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プロキシオブジェクト

NOUSE

2.7  GDS Snapshot のオブジェクト

2.7.1  プロキシオブジェクト

 

他の SDX オブジェクト (マスタオブジェクト) に関連付けられて、マスタオブジェクトの代替の役割を 果たす SDX オブジェクトのことを、プロキシオブジェクトと呼びます。 

 

プロキシオブジェクトには、プロキシボリュームとプロキシグループの 2 種類があり、それぞれマスタ ボリューム、マスタグループの代替の役割を果たします。 

 

プロキシボリュームは、マスタボリュームと結合して等価性維持状態にしたり、マスタボリュームから 一時的に分離して別のボリュームとしてアクセス可能にしたりすることができます。あらかじめマスタ ボリュームに結合して等価性維持状態にしておいたプロキシボリュームをマスタボリュームから分離す ることにより、マスタボリュームのスナップショット (その時点における複製) データをプロキシボリ ュームに瞬時に採取することができます。 

 

マスタグループと関連付けられたプロキシグループは、マスタグループと同じボリューム構成になり、

プロキシグループ内の各ボリュームはマスタグループ内の各ボリュームのプロキシボリュームとなりま す。あらかじめマスタグループに結合して等価性維持状態にしておいたプロキシグループを、ある時点 でマスタグループから分離することにより、マスタグループ内の、すべてのボリュームのスナップショ ットをプロキシグループに一括して採取することができます。 

 

操作 

 

プロキシオブジェクトに対して、以下の操作を行うことができます。 

 

結合 

sdxproxy Join コマンドを使って、指定されたマスタボリュームとプロキシボリュームの対、

あるいはマスタグループとプロキシグループの対を関連付けて等価性維持状態にします。 

運用管理ビューを使用する場合は、「5.2.4.1 プロキシ結合」を参照してください。 

 

分離 

sdxproxy Part コマンドを使って、マスタとプロキシの等価性維持状態を解消し、マスタとは 別のデバイスとしてプロキシにアクセスできるようにします。マスタとプロキシの関係は解消し ません。分離されたプロキシは、分離した時点におけるマスタのスナップショット (複製) とな ります。 

運用管理ビューを使用する場合は、「5.3.2.2 バックアップ (等価性方式)」を参照してください。 

 

再結合 

sdxproxy Rejoin コマンドを使って、分離されているマスタとプロキシを再び等価性維持状態 にします。 

運用管理ビューを使用する場合は、「5.3.2.2 バックアップ (等価性方式)」を参照してください。 

 

再結合と復元 

sdxproxy RejoinRestore コマンドを使って、分離されているプロキシをマスタに再結合し、

プロキシをもとにマスタのデータを復元します。 

運用管理ビューを使用する場合は、「5.3.3 リストア」を参照してください。 

 

入換え 

sdxproxy Swap コマンドを使って、結合されているマスタを構成するスライスとプロキシを構 成するスライスを交換します。 

運用管理ビューを使用する場合は、「5.3.5 ディスク移行」を参照してください。 

 

関連付け 

sdxproxy Relate コマンドを使って、指定されたマスタボリュームとプロキシボリュームの対、

あるいはマスタグループとプロキシグループの対を関連付けて分離された状態にします。 

運用管理ビューを使用する場合は、「5.2.4.2 プロキシ関連付け」を参照してください。 

 

更新 

sdxproxy Update コマンドを使って、マスタのデータを、分離されているプロキシにコピー (上 書き) します。更新されたプロキシは、更新を開始した時点におけるマスタのスナップショット  (複製) となります。 

運用管理ビューを使用する場合は、「5.3.2.3 バックアップ (OPC 方式)」を参照してください。 

 

復元 

sdxproxy Restore コマンドを使って、分離されているプロキシのデータでマスタの内容を復 旧します。マスタには、復元を開始した時点におけるプロキシのデータがコピー (上書き) され ます。 

運用管理ビューを使用する場合は、「5.3.3 リストア」を参照してください。 

 

コピーセッション中止 

sdxproxy Cancel コマンドを使って、分離されているマスタとプロキシの間に存在するディス ク装置のコピー機能のセッションを解除します。 

運用管理ビューでは操作できません。 

 

代替ブート環境作成【Itanium】 

sdxproxy Root コマンドを使って、分離されているマスタまたはプロキシを用いてシステムを ブートできるように設定します。 

運用管理ビューでは操作できません。 

 

解除 

sdxproxy Break コマンドを使って、マスタおよびプロキシとして関連付けられているボリュ ームの対、あるいはグループの対の関係を解消して、それぞれ独立したボリュームまたはグルー プに戻します。 

運用管理ビューを使用する場合は、「5.5.6 プロキシ解除」を参照してください。 

 

状態 

 

マスタボリュームとプロキシボリュームの関係には、以下の状態があります。これらの状態は、sdxinfo  コマンドで表示される、ボリュームの PROXY フィールドで確認できます。 

 

結合状態 

マスタとプロキシが結合された状態。このとき、プロキシにはアクセスできません。 

 

分離状態 

プロキシがマスタから分離されて、マスタとは別にアクセスできる状態 (明示的に停止させた場 合を除く)。 

 

参照 

 

プロキシオブジェクトに関して、以下の留意事項があります。 

 

規約 

A.1.8 プロキシ構成の前提条件  A.1.9 プロキシボリューム数  A.1.10 プロキシボリュームのサイズ  A.1.11 プロキシグループのサイズ   

注意 

A.2.11 ミラーリング中のスライスと等価性維持状態のプロキシボリュームとの違い  A.2.12 高速等価性回復機構 (JRM) 

A.2.15 プロキシ利用中のオブジェクト操作 

A.2.16 プロキシ構成におけるアドバンスト・コピー機能の利用  A.2.17 OPC 方式による瞬間スナップショット 

A.2.19 プロキシ構成における EMC TimeFinder および EMC SRDF の利用  A.2.20 スナップショットデータの整合性 

 

図:プロキシオブジェクトの操作 

   

図:マスタボリュームとプロキシボリュームの入換え 

   

図:マスタグループとプロキシグループの入換え