恒例によりまして、 講師の先生の御紹介でござい ますが、 詳しい略歴、 御職歴につきましては、 細か く書いてございますので本を見ていただきたいと思 います。 邉見先生のお人柄といいますか、 非常に思 いやりにあふれた先生でありまして、 また自分の思 いもしっかり込められた講師紹介をいただいており ますので、 ちょっとそれを御紹介させていただきま す。
赤穂市民病院の名誉院長、 邉見公雄。 1944年、 旧 満州国、 佳木斯 (ジャムス) というところの陸軍病 院にお生まれになっております。 徳島県の三好郡に 引き揚げ、 そこで徳島県立城南高等学校を御卒業に なり、 1968年に京都大学医学部卒業となっておりま す。 京都大学の第二外科、 血管外科、 乳房などを専 門にしておりましたけれど、 そこへ研修医として入っ ておられます。 それから大和高田市立病院って、 こ れ奈良にございますが、 そことか京都逓信病院など で臨床実習を積み重ねられまして、 1978年より赤穂 市民病院の外科医長を務めておられます。 1987年4 月に病院長に御就任になって、 現在に至っておられ ます。 今年の4月に名誉院長就任となっております。
院是に 「恕 (おもいやり)」 を掲げ、 高度な医療 と地域に根差したアットホームなケアの両立を実施 している。 現在、 全国自治体病院協議会長、 中央社 会保険医療協議会委員、 京大の外科交流センターと いうのがございますが、 そこの相談役なども務めて いただいております。 邉見先生、 よろしくお願いし ます。
私の町は赤穂です。 もう赤くありませんが、 唇の ルージュ、 「赤」、 稲穂の 「穂」、 脈をとってます、
「病」、 建物、 「院」 の院長です。 よろしくと申し上 げました。
ただ、 先ほど御紹介がありましたように、 3月に 辞めましたので名誉院長と言わないと職歴詐称にな りますが、 まだ 「名誉」 という手話を覚えておりま せんので、 こらえてください。
今日は、 このような機会を与えていただきました、
島根県医師会 田代会長 以下、 関係者の皆さんに大 変感謝申し上げます。 それから、 私が敬愛する先輩 の、 司会の労をとっていただいています武田先生、
本当にありがとうございます。
今日、 私がお話しさせていただくのは、 やはり医 療界って自己犠牲のできるボランティア精神の多い 人がたくさんおるんですね。 それなのに、 IQもも のすごい高いのに、 何でこんなにいじめられて暗く なってるんだろうということで、 少しエールを送り たいという意味でお話をさせていただきたいと思い ます。
先ほど私が手話でご挨拶させていただいたのは、
当院にはボランティアが180人登録されております。
それに加えて、 追っかけ勝手連ボランティアといい ましょうか、 登録されてない人が100人ぐらいおり ます。
なぜ登録されてないかいうと、 登録すると、 今で あれば新型インフルエンザ、 以前であれば結核のツ ベルクリンとか、 院内感染防止のための定期検診を 年2回ぐらいやらなければならない。 それから、 個 人情報保護ですね。 公立病院は二重の守秘義務があ ります。 公務員としての納税者に対する、 ステーク ホルダーに対する守秘義務、 あるいは医療職として 病院に来られている方の守秘義務ですね。 だから病 院で起こったり見たり聞いたことは絶対外で言っちゃ いけないよと言わないと、 人口5万余りの小さな町 ですので、 ボランティアはどこに入ってもいいとい うことにほぼなっていますので、 病室へ入って、 A さんを見たと。 Aさん大分弱っているなと心の中で
思うだけだったらいいのですが、 播州赤穂駅でAさ ん大分弱っとるぞ、 年越せそうもないから年内に見 舞いに行ったれやと言ったら、 それが町じゅう広がっ てしまって、 市民病院の守秘義務はどうなっている かといって、 私がまた議会で謝ったりしないといか んと。 そういう講習会もしないといけないというこ とで、 なかなか難しいということで、 それでしたら、
私は菊を牛乳瓶に入れて医局のとこへ飾るだけとい うおばあちゃんとか、 それからネフローゼの小児科 の患者さんに将棋を教えに来てくれてるおじいちゃ んとか、 こういう人を皆、 講習会に来んから言うて ペケするというわけにいきませんので、 排除の理論 というのはよくないと思いますので、 そういう人も 入れると280人、 盆と正月、 クリスマスに歌だけ来 るという人を入れれば300人ぐらいいるんですね。
