1. 見積りを怠るべからず
1.12. ソート作業域についての留意点(見積り方法)
1.12.1. 留意点
【概要】
Symfoware/RDBでデータ操作を行う前に、ソート作業域の見積りを行ってください。
アプリケーション実行時にソート作業域が不足した場合は、JYP5026Eのエラーが発生し、
アプリケーションがエラー復帰します。
JYP5026E 作業用ディレクトリの容量が不足しました.
【詳細】
Symfoware/RDBは、データ操作中に中間結果の保存が必要になると、作業用テーブルにデ
ータを保存します。また、データのソート処理が必要な場合は、作業用ソート領域を使用し ます。
作業用テーブルや作業用ソート領域には、一定量までは仮想記憶を使用します。それを超え ると、ハードディスク上の領域を使用します。この領域をソート作業域と呼びます。
Symfoware/RDBのシステム構築をする際、アプリケーションの処理内容に合わせて、ソー
ト作業域の見積りを行う必要があります。
なお、ソート作業域は、動作環境ファイルのWORK_PATHで指定された作業ディレクトリ を使用します。
ソート作業域の見積り
ソート作業域の2つの作業域について見積りを行い、動作環境ファイルのパラメタ:
WORK_PATHを指定してください。
共用ソート作業域の見積り
共用ソート作業域は、Symfoware/RDB内のアプリケーションで共用するソート 作業域です。システム用の動作環境ファイルで指定します。
固有ソート作業域の見積り
固有ソート作業域は、特定のアプリケーションが使用するソート作業域です。ク ライアント用の動作環境ファイルで指定します。
固有ソート作業域を指定しない場合は、共用ソート作業域が使用されます。
固有ソート作業域を指定した場合は、固有ソート作業域が使用され、共用ソート 作業域は使用されません。
ΣPi Pi=1アプリケーション中のSQL文で使用する検索結果データ量の大き さの2倍以上
Symfoware Server べからず集 [注意]
検索結果データ量は、検索結果に含まれる列の定義長で見積りを行ってください。
ただし、検索結果にBLOB型列や可変長文字列が含まれる場合、以下の値で見積りを 行います。
32キロバイト未満で定義されたBLOB型列、および可変長文字列の場合:定義長 32キロバイト以上のBLOB型列かつ、32ビット製品をご使用の場合:4バイト 32キロバイト以上のBLOB型列かつ、64ビット製品をご使用の場合:8バイト
WORK_PATHの指定方法とSymfoware/RDBでの使用方法
動作環境ファイルのパラメタ:WORK_PATH に、ソート作業域として使用する作業 ディレクトリのパス名を指定します。
Symfoware/RDBは、ここで指定した作業ディレクトリに、"SYMFORDBS"で始まる 名前で、ソート作業域用ファイルを作成します。
作業用ファイルはデータベースに接続後、最初のトランザクション開始時に作成され、
データベースとの通信が切断された契機で削除されます。
(WORK_ALLOC_SPACESIZE の保持指定を使用することで、削除契機を、通信切
断とSQL文実行終了とで選択可能です。詳細はマニュアル“アプリケーション開発ガ イド(共通編)”を参照してください。)
1.12.2. 未対処時の影響 (1) 現象分類
アプリケーションの異常 (2) 現象/原因
【現象】
ソート作業域が不足した場合は、WORK_PATH に指定したディスクの使用率が 100%になって、アプリケーションがエラー復帰します。
[返却されるエラー]
JYP5026E 作業用ディレクトリの容量が不足しました.
【原因】
SQL文の実行に必要な作業領域が不足したためです。
1.12.3. 備考
◆ソート作業域について
Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(共通編)) 付録B 動作環境ファイルのパラメタ一覧
付録C.1 ソート作業域の見積り
WORK_PATH =(パス名[,パス名]・・・)
Symfoware Server べからず集
◆WORK_ALLOC_SPACESIZEの保持指定について
Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(共通編)
2.1.3.2 使用する資源に関する実行パラメタ
Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) 5.2.3.4 ctuneparamオプションについて
Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編) 4.5 アプリケーションのチューニング
Symfoware Server べからず集