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一般社団法人  発達・精神サポートネットワーク(Necco)

東京都・新宿区

大人の発達障害当事者による、当事者のためのスペース

就労継続支援B型事業所 ゆあフレンズ

同 じ立場の仲間 と一緒に、 得意をいかして分業する

プログ

ラム1

発達障害があり、一般企業への就職が困難な人を対象とした、就労継続支援B型事業所。運営スタッフ も全員当事者なので、日常的な困りごとを相談することもできる。同じ建物で運営しているカフェでの仕事 のほか、事務所内でHP制作、チラシやパンフレット、名刺の作成、封入などの作業がある。作業は本人 の希望と適性に応じて決めるので、同じ作業を続けてすることも、日によって作業内容を変えることも可能。

障害者福祉サービス受給者証での利用 費 用

電話もしくはメールにて事業所に問い合わせ 申し込み方法

通う日数や時間は本人の希望に応じて相談 スケジュール

【対象年齢】不問(中心利用者層:35〜45歳)

発達障害・精神障害があり、安心して通える場所がほしい人。

自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害(PDD-NOS含む)、学習障害(LD)、注 意欠陥多動性障害(ADHD)、その他これに類する脳機能の障害のほか、線維筋痛症(FMS)、精 神障害そのほかの人々も対象。

こんな方に

運営スタッフも発達障害があり、カフェのお客さんにも当事者が多いので、安心して働ける居心地 のよさがある。

ITが得意な方はHP、ポスター、チラシ作成などを行っている。パソコン初心者には職業指導員が 電源の入れ方など一から教えてくれるので安心。

発達障害の当事者スタッフや精神保健福祉士が、直面するさまざまな問題の相談にのってくれる。

苦手なことは無理強いせず、得意なことで才能をのばすことができる。カフェのシフトも疲れたら、

休んでもいいように余裕をもって組んでいる。

ポイント

障害者 就労 居場所

グループホームねっこや

一人暮 らしが難 しい発達障害者が、 自立の一歩を踏み出す住居

プログ

ラム2

もとは社員寮だったところを一棟借りて、都内在住者で発達障害がある人を対象にしたグループホー ムを運営している。全13室のうち11室が個室。2室が共同スペースになっている。スタッフには、薬 剤師や社会福祉士などの資格をもつ人がいる。

障害者福祉サービス受給者証の利用 費 用

居住先の福祉課窓口へ申し込む

※現在は満室(2014年1月時点)

申し込み方法

都内在住者で、精神科医療につながっている人。

障害が理解されず、ひきこもりがちな人。

片付けや家事が苦手で、一人暮らしが大変な人。

こんな方に

発達障害独特の悩みを理解して、可能な範囲で配慮をしてくれる。

家事が苦手な方やひきこもっていた人が、自立へと向けたステップアップのために暮らす場所。

ポイント

住まい 障害者就労 住まい 居場所 その他

学習 支援

自立 準備

住ま

路上

不安 定住

シェ ルタ

児童 養護 DV

障害 者就

就労

その 居場

一般社団法人

 発達・精神サポートネットワーク(Necco)

活動概要

高田馬場にあるビルの2階をカフェ、3階の2部屋を事 業所・休憩室、4階の一部屋を作業スペースとして利用。

事業所の登録人数は50人程度(2014年1月時点)。利 用者は18〜65歳までいる。カフェは一般の人の利用も できる。

特徴

発達障害がある当事者が運営している。“誰も排除しな い”ことをコンセプトにしている。カフェでは利用者が自 家焙煎しているコーヒーが好評。作業所やカフェ利用者 によるイベントやサークルも積極的に開催している。

連絡先

一般社団法人 発達・精神サポートネットワーク(ゆあフレンズ)

住所:〒169-0051 

東京都新宿区西早稲田2-18-21 羽柴ビル301 電話/FAX:03-6233-7522

メール:necco@live.jp HP:http://neccocafe.com/

Neccoカフェ

上記住所と同じ建物の2階(202)

電話/FAX:03-6233-7456

一般社団法人 発達・精神サポートネットワーク(Necco)

Neccoカフェ

いつでも立ち寄れて、 自由に過 ごせるカフェ&フリースペース

プログ

ラム3

「ゆあフレンズ」の利用者が働くカフェ。全国から発達障害・精神障害・ひきこもりなどの当事者のお 客さまが来店する。一般の人も入れるカフェなので、一人でゆっくりコーヒーを飲んだり、友達と来たり、

PCを持ってきて仕事をしたり、と自由に過ごせる。相談担当の店員と話すことも出来る。また、イベン トも多く開催。ゆあフレンズやカフェの利用者などが参加するサークル活動も多くある。

カフェ営業中は飲み物代(例:ジュース200円、コーヒー400円ほか)

フリースペース時間は無料(持ち込み可) 

