業務の短時間復旧によるRV代替運用中は、データのバックアップが行えません。
可能な限り早い段階でMVへの切り戻しを実施し、代替運用中はボリュームの作成・拡張など の構成変更は行わないよう注意してください。
業務の短時間復旧例の作業の流れ
(置換および切り戻し)
≪運用筐体≫ ≪管理サーバ≫
手順
1.業務の停止
(2) 操作手順
手順
1.業務の停止
障害が発生したMVにアクセスしている業務やアプリケーションを停止します。
UNIX系クライアントの場合、umountコマンドによりNFSで公開されているボリュームのマウ ントを解除します。マウント解除の操作については、クライアントOSのマニュアルを参照してくだ さい。
図 1-5 業務の停止
スケジュールが設定されている場合は、スケジュールの削除を行います。
MV復旧後、再び同じスケジュールを設定する際に現在の設定を確認する必要がある場合は、スケ ジュールの削除を実行する前に、CLIにてsched listコマンドを実行し、現在のスケジュール設定内 容を控えておいてください。
$ ssh nsadmin@nvnode0 repl2 sched list NV_LVM_VOL 0 4 * * * NV_LVM_VOL NV_RV0_VOL repliandsper\(sync\) nvtools:nvcmd/repl2:exit:0
CLIにてsched delコマンドを実行し、スケジュールを削除します。
$ ssh nsadmin@nvnode0 repl2 sched del NV_LVM_VOL NV_RV0_VOL nvtools:nvcmd/repl2:exit:0
障害が発生したMVに複数のペアが設定されている場合、RV名をカンマ区切りで並べて指定し、
全てのペアについてスケジュールを削除してください。
手順
2.障害
MVから
RVへの置換
障害が発生したMVを開放し、バックアップを行っていたRVをMVのマウントポイントにマウ ントして代替運用を行います。
CLIにて、repl2 replaceコマンドを実行してMVからRVへと置換します。
MV RV
業務の停止
$ ssh nsadmin@nvnode0 repl2 replace NV_LVM_VOL NV_RV0_VOL nvtools:nvcmd/repl2:exit:0
引数にはMV名(またはMVのマウントポイント/export/procyon/VOL等)とRV名を指定して ください。RV名のかわりにマウントポイントを指定することはできません。repl2 replaceコマンド は、RVのマウントポイントが設定されている場合、実行できません。
並列構成の場合、障害MVのLDとペアを設定している全てのLDについて(代替運用を行わな いRVについても)LDペアが解除されます。
障害発生 MVと同一プール内に他の MVが存在している場合、他のMVに関する LDペアについても全て解除してください。手順2.で解除されるLDペアは、障害発生MVと ペアを設定されている全てのRV属性のLDのみとなります。iStorageManager IPの[基本]-[ス トレージ]-[ディスク]画面にて、LDペアの解除を実行できます。手順の詳細は「iStorageソフ
トウェア NVシリーズ iStorageManager IP 利用の手引き」を参照してください。
手順
3. MVのプール解除
iStorageManager IPの[基本]-[ストレージ]-[ディスク]画面にて、MVが構築されていたプールを 解除します。手順の詳細は「iStorageソフトウェア NVシリーズ iStorageManager IP 利用の手引 き」を参照してください。
手順
4.代替
RVによる業務の再開
停止していた業務やアプリケーションを再開します。これまで通りの使い方でRVを使用すること になります。NFS の場合はクライアントからマウントを行い、CIFS の場合はクライアントから直 接アクセスしてください。
この時点では、バックアップを再開することはできません。可能な限り早い段階で復旧 MV への 切り戻しを実施し、代替運用中はボリュームの構築・拡張などの構成変更を行わないようにしてくだ さい。
続いて、MVの復旧手順を説明します。
手順
5. MVのプール再構築
iStorageManager IPの[基本]-[ストレージ]-[ディスク]画面にて、MVを構築するプールを再構築 します。RAIDタイプは、元のMV用プールと同等のタイプを指定してください。選択できるRAID タ イ プ は 装 置 に よ り 異 な り ま す 。 手 順 の 詳 細 は 「iStorage ソ フ ト ウ ェ ア NV シ リ ー ズ
iStorageManager IP 利用の手引き」を参照してください。
