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フランチャイザーとしての資格要件を欠いていたが、フランチャイズ契約が無効とさ

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第 4 章 フランチャイズ・ビジネスに関連する紛争事例

2.  フランチャイザーとしての資格要件を欠いていたが、フランチャイズ契約が無効とさ

2.  フランチャイザーとしての資格要件を欠いていたが、フランチャイズ契約が無効と

フランチャイザーはフランチャイジーの被った経済損失 1,643,499.8 人民元を賠 償すべきである。

(3)フランチャイザーは以下のとおり主張した。

①「フランチャイズ加盟契約」は完全に双方の意思表示が一致した結果であり、フ ランチャイザーがフランチャイジーを欺いたことはない。「加盟マニュアル」の 第8頁には、「私たちは数十年間ファースト・フード経営の中で絶えず経営経験 をまとめ、管理制度を完備し、非常に良い成績を上げてきた」と記載されている が、ここに「私たち」というのがフランチャイザーを指すものでないことは、フ ランチャイザーが 1998 年に設立されたことからも明白であり、この点は契約 締結時に明確であった。また、フランチャイザーは、これまで20年以上自ら米 国式ファースト・フード経営に従事してきたと表明したことはないし、20 年以 上「開心湯姆」ブランドで経営をしてきたと表明したこともない。米国式ファー スト・フードが中国に導入されたのは10年ほど前のことである。

②商業特許経営管理弁法(試行)」は、国内貿易部により制定された部門規則であり、

契約の効力を確認する根拠とすることはできない。

③フランチャイジーのいわゆる直接損失は、契約の効力と必然的な関係がない。

フランチャイジーは、その経営における商業リスクを自ら負うべきである。

④フランチャイジーは、「フランチャイズ加盟契約」の規定に従い技術資料をフラ ンチャイザーに返還していない。フランチャイジーは技術資料を返還し、損害 賠償として5万元を支払うべきである。

⑤フランチャイジーによる不適切な経営は、フランチャイザーのフランチャイズ システムのイメージを極めて大きく毀損した。そのために、フランチャイザー は上海市場を失い、直接的な経済損失を被った。フランチャイジーは損害賠償 として10万元を支払うべきである。

【判決】

(1)詐欺の成否と「フランチャイズ加盟契約」の効力について

フランチャイザーが法に従い登記された米国式ファースト・フードチェーンを経営 する企業法人であること、フランチャイジーとの間に締結された「フランチャイズ 加盟契約」は双方当事者の真実の意思表示であることが認められる。また、米国式 ファースト・フードが最近中国の市場に導入されたものであることは周知の事実で ある。したがって、フランチャイジーはフランチャイザーが何時設立されたか、10

数年の米国式ファースト・フード経営の経験があるか否かを知っているはずである。

「フランチャイズ加盟契約」には、フランチャイザーが10数年の米国式ファースト・

フード経営の経験があるか否かに関する記述はなく、フランチャイザーもこれを認 めたことはない。

フランチャイザーは自己の商標、自己の米国式ファースト・フード技術を有してい るというのはすべて真実である。

フランチャイジーはフランチャイザーの直営店でその米国式ファースト・フードを 味わった後に、フランチャイザーと契約を締結した。これは、フランチャイジーが フランチャイザーの米国式ファースト・フード技術を承認していたことを示すもの である。現在までこれを承認したことがなく、フランチャイザーの米国式ファース ト・フード技術が未成熟であるという主張もあるが、結局のところ、フランチャイ ザーの米国式ファースト・フード技術については、何ら到達すべき基準に関する明 文の規定は存在しない。

フランチャイザーがその印刷資料又は新聞を通じて「開心湯姆」の直営店、チェーン 店等についてある程度誇大な報道をしたとしても、これらはフランチャイザーによ る契約の申込み又は承諾には該当せず、契約申込みの誘引にすぎない。しかも、こ れらは虚構ではないから、詐欺には該当しない。

(2)「商業特許経営管理弁法(試行)」第6条第2項の適用について

「フランチャイズ加盟契約」は法律に違反しない。同契約締結当時、「商業特許経営 管理弁法(試行)」第6条第2項の規定に違反したとしても、「商業特許経営管理弁法 (試行)」は国内貿易部が制定した部門規則であり、契約の効力を確認する根拠とする ことができない。なぜなら、「最高人民法院の『中華人民共和国契約法』の適用問 題に関する解釈(一)」第 4 条が、「契約法」実施以降に人民法院が契約の無効を判断 する場合は、全国人民代表大会及びその常務委員会で制定した法律と国務院で制定 した行政法規を根拠としなければならない、と定めているからである。

(3)フランチャイジーの主張④について

「フランチャイズ加盟契約」は有効な契約である。フランチャイジーは、その経営に おける商業リスクを自ら負担しなければならない。フランチャイジーの「フランチ

ャイズ加盟契約」の無効確認の請求、合計 1,643,499.8 人民元の損害賠償請求は理 由がないのでこれを棄却する。

(4)技術資料の返還について

フランチャイジーが開設したファースト・フードレストラン「上海開心湯姆餐庁」は、

すでに1999年9月6日に営業を停止し、フランチャイザーも協力して一部設備を 処分した。「フランチャイズ加盟契約」は、事実上すでに履行が終了しており、継続 してこれを履行する必要はなくなったから、契約は解除されなければならない。

「フランチャイズ加盟契約」第8条第1項A号ないしG号に記載する資料はフラン チャイザーの内部的経営管理、技術資料であり、第17条第3項は、解除又は期間 満了により契約が終了した場合、フランチャイジーは5日以内にすべての技術資料 をフランチャイザーに返還しなければならない旨を規定している。

したがって、フランチャイジーは、判決発効後5日以内に上記資料をフランチャイ ザーに返還しなければならない。

フランチャイザーの5万元の損害賠償請求は理由がないのでこれを棄却する。

(5)フランチャイザーの主張⑤について

フランチャイジーによる不適切な経営によりフランチャイザーが被った経済損失 10 万元の損害賠償請求もまた事実上及び法律上の根拠がない。よって、フランチ ャイザーの10万元の損害賠償請求は棄却する。

 

3.  フランチャイズ契約における違約金の約定が高率であったため、法定の範囲内の率

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