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一般社団法人  日本難病・疾病団体協議会

難病・長期慢性疾患、小児慢性疾患等の患者団体及び地域難 病連で構成する患者・家族の会の中央団体。制度の谷間をなく し、誰でもが安心して暮らせる社会を目指して、患者・家族の交

流、社会への啓発、調査・研究活動などを行う。

HP:http://www.nanbyo.jp/

電話:03-6280-7734

難病情報センター

HPにて、厚生労働省が難治性疾患克服研究事業の対象として いる疾病の解説や各種制度の概要を紹介。また、近くの相談窓 口、連絡先などの情報を提供してくれる。

HP:http://www.nanbyou.or.jp/

メール:HP内に問い合わせフォームあり 参考団体

 産経新聞は2013年11月の 記事で、日本学生支援機構が、

奨学金の返還を求めて起こした訴訟が8年間で 100倍近く(58件から6,193件)に増えていると報じ た。同機構の奨学金2011年度末の延滞額は876 億円にのぼる(※1)

 本来、経済的余裕がない若者に修学の機会を与 えるための奨学金だが、日本の奨学金の9割が貸 与型で、有利子のものも多く、卒業後には若者に借 金としてのしかかる。大学生の2人に一人が同機構 を含めた何らかの奨学金を利用していると言われる が(※2)、卒業しても安定した仕事につけない若者も 少なくないため、返済は容易ではない。一方で、高 学歴化が進むなかで大学を出ていないと、就職の 不利になるというジレンマがある。

 同機構による訴訟件数の増加は返済率の低下に よるものではなく、独立行政法人化にともなって回収 が厳格化されたためだが、調査(※3)では3か月以 上延滞者の63.1%が年収200万円未満であること がわかっている。また、延滞者の職業は「常勤社(職)

員」34.5%、「常勤社(職)員・雇用制限がある」

6.3%、「非常勤社(職)員」と「派遣社員」はあわせ て20.8%である。無延滞者の「常勤社(職)員」は 57.5%で、卒業後の雇用形態や年収が返済状況に

「奨学金」という借金に苦しむ、低所得の若者たち

奨学金

大きく影響していることがうかがえる。

 返済できずに追い詰められていく若者を「自己責 任」と片づけることなく、奨学金のあり方について社 会全体で考えていくことが必要ではないだろうか。

(※1) 「奨学金返還回収状況について(平成24年12月資料)」

(※2) 「平成22年度 学生生活調査」

(※3) 「平成23年度 奨学金の延滞者に関する属性調査結果」

 平成23年度全国母子世帯等 調査によると、国内の母子世帯 数は123万8,000世帯だといわれる。そのうち祖父 母などの他の世帯員と同居していない母子の数が 全体の約70%を占めている。

 シングルマザーであることが直接社会的な困難に 結びつくわけではないが、そもそも女性は男性に比 べて安定した仕事につきにくいという社会状況があ り、さらに育児をしながらの就労は条件が厳しくなる。

親などからの援助が受けられない場合には、家計だ けでなく、育児や家事などのすべてを一人で担わな くてはならず、その物理的・精神的負担は大きい。

  「全国母子世帯等調査」(厚生労働省)によると、

母 子 家 庭の 平 均 年 収は 全 世 帯の 平 均 所 得の 37.8%であり、母子家庭の14.4%、父子家庭の 8.0%が生活保護を受給していることがわかってい るが、この数は6年前の調査から2倍以上に増加し ている。

ひとり親が抱える、経済的困難と社会的孤立

シングル マザー

 シングルマザーが抱える課題への支援を考える際 には、こうした孤立や貧困がその子どもに負の連鎖 として引き継がれないようにすることも重要である。

NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ

シングルマザーと子どもたちが生き生き暮らせる社会を目指し、電 話相談(火曜日15:00〜21:00)、ほっとサロン(グループ相談)、

学習支援、被災地支援、情報発信、などを行う。

HP:http://www.single-mama.com 電話:03-3263-1519

NPO法人 リトルワンズ

母子(父子)家庭向けのセミナー、子どもと参加できるイベントなど を開催。運営している「おやこカフェ・ほっくる阿佐ヶ谷」は、ネット ワークづくりや情報交換の場にもなっている。

HP:http://npolittleones.com

「おやこカフェ・ほっくる阿佐ヶ谷」

HP:http://suginamimama.com 電話:050-5539-7905

参考団体

奨学金問題対策全国会議

弁護士や司法書士や教育関係者が中心となって設立。奨学金返 済に苦しむ方の相談・救済活動を行いながら、学費と奨学金の 制度改革を目指して活動する。

HP:http://syogakukin.zenkokukaigi.net/

電話:03-3571-6051(東京市民法律事務所内)

NPO法人 POSSE「奨学金NAVI」

若者の労働相談を行うPOSSEのワーキングチームによる特設サ イト。日本学生支援機構(旧・日本育英会)の奨学金問題を中心 に、情報発信や相談対応も行う。

HP: http://www.npoposse.jp/syogakukin/

電話:03-6699-9359

NPO法人 ブリッジフォースマイル「カナエール」

児童養護施設から進学を目指す子どもたちを、卒業まで応援する プログラム。将来への夢を語るスピーチコンテストを通して寄付を 募り、一時金30万円と毎月3万円の資金をサポートする。

