どうしても若いドクターは大都市の、 都会の大病 院への勤務志向がございますけれども、 地域医療や 過疎地での医療に熱意を持たすような卒前・卒後教 育が非常に重要だと思っております。
それから、 今、 医師が減少していく中で、 病院間 での連携、 役割分担、 そういったことも大事だと思っ ております。 医師を招聘する、 そして育てていくと ともに、 機能分担、 連携を図って、 島根県の地域医 療が、 今、 危機的な状況にあるわけですけれども、
何とか乗り切り、 充実の方向に向かえばと思ってやっ ているところでございます。
若干の成果は上げておりますけれども、 医師が減っ ていくと地域では悲鳴が聞こえておりますので、 今 後も頑張っていこうと思っております。 長くなりま したが、 御清聴ありがとうございました。
【河野座長】 どうもありがとうございました。
【武田】 山形県医師会の武田と申します。
私は、 山形県立中央病院の脳外科をやっているも ので、 先生の話、 大変感動しました。
結局私たちも地域の偏在化というのがいろいろ問 題になっていまして、 それをどうやって是正するか というのは一つ大事な問題なんですけども、 やはり そこで一つ大事なのは行政ですね、 県がしっかりと その辺を認識して、 そしてちゃんと方向性を持って、
そしてリーダーシップをとっていかないと、 これか らできないと思うんですけども、 先生のように島根 県ではしっかりアイデアを持って働いている方がい らっしゃるから非常にいいと思うんですけども、 先 生が県の中で、 言いにくいかもしれませんけど、 しっ かりとそのアイデアを実現するような、 サポートす るシステムというのが県の中に、 人的にも、 システ ム的にでもいいんですけども、 あるかどうかという ことと、 そういうことを我々、 山形県でもできれば そういう形にしていきたいと思うんですけども、 な かなかそういうサポートのシステムというのが、 例 えば3年で県のお役人さんは替わってしまいますよ ね。
【木村】 はい、 そうですね。
【武田】 そういうところがやはり、 サポーターと すると弱みといいますか、 県の行政の弱みじゃない かと私は思うんですけども、 その辺、 島根県ではど うなってるか、 ちょっと教えていただきたい。
【木村】 私は今、 この仕事7年目になりまして、
当初は一スタッフでございましたが、 4年前に医療 対策課の中に内室をつくっていただいて、 そこで管 理職になりました。 今は医療企画監という名前で、
これは課長と同等の肩書になって、 2人課長のよう な形になっています。 私はいないことが多いので、
今、 議会中ですけども、 なかなか議会対応とかも、
かつてやったことはあるんですけどできません。 だ から、 僕のような立場の人間は、 いわゆる課長だと か、 その場にいなきゃいけないような仕事をさせて しまうと、 難しいと思います。 ですので、 島根県が
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こうやって困っているからお前好きに動け、 と言っ たらちょっと語弊があるかもしれませんけど、 課長 級というポストをいただいて自由に動けるというこ とが1点です。 もう1点は、 実は私がこういう立場 になったのは、 県立中央病院の当時の院長の提案で して、 その院長は今、 県立病院の事業管理者になっ ておられます。 その病院事業管理者には、 地域医療 支援担当の参与になっていただきましたので、 健康 福祉部と病院局のトップが非常に良好な関係になっ ておりますし、 小林病院長もいらっしゃいますけど、
大学病院とも非常に良い連携を持っていますので、
そういう意味では、 私にとっては働きやすいような 状況をつくっていただいております。
【武田】 ありがとうございました。
先生方のような形でシステムをつくっていくのが 一番いい形だと思いますので、 先生もぜひ頑張って いただきたいと思います。
【木村】 ありがとうございます。
【武田】 私たちも、 何かあったら教えていただき たいと思いますので、 よろしくお願いします。
【河野座長】 じゃあ、 どうぞ、 お願いします。
【鈴木】 川崎市立井田病院の鈴木と申します。 ど うもいろいろ教えてもらってありがとうございまし た。
私は、 個人的なことなんですけども、 自分で自分 の年金が幾らかというのを市の当局に調べさせたこ とがあるんですよ。 そうしたら17万幾らだったんで すね。 それで、 後期高齢者医療制度というのは批判 されてますよね。 その批判の一つに年金からの天引 きってありますよね。 あれは年金が18万以上の人が 天引きなんです。 ですから私たちというか、 私は天 引きもされないほど低いんですよ。 それで頭にきて、