手順7.の切り戻し実行時に、同時にLDの構築を行わない場合、ここでMV用のLD
を構築しておく必要があります。iStorageManager IPの[運用]-[リカバリ]-[論理ディスク]画面 にて必要なLDを構築してください。以下の場合、先にLDを構築しておく必要があります。
・複数プールにまたがるMVを作成する場合
・NV5400/NV7400シリーズでベーシックプールを使用してMVを作成する場合
手順
6.業務の停止
ボリュームをバックアップするタイミングなどで、MVの復旧作業を行います。
RVにアクセスしている業務や、アプリケーションを停止します。
また、UNIX系クライアントの場合、umountコマンドによりNFSで公開されているボリューム のマウントを解除します。マウント解除の操作については、クライアントOSのマニュアルを参照し てください。
手順
7.復旧
MVへの切り戻し
RVをマウント解除し、運用中のマウントポイントへMVを切り戻します。
CLIにてrepl2 exchangeコマンドを実行してRVをリストアし、運用中のマウントポイントへ
MVを切り戻します。あらかじめMV用のLDを構築してある場合、以下のコマンドになります。
$ ssh nsadmin@nvnode0 repl2 exchange NV_LVM_VOL NV_RV0_VOL nvtools:nvcmd/repl2:exit:0
切り戻し実行と同時にMV用のLDを構築する場合、-p <POOL 名>オプションを指定します。
$ ssh nsadmin@nvnode0 repl2 exchange -p Pool0001 NV_LVM_VOL NV_RV0_VOL nvtools:nvcmd/repl2:exit:0
引数にはMV名とRV名(またはRVのマウントポイント/export/procyon/VOL等)を指定してく ださい。MV名は省略できます。repl2 exchangeコマンドは、MVのマウントポイントが設定され ている場合、実行できません。
手順
8.業務の再開
停止していた業務やアプリケーションを再開します。NFS の場合はクライアントからマウントを 行い、CIFSの場合はクライアントから直接アクセスしてください。
スケジュールを設定する場合は、iStorageManager IPまたはCLIにて、スケジュール設定を行い ます。iStorageManager IPの詳細は「iStorageソフトウェア NVシリーズ iStorageManager IP 利 用の手引き」を参照してください。
CLIで設定する場合、repl2 sched addコマンドを実行してスケジュールを追加します。
$ ssh nsadmin@nvnode0 repl2 sched add NV_LVM_VOL NV_RV0_VOL rplsep-sync 0 4 ‘*’
‘*’ ‘*’
nvtools:nvcmd/repl2:exit:0
障害発生時と同等のスケジュールを設定する場合は、手順 1 で控えた内容を参照してください。
repl2 schedコマンドの詳細は「iStorageソフトウェア NVシリーズ コマンドリファレンス」を参
照してください。
MV RV
複製ボリューム 運用ボリューム
1 1 1 . . . 2 2 2 D D D 2 2D 2 D D2 2 2T T T 構 構 構 成 成 成
この節ではアプライアンスモデルのD2D2T(Disk to Disk to Tape)構成におけるデータレプリケーシ ョン構築手順について説明します。
1 1 1 . . . 2 2 2 . . . 1 1 1 D D D 2 2 2 D D D 2 2 2 T T T バ バ バ ッ ッ ッ ク ク ク ア ア ア ッ ップ ッ プ プ
この節では、運用ボリューム(以下、MV)上に作成された最新のデータをバックアップノードに取 り込み、再同期済みの複製ボリューム(以下、RV)上のデータを用いてテープバックアップを行う運 用例について説明します。
(1) 概要
使用中のMVのデータをRVにレプリケートし、RVをバックアップノード(運用ノードとは別の ノード)にマウントしてテープ装置へのバックアップを行います。
システム構成は図 1-6 のようになっているものとします。テープ装置は運用筐体の外部バックア ップとします。
図 1-6 D2D2Tバックアップ例 アプライアンスモデル
運用ノード(ノード0)
テープ装置 アプライアンスモデル
バックアップノード(ノード1)
バックアップソフト NetVaultなど 運用筐体
(2) 操作手順
以下の手順は新規導入後・業務運用中のいずれの場合にも対応します。「導入/準備」の手順は新 規導入後、運用を開始する前に最初に行います。「運用」は業務開始後の運用中における手順になり ます。