※カフェ営業中の飲食物の持ち込み不可 費 用

原則、年末年始以外は無休 ※貸し切りでイベントを開催している日もあり カフェの営業:12:00〜18:00/フリースペース:18:00〜22:00 スケジュール

【対象年齢】不問

発達障害がある・もしくは自分が発達障害ではないかと思っている人で、仲間と集まったり、同じ 悩みを共有したり、気がねなく過ごせる場所を必要としている人。

こんな方に

スタッフもお客さまも当事者が多いので、いつでも気軽に立ち寄ることができる。

店内の本棚には、発達障害などに関連した書籍が多数揃っていて自由に読める。

ほかでは打ち明けにくい人間関係や職場での悩みを共有することができる。

カフェの営業終了後はフリースペースになるので、飲食物の持ち込みも可能。仕事終わりの時間に 立ち寄ることができる。

さまざまなテーマでイベントを数多く開催。ミクシィ上でも利用者のコミュニティがあり、自発的に作 られたさまざまなサークル活動がある。

<イベント例:Necco当事者研究会、ゆる親の会(当事者の親の会)、ほんわかカフェ(当事者が 自由に話し合うお茶会)、勉強会(「片付け講座」など、毎回テーマは異なる)、朗読座談会、就労 勉強会、子供をもつ当事者の会、ひきこもり大学、セクマイ部、アナログゲーム部、音楽イベント、

講演会など>

ポイント

その他

居場所

習支

自立 準備

住ま

路上

不安 定住 シェ ルタ

児童 養護 DV

障害 者就

就労

その 居場

既存の仕組みにとらわれないモデルを

 企業活動の合理化、失業や不安定な就業状態に 置かれている若者の増加など、「働く」にまつわる課題 は、この時代に生きるすべての人の問題となっていま す。「多様で幅広い層とともに新しい働き方・就労モデ ルを実践したい」「“しあわせを感じながら働く人”を多 く輩出したい」そんな想いを背景に、2013年に若者就 労支援施設「ハローライフ」(大阪府・大阪市)の設立 に至りました。大阪府からも若者の新たな就労モデル 開発を実施する事業として委託を受けています。

 誰も答えを持っていない時代だからこそ、既存の制 度や仕組みにとらわれることなく、私たち自身が社会 課題に挑戦し続けることが必要です。まずは、これま で多額の税金が必要だった若者就労支援施設の運 営費用を、行政50%、企業40%、利用者10%と負担 して運用するモデルを、第一段階として実現していくこ とを考えています。

 例えば、地域密着型のスポーツクラブは「スポーツを 通じて地域貢献に寄与する」という理念を求心力に、

その地域に欠かせない存在(インフラ)として利用され ています。「ハローライフ」という取り組みも持続可能な ソリューションとして、さまざまな地域にノウハウ移転で きるようなモデルにしなければならないと思っています。

民間だからこそ実現できたこだわり

 「ハローライフ」の設立にあたっては、若者就労・就 業の現場で求められる理想の支援の在り方について、

若者や企業、専門家など多くの方と議論や検討を重 ねてきました。私は、利用者であるいわゆる“就業困難”

な若者も、適切な手順を踏み、背中を押す人がいるこ とで、十分に一般の労働市場で働くことができることを 実践の中で確信しています。しかし、外的・内的要因 などさまざまな理由で、彼らは極端に自信を失い「働く」

ということに迷い、恐れています。

 そこで、まずは「いい予感」が溢れ、笑顔と活力を 持って帰ることができる空間を、建築家やデザイナーと ともに実現しました。「就労支援の場所は、病院みたい なイメージで利用をためらう」という若者の意見がいか されています。「あなたの人生にいい予感を運ぶ仕事 ライブラリー」とキャッチコピーをつけたこの施設は、緑 溢れる公園の横にあり、あたたかみのある床や壁の

スピード・最新サービスを日々提供─

伴走型仕事ライブラリー“事業”「ハローライフ」

塩山諒

素材、家具、光の差し込み方など細部まで心地よさに こだわりました。

 ここでは「カウンセリング」や「支援」という言葉を一 切使用せずに、「人生をプランニングする」「作戦会議」

と呼んだ伴走型サービスを実施しています。利用者の ワークサポートを直接実施するスタッフは20〜30代。

資格を有する専門家もいますが、何よりも気持ちを前 へ向け、「大丈夫だ」と自信を取り戻せるようなサービ スが必要なのです。

 大幅なミスマッチを防ぐための独自の求人開拓、求 人情報の発信にも力を入れました。1階は「働く」にま つわる書籍を自由に読めるカフェ、2階は求人検索や 面談スぺース、そして3階をイベントスペースにして、

対話を通じて社会人基礎力を付ける独自の企画(展 示やイベント)を実施。マルチステークホルダーが集ま る場となっています。

 働くことに前向きになることができ、笑顔と活力につ ながる情報やサービスが提供できるよう、徹底的にこ だわった就労支援施設がハローライフです。 

変化するニーズに応える公共サービス

 ハローライフでは、民間だからこそできることに惜し みなくこだわり、先進的な就労支援の在り方を探求して います。これまで、目まぐるしく変化し続ける社会環境・

産業構造に合わせて事業化できる(いわゆる儲かる)

領域に関しては民間が役割を担い、 事業化が難しい

(儲からない)領域に関しては公共サービス機関や NPOが担い手となってきました。しかし、公共サービス には、最新のニーズに沿った政策や制度の設計・更新 といった点ではスピードが不足しているように感じます。

 人々の最新ニーズを満たす“日々アップデートされ 続けられる”公共市場・サービスが、いま必要だと考え ています。決してお金だけの「儲かる」という話ではあ りません。人とのつながりから生まれる新たなネットワー ク、市民の結束によってつくりあげられる社会活動など、

「社会課題の解決によってもたらされる“得”」という広 い意味で価値を創造することができれば、積極的な民 間参入が期待でき、支援を必要とする人々に最新サー ビスが提供されていく社会になるのではと考えていま す。

しおやま・りょう

NPO法人 スマイルスタイル 代表。

ハローライフ:http://hellolife.jp