そういう人たちに我々が、 スタッフが何かお返し できるかなと考えておりましたら、 西暦2000年が世 界ボランティア年でした。 それで、 福祉会館で木曜 日の6時半から8時半までしている手話教室に行き ました。 そして、 木曜日の夜というのは医師会の理 事会とか、 こういうふうな院内外の研修会とか、 土 曜日と並んで特異日でして、 なかなか行けなかった のですが、 出張で教えてくれたり、 行った人が伝達 講習してくれて、 お情けで初級をとりました。
そうすると、 病院の風景が変わりました。 今まで 来たこともないデフ・アンド・ダムの方、 聾唖の方 が来て私、 消化器外科が専門、 以前は乳腺、 血管も やっていたのですが、 消化器が主に、 田舎へ行きま すとそっちになりますので、 そしておしり見せるんで すね。 そしたらステージ4、 カリフラワー状の直腸 がんですね、 もうおしりからはみ出してきておると。
かなり進行したようなもの。 言葉が不自由なのと、
場所が恥ずかしいので来れなかったと言うんですね。
私、 これを考えて、 医療界というのは、 もう10年 間のずうっと医療費抑制政策、 あるいはマスコミの ミスリード、 患者さんからのモンスター・ペイシェ ントと言われるほどの過大な要望、 もう踏んだり蹴っ たりですが、 まだ我々の努力によって救えるニッチ
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◆特別講演3
なところもあるなあということで、 手話でご挨拶さ せていただきました。 皆さん方も、 まだ完全に悪く なっているわけでなく、 ここで踏ん張ることが大事 じゃないかなあというふうに思っております。
一番初めに、 中医協の最近の御報告をいたしたい と思います。
中医協は、 10月30日、 新委員による第1回の総会 が開かれました。 そこに足立政務官が来られました。
今度の委員の選任は私が決めましたとおっしゃいま した。 日本の医療の現状を反映する委員を選びまし たと。 だから、 病院医療費が6割になったから病院 3、 診療所2にしましたと。 診療所の委員は、 地方 の医師会から選びましたと。 都市型医師会1名、 農 村型というのですかね、 郡部医師会1名にしました と。 これは前者が安達秀樹先生で、 後者が鈴木邦彦 先生だと思いますが、 そういうふうなことで、 大学 も大変なのでというので、 大学から1人選びました と。 これは山形の嘉山孝正先生だと思いますが、 た だ、 御安心ください、 皆、 医師会員です。 それから 必ず週に1回は集まって3時間ぐらい打ち合わせを しております。 そこへは歯科医師会、 薬剤師会も来 ていますし、 山形大学なんかは医療政策学部のブレー ンみたいな人を連れてきて、 後ろでぱあっと資料を 出したりデータを出したりしてやってくれています ので。 今回は私、 3期目なのですが、 2連敗なんで すね。 今回は勝てると思って、 最後の死力と思って いるのですが、 昨夜は 「刃傷松の廊下」 を歌わせて いただきましたが、 今晩は軍歌を歌おうかと思って いますが、 戦いの場でございます。
ただ、 自民党は不言不実行でした。 民主党はどう も有言不実行のような感じがして、 だんだんだんだ ん財務省に押されてきていますので、 この辺のとこ ろも皆さんの御指導よろしきを得て切り抜けていき たいというふうに思っています。
私の町赤穂は、 江戸へ行って、 生きて帰ってきた 人は、 ほぼいないのです。 大石内蔵助も四十七士も 皆そうですからね。 だから切腹覚悟でやっています ので、 「生命 (いのち) 輝かそう日本の医療人」 と
いう、 実際は輝けない、 先ほどからのお話を聞いて いましても輝けないし、 唐澤会長先生もおっしゃい ましたように、 いろんな問題点があります。 ベゾン デルス勤務医としましては、 勤務医のドイツ語を知 らないので、 ベゾンデルスだけですね、 これもおか しいですね。 こういうことです。
これは赤穂ですね。
これですね、 こういうふうなことで私、 いろいろ やっています。 医療と教育は日本の2大基幹産業だ と。 先ほどどなたかもおっしゃいましたけれども、
この国は、 江戸時代のときから、 あるいは寺子屋の 時代、 あるいは明治維新以来、 自分はどんなに貧し くても、 子供たちには食わせ、 着る物を着んとて子 供たちに着せて、 その子供たちの健康と成長を守っ て、 その子たちにいい教育とよいしつけをしてきた から、 こんな島国で、 山と海に囲まれて、 平地はほ
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