いや、 島根でやるか、 どこかでやってやろうかなと 思って、 長崎と島根の医者の給料を調べたのね。 そ したら何だ、 今よりも安いぞ。 こういうのはやっぱ り、 モチベーションもいろいろあるんでしょうけど も、 財政的なものもあるんでしょうけども、 いろい ろそういう難しいものはあるんでしょうけども、 奨
学金を返さなくてもいいとかね、 いろいろもっと行 政の方に頑張ってもらって、 住民の命がかかってる わけですから、 もう少し頑張って、 地方も頑張って ほしい、 国も頑張ってほしい、 みんなでやっぱり患 者さんを助ける意味で医療制度をきちんとさせてい かなくちゃいけないんじゃないかなと、 そう思いま す。
【木村】 おっしゃるとおりだと思います。 ありが とうございます。
【河野座長】 ありがとうございました。
では、 ここらで会場をちょっと変えたいと思いま す。 また後ほど御意見をいただけたらと思っており ます。
じゃあ、 シンポジストの4名と三上先生、 ひとつ よろしくお願いいたします。
司会の不手際で、 余り討論する時間がないのです が、 皆さん方、 ひとつ御協力のほどをよろしくお願 いいたします。
【河野座長】 本来なら5時30分までですけれども、
10分ほど延長させていただきまして、 いろいろと皆 さん方からの御意見をいただきたいと思っておりま す。
最初に、 コメンテーターの三上先生に全体的な今 までの話の内容からひとつお話を、 御意見をいただ けたらと思っております。
三上先生、 よろしくお願いいたします。
(三上常任理事のコメント)
【河野座長】 どうもありがとうございました。
各部門のお話をずっと聞けばいいんですけれども、
時間もあんまりありませんので、 全体を通じて御質 問等、 御意見をいただければと思います。 ひとつ挙 手をして発言していただきたいと思います。
【武井】 静岡県の武井と申します。
全体の先生にお聞きしたいのですけれども、 今日 は余り浮き彫りにされなかったんですけれども、 医 師不足の人数がどうのこうのって、 もうこれ、 何年 も前から言っていることで、 改めてそれを言うわけ じゃないんですけれども、 その本質の中に、 いわゆ る専門医・認定医制度と、 それから派遣機能という 問題について御意見をお伺いしたいんですけれども、
今、 専門医制度というのが非常にいろんなところで たくさんありまして、 しかもそれの訓練施設という ものの認定、 これがどんどんいろんなところで制限 が加わっているんですね。 そうしますと、 今日見た ような、 例えば僻地部位にある病院に医師を派遣し ようとしても、 途中の過程にある先生ですと、 要す るに専門医訓練施設の途中の経過の人って、 それは もう受験資格の中から落ちてきちゃうものですから、
そういうためにそういうところへは行かないという、
これが恐らく、 例えば県内の中でも、 松江と出雲に
は人は集まるけれども、 それ以外のところには人が 絶対に行かないという本質的な根本ではないかと僕 は思うんですけれども、 その辺のところはいかがお 考えでしょうか。
【河野座長】 じゃあどなたか、 シンポジストの方。
【日野】 僻地と言われる島根県西部でありますけ ども、 私たちのところでも、 この3年間に学会認定 の研修施設を約3倍以上にしたと思います。 それは どういうやり方をするかというと、 一つは実際にい るドクターに研修に行ってもらって専門医を取って、
あるいは指導医を取って認定施設になるということ と、 もう一つは、 やはり大学の人事に依存をしてい ますから、 そういう指導医の資格を持った人に来て いただくことによって認定施設になっていくという ことですね。 それで、 それによって研修医を集める ということが実際起きておりますので、 先生がおっ しゃるように認定施設が厳しくなっているというこ とについて、 特に外科系については、 私も問題はあ るとは思いますけれども、 それなりの対応の仕方は、
考えることはできるだろうと思います。 決してそれ が良いとは言っておりませんが、 それなりに手の打 ちようがあるというふうに思っております。
【熊倉】 専門医の問題というのは、 恐らく今の日 本の医療、 あるいは医学、 医学教育も含めて、 大変 大きな問題だと思います。 これは各学会が認定して いるわけですけども、 それだけでいいかとか、 欧米 と比べますと、 日本の認定の仕方も多分違うと思い ます。 先生のおっしゃったように、 例えば地方で認 定を受けられる教育機関でなければ、 そこに人が確 かに行ってトレーニングできないという問題もあり、
敬遠する可能性も出てきますので、 そうではなくて、
やっぱりそういうふうなところでも、 例えば専門医 の中でのプライマリー的なところが学べるというふ うなことも含めて、 少し交通整理をしていく必要が
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