、保全人家戸数0戸であるが、今後住宅等の新築の可能性があると考えられる区 域に流入する渓流(都市計画区域内)

※ 土石流危険渓流一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・資料〔2・8・3〕

山地災害関係

(1)崩壊土砂流出危険地区

崩壊土砂流出危険地区は、県が「山地災害危険地区の再点検について」(平成 18 年7 月林野庁)に基づき調査を実施し、崩壊土砂流出危険地区として選定された地区である。

選定基準

渓流の条件が次のいずれかに該当し、山腹崩壊又は地滑りによって発生した土砂が土石 流等となって流出するおそれがある地区

ア 渓床勾配が急な渓流

イ 渓床に大量の不安定土砂が堆積している渓流 ウ 堆積土砂に占める転石の混入割合が比較的高い渓流

※ 崩壊土砂流出危険地区一覧表・・・・・・・・・・・・・資料〔2・8・4〕

(2)山腹崩壊危険地区

山腹崩壊危険地区は、県が「山地災害危険地区の再点検について」(平成 18 年7月林 野庁)に基づき調査を実施し、山腹崩壊危険地区として選定された地区である。

選定基準

ア 現に山腹崩壊が発生している地区

イ 亀裂、陥没、異常な地下水の湧出等山腹崩壊が発生するおそれがある地区 ウ 渓岸侵食が著しく、山腹崩壊が発生するおそれがある地区

エ 地形、地質条件が次のいずれかに該当し、山腹崩壊が発生するおそれがある地区 (ア) 地形

・傾斜が急な地区

・傾斜が著しい変移点をもっている地区

・地表流下水等が集中流下する地区 (イ) 地質

・破砕帯又は断層線上にある地区

・流れ盤となっている地区

・基岩の風化が著しく進んでいる地区

※ 山腹崩壊危険地区一覧表・・・・・・・・・・・・・・・資料〔2・8・5〕

第2章第8節 土砂災害予防計画

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(3)地滑り危険箇所及び地滑り危険地区

地滑り危険箇所は、県が「地滑り危険箇所の再点検について」(平成8年 10 月建設省) に基づき調査を実施し選定した箇所であり、また地滑り危険地区は「山地災害危険地区 の再点検について」(昭和 18 年7月林野庁)に基づき調査を実施し選定された地区であ る。

地滑り危険地区の選定基準 ア 地滑りが発生している地区

イ 亀裂、陥没、異常な地下水の湧出等地滑りが発生する徴候がある地区 ウ 渓岸侵食が著しく、地滑りが発生するおそれがある地区

エ 過去に地滑りが発生した地区

オ 地形、地質条件が次のいずれかに該当し、地滑りが発生するおそれがある地区 (ア) 地形

・滑落崖等傾斜の著しい変移点をもっている地区

・等高線が著しく乱れている地区 (イ) 地質

・破砕帯又は断層線上にある地区

・流れ盤となっている地区

・基岩が温泉作用で変質している地区

※ 地滑り危険箇所一覧表・・・・・・・・・・・・・・資料〔2・8・6〕

第2

土砂災害危険箇所の把握等

土砂災害等を未然に防止し、被害の軽減を図るため、危険箇所の実態を調査し、危険な箇所 における災害防止策を講じるとともに、警戒避難体制の整備等を行う。

土砂災害危険箇所の調査

土砂災害危険箇所及び土砂災害を被るおそれのある箇所の崩壊による災害を未然に 防止し、その被害の軽減を図るため、危険箇所のパトロールを実施し、被害が発生する おそれのある地域をあらかじめ調査し、土砂災害危険箇所の把握に努める。

土砂災害危険箇所の公表等

市は、県と協力し、土砂災害を被るおそれのある箇所を地域防災計画に掲載するとと もに、防災マップの作成、広報紙・パンフレットの配布、説明会の開催、さらには現場 への標識等の設置とともに、避難方法、避難場所等の警戒避難体制の確立に努める。

