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144(3)操作手順

手順 11. 業務の再開(業務サーバ)

メインサイトの業務サーバで業務を再開します。

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6 6 6 . . . 1 1 1 A A A T T T グ グ グ ル ル ル ー ープ ー プ プの の の 諸 諸 諸 元 元 元

以下にATグループの諸元について記載します。

(1) 構築できるATグループの最大数は64です。

(2) 一つのATグループに登録できるペアの数は496です。

(3) ATグループに登録できるペアの合計数は496 です。

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6 6 6 . . . 2 2 2 環 環 環 境 境 境 構 構 構 築 築 築 時 時 時 の の の 留 留 留 意 意 意 事 事 事 項 項 項

環境構築時の留意事項について記載します。

(1) ディスクアレイ装置のディスクアレイ名および論理ディスク名は、システムで一意の名称を 設定してください。

(2) ATグループ名は、英数字、アンダーバー“_”、スラッシュ“/”の半角32文字までのシス テムで一意の名称を指定してください。

(3) ATグループに登録するペアは、以下の条件を満たしている必要があります。

・ DDRペアをATグループに登録できません。RDRペアのみATグループに登録できま す。

・ 最上位のペア以外はATグループに登録できません。最上位のペアのみ登録できます。

・ 登録するペアのMVに複数のRDRペアがある場合、ATグループに登録できません。

RDRペアは、ATグループに登録する一つのペアのみ設定されている必要があります。

・ ATグループ内の登録済みペアおよびATグループに登録するペアは、セパレートされて いる必要があります。

・ 別々のディスクアレイ装置間のRDR ペアを、一つのAT グループに登録できません。

同一のディスクアレイ装置間のRDR ペアである必要があります。

(4) ReplicationControl/DisasterRecoveryを導入する全てのサーバで、コントロールボリューム の構築および設定をしてください。

(5) 同期化状態が障害分離(fault)や強制分離(cancel)になっているペアをATグループに登録した 場合、ATグループの同期化状態は、自動的に障害分離状態(Fault)に遷移します。

(6) メインサイトとバックアップサイトにそれぞれDDR構成を構築し、そのMV同士をRDRに 構成する場合は、各DDRのRVは同時利用できません。

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6 6 6 . . . 3 3 3 運 運 運 用 用 用 時 時 時 の の の 留 留 留 意 意 意 事 事 事 項 項 項

運用時の留意事項について記載します。

(1) ATグループ運用状態がNon-atomicの場合、そのATグループに含まれるRVは静止点を確 保してセパレートしたセパレート完了状態以外一貫性がないデータですので、通常、業務復 旧に利用できません。

(2) ATグループのレプリケートを実行すると、レプリケート状態になるまで、ATグループ運用

状態がNon-atomic になり、RVに一貫性がありません。ATグループのレプリケートを実行

するときは、事前に別ボリュームにデータのバックアップをするなどして、一貫性のあるデ ータがまったく失われないように、運用や手順に注意してください。

(3) ATグループのレプリケートをバックグラウンドコピーモードで実行すると、レプリケート状 態(Rpl/sync)になっても、ATグループ運用状態はNon-atomicのままです。

(4) ATグループのレプリケートをバックグラウンドコピーモードで実行すると、アトミックブレ ークは実行されません。

(5) 災害が発生し、ディスクアレイ装置や回線が障害になると、iStorageManagerでリンク障害 が検出されます。リンク障害が検出されると、iStorageManagerからメッセージID

「iSM10402」のログが登録されます。なお、iStorageManagerのログの詳細に関しては、

「iStorageManagerメッセージハンドブック」を参照してください。

(6) ディスクアレイ障害や回線障害をともなう障害が発生した場合、iStorageManagerより、リ ンク障害が検出されますが、ディストリビュータ側(RV側)のATグループ同期化状態、およ びペア状態は変化しません。これは、障害により、ディストリビュータ側(RV側)からコピー 元であるコンセントレータ側(MV側)の状態が参照できないため、ディストリビュータ側(RV 側)では、障害発生直前の状態を維持するからです。

(7) 障害などでATグループが異常になり、不正なATグループの情報が残っている場合、以下の 手順に従って、不正なATグループ情報を削除してください。

(コンセントレータ側(MV側)に不正なATグループ情報が残っている場合)

① ATグループのセパレート、またはコンセントレータ側(MV側)から、ATグルー プの強制セパレートを実行

② ATグループから登録ペアの削除、およびATグループの削除を実行

(ディストリビュータ側(RV側)に不正なATグループ情報が残っている場合)

① ATグループの強制削除を実行

(8) 直列構成で同時レプリケートを実施する場合、以下の条件を満たしている必要があります。

・ 2階層目以降のレプリケートは、バックグラウンドコピーモードのみ可能です。

・ 前後のペアで異なる方向へのコピーの同時実行はできません(前後のペアでリストア中 にレプリケートを実行など)。

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・ 前後のペアに主動作状態がセパレート、同期化状態がセパレート実行中のペアがある場 合のレプリケーション操作は、実行できません。

(9) ATグループのセパレートの場合、セパレート後に即時にRVが使用可能になる、RV即時活 性化セパレートを使用できません。

(10) ATグループのリストアは、RVを更新しない、RV保護リストアのみです。ATグループのリ

ストアが完了すると、ATグループ同期化状態はセパレート状態(Separated)に遷移します。

(11) ATグループのリストアを実行する場合、ATグループに登録されているすべてのペアがリス

トア実行可能な状態であることを確認してください。ATグループのリストアを実行した際に、

リストアが実行できない状態のペアがあった場合、そのペアのリストア開始は失敗し、リス トアが実行されるペアと実行されないペアが混在した状態になります。

(12) 障害分離状態(Fault)から、ATグループのリストアを実行することはできません。

(13) ATグループに属しているペアに対して、iStorageManager IPを使用したスケジュール管理

機能は利用できません。

(14) セパレート操作を行う場合には、コンセントレータ側(MV側)の完全な静止点を確保する必要

があります。誤ってスナップショット操作中にセパレート操作を行った場合や、スナップシ ョット操作中にアトミックブレーク実行された場合には、削除途中の状態で複製が作成され る場合があります。この状態でディストリビュータ側(RV 側)のスナップショット世代を操作 したい場合は、リモートCLIのsnapコマンドを使用して、スナップショット世代を削除して ください。なお、snapコマンドの詳細は「iStorageソフトウェア NVシリーズ コマンド リファレンス」を参照してください。

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