HP:http://www.canayell.jp/lp/

参考団体

困っても大丈夫─知っておきたい基本の公的サービス

「仕事がない」、 「家がない」など生活に困ったときに利用できる、基本となる公的サービスを紹介する。

居住地の自治体によって実施内容が異なるものもあり、利用にはそれぞれの条件があるので、詳細につ いてはそれぞれの問い合わせ先に確認が必要である。

※このページで紹介している制度は、改正・変更される可能性がある。

憲法25条(生存権)に基づいて、さまざまな事情で生活に困った方に対して「人間らしい」

「当たり前」の生活を国が保障する制度。たとえ住所がなくても、路上で生活していても、

申請は可能である。生活保護には、「生活扶助」(食費、光熱費、電話代など暮らしにかか るお金)、「住宅扶助」(家賃、地代、引っ越し代など)、「教育扶助」(子どもの義務教育に かかる費用)など、8つの扶助のほか、状況に応じた一時的な扶助や免除がある。

利用には、以下の条件を満たしていることが必要となる。

□何かしらの事情があり、十分な生活費を稼げるような仕事につけない  (就職活動を続けても仕事に就けない場合も含まれる)

□売って生活費にできる財産・資産(車・土地家屋・生命保険・預金など)がない  (資産があっても活用できない場合は可)

□家族・親族に援助を頼めない

□年金などほかに活用できる手当がない。あるいは額が少ない

住まいがある場合は居住地の福祉事務所へ。住まいがない場合は、寝泊まりしている場 所の近くもしくは自分が住みたい地域の福祉事務所へ。

生活保護

利用の申請

離職者であって、就労能力および就労意欲のある者のうち、住宅を失っている者、または 失うおそれのある者を対象として、原則3か月(最長9か月間)、賃貸住宅などの家賃とし て住宅支援給付を支給するとともに、再就職に向けた支援を行う。利用の相談・申し込み は、居住地域の福祉事務所に問い合わせる。

利用するには以下のような条件を満たしていることが必要となる。

□離職後2年以内であること

□65歳未満であること

□就労能力および就労意欲があること

□申請を行った月の収入が、単身者8.4万円以下、複数世帯17.2万円以下であること

□申請者の預貯金が単身世帯50万円、複数世帯100万円以下であること 現在寝泊まりしている近くの福祉事務所へ。

住宅支援 給付事業

利用の相談・申請

離職などに伴って住居を失い、公的な給付・貸付(※)が開始されるまでの間に生活が立ち 行かない場合に社会福祉協議会から当座の生活費(上限10万円)の貸付けを受けること ができる。連帯保証人は不要。貸付利子は無利子。

※失業等給付、住宅支援給付、総合生活資金貸付、生活保護など

新しく賃貸住宅を確保しようとする地域を管轄する市町村の社会福祉協議会へ。

臨時特例 つなぎ 資金貸付

利用の相談・申請

障害者自立支援法による、身体・知的・精神のいずれかの障害者を対象とした障害福祉サービスを受け る際に必要となるもの。市に申請を行い、支給が決定されると受給者証が交付される。その後に希望する サービスを提供する事業者や施設と契約を交わし、サービスの利用開始となる。サービスの利用費用は、

世帯の収入に応じて、ひと月に支払う利用者負担額の上限が設定される。ただし、ひと月のサービス費 用の1割が利用者負担の上限よりも低い場合は、サービス費用の1割となる。

居住する区市町村または相談支援事業者へ

障害福祉サービス受給者証とは……

雇用保険を受給できない求職中の人(受給を終了した方も含む)が、ハローワークの無料 の職業訓練を受講する場合に、訓練期間中の生活を支援するための給付制度。職業訓 練を受講している間、職業訓練受講手当(月額10万円)と通所手当が支給される。希望 する人で要件を満たす場合には、労働金庫から「求職者資金融資」の貸付を受けることも できる。

利用には以下のほか条件を満たしていることが必要となる。

□ハローワークの指示で、求職者支援訓練または公共職業訓練を受講する人

□本人収入が月8万円以下の人

□世帯収入が月25万円以下(年300万円以下)の人

□現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない人

□すべての訓練実地日に出席する人

□前回この給付金を受給してから、6年以上経過している人 現在の住所または居住地のハローワークへ。

職業訓練 受講給付金

(求職者支援制度)

利用の相談・申請

東京都など一部の自治体では、路上で生活している人が生活保護以外の制度を利用して アパートなどに入居する方法に自立支援センターの利用がある。原則6か月間、宿泊や食 事、衣類が提供され、センターに宿泊している期間中、就労支援を受けながら社会復帰 を目指すことができる。

現在寝泊まりしているところから近い福祉事務所へ。

自立支 援 センター

利用の相談・申請

住居を失い、インターネットカフェや漫画喫茶などで寝泊まりしながら不安定な就労に従事 する者や離職者に対して、生活支援・居住支援・資金貸付及び厚生労働省と連携した就 労支援などのサポートを行う。具体的には、3か月間住まいを提供して、その間に自分の 収入で住まいを探す。必要に応じて住宅資金や生活資金の無利子での貸付もある。

利用には以下の条件がある。

□東京都内に直近6か月以上生活している人、現時点で住居がない人

□利用の時点で、毎月一定程度の収入があること TOKYOチャレンジネットへ。

HP:http://www.tokyo-challenge.net/

フリーダイヤル:0120-874-225

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