住民への周知等

災害発生時において危険を察知した場合は、速やかに土砂災害危険箇所から避難す るよう住民への周知を図る。また、災害発生後の経年変化によって新たな土砂災害が 発生するおそれがあることを平常時から住民に対し周知を図るとともに、危険地区の 住民又は土地所有者に対し、防災措置の助言指導を行う。

第2章第8節 土砂災害予防計画

第3

防災事業等の実施

急傾斜地崩壊防止対策

(1)土地所有者等に対する指導

市は、県と協力し、急傾斜地の土地所有者に対して、次の指導を行う。

 関係住民に対する、崖崩れ危険箇所の周知徹底及び急傾斜地危険区域の指定の必要 性と効用に関する啓発

 崖崩れを誘発・助長する行為の防止の指導

 日頃から関係者による崖地周辺の巡回により現況を把握

(2)崩壊防止工事の実施

工事実施基準に照らし、危険度の高い箇所からの工事実施を県に要請する。

土石流防止対策

土石流の発生を助長するような行為を制限するため、砂防指定を促進し、土石流が発 生するおそれの高い箇所から防止工事を計画的に実施する。

山地災害防止対策

山崩れ等の防止対策にあたっては、構造物、施設等に充分配慮し、斜面崩壊及び落石 等の危険性のある箇所について、災害防止工事等を計画的に実施する。

地滑り等防止対策

地滑り等の防災対策にあたっては、林地荒廃防止施設及び地滑り防止施設(以下「治 山施設」という。)の耐震性の向上や整備等の土砂災害対策を推進するとともに、地震 発生時に、これら地滑り危険箇所における警戒体制の整備に努める。

また、余震、豪雨等に伴う二次災害を防止する体制を整備する。治山施設等の管理者 は、施設の耐震点検を定期的に実施し、耐震対策の必要な箇所の把握に努め、対策が必 要となった施設について、緊急度の高い施設から順次、補強や整備を実施する。

孤立化等防止対策

土砂災害等により、交通網が遮断され孤立化するおそれのある地域では、災害時に あっても最低限の安全度確保に向け、防災施設の整備、情報伝達システムの二重化によ る通信の代替性の確保を図る。また、関係機関と連携して避難、救援活動に利用可能な 主要避難路等の確保に努める。

土砂災害警戒区域等における防災対策

「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」(平成 12 年法 律第 57 号)に基づき、土砂災害から人命を守るため、土砂災害のおそれのある土砂災 害警戒区域等が指定された場合、その区域についての危険の周知、警戒避難体制の整備、

住宅等の新規立地の抑制、既存住宅の移転促進等の対策を推進する。

市は、警戒区域ごとに土砂災害に関する情報伝達、予警報の発令・伝達、避難、救助 等、必要な警戒避難体制に関する事項について定める。

土砂災害警戒区域等に要配慮者利用施設がある場合には、当該施設の利用者の円滑な 警戒避難が行われるよう土砂災害に関する情報等の伝達方法を定める。

第2章第8節 土砂災害予防計画

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土砂災害に関する情報の伝達方法、避難地に関する事項、その他の土砂災害警戒区域 等における円滑な警戒避難を確保する上で必要な事項を住民に周知するため、これらの 事項を記載した印刷物(地域の危険箇所や避難場所等を網羅した防災マップ等)の配布 等により住民に周知する。

市は、愛媛県と地方気象台が共同で発表する「土砂災害警戒情報」及び「土砂災害警 戒情報を補足する詳細情報」について、市域内における危険度レベルと降雨状況を総合 的に判断し、必要と認められた場合は、速やかに防災無線や広報車を通じ、警戒地区の 市民に対し、早めの避難と、円滑な避難を確保する上で必要な事項を周知する。

第4

砂防ボランティア協会との協働

市及び県は、砂防ボランティア協会と協働し、次のことを行う。

○ 土砂災害に関する知識の普及

○ 土砂災害危険箇所点検

○ その他土砂災害防止活動に役立つ諸活動

第2章第8節 土砂災害予防計画

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