リモートコントロールによってワンコントロール並列運転を制御するときは、マス タ機を RS-232 または GPIB インターフェースを経由して PC に接続してください。
図 5-1 ワンコントロール並列運転のための接続 負荷装置
(60V、500A が必要)
最大 5 台
負荷ケーブルの長さは同じにすることをお勧めします。
マスタ機 スレーブ機 スレーブ機 スレーブ機 スレーブ機 終端 終端
RS-232 または GPIB コントロール
(本機はローカルモードで 操作することも可能)
5-6 ワンコントロール並列運転 PVD-T SERIES
5.4 ワンコントロール並列運転
マスタ機は、スレーブ機の設定値を自動的に調整して全電源の電流出力を等しくし ます。
マスタ機は、前面パネルの操作によるローカルコントロールや、アナログやデジタ ルのインターフェースを介したリモートコントロールが可能です。
注記 ・ GPIB インターフェースによるリモートコントロールを行う場合は、マスタ機に は IF02-PVD-T の代わりに IF01-PVD-T = GPIB インターフェースカードをイン ストールする必要があります。
スレーブ機は、マスタ機によりリモートコントロールされ、ローカルコントロール はロックされています。
したがって、スレーブ機はクエリコマンドや前面パネルの OUT ON/OFF キーに対 してのみ応答します。
注記 ・ PVD-T シリーズは、ワンコントロール並列運転されている間は、校正モードに 入ることはできません。
ま た、校正モードにな っているときは、ワ ンコントロール 並列運転に入る こと はできません。
5.4.1 電源の投入
マスタ機の電源を投入してから、すべてのスレーブ機の電源を投入します。
5.4.2 電流値の設定
マスタ機の電流設定値には、ワンコントロール並列運転システムから取り出す電流 値を電源の総台数(マスタ機+スレーブ機の台数)で割った値を設定します。
5.4.3 DC 出力のオン/オフ
全スレーブ機の DC 出力オン/オフは、マスタ機の出力オン/オンに連動します。
5.4.4 出力電流の測定値表示
マスタ機の出力電流測定値表示に合計値を表示するように設定されている場合、電 流値の前にギリシャ文字のシグマを表示します。(例えば、60.00 V Σ500 A)
注記 ・ 出 力電圧の測定値 において、電源間に 若干の差を生じ ることがありま すが、こ れは各電源から均等に電流を出力させるために生じるのものです。
PVD-T SERIES ワンコントロール並列運転 5-7
5.5 ワンコントロール並列運転エラー
ワンコントロール並列運転が正しく動作しているときには、マスタ機には Master が、スレーブ機には Slave が、それぞれのディスプレイに表示されます。
ワン コントロール並列運転に異常があると、スレーブ機に表 示されている Slave が点滅したり、エラーメッセージが発行されます。
5.5.1 スレーブ機がマスタ機を検出できない
スレーブ機がネットワーク上でマスタ機を検出できない場合、Slave が点滅します。
この場合、ケーブルやマスタ機の構成をチェックしてください。
5.5.2 マスタ/スレーブの動作モードが解除される
以下のような場合、マスタ機やスレーブ機はワンコントロール並列運転ができなく なります( No share に設定されます)。
・ システムネットワーク上に 2 台以上のマスタ機が接続されている
(ERROR+1911)
・ システムネットワーク上に 5 台以上のスレーブ機が接続されている
(ERROR+1922)
・ スレーブ機の機種が、マスタ機の機種と異なる(ERROR+1922)
5.5.3 通信エラーが検出される
通信 不良によって切断された場合、スレーブ機の出力は無 効となり、 Slave が点 滅します。
マスタ機は、エラーメッセージとして ERROR+1912 Current Share Slave Lost をス レーブ機は、ERROR+1921 Current Share Master Lost を発生させます。
エラー メッセージの確認方法については、「3.7.4 エラーメッセージ」を参照してく ださい。
また、エラーコードとメッセージのリストについては、表 B-13 を参照してください。
5-8 ワンコントロール並列運転 PVD-T SERIES
PVD-T SERIES プログラミング 6-1
第 6 章 プログラミング
この章では、GPIB、RS-232、マルチチャンネルのデジタルインターフェースを使用 してリモートコントロールするためのプログラミングについて説明しています。
6.1 概要
6.1.1 メッセージ
コントローラと装置の間でやりとりする情報を「デバイスメッセージ」と呼びます。
PVD-T シリーズは、このデバイスメッセージに SCPI を採用しています。
デバイスメッセージには、コンピュータから本機へ送信される命令のコマンドと本 機からコンピュータに送信される応答のレスポンスがあります。